カエル配りの日々

更新履歴
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1/15■修正やマイナーチェンジ
1/16■リンク宇田川新聞追加
1/20■トップページから広告のご案内にリンク
1/21■リンク麻野一哉追加
1/31■
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2002.1「カエル3年目に突入!新年会で大騒ぎの巻」

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わかりにくいですがブンゲくん時計。このページの上にいるブンゲくんが文字盤になってます。3800円くらいで作れるんですけど、買いたいって人います?

1/31
■なんと、12時間寝てしまった。これでやっと二日酔いから立ち直ったかな〜という感じ。回復力はやっぱ衰えております。昼過ぎから、ここ数日新年会関連にかまけてたせいでたまってるそろそろヤバイ仕事に着手するが集中力もイマイチ。
■夕方から明治座へ。ペリー荻野さん(新年会で久しぶりにお会いした)の連載「ビバ!座長公演」では、毎回明治座さんにチラシと宣伝写真をお借りしている。レイアウト後送のキリヌキ用の写真を準備していただいたのでお借りしに。わたしのブンゲくん時計に気付いた宣伝担当の若山さんに「かわいい!カエルのブンゲくんのファンですよ」と褒めてもらい、御満悦。
■帰ってから、仕事をほっぽりだしてキリヌキ作業に埋没。これを逃避ともいう。西郷輝彦と杜けあきが、日本海の荒波をバックにしっかりと手を取りあう姿を、ちみちみと切り抜く。元来、こういう細かい作業が苦手です。デザイナーさんのキリヌキってすごくキレイなんですけど、あれ、どうやってるんですか? わたしはPhotoshopのペンツールで輪郭をぷちぷちやってるんですけど、なかなかうまくいきません。誰か教えて〜。
■あしたから2月だよっ!「木更津キャッツアイ」も見逃すな!


 

1/30
■家に帰り付いたら朝8時。うおー眠いよ〜と思いつつ、テレビを付けると大橋巨泉に小倉智昭が「辞めるべきじゃなかったのでは?」と詰め寄っていた。「これからはマスコミを通じて政治問題を語っていく。キミの番組にも出してくれ」という巨泉に「お断りします」と冷たい小倉。ちょっと面白かったので見てたら8時半を過ぎてた。
■2時半開演でとびだせボーイズの「紀伊国屋プロレス」。大人計画の若手、荒川良々、村杉蝉之介、皆川猿時の3人に、岩松了、宮藤官九郎、松尾スズキが脚本を書き下ろしたという豪華な公演。御一緒するのが枡野浩一、南Q太御夫妻というこりゃまた豪華な観劇環境。なのに、睡眠不足と激しい二日酔いで苦しい、ああ、なんてもったいないんだ! 口を開けば酒くさいので、初対面の南さんにロクに御挨拶もできず、ものすごーく残念。大好きなのに……。枡野さん、ごめんなさい、よろしくお伝えください。
■お芝居は、大人計画の本公演よりぐーっと気楽な感じ。名前を見ずともどれがどの作者の作品かはすぐわかる。特に、松尾さんのパートの『アメリ』ネタがツボであった。3本の上演のあいだに、ミニ映画が挿入されていて、フシギにさわやかな佳品。確認すると「作/とびだせボーイズ」であった。大人計画は、またも「書く才能」を輩出すつもりなのか? もう「トップランナー」がふたりもいるのに。
■帰りに制作の長坂さんにごあいさつ。「木更津キャッツアイ」の視聴率、イマイチなんだって、えーっ!! 凄く面白いのに。観てないひとは要チェック。金曜10時TBSだよ。
■家に帰ったころなんとなく酒が抜けて来た。田中真紀子更迭とか政治がいろいろ盛り上がってるのでニュース番組をハシゴしてたら、「ニュース23」に巨泉が出てた。筑紫は断んなかったのね(ていうか出演要請したのね)。政治が紛糾しててなんか情けないことになってますが、個人的にはこないだダンナと話してる時に、鈴木宗男のことを「鈴木ユメオってさー」といい間違えたのがかなり悔しい。鈴木夢男……。あんなのが夢に出て来て「これはね、人権の、問題ですよ」とか高音でまくしたてられちゃあ、安眠できません。


