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No.12 国師ヶ岳
前日甲武信ヶ岳から下山後、川上村に一泊し、この日は長野県側の林道を通って大弛峠まで車で上がり、奥秩父最高峰の北奥千丈岳(2601m)と国師ヶ岳(2592m)に登りました。

日時 2003年(平成15年)6月5日(木)
天候 晴
同行 家内

所要時間
大弛峠(7.10) ←1時間10分→ (8.20)三繋平(8.20) ←10分→ (8.30)北奥千丈岳(8.50) ←15分→ (9.05)国師ヶ岳(9.40) ←55分→ (10.35)大弛小屋

山行概要

夢ノ庭園から見た金峰山
夢ノ庭園から見た朝日岳、金峰山頂上
今回宿泊した岩根山荘は大弛峠へ登る林道からわき道へ少し入ったところにあります。朝食を午前5時から出してくれると言うので、5時半に朝食を頼みました。山荘を6時5分前に出発し、大弛峠に6時50分に着きました。この林道は噂どおりの荒れた地道で、雨水が流れる溝が無数に林道を横切っており、このうちの何本かはかなり深くえぐれています。深い溝には車の車輪の幅に合わせて、大きな石などが置かれていますが、少し強い雨がが降れば溝が更に深くなり、通行不能になる恐れが多分にあるように思えました。通常のセダンタイプの乗用車で走る場合は、腹を何回かこする覚悟が必要です。私の車の最低地上高のカタログ値は15cmですが、溝を越えるとき1回腹をこすりました。

国師ヶ岳地図大弛峠に着いてから金峰山に登るか国師ヶ岳に登るか迷いましたが、山梨県側の林道の通行時間が規制されており、昼過ぎか、午後5時過ぎでないと通れません。昼に大弛峠を出発しようとすると金峰山の場合はただ歩くだけになりそうなので、北奥千丈岳と国師ヶ岳に登って帰りました。

大弛小屋から登山道へ入るとすぐ残雪が現れ、この上を歩きました。天候に恵まれ、夢ノ庭園、前国師、北奥千丈岳及び国師ヶ岳、いずれのビューポイントでも素晴らしい眺望を楽しむことができました。

車を置いた大弛峠に到着後、出発の時間の昼までは時間があるので、大弛小屋でコーヒーを頼みました。時間が十分ありコーヒーを出してくれた娘さんと、同行者ともどもついつい話が弾んでしまいました。今年は雪が多く、5月中旬まで大弛小屋の前は雪に埋まっていたそうです。

下りに通った山梨県側の林道は、一部まだ工事中でしたが、全面舗装の素晴らしい道でした。いずれ、交通規制も解除され、多くの人がこの道を使って大弛峠を訪れるようになると思われます。今からオーバーユース対策を講じておかないと、あっという間に素晴らしい環境が破壊されてしまうと、自分のことは棚に上げた虫の良いことを考えながら下りました。

大弛峠駐車場 大弛峠の駐車場
長野県側から山梨県側に入った途端、見事な舗装道路が現れ、その片側が駐車場になっている
夢ノ庭園 夢ノ庭園
名前の通り、岩と樹木の形や配置が美しく、見晴らしも良い

南アルプスのパノラマ
夢ノ庭園からは甲府盆地の向こうに南アルプスが望まれる

北奥千丈岳頂上 北奥千丈岳山頂
山頂からの眺めは素晴らしい
北奥戦場だけから見た国師ヶ岳 北奥千丈岳山頂から見た国師ヶ岳
国師ヶ岳から見た北奥千丈岳も同じようにこんもりした形に見える
北奥千丈岳付近からの富士山 北奥千丈岳から奥千丈岳方向へ数分歩くと富士山が見える
国師ヶ岳からの眺望 国師ヶ岳から大菩薩方面を望む
頂上に着いた時、富士山は雲に隠れてしまった
国師ヶ岳山頂 国師ヶ岳山頂
富士山が真正面に見えるはずだったが、生憎雲しか見えなかった
大弛小屋 大弛小屋
宿泊客が出発した後で、ひっそり佇んでいた     

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