My mountaineering record
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21.ヘッドランプ
2005年2月作成
ヘッドランプ久しぶりにお目にかかって、小型化、軽量化に目を見張った用具の一つです。LEDと白熱球が切り替えられる2灯式で、メーカー、型番等は以下の通りです。
メーカー:ナショナル
  型番:BF-199
  重量:94g(電池、収納袋を含む)
  電池:リチウム電池
小屋泊まり以外では、未だ使用したことがありません。ですから屋外で光量が十分なのかどうか、防水機能は、電池の寿命は、等の基本的な機能、性能は確認していません。
なお、ヘッドランプの収納袋には、小屋泊まりで使うことがある耳栓も一緒に入れています。写真には、赤色の豆粒のように写っています。ドラッグストアで購入しましたが、この耳栓の遮音性は、満足できるものではありません。

2022年10月追補
山歩きを始めるとき購入した用具で、今も使い続けています。小屋泊まりやテント泊の際、もの探しに使うのが大半です。甲斐駒の山行で、ヘッドランプを点けて歩きましたが、照らす範囲や明るさに不満はありませんでした。電池の寿命も十分です。2灯式ですがLEDしか使ったことがありません。

22.非常袋・スペア袋
2005年2月作成
小物収納袋
小物入れ用スタッフバッグ
重量 348g(含中身)
非常袋やスペア袋の中身は、適宜変えています。袋そのものもゴアテックス製のものに変えました。現在、非常用Aや磁石、カウベルなどの小物用品Bは@に入れてザックの主気室へ、Cはザックのサイドポケットに入れています。
Aの赤色の袋には、下記写真のように主として非常用兼スペアの小物類を入れています。幸いなことに、サバイバルシートなどは、山では未だ使用したことがありません。従って、これらの用品がいざ本番で役に立つのかどうかは、わかりません。

非常袋

「非常袋」などと仰々しい呼称を使っていますが、大した物を入れているわけではありません。中身は、時折見直していますが、現在袋に入れているものは、以下の通りです。山では幸い、これまでこの袋の中身が必要になったことはありません。
  ○ サバイバルシート(2.1m×1.3m)
  ○ 細紐2m          
  ○ ヘッドランプ用予備電池  
  ○ 大型リバーテープ     
  ○ スパッツ用予備ゴムバンド
  ○ リバーテープ
 1枚
 1本
 1個
 2枚
 2本
10枚
非常用の小物類
スペア袋 ティッシュペーパー、他前述の非常袋の中身と使用目的が似たような小物を入れていますが、予備の電池やティッシュペーパーなど、使用頻度の高いものをこちらに入れるようにしています。山行の長さなどにより、当然中身は変ります。
この写真の袋の中身は以下とおりで、ティッシュペーパー、GPSの予備電池、胃薬、漢方系の鎮静剤(睡眠導入剤の代わりに薬剤師に勧められた。)、リバーテープ等を入れています。写真以外には、デジカメの予備電池もよく入れています。こちらの小物類は、前述の小物類と比べ、山では良く使用します。
ティッシュペーパーは、クッカーフォークを使用したとき、水気や汚れのふき取りに必須です。最近は昼食時に極力胃薬(消化促進用)を飲むようにしています。
2010年9月追補
スタッフバッグ
スタッフバッグ山の用品店へ行ったついでに、時折購入していましたが、いつの間にやら大小取り混ぜてかなりの数になりました。左の写真はその中の代表例です。@はモンベル製、Aは我家の手製、Bはカモシカ製、CとDはメーカー不明ですが、CはPARTSBAGの表示があり山の用品店で良く見かけます。
防水性が最も高いのは@で防水機能を持たせた布地を使用すると共に縫い目にシーリング剤が塗布されています。Cは防水機能のある布地を使用していますが縫い目は縫い放しです。Dはゴアテックスを使用していますが、縫い目はCと同じく縫い放しで、いずれも防水性は@に比べると落ちます。ただ@のモンベル製も完全防水とは行かず、水を入れると縫い目から少しずつ水が漏れてきます。
私の場合、これらのスタッフバッグに衣類や食料を入れたり、小屋泊りの際の整理袋として使用しています。これらを入れる収納袋は、スーパーでくれる買い物袋でも良いのですが、小屋泊りでは、あのがさがさ音が気になります。

