ブータン難民について語ろう

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2006年1月14日

西水美恵子氏による「雷龍の国ブータンに学ぶ」 投稿者:管理人 投稿日: 1月14日(土)13時45分4秒 
  独立行政法人経済産業研究所のサイトに西水美恵子氏による「雷龍の国ブータンに学ぶ」と題するエッセーが現在までに3回掲載されている(初出は「三万人のエグゼクティブ」を対象にした雑誌「選択」)。
http://www.rieti.go.jp/jp/fellow_act/index.php?id=nishimizu-mieko&mode=top10

ブータン難民について言及しているところは以下の段落のみ

引用開始

ブータンに関する学術書は分野に限らず少ないけれど、レオ・E・ローズ、カリフォルニア大学名誉教授著「ブータンの政治」(山本真弓監訳、乾有恒訳、明石 書店、2001年刷)が光る。英語の原本(コーネル大学出版、1977年刷)も読んだが、優れた監訳者解説が付いた和訳の方が好きだ。特に、国際的注目を 浴びながらも誤解され続ける、ネパール系ブータン人難民問題の原因と背景を知るには、必読の本。

引用終わり

エッセーの内容は、ブータンの歴代の王について、人柄・リーダーシップなどについてひたすら褒めまくるというもの。(昭和天皇の人柄の良さにも言及しています)

この3つのエッセーを読んで個人的に感じたことを書くのは控えますが、2004年1月にこの掲示板に書き込んだことを以下に再掲させていただきます。

「秋のドイツ」というオムニバス映画があります。この中で、ドイツの高度な管理社会に怒り狂うファスビンダーと彼の(リベラルな)母親の会話が私には強く印象に残っています。

ファスビンダーにどのような体制を望んでいるのかと聞かれた母親が、ふと本音をもらすのです。

「望んでいるのは高潔な君主なのかも知れない」と。

この言葉は「本音」であるからこそ、怖ろしいのです。

 

ブータン国王、2008年に退位の意向 投稿者:管理人 投稿日: 1月14日(土)13時19分57秒 
  2005年12月のクエンセル紙報道

以下は共同通信による
リンクはクエンセル紙に発表された国王の演説の英訳

08年に総選挙、国王譲位 ブータン、民主化完了へ
 【ニューデリー18日共同】ブータンの政府系クエンセル紙(電子版)によると、同国のワンチュク国王(50)は17日、国民向けの演説で、2008年に 総選挙を行って同国の民主化プロセスを完了させ、退位して息子のジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク皇太子(25)に譲位すると発表した。
 ヒマラヤの山岳国ブータンでは国王主導で同国史上初の成文憲法成立を目指し、国王の定年制を導入、立憲君主制に移行する予定だが、国王が民主化の期限を明示したのは初めて。自らの退位を発表することで国民に権力を移譲する意思を明確に示そうとしたといえる。
(共同通信) - 12月18日

http://www.kuenselonline.com/modules.php?name=News&file=article&sid=6331

 

ブータン難民に対するブータン人の見方 投稿者:skyispink★ 投稿日:11月23日(水)18時20分5秒 
  このHPを見てとても驚きました。文化が魅力的なブータンは私にとってあこがれの国でした。しかし、今まではブー タンのいい面だけしか見ていなかったようです。「いい面」だけを見ているというのも、ある種の偏見だと気づきました。今度、ブータン人と交流する機会があ るのですが、その時にブータン難民の事を聞くのは失礼でしょうか。ブータン人がブータン難民の存在を知っているのか、そして知っているのであれば難民のこ とをどう思っているのか、知りたいです。  
    (管理人) お返事が遅れて申し訳ありません。ブータンの人との交流はいかがでしたか?
日本に来る様な「エリート」のブータン人であれば当然難民問題について知っているはずです。しかし、個人ではどのような見解を持っていても、公の場ではあまり言いたがらないと思います。

私たちのように自分の(政治的な)意見を言いたいように言えるというのは、世界の中ではかなり恵まれた状況なのです。

 

UNHCR ニュース速報 7月14日 投稿者:管理人 投稿日:11月18日(金)19時50分13秒 
  ネパールのブータン難民、進展のない状況に不満
UNHCRネパール(14日)発:
 UNHCRの支援するネパール東部の難民キャンプ7か所で14年間難民生活を送る、ブータン難民10万人の緊張と不満が高まっている。
 「私たちは死んだも同然」とある難民は言った。キャンプで教育を受けたものの、学んだ技術を生かす機会のない子どもをさしながら、「時間だけが過ぎていく。私たちは暗い運命にあり、未来を拓くために前進もできない」とも述べた。
(続きは以下のリンク)

http://www.unhcr.or.jp/news/news_archives/050715.html

 

