きつつき工房だより(top) > 安曇野の四季 > 秋
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マツムシソウ | アキアカネ |
秋は山から下りてきます。
8月も半ばをすぎると、山のお花畑では、もう秋の花に赤トンボの季節。安曇野の東側にある美ヶ原では、ヤナギランやマツムシソウが咲いています。
こちらは小中学校の夏休みが8月20日までなので、里でもそのころから秋の気分です。
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牧の草競馬での力走 |
9月の下旬に、穂高町の運動場で「牧の草競馬」がひらかれます。
牧という地名に示されているように、この辺では昔から馬が飼われていました。
前座のポニーレースにつづいて、予選を重ね、午後に決勝が行われます。のんびりしたアナウンスや走らない馬(!)など、大変見ものの多いレースで楽しめます。
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澄んだ秋の空 |
収穫の季節、田んぼでは稲が頭を垂れ、黄金の大地が広がります。
安曇野米はたいへんおいしいお米で、全国的にも人気があるそうです。
地元では「〇〇さんちの無農薬米」とか「△△さん作の赤米(古代米)」とか、いろんな自家ブランド米や穀物が売られています。
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秋の雑木林 |
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枯葉 |
9月、10月は雨の日が多くなります。
山の上の方から、紅葉、黄葉が降りてきて、常緑樹の緑と混じってきれいです。
黄葉した雑木林の木々に明るい日差しがあたると葉っぱがキラキラと輝くようで、とてもきれいですが、そんなタイミングのよい日は意外と少なく、数日しかありません。
11月になるときれいな秋晴れの日が多くなります。
空気が澄んで遠くの山まではっきり見え、北アルプスも雪をかぶった姿となります。
近所の畑で特産の野沢菜の収穫が始まると、もう秋も終わり。
朝は霜が下りるようになり、長い冬へとむかいます。
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紅葉の奥に新雪の北アルプス |