二次会スナップ集






1/29
■今日はカエルブンゲイ新年会だ。新宿「かくれがダイニングれんま」8時スタート。50人ちょっとの宴会となりました。カエルブンゲイは今年で創刊3年目。年に一度の大宴会も3回めで、たぶん最も盛会だったと思う。カンタンな名簿(2/12発行予定の12号よりアンケート特集も転載してみた)を配る以外、なんの趣向も凝らさないこと潔いほどの会ではあるが、いろんな方にお会いできて楽しかった。お話できなかった人もたくさんいてとても残念だったけど。
■二次会はおなじみ「浪曼房」10時30分。30名余が参加。ここではじめて写真を撮ることを思い出す(しまった……)。でももう酔っぱらってるので左に挙げたぐらいでめんどうくさくなり、撮るのをやめてしまった。
■三次会は新宿を彷徨ったあげく、近くの魚民。1時半。25名が参加。トヨザキ社長の発声で 「3年B組っ」「金八先生!」と乾杯をする25人のいいオトナたち。ここではじめて順番に自己紹介をする。盛り上がる。このくらいがワンテーマでまとまれるギリギリの人数なのかもしれない。
■四次会は新宿3丁目に流れて「呑者家」。4時半。10名。このメンバーは公表させてください。
石原壮一郎さん、オバタカズユキさん、トヨザキ社長、石黒謙吾さん、ラーメンライダー林英男さん、伊丹あきさん、ごとうひろこさん、ヲバラトモコさん、米光一成さんそしてアライ。もっと酒だ!というよりまだおうちに帰りたくないよ〜というオトナたちがうだうだと飲み続け、話題も同じところをぐるぐると回りだし、いいかげん眠くなってきて、外を見たら、ああ、朝の光が眩しいよー、そりゃそうだよ、だって7時だもん。えっうそー!!
みんなで電車で帰りました。通勤姿のサラリーマンのみなさま、すみませんという見事なクズっぷりにそれぞれ、しばし陶然……。さぞかし酒クサイ団体でありましたでしょうな。お疲れさまでした。
■というわけで、無事楽しく新年会を終了いたしました。参加してくださったみなさま、ホントにありがとうございました。そして、お誘いしておきながらちゃんとお話できなかったかた、ホントにごめんなさい! 今度分科会とか反省会とかやらせてくださいね。
■今度は、昨日も来てくれてありがとうのフリーペーパー
f-dexさんと合同忘年会をやりましょうと既に年末の約束をしたりしてます。宴会に限らずフリペのイベントとかやるのも楽しそう(何をやればいいのかはわかんないけど)。フリペ出してるみなさん、ちょっとだけ一時的にレンタイとかしてみます?

 


 

1/28
■『TVタックル』を見てたら「夫婦別姓」がいよいよ……みたいなことをまたやってた。まあね、「夫婦別姓」もひとつの選択肢として認めることはいいと思うんだけど、結婚制度問題を俎上にあげる時この問題ばっかり取り沙汰するのは、どうもピントがすれてる気がして。別に夫の姓を名乗ることが女性差別だとかじゃないくて、結婚制度そのものがおかしいんだよね。年に一定額以上稼がないようこころがけてる妻とか見るたびに、「働くと結局損だから〜」とかいう言い種を聞くたびに「なんじゃそら〜」と思う。労働意欲を削いでどうするんじゃ? 夫が職を失った時に「10年働いてません40歳」はどうするんじゃ? 育児労働の問題とかあって簡単に片付けられないのはわかるけど、少なくとも、わたし個人は、オンナだからという理由で税制優遇されるのはゴメンだ! と思う。
■などと、だらだらTVを観てるのもどうかと思う。そして、夜中に飛び込んできた朝日生命の専務の自殺……。がーん。もしもし、わたしゃ朝日の個人年金保険に入ってるんですけど。解約したとしても、これから別の保険に入るの? 月々の保険料いくらだよ、ていうかこんなあやふやな生活してて入れるのか? もう、アリコジャパンで月々3000円からなのか? ああ!! 保険証書はどこにやったっけ? お願いやめてー! わたしのことだけは優遇してくれ〜!


