カエル配りの日々

2002.5「まだまだ遅れるカエルブンゲイ13号編集作業、やっと収拾?」の巻

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5/2
4月の日記を別ファイルに。

2002.5


5/29〜31
■13号入稿作業中。まだまだ。
■30日。大人計画「春子ブックセンター」の東京打ち上げに呼んでいただく。どこを見回しても役者さんたちがキラビヤカに揃ってて、どぎまぎする。みなさんおつかれさまです。大阪公演もがんばってくださいね。
■31日。光文社文芸編集部Sさんをトヨザキ社長に紹介するin大塚こなから。主に、齋藤『声に出して読みたい』孝バッシングで時は過ぎる。だってさ、すごいよ。今週の「週刊文春」でヤツの連載「コロンブスの卵焼き」ってのがスタートしてるんだけど、日本語が間違ってるもん。びっくりして、思わず声に出して読んで確認してしまうよ。
■同じ号の中村うさぎのエッセイ、秀逸。整形と女性の心理についてここまで洞察された文章をわたしは他に知らない。感動した。
■終電がなくなってあいてる飲み屋もなくなって、みなで24時間営業の山下書店であーだこーだ言いながらうだうだ時間をつぶしたのがとても楽しかった。



5/27〜28
■13号入稿作業中。28日の夕方にようやく3分の2をレイアウトわたし。6月中旬発行のめど。うー遅れてすみません〜。
■27日夜、ANA Latte沖縄特集の打ち上げ大会。新橋の「高馬宇」という韓国料理屋。レバ刺、ケジャン、激ウマ。韓国真露と日本JINROを交互に飲む。酔っぱらう。
■28日夜、友人が籍を入れるというので、保証人を頼まれた。で、ハンコ押しつつ飲み会in新宿「犀門」。だいたいうちら夫婦は籍入れてないんだがだいじょうぶなんかね……。婚姻届っつーもんをはじめて見た。飲み屋のテーブルで、ビールとそら豆を脇によけつつ書かれる婚姻届ってのも珍しいだろうなあ。
■おごっていただき、今日も焼酎を盛大に飲む。酔っぱらう。



5/24〜26
■24日。本日笑った某雑誌の依頼書。ある会社に対してOLさんを数人座談会にお借りしたいという趣旨。その註として小さく
*ビジュアル的に妥当な方
と添えてありました。
■夜、大人計画「春子ブックセンター」へ。当日券に並ぶ人の長い長い列にびっくり。いやー、面白かったあ〜。宮藤官九郎的小ネタ満載! 微妙なセリフ連発! そして松尾スズキ大活躍(ホレなおした〜)。終演後楽屋におじゃましたら「もう、ぼろぼろでーす」とほほえんでらっしゃいました。Lv99.comのTシャツを役者さんたちに差し入れ。
■本日のツボ台詞。
「あーあ、あのころはなんでもできると思ってた〜」(猫背椿扮するストリッパーの台詞)爆笑。ごめん、観てないとなんのことだかわかんないよね。
■そのあと、デザイナーの守先さんたちとパンフの打ち上げ飲みin裏窓。近くで飲んでたトヨザキ社長の乱入にびっくり、結局朝まで。
■25日。DVDで『ペイフォワード』を観て大混乱。「善意のネズミ講映画なんでしょ?」とみくびってたのに、この釈然としなさぶりはなんでなんで? シャラマンの『アンブレイカブル』の「絶対盛り上げるもんかー」というドラマづくりにもかなりびっくりしたが(ちょっと宮藤さんみたいだった)、ミミ・レダーっておばはんはこりゃまた何を企んでるの? スピルバーグのお気に入りにしてこのアンチハリウッド的悪意のありようはかなり面白い。たいへん好き。映画としては破綻してるんだろうけど、このラストに怒る人は多いだろうけど、いいんだ、お話なんてすべてが完成してなくっても、志が見えればと思う。
■原宿ラフォーレへクラブキング主催「立花ハジメ×岩井俊雄」対談を見に行く。携帯電話におけるアート、JAVAプログラミングの可能性についての1時間。この時代、オリジナリティをつきつめれば「システム」であるというふたりの立場に共感する。
■26日。『ペイフォワード』のオーディオコメンタリーに釘付け。ミミ・レダーの緻密な演出、画づくりに感動。ハーレイ・ジョエル・オスメントのこまっしゃくれぶりにも感心(いや、ホントうまいっす)。そして、やっぱり話づくりの根底に「アンチハリウッド」ありだな〜と確信する。ムカツクくらいヒドイ映画だけど、やっぱ大好きだ。
■なんでこんなにインパクトを受けてるのか書いてみようとしましたが、長くなりそうなのでまた改めて。それよりカエル13号の入稿作業だす。トヨザキさんにも怒られたし。



