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No.189 安達太良山
紅葉が始まった安達太良山(1700m)に登りました。平日にもかかわらず沢山の人達で山は賑わっていました。

日時 2015年(平成27年)10月7日(水)
天候 晴れ足り曇ったり後曇
同行 なし

所要時間
ゴンドラ山頂駅(10.00) ←45分→ (10.45)仙女平分岐(10.55) ←50分→ (11.45)安達太良山山頂で昼食(12.40) ←0分→ (12.40)安達太良山頂上(12.50) ←20分→ (13.10)くろがね小屋分岐(13.30) ←45分→ (14.15)くろがね小屋(14.20) ←1時間25分→ (15.45)駐車場

山行概要

我家を朝5時20分に出発し、途中高速道路のパーキングアリアで朝食休憩を30分ほど取り、あだたら高原スキー場の駐車場には、午前9時30分に着きました。平日にもかかわらず、天気が良いためか、広い駐車
沼の平
沼の平
沼の平の先に見える湖は秋元湖
場は7割かた、車で埋まっていました。いつものように身支度をして、ロープウェイ乗り場に向いました。切符を買って乗り場に行くと10人ほどの人が前に並んでいましたが、殆ど待ち時間なしでゴンドラに乗れました。
ロープウェイの山頂駅に着いて、山歩き開始です。山頂駅からは木道が続いており、この上を歩きます。観光客らしき人、山登りらしき人が入り混じって歩いています。歩き始めるとすぐ薬師岳の表示があり、そこへ行ってみると、これから向う安達太良山の山頂を眺められまが、生憎山頂付近は雲の中です。今日はガスの中を歩くのかと少々気持ちが落ち込みました。
ロープウェイの山頂駅からしばらくの間、木道の上を歩きます。紅葉が始まっており目を楽しませてくれます。先週飯盛山へ行ったとはいえ、半年以上山歩きから遠ざかっていたので、ゆっくりペースを心がけました。しばらく歩いたところで、視界が開け、多くの人達が休んでいます。先ほど薬師岳で見たときにあった安達太良山の山頂の雲はなくなっており、山頂の方まで見事な紅葉の山腹が眺められます。ここで一息入れました。
休みが終わって広場を出たところに導標が立っており、仙女平分岐と表示されています。ゴンドラの山頂駅から歩き始めて安達太良山頂上までの約半分ほどの距離を歩いたことを地図で確認しました。やがて登りが少し急になりますが、それも一時で、また比較的ゆるやかかな登りの中を歩きます。周りが開けることが多くなり、福島市が遠望できます。やがて目の前がパッと開けて頂上に大きな岩山がある安達太良山の山頂が目の前に現われました。
山頂はかなり強い風が東から西へ吹いています。頂上の岩山の風下側まで行き、風が避けられる小さな岩の脇にザックをおろしました。ここで昼食です。前回の山行と同じように、袋麺のしょうゆラーメンに乾燥野菜を入れて具沢山にしましたが、残すことなく全部平らげることができました。風が強いので頂上に着いた時ヤッケを着ましたが、昼食の時少々寒さを感じたのでザックの温度計を見てみたら10℃をきっていました。
ルートマップ
昼食を終えて出発です。岩陰から出ると強い風が吹いています。最初に頂上の大きな岩に登りました。360度ぐるっと周りを見渡せます。一切経山那須の山々が眺められるとガイドブックなどには記載されていますが、それと分かった山は磐梯山だけでした。風が強いのと、人が入替り立ち代りに来るのとで、落ち着いた気分なれず、写真を数枚写して岩を降り、くろがね小屋へ向いました。赤茶色の稜線の上を進むと、すぐ沼の平の縁に着きます。縁に立つと白と黄色の異様な風景が目の前に広がっています。大雪山の御鉢平と比べるとスケールは大きくありませんが、あっと驚く光景です。しばし、この異様な風景を眺めていました。

今日は車なので、これから出発地点の駐車場まで戻らなければなりません。目の前にある鉄山までは私の足で1時間ほどで往復できそうなので、行ってみようかとも考えましたが、そうすると駐車場に着くのは午後4時を過ぎると予想されるので、今日はここからくろがね小屋経由で駐車場まで戻ることにしました。
くろがね小屋分岐から下ってきて、峰の辻を過ぎ、ここでくろがね小屋の方へ道を取り、紅葉を楽しみながら歩きました。くろがね小屋に着いて一休みし、スタート地点の駐車場へ向いました。くろがね小屋からは、道が車道に変わりどんどん歩くことができます。峰の辻へ向う分岐を過ぎ、しばらく歩くと旧道を示す導標が現われました。車道をショートカットできそうなので、ここから旧道に入りましたが、旧道と言っても要は普通の登山道です。何回か車道と交差しながら下り、やがてまた車道のみを歩くようになり、更に進むと朝乗ったロープウェイが見えてきて、出発地点の駐車場に着きました。