 

1/27
■いろんなことが一段落したので、のんびりした日曜日。そうだ、新年会の名簿をつくろうと思い立ち、昼過ぎから Illustratorに取り組むが、さんざんいじくり回したあげく「こういうのはIllustratorには向かない」ということを学ぶ。クラリスワークスでじゅうぶんであった。すごい無駄な時間。ヘトヘト。ああ、本でも読めばよかったよ。
■夕方、散歩がてらサンシャインシティの新栄堂書店へ。そろそろ次の『鳩よ!』のゲームをつくる!書評会議のネタ本を決めなくてはならない。できればベストセラーがいいんだけど、本屋さんは相変わらず「ハリポタ」一色だ。悩みつつ、筒井康隆の新刊『愛のひだりがわ』(岩波書店)と『肩ごしの恋人』(唯川恵/マガジンハウス)を買って帰る。



デザイナーの西部さんちにお住まいのフトアゴヒゲトカゲのアギーちゃん。お友だちの形見だそうです。打ち合わせしてると、部屋のどこからかカサカサっと寄ってきたりしてかわいい(もう慣れた)。

1/26
■さて起きたら12時。デザイナーさんとのアポは4時半。家を3時半に出るとして、あと3時間。徹夜したからフロにも入りたいし、ああどうしよう……。とりあえずメールチェックすると、遅れてた2人の原稿が来てるではないか、きゃー、これも整理しなきゃ。などと慌てふためきつつ、腹が減ったので餅を焼いていそべにし、あとキナコ買ってたから安倍川もつくっちゃお〜やっぱりお餅はおいしいな〜これは朝ごはん?昼ごはん?それともオヤツかなあ?と危機管理意識のないこと雪印幹部並み。
でも、なんとかデータをまとめてMOに落とし、ラフをつくって中目黒へGO! デザイナーの西部さんのおうちへ。
■西部さんは、カエルブンゲイ3代目のデザイナーさん。『鳩よ!』時代にお世話になった人。カエルブンゲイの何がたいへんって、レイアウトである。世の中にこれほどフリペやフライヤがあふれてるのは、パソコンの普及のおかげで、個人が材料をまるまるデザインしそのまま出力、あるいは印刷所にDTP入稿することができるようになったからであり、また、だからデザイナー発のフリ−印刷物が主流なのである。わたしのようにそうしたスキルがなくてデザイナーさんに依頼してるのは、実は邪道。でもなあ、そこまでやってたら、年に2回も出せないくらいだろうなあ。
といったことを言い訳に、懇意のデザイナーさんの好意に甘え、予算もないのでタダ同然でレイアウトをお願いしてる状況。西部さんにお願いするようになってほぼ1年であるが、ほんとによくやってくださると思う、大感謝。ていうか向こうにしてみれば、たまたま知り合いだったことが災難なのか……。
■『鳩よ!』休刊なんだってねえ……などとマガジンハウスの噂話などしつつ無事に入稿終了。
■その後新宿へ。来週カエルブンゲイの新年会をやるのだが、大幅に人数が増えたため、最初に予約してたところをキャンセル、ネット検索で見つけた店を慌てて予約したのでやはり心配になり、下見に行ったのだ。ああ、雪が降ってきやがった。
案の定、電話で聞いてたのとは大違いで「掘りごたつの大個室」ではなく、ふだんは小さな個室群として営業してるスペースの仕切りを無理矢理とっぱらって大個室と言い張りました、いう状態だった。うーん……と悩むが、もう決め直してる時間もないのと、担当の店員さんの「お願い!」というまなざしに負けて、決定を入れてくる。
そんなわけで、新年会に参加予定の皆様、当日は根性で交流いたしましょう。ついでに二次会場も決めてきましたよ。
■帰りに、6コで149円というはまぐりの大安売りを見つけ、ウキウキ。でも料理する気力はないし、ダンナも出かけてるので、夕食は、カンタンにはまぐり雑炊。めでたしめでたし。