5/23
■ニュースで「ハンミちゃん一家」っていうのがイヤ。「北朝鮮の一家5人」でいいじゃん、どうしても名前で呼びたきゃ「キムさん一家」あたりにしてほしい。なんか腹立つ、そう呼ぶことにしちゃってる魂胆が。わかりやすくて便利なんだろーが、2才の子供だよ。そんなに通俗ドラマにしたいのか? それともあの子が亡命計画全部指揮してたんかい? あ、だからチョコパイ贈ったのか。なら許す。金じゃなくてお菓子で口封じ。



5/22
■増刷続く!『メイク革命』(かづきれいこ/幻冬舎)9刷決定。うれしー。
■五條瑛『スノウ・グッピー』(光文社)をついつい一気読み。訓練中に日本海に墜落した自衛隊機に搭載されていた軍事機密「グッピー」はすっげー代物らしい。アメリカも中国もあわよくばウチが拾うんだーと諜報合戦。結果、サルベージ現場には不審船がわんわんやってくる、さーどうするよ、防衛庁!?
『プラチナ・ビーズ』
『スリ−・アゲーツ』にくらべると、ジグソーパズルの一片一片がでかい感じ。読後も「ん?まだ数片はまりどころがないままなんでは?」と思わないでもない、しかし、有事立法、自衛隊を真正面から扱いながらここまでエンタテインメントしてて、だれにでもわかるように問題提起がなされてるのはすごいな。一気に読まされちゃったし。
■あいかわらずキャラ設定に「やおい」の匂いがするのは狙いなんでしょうか。男の友情の場面になると、ちょっとくすぐったい気持ちになる。そこが好きな人も多いのかな。高村薫読んでてもそんな気持ちになることがあるんだけど、この人のは天然な気がする。でも、五條瑛はちょっと戦略的な気もする。どうかしらん。



5/21
■5/17の日記で紹介した戸塚ちゃんの展示。5/25まで延長だそうです。楽しいから見に行ってくだされ〜。 場所は原宿のデザインフェスタギャラリーですよ。
■5/14の日記で紹介した大人計画のパンフは、公演一週目にして増刷決定ナリ! やったー!



5/20
■最近、cookpadというレシピサイトを愛用している。素人の料理好きだちが思い思いのレシピを公開、その集合でなりたってるサイト。全部で30000くらいはデータがありそう。面白いのは、レシピの下に実際つくってみた人の感想が書き込まれるところで、人気が一目瞭然。使っているうちに自分の好みとあうレシピ提供者はだれかもわかってくる。ランキングページもある。東京レストランガイドなど、あれ系のシステムです。
■週によって「手羽先」だの「簡単デザート」だののお題で競作イベントがあったりして、もりあがる。また、レシピ提供者たちの独自の企画もおもしろい。例えば幼稚園の子供のための毎日のお弁当レシピを公開をしてる人など、芸が細かくて楽しい。人気があるからといって何か得するわけではない(たぶん)のに、みんな力いっぱい競作している。意外と「トンデモ」もないので、使える。実際夕方5時〜6時の「今日の夕飯なんにしようかな」タイムはめちゃめちゃ繋がりにくく、人気のほどがうかがえる。
■なによりもレシピ提供者たちが「簡単」「安い」「おいしい」をめざしていることが使えるポイント。料理自慢じゃないんですね。プロがつくる料理の本では、いくら簡単とうたっても、わざわざ写真とったりページにするのがためらわれるような簡単さ、でもちょっと思い付かないかも……といったレシピが満載。たまに本格的なのもあるけど。
■レシピ提供者に若い人が多いみたいで、最近の食傾向もつかめて興味深い。とにかく「マヨネーズ」をつかった料理が多いのよ。別に使ってないレシピへの書き込みにも「マヨラーのわたしは、更にマヨネーズをかけてみました☆」とかあったりする。こないだ作ってみた「白身魚のマヨネーズ焼き」は、そのままだとマヨネーズ半本は使うような分量だったので、たいへんたまげて途中で軌道修正。でも、人気のあるレシピだった。マヨネーズ、どうしてみんな好きなんだろう? あと、うまく塩梅しないと全体に味が濃いかもしれません。