加水分解
加水分解を起こしたスタッフバッグ最近、このスタッフバッグでトラブルがありました。右の写真はモンベル製の2リットルサイズのスタッフバッグで、5年ほど前に購入しました。防水性があるので、防寒衣を入れて山行に使用していたのですが、縫い目に塗った接着剤が水あめ状に溶けてどろどろになり、これに入れていた防寒衣に付着しました。モンベルに確認したところ接着剤が加水分解を起こして水あめ状になったためとのことでした。防寒衣に付着したシール剤はモンベルがクリーニングして落としてくれました。事後の処置は申し分がありません。しかし、モンベルぐらいの会社なら、加水分解に関する注意喚起のタグぐらいはこの製品に付けておくべきだと思っています。加水分解はウレタン製の靴底や接着剤でよく知られていますが、こんなスタッフバッグでも起きるとは夢にも思っていませんでした。

23.磁石・呼子
2005年2月作成
その他の小物類
磁石は自宅近くのスーパーの文房具売場で購入したものです。カウベルをたまに使いますが、これ以外は幸い?未だ使用を迫られたことがありません。呼子は、以前クラシックタイプのものを山へ持参していましたが、今はスポーツ洋品店で見つけたアルミ製の小型の呼子を山へ持参しています。上の写真のBの灰青色の袋に入れています。
名称は写真の左から以下の通りです。
  ○磁石
  ○ミニ懐中電灯
  ○ミニナイフ
  ○呼子
○カウベル
○鉛筆
○ハットクリップ(2本)
○細紐
久しぶりに中身を確認したところ、ミニ懐中電灯の電池が腐食して液が漏れており、中にあるバネが壊れて修理不能の状態だったので、ミニ懐中電灯は捨てました。またハットクリップも山では使うことがないのでこれも処分しました。磁石も山では一度も使ったことがないので、袋に戻すのはやめようかと考えたのですが、磁石は山の必需品という教えが染み付いているようで、この袋に戻しました。
なお、熊よけにカウベルを使うこともありますが、人と殆ど出会わないような山ではカウベルより携帯ラジオを多く使います。カウベルの音だけではさびしすぎていけません。

24.カメラ
2005年2月作成
カメラ本体
COOLPIX5700とケース
カメラとケース
重量:730g(ケース、電池他一式含む)
山で使用しているカメラはデジカメで、ニコンのCOOLPIX 5700です。山歩きを始める少し前に、それまで使用していたデジカメが壊れたので購入したカメラです。それまでのデジカメは、バカチョンに近かったのですが、それに比べこのカメラは機能が多く、当初は少々持て余し気味でした。使い始めてから2年以上経過し、既に1万枚以上の写真を写しましたので、今では自分の体の一部のようになっています。
コンパクトタイプのデジカメとしては大型ですが、フィルム式やデジタルの1眼レフと比べれば、ずっと小型軽量で、山に持って行き易いカメラだと思っています。レンズの焦点距離は35mmカメラ換算で35mm〜280mmと、フィルムカメラでは考えられない大きなズーム比のレンズが付いているので、風景写真を写している限り、レンズの焦点距離に関する不満はありません。また、このカメラはマクロ機能が強く、被写体に最小3cmまで、レンズを近づけることができるので、花の撮影にもピッタリのカメラだと思っています。このカメラの性能には十分満足していますが、強いて不満を上げると以下の2つです。
 ○焦点が合いにくいことがある
 ○電池のもちが悪い


ケース
当初このカメラの持ち運びに適したケースが見つからず、困りました。純正のケースは大きすぎて、山での持ち運びには向いていません。初めのうちはキルティングの袋に入れて、ザックにくくり付けていました。いくつかの方法を、試行錯誤の末、今は交換レンズ用のポーチをカメラのケースにしています。
気温が下がると、電池の容量が減り、カメラのバッテリがすぐ空になります。多少なりともバッテリの容量低下を防ぐため、冬になるとケースの内側にカイロを張っています。ケースはクッション材が入っていて断熱性が高いので、多少効果があるようです。