紅葉にはまだ早いと思って出かけたのですが、紅葉が見ごろを迎えており、これを楽しむことができました。惜しむらくは天気で、もう少し太陽が顔を出してくれていれば申し分ありませんでした。安達太良山は、あだたら高原スキー場のロープウェイを利用すると、頂上までの標高差は350mほどしかありません。また、途中に急な登りもありません。丹沢などと比べれば、はるかに楽に登れる山です。自分を棚に上げた物言いになりますが、高齢者が多く目についた1日でした。

あだたら高原駐車場 あだたら高原スキー場の駐車場
数百台が駐車できる大きな駐車場
私が到着した時は7割がたは車で埋まっていた
登山口は写真の道路の突き当たりにあり、ゴンドラ乗り場はそこを左へ進む
薬師岳 薬師岳
ゴンドラの山頂駅を降りると、すぐその先にある
安達太良山の山頂方向が見えるがこの時、山頂には雲がかかっていた
安達太良山への登り 安達太良山の登り
しばらくは緩い登りの木道の上を歩く
ちょうど紅葉が始まっており、目を楽しませてくれた
仙女平手前の広場 仙女平分岐の手前の広場
周りが開けていて休憩にもってこいの岩があちこちに散らばっている
安達太良山頂方向が眺められるが、ここからは未だ距離感がある
仙女平分岐 仙女平分岐
上の広場のはずれにある
このあと道が少し急になるが、そう長くはない
福島市街の遠望 仙女平分岐を過ぎ、急坂を過ぎるとまわりがというより進行方向右側が開けてくる
写真は福島市市街
安達太良山山頂直下 安達太良山山頂直下
沢山の人が行列をなして登っていた
この吹きさらしに出た途端、強風の洗礼を受けた
安達太良山頂上 安達太良山頂上
写真右から左へ冷たい強い風が吹いており、じっとしてると少々つらい
この写真を写すとすぐ風下側の岩陰に避難した
写真中央の岩山は昼食のあと登った
安達太良山頂上から鉄山方向 安達太良山頂上からの眺め
写真は鉄山、箕輪山方向
カシミールで調べたら東西吾妻山や一切経山が見えることになっているがどれがそうなのか分からなかった
くろがね小屋分岐への道 安達太良山〜くろがね小屋分岐間の道
赤茶けた道が続く
広い稜線上を歩くが、写真右下のようなマーキングが一定の間隔で現われるので、道に迷うことはない
くろがね小屋 くろがね小屋分岐
沼の平の縁にあり、導標が立っている
殺風景なところで、これといった場所ではない
この日は、ここからっ少し鉄山よりの小さなピークまで行ってみた
峰の辻 峰の辻
上の写真のくろがね小屋分岐を下ってきて周りが開けてきたところにある
ここは十字路で、写真左方向がくろがね小屋、右方向が安達太良山、手前方向がくろがね小屋分岐、写真向こう側方向がくろがね小屋を経由せずにあだたら高原スキー場の登山口へ向う道
くろがね小屋へ下る道の紅葉 くろがね小屋への下り
写真のように紅葉を眺めながら下る
ガレ場状の道が続くが、それほほどきつい下りではないので、比較的歩き易い
くろがね小屋 くろがね小屋
辺りは紅葉の盛り
通常このような小屋の前にある導標がここには立っていない
中へ入ってコーヒーでも飲もうかと思ったが、中へ入るのが面倒くさいので止めて、小屋の前のベンチで休憩を取った
写真のように軽の4駆が止まっていた
ということはここまで車が登ってくるので、この先は、登山道ではなく車道を歩くことになる
くろがね小屋付近の紅葉 くろがね小屋付近の紅葉
くろがね小屋から少しの間だが、紅葉した木々の下を歩く
素晴らしい雰囲気の道だった
写真ではその雰囲気が表現できず残念
塩沢登山口分岐 塩沢登山口分岐
くろがね小屋から少し歩いたところにある
目立つ導標が立っているので、見過ごすことはなさそうである
峰の辻分岐 峰の辻へ向う分岐
峰の辻から真っ直ぐ下るとここに出てくるようである
旧道分岐 旧道との分岐
ここで旧道へ入った
旧道とあるが登山道でしばらく粘土状の滑り易い道が続く
南蔵王の不忘山の下りを思い出した
旧道はこのあと何回か車道と交差して下って行く
ここからすっと旧道を下ったが、距離は長くても、車道の方がはるかに楽と思える

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