油絵作品「赤い傘」(8000円/売約済)を前に戸塚画伯。写真ではよくわかりませんが「アメリ」似の美人です。酒仲間。この日も昼間からギャラリーのテラスでビールを飲む。

5/17〜19
■なんか、もう週末なんだねえ。
■最近アメナーバルにちょっとはまってるので借りて来た『殺人論文』を観る。ねちこいっ!青いっ!けどおもろい! 公開中の 『アザーズ』を観たらいろいろ考えてみよう。観たひといますか?
■日曜日は原宿のデザインフェスタギャラリーへ。カエルブンゲイ0号から「名作リサイクル」を連載してくれてる戸塚文ちゃんが出展してるのだ。
■マトモによかったよ。デカイもんに描いたほうが、このひとの良さは生かせるのかもしれない。作品はほとんどもう売約済。「すごいじゃん」って言ったら、「なんかよくわかんなかったんで安くしすぎっちゃったのかも……」。こんなデカイ作品なのに、8000円、製作期間三ヶ月以上かかってるのに。相変わらず欲のないひとである。
■21日火曜日まで展示中(11時〜20時。最終日17時)。老朽化したアパートを改造し、各部屋を展示ブースにしているというすごく楽しい場所ですよ、行ってみてね。



5/15〜16
■15日。幻冬舎かづきれいこ第二弾の詰めの打ち合わせ。今回は読み物になる予定。6月いっぱいで取材しつつ1冊ぶん仕上げなくてはならないことが判明。うきーっ!
■16日。ANA Latteの「VIVID CAFE」というスチュワーデスさんたちの情報ページの取材で羽田空港。沖縄のおすすめポイントについてわいわい座談会。楽しいんだけど、羽田って遠い〜。(成田よりマシだが)
■知ってる人も多いと思うけど、垣之内葉月というマンガ家が最近出版した『イヌヒビ。』(あすかコミックス)というのはすごいらしい。吉野朔実や南Q太などの大メジャーどころの大メジャ−作品をバカスカぱくってるらしい。あまりのすごさに「検証サイト」ができていて、それを読み込んだり、複数にまたがる掲示板で事件を追ったり。
■もちろんパクリ自体のすごさにも目を奪われたが、疑惑の対象である垣之内葉月というマンガ家は、これまで同人誌を中心に、いわゆるボーイズラブを描いてきたひとのようで、こんな感じの書き込み群が印象的であった。
■「こんなやつ見過ごすのは悔しいから朝日新聞とかに投稿しよう」「いやいや、そんなところに投稿したらボーイズラブ批判になっちゃって、いっしょくたにされるのが関の山」
■「『噂の真相』で取り上げられたりしないかな」「でも、その記事、締めの1文が今から予測できる。『ただれた愛をあつかうボーイズラブ、その描き手もただれているようだ』なんて」。
■世に受け入れられにくいジャンルの支持者たちは、大きなメディアのおおざっぱさ、無神経さに対して懐疑的なのですね。ジレンマを感じているんだろうな。
■はっと気付いたら日もとっぷりと暮れて……とほほ。



