【ベストモータリング】

[1999/04/22-28]

いってらっしゃーい(^_^)/
無事に帰って来るんだよぉ〜
アルテッツァと。
編集部のアルテッツァがお出迎えです。

【1】・・・出演依頼は突然に。
【2】・・・JARI ハンドリングテスト
【3】・・・筑波サーキット バトル
【4】・・・0 - 400 m 加速テスト
【5】・・・帰還・おまけ

探しています。
[1999/04/19]
【21:10】RiRiRi、、、それは一本の電話から始まりました。
 電話の相手は、「アルミリサイクルステッカー」をはじめ、NSXつながりでいろいろお世話になった KK さんでした。  「、、、、、。」 意味がわからず言葉を失うkakepi。  その驚くべき内容とは、、、。
 本当はもっと詳しい話をしたんですが、大雑把に以下のような内容でした。
 「どうも夜分すみません。 お久しぶりです〜。」
 「これはビックリ! こちらこそ御無沙汰しています!(^_^)」
 お互いの近況を少し話したあと、本題に入りました。
 「実はですね、ベストモータリングで NSX を探しているんですよ。」
 「はぁ(・_・)」
 「kakepiさんどうかな、と思って。 相手は【S2000】です。
 「ええっ!?(☆_★: ち、ちょっと待って下さい。 なぜ私のところに!?」
 「探しているのは初期型クーペなんです。 フルノーマルは意外とないんですよ。」
 「初期型クーペは珍しくないと思うんですが、そうなんですか、、、。 ところで、収録はいつですか?」
 「この週末です(爆)」  メンテナンス日を考えると、5日後という事ですね(^_^:
 「そ、それはまた急ですね(^_^:」
 「スタッフの皆さん、時間に追われているので、どうしても こういうケースが多くなってしまうんですよね。」
 「なるほど〜、スタッフも大変なんですね(^_^)」
 「ベストモータリングは収録前後のメンテナンス・フォローはしっかりしていますから。」
 「うーん、、、わかりました! OKです。」 (さすがに少し悩みました)
  KK さんは、ベストモータリング編集部のスタッフではありませんが、 今までの NSX 絡みの収録には多く関わっているらしい、謎の人物なのです(^_^:

 電話口での短い時間とはいえ、本当に悩みました。
万一の場合はすべてベストモータリング持ちとはいえ、やっぱりぶつけられたりしたら嫌ですし、 0-400m 加速テスト や 筑波サーキットを全開で走れば車体も少し傷むでしょうから。
 でも、プロドライバーの眼で NSX をチェックしてもらえるのもいいかな、 と考えて提供する事にしました。  ※ 私 kakepi の NSX を「 kakepi号 」と呼ぶ事もありますので ご了承ください(^_^ゞ
 この電話のあと、すぐにベストモータリング編集部の AM さんから連絡が入り、 NSX の貸し出し日程など、簡単な打合せをしました。
ベストモータリング
 「ベストモータリング」を知っていますか?
2&4モータリング社・講談社から出ている車専門の月刊ビデオマガジンです。
 ベストモータリングは、主にノーマルのスポーツ&スポーティーカーを扱うビデオマガジンで、 0-400m加速や筑波サーキット全開走行などを通して、その車の限界性能はもちろん、 基本特性も客観的に見せてくれます。  読者の視点に立った内容であることも特徴ですね。
 主にノーマルカーを扱うとはいえ、時々、のーまるな フェラーリ F40 & F50 & F355 や、 ルーフ CTR 、マクラーレン F1 、ランボルギーニ ディアブロなども。  さらには グループ A や N1 マシン、童夢 F1 マシン や F3000マシン まで走らせた事もあります(^_^:  夢の車が走る様も見所の一つですね。
※ 以後、「ベストモータリング = ベスモ」と略します。
 登場するキャスターも、多くの人が知っているであろう土屋圭市氏(通称:ドリキン)や、 黒沢琢弥氏(同:タクちゃん)、桂伸一氏(同:コボちゃん)、中谷明彦氏(中谷さん)など、 現役レーシングドライバーがつとめています。
 そして忘れてはいけないもう一人!  レースなど第一戦は退いたものの、 そのドライビングテクニック・分析能力は折り紙付きの黒沢元治氏(同:ガンさん)もいます。
 ガンさんが NSX 開発者の一人というのは有名な話です。
実は密かに、今回の収録で kakepi号 のドライバーには ガンさん をお願いしようと思っていました(^_^)