「これが豆かんという食べ物です」とメールに添付してあった画像。

1/25
■徹夜でカエル12号の編集作業。ひたすら、スキャナ、フォトショップ&J-edit。明日の夕方にはデザイナーさんに渡さねば2/12発行が危うい
。昨日体調崩したのがイタイ。今年最初の号から季刊への道を歩むのはどーかと思われるので、気合いをいれる。が、朝7時ごろどうしても眠くなり、2時間だけ……と思って寝る。案の定、起きたら12時を過ぎていた。
ああ、またもや、爆睡……っ。地下労働所で、ついついほかほかのやきとりとビールの誘惑に負け、わずかなペリカを費やしてしまったカイジくんの「またしても豪遊……」というコマが脳裏をよぎる。さて、入稿のゆくえは? 以下次号。
■1/23の日記に書いた豆カンだが、ヒラノさんからこんなメールをもらう。酔っぱらった時の知らないじぶんを活写してくれた貴重な文章だと思ったので事後承諾で引用。
「アライさんはですね、四谷三丁目のそばやでそばを食べたあと、デザートに来た豆かんを一皿 ペロリとお食べになられていたのですよ。しかもこう私と沢渡さんと普通におしゃべりをしながら、その合間に絶妙なタイミングで豆と寒天を口に運ぶという技にも似た感じで。あれは私の幻想だったのか!?」
そうか、食ってたか。そんなうまそうなものを食っておきながら1ミリも覚えていないということがショックだ。そして問題の朝、「飲んだ翌朝は体重が減ってるのにどうして今日は増えてるんだ?」と、体重計の上で、しばらく小首をかしげたことも告白しよう。年を取ると酒席でどんなにステキな経験をしても、どんどん忘れていってしまうようになるのかしらね……。
そんな悲しい酒の思い出のあるかた、掲示板で告白しませんか? そして傷を舐めあい、世の中のすみっこでちみちみと生きていきましょう!


 

1/24
■さあて、原稿もほぼ(……)集まったし、今日と明日とで「カエルブンゲイ」12号の編集作業である。なのに、カゼをひいたらしく熱っぽい。休み休みパソコンに向かう。
■体調悪いから夕食は手を抜こうと、こないだごとうさんからお土産にいただいた、手延べのぶっといさぬきうどん。ふた袋入ってて「3人前」と表示がある。ちょっと多いかなと思ったが、まあダンナが食うだろうと適当に茹ではじめる。が、なんかおかしい。鍋の縁までうどんが茹であがってきてさばくのが大変だ。さぬきの人ってふとっぱらだな〜と思いつつ袋を見直したら、ひと袋が3人前であった。いっぺんに6人前を茹でてしまった。がーん。
今日は釜揚げうどんにしたので(うまかった)、明日の昼はかけうどん。そのあとは冷やしうどんか焼きうどんにしよう。恐るべき
さぬきうどん。


枡野さん。新高円寺のマーブルカフェにて。

1/23
■ちょっと二日酔い。昨日いっしょに飲んだ(二次会に無理矢理呼びつけた)ヒラノさんからメールが来てて「それにしてもアライさんの食べてた豆カンがおいしそうでした」とあるのだが、豆カン? そんなものを食べた記憶はナイぞ。
■3時からANA Latteの取材で枡野浩一さんに取材。「ブックマーク見せてください」というコーナー。著名なかたにオススメのサイトを紹介してもらうというもの。吉村智樹さんのサイトタニグチリウイチさんのサイトなど。
「ネットに書いているとネットで読む人が読むような文章を書いてしまっている。そのひとたちの読み方が誠実であればあるほどそうなってしまう。それはあやうい」という枡野さんの感懐はとても深いと思った。
■カエルブンゲイ新年会の下見をしたあと表参道。やはりANA Latteのパリ特集の打ち合わせ。パリから帰ってきたばかりの料理研究家の内藤のりこさんと「かまど飯寅福」。内藤さんはフレンチの専門家なのだが、企業の外食メニューの開発なども手掛けているのでマーケティング感覚が鋭くて、とても面白い。「三ツ星」とか「パリっておしゃれ!」とか「流行はこれ」ということ以上に「日本人だったらどう受け入れるか。アレンジするとしたらどうなのか」ということを意識できる人。いそうでいない料理のプロなのだ。知り合ってもう、15年くらいになる。頼もしい存在。なにかっちゅうとお世話になってます。
今回はパリの食事情を原稿として書いてもらうのだが、話してたら、料理の仕事がまたやりたくなってきた。ビジュアル要素が大きい編集仕事としては、いちばん好きなのかもしれない。料理撮影の現場はホントに楽しいしおいしいし。それって単なるくいしんぼうなのか?


