モードの故郷 


Green Gables Post Office

 Green Gablesから13号線をはさんだ東側に郵便局が有ります。モードが祖母を手伝って実際に働いていた建物を再現したもので現在も郵便局になっています。写真は現在の入り口ではなく、昔の郵便局の入り口から撮りました。この左隣にはキャベンディッシュ教会、奥にはモードの住居跡地があるのですが、とても寒くて歩きませんでした。

 郵便局の中に残されている当時のテーブルです。モードもここで仕事をしていたのでしょうか。

 自宅あてに郵便局から送った葉書です。ちょうどConfederation Bridge開通記念の切手が販売されていました。(カナダ全土で購入可能です。)でもスタンプは文字のみでちょっと残念。


Lucy Maud Montgomery Birthplace

 Cavendishから海沿いに6号を西へ走り、New Londonの20号線を右折した角にモードの生まれた家があります。これは家の正面からの写真です。

 モードのウェデイングドレスです。彼女の友人のお手製だそうです。靴はなんと20センチとか、小柄な方だったのでしょうか。右はキッチンストーブです。部屋がとても綺麗に手入れされている印象を受けたのですが、帰宅後に購入した絵葉書と見比べたところ、どの部屋も壁紙を張り替えてありました。昔の大柄でやや薄暗い色の壁紙よりも、小花のかわいらしい壁紙に変ってとても明るい感じの家になっていました。カナダの家は手入れによってその価値が上がるといいます。この家も昔をそのままを残すのではなく、手入れをされて大切にされているという印象を受けました。室内はフラッシュ撮影禁止ですのでご注意を。

 建物は外からでは小く見えましたが、2階は3ベッドルームありました。そのうちの2部屋です。確かゆりかごのある部屋がモードの生まれた部屋だったと思います。ここも壁紙が張り替えられて明るいかわいらしい部屋になっていました。

 家の裏からの写真です。バックヤードの芝生にはたんぽぽが沢山咲いていました。遠くに入り江も眺めることができました。


Lucy Maud Montgomery Heritage Museum

 New Londonからさらに20号線を海沿いに走ったPark Cornerにあるモードの父方の祖父、モンゴメリおじいさんの家です。モードの父が生まれた家でもあるそうです。モードは一緒に暮らしていたマクニールおじいさんよりもモンゴメリおじいさんが好きだったとか。家の左前に見える石がストーリーガールに出てくる説教石です。この家にはモードの小説のモデルになった品々がいろいろ有りました。また、アンの炉辺荘のモデルとの説もあるようです。

 Birthplaceに比べるととても古いまま手入れをされていない感じがしました。壁紙も昔のままでしょう。この家の居間にもパイプオルガンが有りました。玄関ホールの正面にはストーリーガールで出てくる古時計がありました。右の写真は壁の飾り戸棚です。一番上にいるのがアンの炉辺荘の炉棚に飾ってあったゴッグとマゴグのマゴグの方です。ゴッグは残念ながら壊れてしまったようです。下の段にあるのが、ストーリーガールのレイチェル・ウォードの青い長持ちに入っていた「取っ手にりんごがついた瀬戸物の果物かご」です。

 2階の窓からは広い畑とその向こうに海を眺めることができました。反対側の窓からは Campbell Pond、そう「輝く湖水」も眺めることができます。


Anne of green Gables Museum at Silver Bush

 モンゴメリおじいさんの家の斜め向かいにある、モードの伯父と伯母に当たる Campbell 夫妻が住んでいた家です。銀の森屋敷の名のごとく、パットの家のモデルだそうです。モードは「私の子供時代のおとぎの城」と言うほどこの家へ遊びに来るのが好きだったようです。彼女は祖母の死後この家に移り、1911年7月5日にここで結婚式を挙げたそうです。

 モードが結婚式を挙げた部屋です。中央のオルガンはその時ウェディングマーチを奏でたとか。モードは結婚後オンタリオ州へ移りました。−私の別なページへどうぞ−

 現在の入り口は裏口のキッチンです。ここにも大きなキッチンストーブがありこの日も火が入っていました。受け付け兼ブックストアーになっており、レイチェル・ウォードの青い長持ちの上にも彼女の本がびっしりと並べられていました。そのため最初は青い長持ちに気がつきませんでした。

 銀の森屋敷の元の玄関です。こちらから入って右側が結婚式を挙げた部屋になります。家は丘の上にあり写真の左手は広い牧場、裏手の低いほうは白樺林になっていました。手前には古い納屋がアンティークショップになっていました。右手奥にはギフトショップ&ティールームがありました。シーズン前のせいかお茶とシナモンロールのみのサービスでした。

 納屋の入り口付近から見たCampbell Pond−輝く湖水です。モードは銀の森屋敷からのこの眺めをとても愛したのでしょう。残念ながら曇り空で湖水は輝いてくれませんでした。


Last Update: 22 Jun 1997
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