この問題を初めて知りました。 投稿者:NT 投稿日:11月 4日(金)15時09分55秒 
  穏健なチベット仏教国といったことしか知りませんでしたが、たまたま御HPに行き当たりまして、驚愕しています。
勉強になります。
このようなHPを立ち上げてくださったことに感謝したします。
 
    (管理人) コメントありがとうございます。  

未確定ニュース「 UNHCR to resettle Bhutan refugees」 投稿者:管理人 投稿日:10月 3日(月)21時41分33秒 
  South Asia Media Net
UNHCR to resettle Bhutan refugees
Sunday, October 02,2005

DAMAK: The United Nations High Commission for Refugees (UNHCR) has assured
the Bhutanese refugees residing in seven camps in Morang and Jhapa that it
will re-settle them in a third country, maybe even the United States, the
refugees said. The refugees at Beldangi Camp said the UNHCR had mobilised
field assistants in the camp for discussions, counselling and interviews with
them regarding the resettlement process. The interviewers were talking to the
refugees who were tortured by the Bhutanese government. One refugee said:
“They asked me about my experiences while I was in a Bhutanese jail. When I
inquired why they were asking such questions, the interviewers said that if we
wished, we would be re-settled in a third country.”
He said the UNHCR had been conducting interviews with the refugees for the
past two months and that UNHCR representatives had asked them not to tell
anyone about the interviews. The refugees said 42 refugees from different
camps in Jhapa and Morang had been taken to Kathmandu for medical check-ups
as part of the preparation. All 42 have now returned, they said. Secretary of
Beldangi -1 Camp, PL Thapa, confirmed that the interviews were being conducted,
but he said he was unaware about the purpose of the interviews. Those who were
interviewed, however, said that they were assured of re-settlement in another
country.

http://www.southasianmedia.net/cnn.cfm?id=241432&category=foreign%20relations&Country=NEPAL

 

二国間交渉再開か? 投稿者:管理人 投稿日: 9月24日(土)10時34分22秒 
  ネパールの外務省の発表によると、ネパール・ブータン両国外務大臣の
電話会談の中で、二国間の難民問題についての会議が開かれることで
合意したとのことです。(9月8日にネパールのメディアの報道による)

しかしながら、上記の合意は文書化されておらず、また国連総会の直前
であり、ブータン側のポーズに過ぎないのではないか?とも捉えられて
いるようです。

ネパール側の報道によると、国連総会で両国外務大臣が訪米する際に
会談が持たれるとのことです。(9月13日の報道)

http://www.kantipuronline.com/kolnews.php?&nid=51688

 

UNHCR warning on Bhutan refugees 投稿者:管理人 投稿日: 9月24日(土)10時20分21秒 
  9月10日付けのBBCのCharles Havilandによる署名記事

The United Nations refugee agency says rising world oil prices are severely
damaging its provision of aid to Bhutanese refugees living in Nepal...

http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/4232658.stm

 

質問は具体的でないと 投稿者:管理人 投稿日: 9月24日(土)10時15分53秒 
  名無しのごんべいさん、書き込みありがとうございます。

でも、質問は具体的でないと、誰も答えられません。「難民の皆さん」とはどこにいる
「難民の皆さん」なのか? 「物資」はどんな「物資」なのか? 「提供」とは
どういう「提供」なのか? つまり現地までの「輸送料や保管料や人件費」も「提供」
できるのか? などなど、、、

 

質問 投稿者:名無しのごんべい 投稿日: 9月14日(水)11時26分42秒 
  難民の皆さんに、物資を提供したいのですが、どうすればいいでしょうか?  

みなさん、ありがとう!! 投稿者:ゆう 投稿日: 9月 4日(日)18時03分24秒 
  みみさんのような方がいてくれて嬉しいです!人の嫌がることをやるのは、信じられません。悪循環ですよね?みみさんの意見大切にしますね!  管理人さん適切な回答ありがとうございます!もっと、具体的に考えを進めていきます。難民についてもっと調べていきます!  

