トップ | 山あるき | 山の花 | 山の用具 | 雑記帳 |
No.15 千頭星山 |
夏の間は猛暑と混雑のため山から足が遠のいていましたが、しのぎ易い気候になりましたので、いつもの二人と一匹で山あるきを楽しみました。今回は甘利山(1731m)と南アルプス前衛の千頭星山(2139m)です。 日時 2003年(平成15年)9月29日(月) 天候 晴 同行 家内、飼い犬 所要時間 甘利山駐車場(8:10) ←20分→ (8:30)甘利山(8:35) ←45分→ (9:20)奥甘利山(9:30) ←1時間→ (10:30)大西峰(10:40) ←40分→ (11:20)千頭星山(11:35) ←10分→ (11:45)笹尾根で昼食(12:45) ←15分→ (13:00)大西峰(13:00) ←1時間→ (14:00)甘利山(14:20) ←15分→ (14:35)甘利山駐車場 山行概要
甘利山はレンゲツツジの名所と聞いていましたが、確かに山頂付近はこの木で覆い尽くされており、花の季節はみごとであろうと思われます。朝方はまだ雲が多く、甘利山の山頂では眺望が得られませんでしたので、ここでは一息入れただけで先へ進みました。9月も末でしたので、高山植物の花は期待していなかったのですが、甘利山から奥甘利山にかけてはヤマトリカブトやリンドウなどの花が沢山見られ、目を楽しませてくれました。 奥甘利山から青木鉱泉への分岐がある大西峰までは、きつい登りを予想していたのですが、それほどではありませんでした。ここまで来ると道は平坦になり、すぐ森を抜けて見晴らしの良い笹尾根に出ます。朝方多かった遠くの山々の雲もここへ来ると殆どなくなっており、この笹尾根からは奥秩父の金峰山や国師ヶ岳、富士山等が良く見えました。奥甘利山で我々を追い越した私とほぼ同年輩の登山者がこの笹尾根で休憩しており、富士山を独り占めにする贅沢をしていますと言っていましたが、その通りだと思いました。この笹尾根はガイドブックにはカラマツが程よく点在していて箱庭のようであると紹介されていますが、確かに美しい笹原です。 この笹尾根を過ぎると、千頭星山の頂上までは一息です。頂上は樹林帯の中にあり見晴らしはありません。周りはカラマツの巨木と下草の笹で覆われていますが、晴れていたせいか木漏れ日が差し込んでおり、暗い感じはしませんでした。落ち着いた雰囲気の山頂です。頂上で一息入れた後、笹尾根までもどり、富士山を眺めながら昼食にしました。昼食の後、甘利山まで下山すると、朝方は見えなかった周りの山々が良く見え、北の方から八ヶ岳、奥秩父、富士山とすばらしい眺めを堪能できました。 この日あった登山者は、前述の中高年の登山者以外に、単独の登山者と二人連れのパーティーだけで、晴れた日の中を静かな山あるきを楽しめました。千頭星山は頂上の眺望をのぞめませんが、途中まで高山植物が多く、頂上手前の美しい笹尾根まで比較的楽に行くことができるので、いずれまた季節を変えて行ってみようと思っています。なお、同行した柴犬は相変わらず山では元気でしたが、久しぶりの山歩きと、年のせいか(満11歳、人間でいえば60歳に相当とか)、翌日は庭で終日ごろごろしていました。 「山の花」に以下の花の写真を追加 カワラナデシコ、リンドウ、オノエイタドリ、シシウド、オオナンバンギセル、ヤマラッキョウ |
甘利山の駐車場 100台以上は駐車できそうな大きな駐車場 標高は約1640mなので、ここから甘利山山頂までの高度差は100m足らずである |
|
甘利山山頂 バックは八ヶ岳 周りはロープの柵で囲われている |
甘利山山頂からの眺望(1) 甲府市街の向こうに富士山、奥多摩の山々、大菩薩 |
甘利山山頂からの眺望(2) 奥秩父の山々とその手前に茅ヶ岳(写真左側) |
奥甘利山頂上 甘利山〜千頭星山のルートから僅かに外れたところにある 小さな広場に頂上を示す標識が立っているだけで、眺望は望めない |
|
奥甘利山と大西峰の鞍部は草原で、八ヶ岳が良く見える |
奥甘利山〜大西峰は登りが少し急になるが、変化に富んだ樹林の中を歩く | |
大西峰 ここまで来ると、千頭星山の頂上まで登りはあと僅か ここから見晴らしの良い明るい笹尾根の入り口までは数分の距離 |
笹尾根まで来ると千頭星山の山頂が見える 平坦で眺望が開け、爽快な気分になる |
|
笹尾根のカラマツは色づき始めていた |
笹尾根から見た甘利山 | |
千頭星山頂上 周りは木立に覆われ見晴らしはない |