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No.148 御嶽山
おんたけ休暇村に一泊して御嶽山(3067m)に登りました。好天、爽やかに吹きぬける風のもとで、秋の山歩きを楽しみました。

日時 2011年(平成23年)10月4日(火)
天候 晴
同行 なし

所要時間
駐車場(7.15) ←30分→ (7.45)七合目(7.45) ←25分→ (8.10)あかっぱげ(8.10) ←20分→ (8.30)八合目(8.35) ←15分→ (8.50)八合目石室(8.50) ←40→ (9.30)九合目(9.35) ←25分→ (10.00)九合目石室(10.05) ←30分→ (10.35)王滝頂上(10.50) ←35分→ (11.25)剣ヶ峰(12.10) ←20分→ (12.30)5王滝頂上(12.35) ←20分→ (12.55)九合目石室(12.55) ←10分→ (13.05)一口水(13.05) ←5分→ (13.10)九合目(13.10) ←20分→ (13.30)八合目石室(13.35) ←50分→ (14.25)駐車場

山行概要

御嶽山
御嶽山
王滝口の登山道は、下のルート図を見れば分かるように剣ヶ峰の頂上までほぼ一直線で登っている。従って登りはきつい。
宿の朝食は午前7時とのことなので、前日におにぎりを作ってもらい、これを朝食にして午前6時30分に宿を出ました。王滝口の入口の田の原駐車場までは、車で20分ほどかかります。駐車場についてみると何組かのパーティーが出発する準備をしていますが、服装は何れも真冬並みの重装備です。車を降りてみると、確かに寒いのですが、防寒衣を着るほどではありません。持参したセーターを着て歩き出しました。駐車場の入口にある大きな石の鳥居をくぐると御嶽山が目の前にドンと聳え、太い道が真っ直ぐ御嶽山に向かって伸びています。少し歩いたところで、遥拝所社務所の標識が目に付いたので、この標識に従って右手の道を入ると目の前に立派な遥拝所が現れました。体が温まってきたので、セーターをここで脱ぎました。
再び登山道に戻り、先へ進むと砂利道が階段状の道に変わり、目の前に鳥居が現れました。七合目の大江権現です。地元で発行しているパンフレットなどでは、田の原の駐車場を七合目としていますが、国土地理院の地図ではここが七合目になっています。
道はこの辺りから階段状になり、少し登りがきつくなります。そのまま進むと周りが少し開け、土が露出している場所に着きました。石碑が立てられており、「あかっぱげ」と表示されています。ここを過ぎ、やがて道の両側が殆どハイマツになり、更に進むと辺りが開け、森林限界を超えました。すぐ目の前に小さな社が建っており、登山者が数人休んでいます。ここが八合目です。休憩に丁度良い時間だったので、私もここで一息入れました。
ルートマップここからは、頭上に王滝頂上を、振り向くと眼下に三笠山と駐車場、その向うに中央アルプスを見て歩くようになります。登山道も岩と石の急な登りになり、息がみるみる荒くなります。30分に1回の休憩とオーバーペースにならないようにゆっくりしたリズムを守って歩きました。やがて目の前に九合と表示した石碑が現れ、いっそう登りがきつくなります。前後に何人かの登山者が歩いていますが、何れもあえぎあえぎ歩いています。一息つきたくなったところで、上から突然「富士山が見える」と声をかけられ、上を見ると登山者が一人石室の前に腰を降ろして休憩を取っています。ここが九合目の石室でした。王滝の頂上は随分近くなりましたが、まだだいぶ上のほうにあります。私もここで一息入れました。
ここから王滝頂上まで、標高差はまだ100m強あります。一息入れたところで歩き出しました。標高3000m近くで100mの登りは結構大変で、何人かの人がバテてへたり込んでいます。私もキツイ登りに息を切らして歩きました。やがて今まで頭上にあった王滝頂上山荘が目の高さになり、王滝頂上に着きました。今日は珍しく九合目辺りから空腹感を覚えていたので、ここで昼食用のハムサンドとホットレモンで簡単な食事を取りました。
食事が終わって出発です。王滝頂上から少し下りフラットな石ころだらけの道を進むと剣ヶ峰への登りが始まります。ここも砂利と浮石の多いシンドイ登りでしたが、やがて頂上直下の剣ヶ峰山荘に着き、その先へ進んだところで石段が現れました。この石段をフーフー言って登り、登りきったところで御岳神社の祠の前に出ました。ここがが剣ヶ峰の頂上です。ここにいる多くの登山者の中に入って、周りの景色を眺めたり、写真を写したりしてひと時を過ごしました。 今日は時間に余裕があるので、見たいだけ景色を眺め、好きなだけ写真を写しました。
一通り写真などを撮り終え、景色を満喫したところで剣ヶ峰山荘までくだり、この山荘の前のベンチで今日2回目の昼食を取りました。先ほどと同じホットレモンとハムサンドです。ツナ缶も持参していたのですが、これには手が出ませんでした。食事が終わって下山です。王滝の頂上からは、岩と石ころの急坂が続くので、転ばないように慎重に下りました。剣ヶ峰から駐車場までは2時間少々で、予想より早く駐車場に着きました。自宅へ戻る途中、木曽福島にある立寄り湯のせせらぎの四季で汗を流し、さっぱりした気持ちになりました。