ミニ三脚
最初の頃は、1日の山歩きで写す写真の枚数は50枚前後だったのですが、花を写すようになってから撮影枚数が増え、今では1日に100枚前後、多い時は150枚を越えることがあります。三脚は、セットや収納に時間がかかるし、荷物になるので、山では使用していません。すべて手持ちで、”下手な鉄砲も・・・・・”スタイルで写しています。
ミニ三脚
左は展張状態、右は収納状態
右の写真に示す三脚を山の用品店で見つけ、手の平に楽に乗るほど小さくて、軽くて、と私好みの用品なので、花を写すのに調度良いと、衝動買い的に購入しました。山に持参したこともありますが、結局山では一度も使用していません。”面倒くさい”というのが使わない理由です。この三脚を購入するときは、手持ち撮影より三脚を使う方が、面倒くさいのは分っていたはずなのですが、山以外ではついこの”面倒くさい”ことの評価が甘くなり、面倒くさくてもその気になれば、やる気になれる等と自分をごまかしてしまいます。
2006年8月追補
COOLPIX8800
COOLPIX8800
重量738g(電池を含む)
前述のようにCOOLPIX5700は、ほぼ満足して使っていたのですが、不意に電源が落ちる、合焦機能が全く働かなくなる、というトラブルの頻度が多くなり、2006年3月に後継機種のCOOLPIX8800(写真左)を購入しました。後継機種ですから機能・性能は向上していますが、一方一回りボディサイズが大きくなると共に重量も増え、ケースを含めると1kgを越える重さになりました。向上した機能性能の中では、手振れ補正機能に期待していたのですが、効果の程はまだ良く分かりません。電池のもちは改善されましたが、マクロ撮影で、焦点が合わせ難い場合があるのは、相変わらずです。技術は進歩するという観点からは、COOLPIX5700ほど、満足感を得られません。
COOLPIX3100
COOLPIX3100
重量220g(電池を含む)
のカメラは、ポケットに入れられるサイズではありませんので、ケースに入れて持ち歩きます。ケースへの出し入れがありますので、メモ代わりに手軽に写すということに関しては少々難点があります。これを解消するため最近は、写真右のカメラ(ニコンCOOLPIX3100)をポケットに入れて歩いています。娘のお下がりですが、意外に良く写り、CRTに表示する画像であれば、COOLPIX8800と遜色はありません。使い出してみると、手軽さに惹かれ、こちらのカメラの使用頻度がずいぶん多くなりました。このカメラには、防水機能がありませんが、防水機能があれば、文句なしだと思っています。
IXY DIGITAL 800IS
IXY DIGITAL 800IS
重量194g(電池を含む)
COOLPIX3100は便利に使っていたのですが、ニッケル水素電池を使うため、低温ではすぐバッテリー切れを起こしてしまいます。それで購入したのが左の写真のIXY DIGITAL 800ISです。カメラメーカー製、コンパクトタイプ、バッテリーはリチウムイオン、光学ファインダー付き、画素数の小さいもの、マクロ機能及び手ぶれ補正機能付き、とかなり沢山条件をつけて選びました。記録媒体はできれば今使っているCOOLPIXと同じコンパクトフラッシュにしたかったのですが、先の条件を付けると該当するカメラはありませんでした。このカメラは、今年の丹沢主脈の山行から使用しています。
バッテリーのもちが良く、動作がキビキビしていて気持ちよく使えます。
オリンパスE-510
OLYMPUS E-510
重量557g(電池+ボディ)
COOLPIX8800は、先代のCOOLPIX5700ほど満足感はありませんでした。1年半ほど使用して不満が強くなり、手放しました。山では風景やスナップ写真を主としてIXY DIGITAL、花をCOOLPIX8800と使い分けていたのですが、COOLPIX8800は花のマクロ撮影でピントを合わせるのが一苦労だったのと、緑色の発色が不自然(草原などの緑色がのっぺりとして立体感がなく、不自然になることが多い)だったのが最大の不満でした。昨年釈迦ヶ岳を登った際、COOLPIX8800で写した花の写真が殆どすべてピンボケだったのを機会に手放しました。
後継はデジタル1眼レフにしました。山で花の撮影が主目的ですから、小型、軽量、手振れ補正機能有を選定基準にしてニコン、キャノン、オリンパスの3社の製品を比較し、左の写真のオリンパスE-510にしました。3社のボディの大きさ、重量はほぼ同じレベルだったのですが、これにマクロレンズを加えると、オリンパスが頭一つ抜け出しました。撮像素子のサイズが他の2社の製品より小さいので、ラティチュードの面が気になりますが、芸術写真を撮るわけではありませんので、これは無視しました。山では、まだ風景写真しか写していないので、花の季節を楽しみにしています。
キャノン Kiss X2
CANNON Kiss X2
重量524g(電池+ボディ)
天子ヶ岳の山行で初めて上の写真のOLYMPUS E-510で花のマクロ撮影を行いました。露出とピントに少々不満がありましたが、慣れと自分の腕の問題と考え、その後も使い続けていました。しかし、カメラの基本の機能・性能である露出とピントに対する不満は、使うほどに大きくなり、結局E-510は今年の鍋割山稜の山行で使用したのを最後に手放しました。E-510は風景写真であれば、問題は全く感じませんでしたが、花のマクロになるとこれが一変しました。問題は2点ありました。
最初の問題は、日が当たっている花を撮影するとかなり露出オーバーになることです。いわゆる白トビと言う現象です。露出モードを変えてもこの傾向は変わりません。この露出オーバーも、例えば一絞り分とか二絞り分とか規則性があれば良いのですが、これがありません。強いて言えば黄色が特に大きく露出オーバーになります。
次がピントの問題です。このカメラには露出に対するブラケティング機能があるので、前述の露出オーバーに対処するため、露出ブラケティング機能を用いて撮影することが常態化しました。ところがこのブラケティング機能を使用すると、今度はピントが駄目になります。どんなにファインダーでピントを合わせても、このブラケティング機能を使うとピンボケ写真になってしまいます。そのボケ方は決して手振れが原因と思われるものではなく、被写体とカメラの距離が全然合っていないボケ方です。後ピンや前ピンなどと言える生易しいボケ方ではありません。このボケ方も規則性があるわけではなく10回撮影して(3枚×10回=30枚)、全部だめな場合もあれば、ごく稀に1回で旨く写る場合もあります。カメラの基本機能である露出とピントのこのような不安定さに嫌気がさして、前述のようにE-510を手放しました。
後継機については、技術面の不信感からオリンパスは候補から除外しました。カメラは電機メーカーからは買わないと決めていたので、残りは、ニコンとキャノン、それにペンタックスですが、ペンタックスは経営面の安定性が気になり、これも候補から外しました。残りはニコンとキャノンです。単純な好みから言えば私はニコンが好きだったのですが、価格面や重量面からキャノンのKiss X2を購入しました。