Despair of Nepal's unwanted exiles 投稿者:管理人 投稿日: 9月 3日(土)05時43分7秒 
  8月30日付けのBBCのCharles Havilandによる署名記事

In recent weeks the authorities in both Bhutan and India have foiled attempts by Bhutanese refugees living in Nepal to return home.

They are among 105,000 Bhutanese who have been in seven camps in Nepal since the early 1990s, largely ignored by the world.

All are from Nepalese ethnic groups; most were stripped of their citizenship by Bhutan or expelled after campaigning for democracy.

Their restless mood is evident in the three Beldangi camps near the town of Damak....

http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/4194616.stm

 

書き込みありがとうございます 投稿者:管理人 投稿日: 9月 3日(土)05時40分11秒 
  レモンさん、みみさん、ゆうさん、書き込みありがとうございます。

みみさんが指摘しているように、望ましい援助のあり方を考えるのは
大切なことですね。ユニセフや、NGOなどの団体の活動に参加すること
で、みみさんのように具体的な問題点がわかってくる場合も多いです。
これからも頑張ってくださいね。

ゆうさんの質問はとても難しい質問ですね。性悪説よりも性善説を信じ
たいのですが、現実社会は性悪説を基準にして対応しないとならないこ
とがほとんどです。ただ、漠然とした設定で問題を考えるよりも、でき
るだけ、個別の具体的な問題について、色々情報を得て、考える方が
建設的だと思います。この場合だと、「どうして人が嫌がることをする
んだろう?」について考えるより、「ブータンの人々の中にどんな対立
があって、どんな歴史的背景があって、一部の人が、国を追い出されて
しまったのだろう?」とか、「パレスチナではどうしてあんなに泥沼
の対立になっているんだろう?これまでどんな経緯があったんだろう?」
という様に具体的な考え方をくり返していく中で、最初の「どうして
人が嫌がることをするんだろう?」についてのゆうさんなりの答えが
わかってくると思います。

 

ゆうさんへ 投稿者:みみ 投稿日: 8月31日(水)16時18分8秒 
  あたしもゆうさんと同じ疑問を持っています。人の嫌がる事をしたら、その瞬間に自分が嫌な人になるのに何でわざわ ざ迫害なんてするのか。考えられないですよね!!迫害をする人達は心が貧しいんですよ。貧しいのに頑張って生きている強い心を持った難民に嫉妬のような感 情を抱いてしまう。だから、迫害をすることによって自分の生活水準の高さや豊かさを確認したい。自分が人の気持ちのわからない心の貧しい人間だということ から逃げるために迫害をして弱い自分を保とうとする。しかし迫害したことにより心はどんどん貧しくなるから結局はそれがずっと続いてしまう。悪循環です ね。これはあくまでも私の考えですから、実際のところどういった事が迫害の原因なのかわかりませんが、こういう風に考えている人もいるという参考にしてい ただけたらとおもいます。  

難民問題って難しい 投稿者:ゆう 投稿日: 8月27日(土)10時14分7秒 
  わたしは今、「難民問題をどのように解決すべきか」という作文を書いています!いろいろ難民について調べたのです が、分からないことが1つあります。迫害などをしている人がいますよね?迫害などをしている人は、なぜ人が嫌がることをわざわざやるのでしょうか?迫害な どが原因で難民となる人も少なくないとおもうのですが・・・  

はじめまして 投稿者:みみ 投稿日: 8月18日(木)15時32分29秒 
  私は先日『国際平和スピーチコンテスト』に区の代表として出場しました。
私の叔父がネパールへ仕事に行った時に目にした光景などの話を聞き、私が感じたことや平和についての考えをスピーチをしました。
原稿を作りながら、今の私にできることは何だろう…と考えました。
私は中学3年生。受験勉強とまだまだ続く部活の両立さえ難しいと感じてしまいます。(とても幸せなことなのだが…)そんな私に今できることは何??