道をはさんで似たような神社がふたつあるんだけど、入り口付近に「お岩さま」って書いてある小さいほうが「本家」だそうです。

1/22
■朝から夜まで四谷界隈に居続ける1日。朝10時30分、四谷三丁目のstudioKAZUKIに集合。かづきれいこさんとスタッフのかたたちと幻冬舎のキハラさんとで於岩稲荷でお払いをしてもらいに行くのだ。新宿通りをちょっと入ったところにある於岩稲荷は民谷家が於岩をまつっている神社。歌舞伎関係、演劇関係の奉納がたくさん。四谷怪談を演る時はここにお参りするのが習わしなんだそうです。藤真利子の名前もあった。studioKAZUKIも「顔」を扱う仕事なので、毎年お払いしてもらうそうだ。30分くらい、結構厳粛な気持ちになる。帰りにお守りと「ことば」が書かれた紙をもらう。全部違うことばが書いてあるのをおみくじみたいに引く、わたしのには「煩悩をば美しく昇華させる」。キハラさんのは「からだ健やかにこころ康らかに」。他の人のことばもそういう「日常の戒め」みたいなことばなのに。かづきさんの引いたのだけ「神の思いとひびきあう」。何かすごいな。
■お昼から夕方までかづきさんにリハビリメイクについて聞く。最期まで美しくありたいとメイクしつづける末期ガン患者、1か月に1回だけ美女に変身するためにやってくる性同一性障害のおじいさん、拒食症治療の一環としてメイクをする女性などのいろんな臨床例。いつもながら、顔と精神のつながりって深いものだなあと考えさせられる。
■夜はANA Latteの愛媛特集の打ち上げ。プロデューサーの沢渡くんとデザイナーのごとうさんと。四谷の鈴伝で日本酒を一升買い、えりまきラーメンの近くにある「四万十」へ。うまいんだこの店。鯨を食いました。沢渡くんはすごい日本酒マニアで、めちゃめちゃ詳しい。米や産地はもちろん、「こうじ」の差まで語る男である。昨日飲んだのもおいしかった。銘柄名、なんだったけなあ〜?さっきから思い出そうとしてるんだけど……。うーん。


  1/21
■いいかげんものすごいので髪を切ったり染めたりしにいく。待ち時間のおともは『信長あるいは戴冠せるアンドロギュヌス』(宇月原晴明)。家から3分の豊島中央図書館で借りた。帰りに商店街で豆大福を買う。今日も大塚から一歩も出ていない。
ANA Latteの原稿を整理。ロンドン、パリ、ボルドー、トリノ、ニューヨークに住む8人の女性から日記を定期的に送ってもらうという「世界がわたしを呼んでいるのよ」という企画をやっているので、パソコンには毎日のように世界のどっかからメールが届く。わたしは3日間、電車にも乗っていない。思えばここ何年も海外に行ってないので、パスポートが赤いままだ。
はじめて買ったけど、「モモタロー」の豆大福は上品で結構いけた。今度は駅前の柏屋に挑戦してみよう。

ポスターもかわいいです。キャメッセで撮ったのを色数減らしたんでわかりにくいですけど

1/20
■原稿を書いたらもう8時だったのでそのまま起きて洗濯したり本を読んだり。だらだらと「サンデープロジェクト」で「ダイエーの崩壊」とか見てたらよねみつが起きて来た。
■夕方から池袋へ。久々の映画『アメリ』。途中ですっげー泣く。アメリがおじさんに思い出の品を届けると、おじさんが忘れてた小さいころの光景をだーっと思い出すところ。フランス人もビー玉の思い出とかあるんだね。ストーリーちゅうよりディテイルが美しい映画、いや、ディテイルが力技でストーリーに説得力を与えてるというか。細かいところまで凝りまくってて見てて楽しくてたまらない。DVDが出たら買って、いちんちじゅう流しておきたい。