このカメラは、旭岳で初めて花を写しました。交換レンズを何本か購入してその後の山行でも、花はこのカメラで写しています。まだ、試行錯誤の段階で、使いこなしている感覚にはなれませんが、やっとピンと合わせで満足できるカメラに出会ったような気がしています。
カメラ固定用ドローコード山には、通常IXY DIGITAL 800ISを持参し、メモ代わりに使用しています。花が、見られる季節になるとこれに加えて、デジタル一眼レフを持参し、花の写真を写しています。IXY DIGITAL 800ISは小さいのでベストのポケットに入れていますが、デジタル一眼レフはケースに入れ、ケースのバンドを右肩にたすきがけにし、カメラ本体は左腰にくるようにして歩いています。通常はこれで殆ど支障がありません。しかし、岩場などへ来て体を前傾姿勢にすると、左腰のカメラ(ケース)が体の前方に移動してしまい、邪魔になります。これが嫌で、一時期カメラをウェストポーチに入れて歩いたこともありますが、ウェストポーチが常に視界に入って目障り、汗でぬれる、腹ばいになれない、等でウェストポーチは止めました。今は、ザックの左側のショルダーベルトに写真のような、ケース保持用のドローコードを取り付け、これでケースを左腰のザックのところで固定するようにしています。使い方は簡単で、このドローコードの輪の中へケースを通し、ドローコードの駒を締め上げて終りです。カメラを取り出す時は、駒を下げてカメラケースを体の前へ移 動させます。駒が小さくて、固定力が弱いとズルズル緩んでしまって、カメラを左腰のところに固定できなくなるので、大型の駒を使っています。
Power Shot S90
Power Shot S90
重量:197g(含電池、メモリーカード)
山でもっぱらメモ代わりに使用していたIXY DIGITAL 800ISが壊れたため、同じキャノン製のPower Shot S90を購入しました。山中では、汗まみれのベストのポケットに入れていることが多かったためか、モード切替ボタンがさび付いて動かなくなり、これは一度修理したのですが、その後電源スイッチを入れるとピント合わせをしているような音が常時するようになったので、買い替えを決めました。買い替え時は光学式ファインダー付をまず探したのですが、これというものがなく、S90(光学式ファインダーはなし)にしました。このカメラはこれまで2年ほど使っていますが、まだトラブルはありません。画像はIXY DIGITAL 800ISと比べると、私のような素人でも随分
EOS Kiss X4
CANNON Kiss X4
重量527g(電池+ボディ)
向上したのが分かります。ラチチュードの容量が大きくなり、白とびや黒つぶれが格段に減り、色の再現もより自然に近くなりました。
操作面では、カメラの背面についているコントロールリングが動きやすく、無意識に軽く触れただけで設定が変化してまう不満があります。IXY DIGITAL 800IS同様、山中では汗まみれのベストのポケットの入れることが多いので、錆防止のため、今は小さなポリ袋に入れて持ち運びをするようにしています。