「春子ブックセンター」パンフレット。A5サイズ。64P(カラー16P)

特製宮藤官九郎BOOKMARK付き。デザイナーの守先さんのアイデア。

5/14
大人計画の公演「春子ブックセンター」のパンフ見本があがってきましたので、どこよりも早くこの日記で紹介します。
■はじめのカラー6Pが凝ってます。「春子ブックセッター」というタイトルだけから「いったいどんな話なのか」を6人の役者さんにいろいろ想像してもらい、TV雑誌の番組紹介ページ風に展開。6人が勝手に考えたあらすじやみどころに加え、登場人物の相関図ポートレイトも全て撮りおろし。全40人以上の人物を、大人計画の鬼才・宮崎吐夢が演じ切ってます。
■読みものの目玉は、宮藤官九郎が3人のお笑いのプロに「お笑いってなんですか?」とたずねる対談企画。ネプチューンのホリケン、吉本の芸人で構成作家の木村祐一、マンガ家の相原コージが登場します。
■他にも、「役者」松尾スズキにフォーカスし、独特の演技法についてインタビューするページや、ハイレグジーザスの河原雅彦のデジカメ稽古場日誌など、企画もりだくさん、写真もいっぱい。雑誌テイストのパンフレットに仕上げました。
■とりあえず劇場販売のみ。「春子ブックセンター」公演は明日5/15〜下北沢本多劇場にて。前売りは完売してますが、当日券があるみたいです。



5/13
■11時20分ごろ「ペット百科」で起きて、メシ食ってだらだら仕事。主にANA Latteの原稿料切りと原稿整理。そういえば「ブックマーク見せて下さい〜大人計画猫背椿さん編」アップされました。よかったら読んでください。トップページの左上バナーから。あ、本のプレゼントも更新してます。応募してね!
■本のプレゼントは毎月更新してます。7月以降のネタを仕込んでいません。ANA Latteで告知して5〜10冊プレゼントしてもいいよ〜という著者及び版元のみなさん募集中、もしよろしければメールくださいな。
■よーし! 仕事は一段落した。あとはダッシュで「カエルブンゲイ13号」編集一直線!
玄米チャーハン。超シンプルでなんでもないレシピだけど、うまかった。



「おさかな天国」のぬいぐるみ発売と同時に。すでに「だんご3兄弟」末期の様相?

今年のおもちゃショーは、バーチャルペットも主力商品。

デザインフェスタでもっとも印象的だったブース。60くらいのおじさんが自作の短歌や俳句やショーヨショートを展示販売。短歌集のタイトルは「ヤングレディバイブル」だ。降参。

5/12
■朝から東京おもちゃショーデザインフェスタを見に、東京ビッグサイトにでかけてしまう。30枚の原稿、まだ1行も書いてないのに! 超デッドが明日の午後1時なのに! 書き終わったら「カエルブンゲイ13号」の編集やんなきゃいけないのに!
■もっとも遊んではいけない日のおでかけは蜜の味。「子供より親が大事と思いたい」とか、全くワケのわからない言い訳をしつつ、午後7時までたっぷり見てしまう。
■おもちゃショーは「タカラ」ブースの景気のよさが目立っていた。e-Karaのヒットでブイブイって感じ。
■デザインフェスタはまあ、いつもの感じ。何度か見て来たが、なんか表参道のフリマ的気持ち悪さが加速してる気も。悪くはないんだけど、おもしろくはないよねーというものが多い。こっちがスレちゃったのかな。あるいは若いもんについていけなくなっただけなのか? 結局何も購入しなかった。面白いと思ったのは去年も出品してたものだったり。
■帰りに思い付いたんだけど、来年のデザインフェスタは、ぜひ、池松江美さんとツアーを組みたい。「池松江美と行くデザインフェスタ2003」、おもしろそうじゃないですか? って本人に何の相談もしないままこんなこと書いちゃってますけど。5人以上催行って感じでどうでしょう。もちろんツアーレポートは「カエルブンゲイ」紙上で。
■帰り、池袋で適当にメシを食い、9時ごろ帰宅。いやいや原稿を書きはじめる。すぐに、「ああ、もっと早くから書きはじめればよかった」といつもの後悔……。朝の7時、なんかと書き終わってメールで送信、以後爆睡。