中学2年生の時、ユニセフの募金活動をしました。私たちの呼びかけに、小さな子からお年寄りの方まで沢山の協力と優しさをいただきました。が、この募金は本当に苦しい生活をしている人々のために使ってもらえるのか。と疑問に思いました。
貧しいと言われている国にもお城のような家に住んでいる人がいる。と言う話を聞いたことがあります。それはおかしな事だと思うのですが、そういった現実が 今だにあるということは、それだけ政府や社会がしっかりしていないのだと思います。『債務奴隷』などの問題も水面下ではまだまだ行われているというのに、 国民を守ること動くことさえできない国に本当に貧しく苦しい生活をしている人々まで手が届くとは思えません。
実際に募金活動をしてみると、協力してくれた人の暖かい気持ちを無駄にしてほしくない!という気持ちになります。

今の自分に何ができるのか……どうにかして本当に貧しい人々まで手が届くようにはできないのか。と悩んでいます(汗)

 

(無題) 投稿者:レモン 投稿日: 8月18日(木)14時38分22秒 
  私は今このページを見ながら人権作文を書いています。多くの難民の人が救われますように。  

発想の転換を 投稿者:管理人 投稿日: 7月29日(金)18時47分36秒 
  アストさん、こんにちは

アストさんの書き込みから感じるのは「難民なり教育の機会に恵まれない
人を、私が教育したい」という意志なのですが、問題ははたして、教育な
どの援助を必要としている人々が、日本人である私たちになにを期待して
いるかなのです。つまり、「自分がしたい」という視点ではなく「なにが
求められているか」を注意深く考える視点が必要なのです。

とあるまずしい山岳地域で、就学率がとても低く、特に女子の就学率が低い
学校があったとして、そこにアストさんが教師として一人赴いたとして、
一体なにができるのでしょうか? 問題は多分教師不足ではないはずです。

私の言いたい事がうまく伝わると良いのですが、、、

 

(無題) 投稿者:アスト 投稿日: 7月29日(金)14時06分13秒 
  ありがとうございます。参考にさせてもらいます。

「難民を教育する」と書きましたが、説明不足だったようです。
難民だけでなく、教育機関が行き届いていない地域での
教育はできないものでしょうか?
確かに「自己満足じゃないの?」とよく言われますが、
この仕事がやりたいのは真に教育普及を行いたいという思うがゆえです。

あと、もし専門的な技術をつけるとしても今から可能でしょうか?

 

(実学の)専門職を! 投稿者:管理人 投稿日: 7月28日(木)23時03分37秒 
  アストさん、書き込みありがとうございます。

>難民を教育する仕事につきたいのです
難民の中には当然学校の先生や専門的な知識を持った人が含まれることが
多いので、日本人が現地で教えることは本当に少ないと思います。また、
難民の言葉を流暢に使える日本人は極めて少ないことが多いです。日本人
がわざわざ難民の中にいる先生の職を奪うのはおかしなことだと思います。

>今高1で大学を決める時期に入っている
同様の質問に対して何度か掲示板に書いたのですが(2001年11月13日など)、
本気で国際援助をやりたいのであれば、それ相応の専門性が求められます。
ボランティアであっても、語学やその他の専門的な能力がないと、空回りす
るだけ(自己満足)で終わってしまいがちです。

それと何らかの専門的な技術などを持っている方が、道が開けると思います。
失礼ですが「国際協力」や「国際関係学」などを勉強した人が、すぐに役立
つとは考えられません。むしろ、例えば、保健衛生についての専門家であったり、
治水や農業の専門家であった方が、良い形で継続的に関与していける可能性が
高いですね。むろん、語学や開発学などの知識や実地の経験も必要なのですが、、、

繰り返しになりますが、安易な考えで、近年盛んに新設された「国際協力」や
「国際関係学」などを謳っている学部には進まないほうが良いと考えます。

 

悩み 投稿者:アスト 投稿日: 7月27日(水)01時19分15秒 
  難民を教育する仕事につきたいのですが、
どのようにすればなれますか?
今高1で大学を決める時期に入っているので
ヒントになるような事なんでもいいんで教えてください。
 

メモ 西水美恵子氏 投稿者:管理人 投稿日: 7月24日(日)11時23分19秒 
  2005年6月14日付け朝日新聞 署名記事(竹内幸史記者)

「ブータンと私」 前世銀副総裁 西水 美恵子氏

以下一部引用

「あ、故郷に帰って来たみたい」

訪れるたびにワンチュク国王と会う。

世銀で「ブータンに学ぶべきだ」と進言したら、「本当にエコノミストか」と首をかしげられた。

 

幸福大国、ブータンの叡智 投稿者:管理人 投稿日: 7月24日(日)06時14分26秒 
  今月号のSeven Seas(2005年8月号)は「幸福大国、ブータンの叡智」という特集。

内容は以下の通り(この中の元外務大臣は現内務相のジグミ・ティンレイ氏と考えられる)