うちの田舎です。宮崎・青島の夜明け。2001年3月。
1/19
■おはよー。ただいま19日というか20日の朝4時。いやー『鳩よ!』のゲームをつくる!書評会議の締切をとうに過ぎてるので書かなきゃ〜の土日なんですが、夕べは眠くて眠くて……。11時ごろちょっとだけ寝よう、のつもりがこんなことに。
最近このパターン多いす。みなさん、春は近いようですよ。さ、夜明けまでに仕上げるぞ!
テーマは『戦争論2』(小林よしのり)のゲーム化です。

各種ベストテン(これら以外を選んでね)
●「このミステリがすごい!」国内
1模倣犯(宮部みゆき)
2邪魔(奥田英明)
3ミステリオペラ(山田正紀)
4スティームタイガーの死走(霞流一)
5超・殺人事件(東野圭吾)
6闇先案内人(大沢在昌)
7天狗岬殺人事件(山田風太郎)
813階段(高野和明)
9煙か土か食い物(舞城王太郎)
10相棒に気をつけろ(逢坂剛)
●「このミステリがすごい!」海外
1神は銃弾(文春文庫)
2夜のフロスト(R・D・ウィングフィールド)
3アメリカンデストリップ(J・エルロイ)
4斧(ドナルド・E・ウェストレイク)
5心の砕ける音(トマス・H・クック)
6ジャンピングジェニイ(A・バークリー)
7騙し絵の檻(ジル・マゴーン)
8ザ・スタンド(スティーヴン・キング)
9学寮祭の夜(ドロシー・L・セイヤーズ)
10ミスティック・リバー(デニス・ルヘイン)
●「週刊文春」国内
1模倣犯(宮部みゆき)
213階段(高野和明)
3ミステリオペラ(山田正紀)
4沈黙者(折原一)
5新本陣殺人事件(矢島真/若桜木虔)
6邪魔(奥田英明)
7闇先案内人(大沢在昌)
8超・殺人事件(東野圭吾)
時の密室(芦辺拓)
R.P.G(宮部みゆき)
●「週刊文春」海外
1夜のフロスト(R・D・ウィングフィールド)
2ミスティック・リバー(デニス・ルヘイン)
3エンプティーチェアー(J・ディーヴァー)
斧(ドナルド・E・ウェストレイク)
5騙し絵の檻(ジル・マゴーン)
6頭蓋骨のマントラ(エリオット・バティスン)
7神は銃弾(文春文庫)
8ジャンピングジェニイ(A・バークリー)
永遠に去りぬ(ロバート・ゴダード)
10アメリカンデストリップ(J・エルロイ)
●ダ・ヴィンチ(総合ランキング)
1模倣犯(宮部みゆき)
2ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(J・K・ローリング)
3ルー=ガルー(京極夏彦)
4姫君(山田詠美)
5プラナリア(山本文緒)
6チーズはどこへ消えた?(S・ジョンソン)
7センセイの鞄(川上弘美)
8陰陽師(岡野玲子)
9ウエハースの椅子(江國香織)
10スカイ・クロヲ(森博嗣)
●ダ・ヴィンチ(コミック)
1陰陽師(岡野玲子)
2MONSTER(浦沢直樹)
3バガボンド(井上雄彦)
4ONE PIECE(尾田栄一郎)
5ヒカルの碁(小畑健/ほったゆみ)
620世紀少年(浦沢直樹)
7残酷な神が支配する(萩尾望都)
8フルーツバスケット(高屋奈月)
9YASHA-夜叉-(吉田秋生)
10ベルセルク(三浦健太郎)
1/18
■12号の原稿が8割方集まって来た。この調子でいけば2/12発行くらいでいけそうだ。
書評特集の「book horic」は対談ではなく、2001年読んだ本についての執筆者のアンケート集になる予定。いろんな答えが集まってきてる最中なのだが、今のところ、1冊として同じ本がない! 小説をあげる人がほとんどいない! など興味深い傾向があるので、いろんな人に聞いてみたくなった。もしよろしければ掲示板に書き込んでくださるとうれしいです。どんな本でもいいですよ。全然本など読まんとか新刊は読まんとかそういうのもOK。ホントのところを知りたい。

