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No.160 磐梯山
3泊して福島県と宮城県の山を4つ登る欲張りな計画の最初の山行で、磐梯山(1819m)に登りました。絶好の登山日和で、手軽に登れる百名山のためか、多くの人で賑わっていました。

日時 2012年(平成24年)10月8日(月)
天候 晴
同行 なし

所要時間
こがね平駐車場(9.00) ←15分→ (9.15)八方台駐車場(9.30) ←25分→ (9.55)中の湯(9.55) ←5分→ (10.00)裏磐梯登山口分岐(10.05) ←1時間40分→ (11.40)弘法清水(11.45) ←30分→ (12.15)磐梯山頂上(12.45) ←25分→ (13.10)弘法清水で昼食(13.55) ←55分→ (14.50)中の湯(15.00) ←40分→ (15.40)こがね平駐車場

山行概要

磐梯山から見た猪苗代湖
磐梯山の頂上から見た猪苗代湖
朝4時に我家を出発し、東北自動車道の上河内サービスエリアで朝食を取り、目的地の磐梯山八方台登山口の駐車場には、午前8時40分に着きました。しかし、駐車場は満車で、駐車場の整理員から、1kmほど先のこがね平駐車場へ行くように指示されました。一瞬、路肩に車を止めようかと思いましたが、こんな所でスケベ根性を起こして、トラブルでも起こすと総てがぶち壊しになるので、1kmほど先のこがね平駐車場に車を止めて、ここから歩き始めました。
八方台登山口の駐車場まで後戻りし、登山道へ入りましたが、前後に多くの登山者が歩いていて賑やかです。ブナ林の中の緩い登りの登山道をいつものペースで歩いて行くと、目の前が開け、きつい硫黄の臭いが漂い始め、廃屋が目に入りました。中の湯です。ここを過ぎると、再び樹林の中に入り、少し歩いたところで今日最初の分岐が現われました。裏磐梯登山口への分岐です。ここで一息入れました。
ここを過ぎると、これまで緩やかだった登りが徐々に急になります。体全体からみるみるうちに汗が噴出してきました。しばらくこの登りを続けると、左側が開けていて数人の登山者が休んだり景色を眺めています。私もこの中に入り景色を楽しみました。眼下に桧原湖や小野川湖などの裏磐梯の湖沼群が点在しており、その向うには吾妻連峰が眺められます。桧原湖の青さに目を惹かれました。ここを過ぎるとやがて紅葉が始まっているダケカンバの樹林の中を歩くようになります。更に進むと、道は再び緩やかな登りになり、目の前に導標が現れました。お花畑へ向う分岐です。お花畑は帰りに寄ることにしてそのまま進むと、大勢の人声が耳に入るようになり、目の前が開けて弘法清水に着きました。
ルートマップここは2軒の茶店が営業しており、水汲み場があって地中に差し込まれたパイプから水が流れ出ています。これに弘法清水と名前が記されていました。火照った体にはこの冷たい水が実に旨く、備えてあったコップに並々と注ぎ、心行くまでのどを潤しました。ここまで来れば、頂上まではあと僅かです。一休みの後、頂上へ向いました。前述のように、頂上までの距離はあと僅かですが、標高差はまだ200m近くあり、きつい登りが待っています。次第に息が荒くなり、そろそろ一息入れようかと思い始めたとき、大勢の人が群がっている頂上が目の前に現れました。
頂上は人で一杯で、落ち着いて昼食を取れる雰囲気ではありません。昼食は弘法清水で食べることにして、眼下に広がる猪苗代湖を眺め、写真を何枚か写し、弘法清水まで下って昼食を取りました。昼食は久しぶりに湯を沸かしてカップラーメンを食べました。出かける前は、今回の山行も食欲不振で昼食を満足に食べられないのではないかと、危惧していたのですが、やれやれです。

昼食の後は、登る時パスしたお花畑を歩きましたが、既に花の季節は終わっており、花を見かけることはありませんでした。お花畑を過ぎて、朝登った道を下り始めた時は、午後2時を回っていましたが、まだ下から登って来る人達が続いていました。駐車場に着いてザックくを車に入れ、今日宿泊する白石市のホテルに向いました。東北自動車道は3連休の最後の日とあって、上りは郡山を過ぎるとすぐ渋滞が始まっていましたが、下りはがら空きでした。

登山口の駐車場が満車なっていることは、全く予想していませんでした。3連休の体育の日、好天、百名山、紅葉シーズン、と人で混雑する条件がすっかり整っていることを忘れていました。

こがね平駐車場 八方台登山口駐車場こがね平駐車場
磐梯山ゴールドラインを登ってくると八方台登山口の駐車場(写真右)の先にある
この日は、八方台登山口の駐車場とその手前にある駐車場が既に満車だった
この日は八方台登山口の駐車場の先の路肩に止めている車も沢山あった
登山道入口 八方台登山口
道路を挟んで駐車場の反対側にある
ここは、標高約1200mなので、頂上(1819m)までの標高差は600m強
ブナ林の中の登山道 ブナ林
登山口を入ると明るいブナ林の中を歩く
緩やかな登りの歩き易い道が続いている
中の湯 中の湯
プンと鼻をつく硫黄の臭いがする
廃屋が2軒あった
登山口から続いた緩い登りの登山道はここまで
下山している時、ここで足湯を楽しんでいる人達がいた
裏磐梯登山口への分岐 裏磐梯登山口への分岐
上の写真の中の湯のすぐ先にある
この辺りから本格的な登りが始まる
桧原湖 登山道からの景観
登りがきつくなってしばらくすると、進行方向の左側が開けて裏磐梯の湖が眺められる
写真の左側の湖は桧原湖、右側に小野川湖があり、その先の山並みが吾妻連峰
ダケカンバの紅葉 ダケカンバの林
黄色く色づき始めていた
鮮やかな黄金色と言いたかったが、さほど目を惹く紅葉ではなかった
お花畑への分岐 お花畑への分岐
導標には弘法清水0.3km、お花畑0.2km、お花畑経由弘法清水の表示がある
弘法清水の茶店 弘法清水
茶店が2軒(弘法清水岡部小屋、弘法清水小屋)営業していた
着いた時はちょうど昼時で、大勢の登山者が休んだり昼食を取っていた
ここに来るまでまさか茶店が営業しているとは夢にも思わなかった
百名山ブームで、登山者が多いのだろうか?
弘法清水 弘法清水
地中に差し込まれたパイプの口から冷たい水が流れていた
大きなペットボトル2本にこの水を詰めている人が、水温は5℃で、持ち帰って焼酎の水割りに使うと言っていた
弘法清水から頂上への登山路 弘法清水からの登り
ここから頂上まで標高差200m弱で、きつい登りが待っている
頂上近くなると裏磐梯方向が開けて見晴しがよくなる
磐梯山頂上 磐梯山頂上
私が着いた時、頂上は登山者で満員
猪苗代湖が眼下に広がっている
磐梯山頂上の茶店 頂上の茶店
頂上直下にも営業している茶店(磐梯頂上岡部小屋)があった
お花畑
導標お花畑
弘法清水からお花畑方向へ歩き始めるとすぐ猪苗代登山口と渋谷登山口への分岐を示す導標が現われる
下山時はこちらを歩いた
本文にも記載したが、花の時期は終わっていた
中の湯の足湯 中の湯の足湯
上から下ってきたら中の湯で、10人ほどの人達が足湯を楽しんでいた
その中には外国人の女性もいた

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