引き締まったカラダ

どんなによいブランドの服を身につけても引き締まったカラダにはかなわない。一方、若い頃の様に、ガッシガシの筋肉質なカラダを手に入れるのも今からではちょっと大変。
ここでは、「モテないカラダ＝相手に不快感を与えない程度のカラダ」になることへチャレンジする。

おじさん体型とは

腕・足は細く、お腹が出ている。胸の筋肉は落ち、中心部へ流れている。Ｔシャツの上からでもその状況がよく判る。プールや海などに行くとよく分かる。
（お腹がたっぷんたっぷんしているのに、特に隠そうともせず堂々としている方をみると、すごいと思ってしまう）

おじさん体型はあまり良いことがない。
妙にズボンの股がほつれたり、だらしなくポケットが開く。疲れていないのに疲れた様に見える。
お腹が出てきていることには慣れても、前日ちょっと食べ過ぎると、座るだけでお腹の存在を感じてしまう。つっかえ棒の様にお腹を支え、気になって集中力を奪う。
こんなカラダは早く改善したいといつも思う。

最近気づいた。目標が間違ってた・・・

これまでいろいろなダイエットや運動に取り組んできたがほぼ失敗している。原因は長続きしないこと。一口に長続きしないと言ってもいろいろあるが、最近気づいたのは「目標が間違っていた」ことだ。
目標！
私の場合、ダイエットと言えば、「体重を減らす」「お腹を引っ込める」ことを第一に考えていた。・・・というより、「ダイエット」＝「体重減」＝「ウエスト」だ。
しかし、体重はなかなか減らない。きょうがんばっても、明日減っている可能性は低い。あさって減っている可能性も低い。お腹はもっと大変。運動を結構（自分なりに）長続きさせても、お腹はへっこまない。また、へこますのに相当の努力をしても、もとに戻るのは簡単だ。
更に、食事制限なんかしていたものなら、一瞬のうちに元にもどる。「運動・・・記憶にありません」ってぐらい簡単に戻る。

そう、なかなか効果が現れない、「体重を減らすこと」「お腹をへこます」ことを目標にするから長続きしない、と気がついた。「とりあえず、お腹は出ていてもいい」と考え、おじさん体型の第二位、細い腕、足を太くすることを最初の目標にした。

腕・足だけでも締まった体になろう、お腹は後で考える

体重を減らすことやウエストについてはまず考えない。そうすると、運動も違ってくる。

よくわからないけど、「さぁダイエット」と思い立つと、なぜか走らなければいけない感じがしてくる。
つらい運動が真っ先に浮かぶ。なぜだろう。
ところが、「腕、足を鍛える」と考えると、イメージする運動はまったく簡単になる。「腕立て」と「スクワット」でいい。
恐ろしいことに、「腕立て」と「スクワット」は、私にとってすごいメリットがあった。少々大袈裟であるが、それは、いつでもどこでも実行可能なことだ。
ジャージやトレーニングウェアに身を包む必要はない。パジャマでもできる。仕事をサボって、空いてる会議室でもできる。逆にいうと、やらない言い訳をできない。ウェアを洗ってしまったから走れない、忙しいからジムに行けない・・・。
「腕立て」「スクワット」を馬鹿にしてはいけない。
今、何回できますか？
私の場合、
・腕立て伏せ・・・・２２回
・スクワット・・・・５９回
だった。
特に腕立て伏せは、もっとできると思っていた分ととても後悔した。体重増加が原因だと思う。
スクワットは割りとできたと思ったが、調子にのってやりすぎて、二日後に筋肉痛で階段を下りれなくなった。

「腕立て伏せ」「スクワット」１、２週間も続ければ、腕、足の変化に気がつくはずだ。そして、「腕」が少し太くなると、自分としてはすごく太くなった気になり、露出したくなる。ワイシャツの腕まくりもいつもより多くなるのだ。
こんなことを書くとアホだなと思われるかもしれないが、これがとても大切なことだと思う。すぐに効果を、正確には変化を感じられることが長続きの原動力になる。
一向に減らない体重を期待するよりよっぽどいいと思う。
こんなことが、その後「基礎代謝Ｕｐダイエット」につながった。

「腕立て」「スクワット」無理せず可能な限り続けてみたおかげで、
・腕立て伏せ・・・１００回は余裕
・スクワット・・・２００回は余裕
となった。

夜な夜なランニングしたり、ジムに通ったりするのは、カラダの変化を十分感じてから考えてもいい。逆に、こんな簡単な運動くらい続けられないと、高いお金を払ってジムに通ってもムダになる可能性が高い。