5/10〜11
■ああ、追い詰められている。書かなきゃいかん、〆切りをもう、3日過ぎてる。30枚……1行も書いてない。本棚の下のほうからひっぱりだしてクックなんか読んでちゃいかん。担当編集者がこの日記を読んでいないことを切に祈る。
■一回も読んだことなかったT・H・クック。昨日寝しなに『緋色の記憶』を読んで、ちょっと面白かったので、本棚の更に下のほうから『夏草の記憶』も引っぱり出してしまった。
■作風はものすごく辛気くさいです。2冊とも、いまは年を老いてさえない暮しをおくっている主人公が「あの忘れ得ない日、彼女はあんなに輝いていた。そんな彼女がまさかあんなことに! わたしは記憶を封印してしまった、あの恐ろしい事件!」って感じで思わせぶりに読者を引っ張りつつ、だらだらと事件の真相を小出しに回想していく。勿体のつけかたは乱歩といい勝負。その脅かしように結構芸があって、どんでん返しもうまい。
『緋色の記憶』
と同じパターンなのに、ついつい読まされてしまってます。 この辛気くささが、原稿から逃げて読んでるわたしの後ろめたさとシンクロしてしまったらしい。だめだー!
■「週刊文春」が近くのコンビニにない! 売り切れなの? 山拓じゃないよ、「奇跡の詩人」の記事が読みたいの〜。
■そういえば、ANA Latteの沖縄特集とかロンドン特集とかアップされてるので、よかったら読んでね〜。



5/9
ANA Latteのいそぎしごとをいそいでやる。息切れする。

■ちょっと古い話題で恐縮ですが、NHKスペシャル「奇跡の詩人」っての騒がれてますよね。まあ、いろいろ思うところはあるのですが、見てないのでここではいわないんですけど(だれかビデオ撮ってないですか?)、その釈明放送?が今週土曜(11日)の「スタジオパーク」であるんですって。これは見ないと。
■番組とその騒動の経緯についてはコチラあたりで。
■ダンナがヘンなTシャツつくりました(またかい?)。笑っちゃったのでついつい紹介します。本格ミステリファンのかた、夏はこれできめてください。ミステリ系編集者のかた、作家さんへの御中元はこれでいかが? あ、はじめての打ち合わせに着てくと楽しいよきっと(微妙か?)。



5/6〜8
■連休の後半、爆睡してしまったようだ。一瞬、秋葉原にデジカメ選びとかいきましたが、ほとんど寝てました。
■デジカメ、なにつかってますか? また、その良いところ、悪いところ教えてくださるとうれしい。掲示板とかで。わたしは、画素数はそこそこでよいのですが、接写がかなりできて、起動が早くて、スマートメディア、充電がクレ−ドル式ってのがいまのところ理想なのですが、まだ迷ってます。他にチェックポイントとかあれば教えて〜。
■連休開け、なんかしゃきっとしません。喝!
■8日。原書房さんにひみつの打ち合わせへ。ひみつじゃなくなったら、ここでお知らせします。ああ、実現しますよーに!