山で花の写真をもっぱら写していたKiss X2も同じシリーズのKiss X4に替えました。Kiss
カメラケース
重量:303g
X4が発売された時、Kiss X2が中古でも随分高く売れることが分かり、Kiss X2を下取りのようにして中古業者に売却し、Kiss X4を購入しました。X2との性能面の違いは、800ISとS90の違いほど、はっきり分かりません。曖昧な表現ですが、全体的にはキビキビ動作するようになったことが分かります。軽量且つコンパクトで、私の使用目的からすれば、性能面に不満はありません。
山行時、このカメラは右の写真のケースに入れ、肩にかけています。カメラのケースは、これまで、とっかえ、ひっかえしてきたのですが、今のところは、カメラを保護すると共に、必要な時に最も簡単に取り出せるケースだと考えています。
Kiss X7
CANNON Kiss X7
重量404g(電池+ボディ)
Kiss X4に不満は無かったのですが、世界最小、最軽量のキャッチコピーに躍らされてKiss X7を購入しました。購入したのは2013年12月です。2014年5月のアポイ岳で初めて山の花の写真を写しました。使用感については特に変わったところは感じられませんでした。使い始めてからほぼ10年になりますが、特に不満はありません。小柄で軽いのが今でも魅力的です。今は、レンズ交換式カメラは1眼レフからミラーレスに変わりつつあります。しかし、今のところはこの一眼レフを変えるつもりはありません。山で撮る花の写真は、このホームページに掲載するのが目的なので、後述のレンズや一脚を含め、今の機材で機能・性能は十分と考えています。