しばしの別れ、、、。
[1999/04/22] いよいよ NSX 引き取りの日です。
【19:00】RiRiRi、、、ベスモ編集部の AM さんから連絡。
 「今、国道を右折したところです。」
 「じゃぁウチは もうすぐなので、家の前で赤ライト振っていますね(^^)」 >怪しい(^^:
 「赤ライト(笑) はい、わかりました。 こちらは黄色のアルテッツァです。」
 「お待ちしています〜。」
 先の電話での打合せでは、車両の移動はすべて自走で行うとの事で、 アルテッツァにスタッフ二人が乗って来て、一人が NSX を運転して帰るようです。  内心、「え〜、トランスポーターじゃないのぉ?(^_^:」と思いましたが、 サーキット仕様のポルシェなどをユーザーから借りた場合でも自走らしいです。  別に問題はないです。
 ベスモスタッフ二名を乗せたアルテッツァが到着。
 「はじめまして、ベストモータリングの AM と申します。」  「同じく、OW と申します。」
 「はじめまして、kakepiです。 ささ、家の中へ(^_^)」
さらに詳しい打ち合わせです。
 「NSXの扱いで何かありますか? 街乗りでは 3,000rpm 以上回さないとか。」
 「いえいえ、気にしません。 普段から 6,000rpm + まで使っていますから(^_^:」
 詳細は後述しますが、NSX の貸し出し期間、現状の車両状態チェック、 メンテナンス、消耗品の後日送付をはじめ、収録現場の見学や撮影、 そしてこのホームページへのレポートの掲載可否などでした。
あと、忘れてはいけない とても気になっている事を聞いてみました。
 「ところで、NSX のドライバーは、誰の予定ですか? (わくわくどきどき♪)」
 「NSX なら やっぱりガンさんでしょう。 その予定です。」
 「(よっしゃぁっ!) そうですか! うんうん(^_^) OKですね〜。」
 広報車ではレッドゾーンを超える事が多々ありますが、 オーナーの車では同じ全開でも大切に扱ってくれるそうです。  私もガンさんなら、と納得してお願いしました。  頑張って欲しいですが、できるだけ危険なブロックはやめていただけると安心できます〜(^_^:
 今回は、相手が S2000 でなければ、NSX のドライバーが黒沢元治氏でなければ、 この話を受けなかったかもしれません(^_^ゞ
 納屋に移動して NSX のチェックです。
収録中に傷付いた場合はすべてベスモで直す事になっているので、事前チェックというわけです。
 「本当に傷一つない綺麗な NSX ですね〜。」
 「ありがとうございます(^_^) 綺麗なままで返して下さいね(笑)」
 「もちろんです!」
チェックも終わり、いよいよお別れです。  庭の出入口が狭く初めての人は出難いので、私が道路の前まで移動しました。   (気をつけて。 頑張ってきなさい。)
 「こういう車には乗り慣れていても、やっぱり緊張しますね。では、お預かりします。」
 「気をつけて〜(^_^)/~~~」
 打ち合わせも終わり、NSX はベスモの人につれられて東京に旅立ちました。
がらーんとした納屋を見て、胸にぽっかり穴が開いたような寂しさをおぼえました(T-T)  いつの間にか NSX のいる生活が当たり前になっていたんですね。  いなくなって、初めて その存在の大きさに気付きました(T-T)
結果よりも。
 S2000 はホンダが送り出した新世代スポーツカーです。
動力性能も期待しますが、この手の車に欠かせない「それ以外のもの」、曖昧に言えば「味」を プロドライバーがどう感じるかも楽しみです。  そして NSX の「味」は、、、。
 S2000 には勝てないかもしれません。
でも、私にとって NSX は速さだけのものではないので、結果はそれほど意味を持ちません。
 プロドライバーが乗ってくれるので、今の NSX の状態と、 筑波での実力・タップライムの大きな目標が出来て良いと考えています。
 でも何より、無事に帰って来てほしい、と心から思いました(^-^)
3日後、4/25 は JARI での 0-400 m & ハンドリングテストです。

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