宇田川新聞画伯のカエルTシャツ、予約受付中、もうすぐ〆切ですよ。サイズいろいろ。

5/4〜5
■色校正を戻し終わる。OCRで入力したところに誤字があってくやしかった。OCRは、ワ−プロ打ちの原稿なんかをまず画像として読み取っておいて、文字に認識させて変換し、テキストデータ化するってソフトで、スキャナとかに付いてます。編集ツールとしては、かなりスタンダードな機能。日本語→英語も簡単にできる。
■とても便利だが、似た字に間違って変換されることがあり、ついついチェック漏れしてしまうのも確か。「や」と「ゃ」、「ー」(オンビキ)と「―」(全角ハイフン)などは、絶対認識ミスあるぞ!と構えるのでそうそう見逃さないが、さすが機械……って感じの思いもかけないミスも多い。
■今回のミス。「執拗な」が「執劫な」になってた。こうやって書き出すと、見るからに全然違うじゃん!見逃すなよなって感じだが、「執劫な」なんてことばないじゃん、そんな難しい字にわざわざするなよ〜。ていうかそんな字知ってるクセになんで間違うんだよ〜〜〜。
■OCRを大量に使う時は、文字チェックリストをつくって、しつこく検索かけんとな〜と反省。

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5/2〜3
大人計画のパンフ、色校正が出る。ああやっと……(感涙)。明大前の大人計画オフィスに届け、「文字直しありませんように……」と祈りつつ校正チェック。
『彌太郎さんの話』(山田太一/新潮社)、すげーおもろい。うまい。一気読み。
『DTP WORLD』(月刊/ワークスコーポレーション)がすばらしい。DTPのムックやら雑誌やら結構買ったり立ち読みしたりしてきてるけど、どーもいまひとつわかった気がしてませんでした。しかし、この5月号の「DTP&印刷からくり絵解き事典」はいいです。印刷の工程とか仕組みとか、何度聞いてもわからんちんというアナログアタマなわたくしにはほどよい解説。とても得をした気持ちの1280円。
■いままで読んできたものがなんでイマイチだったのかがわかった気がする。デジタルなものをデジタルなことばでデジタル強調なデザインで扱われても、どんどん敷居が高くなるばかりってことなのねー。かといって、ヘボイストーリーマンガで(架空の編集プロダクションが、さあ、DTPに初挑戦!みたいな設定)解説されても、なんかツボがずれてるし、ぬるいギャグに腹はたつしという塩梅であったわけだ。
■関係ないけど、調子にのって『ウェブアウトドリル』(SHOEISHA)も買ってみる。実例問題付きのWEBデザインテキスト。これをいちんち一題ずつ解いて、かっこいいサイトをつくるぞー! と思うが、なかなかそうはいかないと思うよ。
■連休明け締切りの某原稿、そろそろとりかからんとマジイなあ〜。イヤだなあ。



こんなタイトルとかつくってみたけど、あんまりかっこわるいので使いませんでした。

5/1
■Fireworksをいろいろいじる。WEB用の画像作りをサポートするソフトで、Dreamweaver 4といっしょのROMに入ってたもの。まあPhotoshopとかIllustratorみたいなもんですね。使いこなすと便利だろーなーと思いつつ、今までなんとなく放っていた。
■いじりだすととても面白く、お絵書きとGIFアニメづくりにはまる。GIFアニメは、パラパラマンガ。カエルのブンゲくんの顔を動かしたりして遊ぶ。近日アップ予定。っていうか一度はアップしたんだけど、アニメーションしなかったのでした。なにかが間違っているのでしょう。しかし、いいオモチャを手に入れてしまった。
■夜、ひさびさに近所の石原壮一郎さんとごはん。マンガ家のザビエル山田さん、米光一成もいっしょに新大塚駅近くの「たない粥」。ニけんめ、あえて大塚っぽい「スナック」に入ってみる。店をキリモリするおばさんと常連のおじいさん(会長と呼ばれる)に、若者扱いしてもらい、キミらがしっかりしろと、捕虜体験や遊廓作法のマメ知識を織りまぜつつ説教されまくり、ディープなトリップ感に酔いつつ帰宅。
■宇田川新聞画伯のオリジナルTシャツ、予約受付中ですよ。

2002.4「どんどん遅れるカエルブンゲイ13号編集作業、いったいどうなる?」の巻
2002.3「尾崎枕問題勃発と着払いだとフリペはだめかねえの巻」へ
2002.2「12号発行! でもカゼひいちゃって配布が遅れ気味の巻」
2002.1「カエル3年目に突入!新年会で大騒ぎの巻」へ
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