山でもっぱらメモ代わりに使用していたPower Shot S90が、雨の中で使用して(大雪山-2017年)びしょ濡
S200
Power Shot S200
重量:175g(含電池、メモリーカード)
れになり、壊れました。最初は液晶に水滴が付いたようなような白色しか表示しなくなり、そのうち電源スイッチを入れても反応しなくなりました。メーカー修理もサービ期間が終わっているので修理はできません。S90も含め同型の機種はすでに販売終了になっていましたが、使い慣れた機種が欲しかったので、アマゾンで中古のPower Shot S200を見つけ、値段も手ごろだったので購入しました。性能面ではズーム範囲が28mm〜105mmから24mm〜125mmとさらに広くなりました。重量も軽くなっています。幸い操作方法はS90を踏襲しているので、戸惑うようなことはありません。バッテリーが共通だったのもメリットでした。但し、S200はストラップ取付け穴がS90と反対側(右→左)に変わったため、ポケットからストラップを持ってカメラを取り出して写真を写す際、カメラの向きが逆向きになり、自分ではこれが結構使いにくく感じていますま。
そう思ってS200を使いだしたのですが、その後しばらくして机の中に眠っていたS90の電源を入れたところ、液晶画面が正常に機能していて、写真を写せます。カメラに浸入した水が乾いたので機能を回復したようです。ズーミングの際、レンズの伸縮でノイズが出ますが、これ以外におかしい所はありません。山にはS200を持っていきますが、S90を捨てるのは惜しいのでサブとしてまだ保管しています。


マクロレンズ
No. メーカー 機種名 手振れ補正 重量
@ キャノン EF-S60mm F2.8 マクロ USM なし 364g
A 同上 EF-S35mm F2.8 マクロ IS STM あり 231g
重量はレンズフード、レンズ保護フイルター付(カメラに取付け状態)
山では花の撮影に1眼レフを使用した時から、マクロレンズを使用しています。上の写真のKiss X4のレンズはi@を、その下の写真のKiss X7にはAを装着しています。@は旭岳で初めて使用し、以後ずっと山で使用しています。Aは2017年に手振れ補正つきのマクロとして、キャノンから販売されたので購入しました。Aは手振れ補正が魅力的だったのですが、焦点距離が@より短いため、@より花に近づかないと花を大きく写せません。山ではこれがネックになり、山ではではもっぱら@を使用しています。

一脚
マクロレンズを使って花を写す際は、花に近づくため手振れによるピンボケが大きくなります。この
一脚
@ベルトポット:292g
ASELF IE:227g
Bクイックシュー
C15cmスケール
重量はクイックシュー付
防止(補正?)には、三脚を使うのがベストなのですが、三脚のセットとセット後のカメラの位置決めに時間がかかり、自分の山歩きでは使えません。つまりこのような時間をとる余裕がありません。三脚より手振れ防止の効果は劣りますが、セットとカメラの位置決めを早くできる一脚を探しました。ところが、カメラの量販店で見かける一脚は最小寸法が大きすぎて山では使えません。重量も馬鹿になりません。あきらめかけている時に三脚メーカーのカタログで写真@の一脚(商品名:ベルトポット-Velbon)を見つけ購入しました。この一脚は動きながら写真を写すのが本来の目的ですが、最小寸法が小さく、更に軽量なので、自分の山歩きにはぴったりです。山ではこれにクイックシューを取付けて使用しています。2012年に登った大雪山が使いはじめで以後ずっと使用していました。この一脚を使用し始めてから山の花の写真が手短に写せるようになりました。手振れによるピンボケも少なくなったと思っています。購入した時期は2012年だったので、この一脚が今でも市販されているかどうかわかりません。
この一脚を購入してからしばらく後になり、スマホで自撮りがはやりだし、そのための一脚が販売されるようになりました。この中から購入したのが写真Aの一脚(商品名;SELF IE-Velbon)です。
@と伸縮方向が逆で、カメラをセットしたまま伸縮用のリングを操作しようとするとカメラを持たなければならなくなり、一脚の保持のためカメラに不要な荷重をかけなければなりません。結構神経を使います。当初は戸惑いました。それでも上の写真のカメラケースに簡単に取り付けられる大きさと軽さなので、一脚を持参する山歩きでは、手に一脚を持たなくても済むようになり、移動が楽になります。最近の山歩きではAの一脚の出番が多くなりました。 
 

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