以下、アンケート文です。

●カエルブンゲイ12号アンケート

2001年のおもしろかった本ベスト1〜3冊をあげていただけますか?
本の選定には条件があります。2001年に出版されたものであることと、現在まさに本屋さんの店頭を賑わしているベストテンモノ(このミス、週刊文春、ダヴィンチの一部)にランクインしてないものをあげて欲しいのです。
最近、ホントにおもしろい本、特に、万人受けはしないものの好きな人は絶対好きっ!というコクのある本の寿命がどんどん短くなってると思いませんか? 評価の高かった作品なのに、探しても探してもナイ! 「ハリー・ポッター」はどこに行っても山積みなのにさっ!!
そういう本は、きっと出版しにくい状況でもあるんでしょう、不況だし。
そこで「カエルブンゲイ」では、巷のベストテンに敢えて背を向け、がんばって欲しい本にエールを送るべく、ツワモノぞろいの執筆者のみなさんに、それぞれの「これがホントにおもしろい本」をお聞きしたいのです。結果は12号で発表したいと考えてます。もし、みなさんの意見が集中した本があれば勝手に本の帯をつくって、ゲリラ的に掛けて回る、そんな作戦も楽しいなあと思ってます。2002.1/9 発行・編集人/アライユキコ

(←各種アンケートは左欄をみてね)


新聞先生を囲んで記念撮影で終了。持ってるのはお土産にいただいたオリジナル作品。やりっ!

1/17
■本日発売の『鳩よ!』(マガジンハウス)は宮藤官九郎特集。明日から開始の新ドラマ「木更津キャッツアイ」(金曜10時〜TBS)の脚本を担当してる宮藤さんにタイミングよくフォーカス。最初の8P『金曜ドラマ「木更津キャッツアイ」ができるまで』を書きました。楽しい取材でした。V6の岡田准一や薬師丸ひろ子にも話しを聞いたりしてちょっと新鮮な感じだった。
■午後1時中央線日野駅集合。日野は新宿から特快で40分くらい。遠い。集まったのは、石原壮一郎、豊崎由美、米光一成ちょっと遅れて平林享子。なにしに? この地に庵を結ぶ版画家宇田川新聞嬢に版画教室を開いてもらったのだ。
何を隠そう、2月上旬発行予定のカエルブンゲイ12号の「宇田川新聞スペシャル」の特別企画。宇田川先生からのお題「愛とカエル」をもとに、いい大人が慣れぬ彫刻刀をもって四苦八苦すること6時間。ていうか、こんななんの変哲もない平日の昼間からギャラも出ないのに版画彫りに集まってくれるみなさんには感謝感謝。
「しゃべってばかりじゃなくて、手も動かして!」と先生に怒られつつもなんとか彫り上げたおのおのの作品は12号にて、講評つきできっちり発表します。御希望のかたにはプレゼントもする予定。
楽しみに待っててね。