田の原駐車場 田の原駐車場
朝着いた時は既に20台ほどの車が駐車していた
写真左の建屋はトイレ
写真右手、手前側にも駐車場があり、車数百台が楽に駐車できるスペースがある
下の写真の登山口は写真手前の左側にある
登山道入口 登山口
田の原大黒天御嶽山へはこの鳥居をくぐって先へ進む
ここからしばらく御嶽山を正面に見ながら平坦な砂利道を歩く
登山口を入るとすぐ右の写真の田の原大黒天が現れる
七合目大江権現 七合目大江権現
遥拝所本文にも記載したが地元のパンフレットなどでは、駐車場を七合目としている
しかし、国土地理院の地図ではここが七合目
右の写真は遥拝所
あかっぱげ あかっぱげ
あかっぱげの石碑七合目大江権現から歩いてくると写真のように土が露出している場所が現れる
あかっぱげと表示した石碑が立っている
この石碑には、剣ヶ峰へ2075mとの表示がある
八合目金剛童子 八合目金剛童子
森林限界を過ぎると目の前に現れる
ここから石と岩の急坂が王滝までずっと続く
八合目石室 八合目石室
石室内部八合目を過ぎて、私の足で15分ほど歩いたところに建っている
入り口に戸はなく開け放しで出入りは自由
中はきれいにかたずけられていた
富士見岩 富士見岩
八合目石室と九合目の中間ぐらいにあり、写真のように岩の上に、「富士見岩」と表示した石碑が立てられている
登りのときは、これに気がつかなかった
大滝村のホームページに、天候が良いとここから上で富士山が見えるとあった
九合目 九合目
九合と記した石碑が設置され、石仏が置かれている
九合目から見た三笠山 九合目からの眺め1
眼下には三笠山と駐車場、その先には中央アルプス、更にその向うには南アルプスが眺められる
九合目からの登り 九合目からの眺め2
上を見ると岩と石の急な登りが続いている
一口水 一口水
水の流れ口富士見岩と同じように、登りのときは見過ごした
一口水と表示した石碑が立てられている
水は岩壁に差し込まれた鉄管か雫となって垂れていた
コップ一杯の水をためるのに相当時間がかかりそう
九合目石室 九合目石室
九合目の導標つくりは八合目石室と同じ
中も同じような感じでゴミなどは残されていなかった
石室の下に王滝奥の院への分岐があり、導標が立っている
王滝頂上 王滝頂上
頂上には写真の御岳神社頂上奥社本宮が建てられている
ここへ来ると前方に剣ヶ峰の頂上が眺められるようになる
剣ヶ峰 剣ヶ峰
王滝頂上の標高は2936m。一方剣が峰の頂上は3067m
剣ヶ峰の頂上まで標高差はまだ100m以上ある
剣ヶ峰頂上直下の石段 剣ヶ峰頂上への階段
剣ヶ峰の頂上直下に建っている剣ヶ峰山荘の脇を抜けるとこの階段が現れる
この階段を登りきったところが剣が峰の頂上
数えてみたら82段あった
私もそうだったが、この階段の段数を数えている人が結構多かった
剣ヶ峰頂上 剣ヶ峰
上の写真の階段を登りきると、ここに出る
写真は御岳神社の祠
剣ヶ峰頂上 剣ヶ峰から二ノ池
左手前が一の池だが水は無い
写真右端の標識には御岳山頂上 三○六七米と記されている
剣が峰から見た富士山 剣ヶ峰から富士山
写真中央やや左側のピークが富士山で富士山の右手前のピークが塩見岳
写真右端のピークは悪沢岳
中央アルプスの山は三沢岳、桧尾岳空木岳などが写っている
剣ヶ峰頂上から見た王滝頂上 剣ヶ峰から王滝頂上
王滝頂上の左に三角形の三笠山と駐車場が見える
剣ヶ峰から乗鞍岳
剣ヶ峰頂上から見た乗鞍岳
乗鞍岳の右後方の山が槍穂高連峰、乗鞍岳の左後方の三角形のピークが笠ヶ岳

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