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(2003年12月5日発行)



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仙台市民オンブズマンによる
県警不正経理追求活動


弁護士 山田 泰



 8月30・31日の両日にわたって、「第10回全国市民オンブズマン大会in仙台」が開催されました。仙台市民オンブズマンが県警不正経理をどのように追及しているかを報告集等に基づき紹介します。

 まずは情報公開訴訟です。
 平成13年6月、県警の旅費・食糧費の受取りの公開を求める訴訟が仙台高等裁判所で勝訴し、また平成14年5月には県警総務課の旅費文書につき情報公開審査会で開示を認める決定を得たりしています。そのほか犯罪捜査報償費の公開を求める訴訟も提起されています。

 他方住民訴訟では、平成14年3月には、仙台地裁において1人上限8000円を越える官官接待費の返還を命ずる判決を得(確定)、また県警総務課カラ出張旅費返還訴訟では裁判途中の同年5月被告側が全額返還することになりました。県警総務課カラ出張旅費第2次訴訟も提起されています。
 更には仙台地検、仙台高検、東北公安調査局の調査活動費の公開訴訟も行われていて、三井環元大阪高検公安部長や元検察事務官が流用や領収書偽造を証言するなど面白い展開をみせています。


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