松山で食ってむちゃむちゃうまかった今治やきとりの店「無味」のとりさし。今治やきとりについては「やきとり天国」というサイトがスゴイ。

1/16
■10時起床→メシ→テープ起こし→仮眠(30分のつもりが3時間)→メシ→テ−プ起こし。地味な一日。一歩も外にでません。雨だし。正月につくりすぎたもんを解凍しただけの夕食もわびしい。
ANA Latte「愛媛特集」がアップされました。去年の年末、2泊3日で取材してきたもの。わたしの10才くらい若ぶったルポ文体がなかなかキモチ悪いので見てやってください。トップページ真ん中の列の下「日本に行きたい!」というコーナーです。
仕事としてwebの編集をはじめて1年だけど、最近、やっとおもしろくなってきた。最初は「webっつったってテキストの質でしょ?」くらいに考えていたのだが、サイト全体の構成を考えること=編集の醍醐味だと思えるようになってきた。ページラフやツリー構成に悩むのがとても楽しい。
要はデザイナーとの連携なのだなあと思う。デザイナーのスキルを理解し「どう読ませるか」に貢献してもらう
よう話し合っていく。web だからできることをあくまでテキスト寄りに考えて行く。例えば「Flash」を「見せる」だけではなく「読ませる」ために活用してもらうにはどうしたらいいか? じぶんで「Flash」を使えるわけじゃないんだけど、オーダーは適確にできるようにはしたい。(それは紙媒体とも同じ感覚なんだけどね)プログラマとの対決はまた次の段階なのかな。
愛媛取材は、webデザイナーのごとうひろこさんと一緒にいった。イイ感じのイラストが描ける人なので「写真よりもイラストがあったほうが楽しいページになるからさー」という理由もあったのだが、実際に見たものをいちいち「webではどう見せたら魅力的か」ということを話し合ってみたかったというのが大きい。
で、「愛媛特集」には少し盛り込めたと思ってるのですが、どうでしょうね?  


幻冬舎現在6刷8万部!ABCに紹介文を書かせていただきました。実用書のコーナーです。

1/15
■リニューアル早々、掲示板にいただいたたくさんの書き込みに感激、大感謝。まがりなりにもじぶんで作ったからでしょうか、前のサイトと違ってじぶんの王国感ありますね。「みなのもの、わが王国で遊んでいくがよい」みたいな。見捨てないでくださいね、これからは心を入れ替えて更新しますから。
■今日は、かづきれいこの「リハビリメイク」の終日取材というか見学。もう10回目くらいだろうか。テレビにもよく出てる人なので知ってる人も多いと思うけど、去年、フェイスセラピスト・かづきれいこの『メイク革命』という本を編集した。
「メイク苦手なんですー。それでマガジンハウス辞めたようなもんだし」と逃げ腰だったのだが、「まあ一度見てくださいよ、いわゆるメイクとは全然違いますから」と編集者に言われ「リハビリメイク」の教室に行ってみたのだのが最初だ。
衝撃的な体験だった。交通事故で顔にくぼみができてしまった女性、顔の半分が赤あざ、半分が青あざという中学生の女の子とその母親、大きなマスクを掛けて、じっとうつむいている若い女性。それらの人々と「どこが気になるの? ああ、あざねえ。生まれつきなんだー」といったごくフランクな調子でしゃべりつつ、かづきさんは、適確なリハビリメイクを施していく。
女の子の赤青のあざがメイクで見事に消えた時、泣き出したのは母親のほうだった。
「おかあさんが辛かったよね。顔を見るたびに、産んだ責任を考えてしまってたんでしょ。本人は生まれつきだもん、案外慣れちゃってるんだよね?」。確かに女の子は意外なほどあっけらかんとしていた。
「今度はおかあさんが元気な顔にならないと」。
とかづきさんは母親の顔にメイクを施しはじめる。「母子で来ている場合は、たいてい母親の心の傷のほうが深いの。母親のケアまでやってはじめてリハビリメイクの完成なのよ」と後で聞いた。
メイクは、傷を治すわけではない。メイクは顔をカバーするにすぎない。しかし、本当に傷付いているのは、目に見える部分とは限らないのだ。メスを何度入れても治らない奥深い部分。かづきさんのメイクにはそこを癒す力がある。惹かれた。
■取材後、新宿御苑の原書房さんへ。11号の広告代の集金。毎度〜。


結局使わなかった素材。
1/14
■やっと新しいカエルブンゲイWEBができました。この3日間、ほとんど外にもでず、酒も飲まず、パソコンに貼り付いてました。使用ソフトはdream weaver4です。もっと使える機能が盛り沢山なんだと思いますが、とりあえずこれが限界。気付いたことや、ここの部分はこうしたほうがいいよという場合は教えてください。(カンタンな)裏技とかね。ここを見てくださってる方、ありがとう、これからもよろしく。日記くらいは毎日更新するつもり。どうかこの決心を支えてください。掲示板に一言書いてってくれると大吉。

旧サイトの日記

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