以下HPより引用

ワンチュク国王が掲げる「国民総幸福」という理想
 国王に対する国民の敬愛には、王の人柄、そのライフスタイルが大きく影響している。
ヒマラヤの小国が生き残るために
 鎖国から開国へ――小国の独立をかけて28年もの間外交を担った元外務大臣にインタビュー。
ブータンの幸せ目録
 建築/ブータン仏教/子供たちと教育/ゾン/農業/食/花/森林/ゴ&キラ/ヒマラヤ/物質的および精神的幸福/僧侶/僧院/国民性/祈り/川/スポーツ/祭り/観光/谷/織物/ヤク/天頂

http://www.ssac.co.jp/2005/08/204.html

 

UNHCR acts to ease tensions between locals and refugees in Nepal 投稿者:管理人 投稿日: 7月23日(土)02時08分11秒 
  国連難民高等弁務官事務所の7月18日付けニュース(ひとつ下の書き込みは18日ではなく14日付けでした)

DAMAK, Jhapa district, Nepal, July 18 (UNHCR) ? Providing an ambulance, trucks to collect garbage, road works and health services to local residents in areas surrounding refugee camps are some of the practical ways through which UNHCR is trying to ease tensions between local communities and Bhutanese refugees in eastern Nepal.
続きは以下のリンク

http://www.unhcr.ch/cgi-bin/texis/vtx/news/opendoc.htm?tbl=NEWS&id=42db9f5d4

 

Bhutanese refugees in Nepal frustrated by lack of progress 投稿者:管理人 投稿日: 7月23日(土)02時06分10秒 
  国連難民高等弁務官事務所の7月18日付けニュース

DAMAK, Nepal, July 14 (UNHCR) ? As the brooding monsoon clouds unleash torrents of rain on the newly-planted jewel-green rice fields and tea plantations of eastern Nepal, the prospects of repatriating over 100,000 Bhutanese refugees exiled for some 14 years seemed as mired in mud as the local water buffalo.
続きは以下のリンク

http://www.unhcr.ch/cgi-bin/texis/vtx/news/opendoc.htm?tbl=NEWS&id=42d6642f4

 

‘Bhutan’s king created refugees’ 投稿者:管理人 投稿日: 7月23日(土)01時55分50秒
  カトマンズ・ポスト 7月12日記事

DAMAK, July 12 - A high-level United Nations High Commissioner for Refugees (UNHCR) official, told a gathering of Bhutanese refugee leaders that their problem was a political one created by their king, and arriving at a solution was much more difficult than anticipated.

"The Bhutanese refugee problem has become more complex to resolve compared to other refugee problems in other parts of the world as the king himself was involved in the eviction," said Dr Bhampa Rai, refugee leader, quoting Abraham Abraham, UNHCR resident representative, on Tuesday. "Since the king of Bhutan had evicted you all on political grounds, it has become very difficult to resolve your problem," Dr Rai further quoted Abraham as saying at the meeting.

The refugees, on their part, demanded that the UNHCR should make concerted efforts to initiate talks with the king of Bhutan at the interaction. "It now rests with our guardian - UNHCR - to create an environment for dialogue with the king. If that happens, the solution is within reach," Dr Rai added.

Refugee delegates from different camps lauded Abraham for his sharp criticism of Bhutan for labeling the refugees as "terrorists".

http://www.kantipuronline.com/kolnews.php?&nid=45514

 

僕たちに出来る事 投稿者:松本光成 投稿日: 6月20日(月)18時27分37秒 
  僕は今学校で国際平和について学習していて難民の人たちに何か出来ることがあれば実行したいと思ってます  
    (管理人) 松本光成さん、書き込みありがとうございます。身近なことから、なにか始められると良いですね。  

昨日のテレビで 投稿者:ふう 投稿日: 6月20日(月)10時11分8秒 
  こんにちは。昨日のテレビ朝日で夜11時からブータンをテーマにした番組をやっていました。(タイトル忘れました)  家で働きながら小学校に通う女の子を追ったドキュメンタリーでした。
 
 「ブータンではみんな誇りを持って民族衣装を着ています」というナレーションと映像に、あこがれと共に、若干違和感も感じたのですが・・ やはり、ブータンには影の部分もあったのですね。サイトを拝見させてもらって勉強になりました。
 
    (管理人) ふうさん、書き込みありがとうございます。ごらんになったのは「素敵な宇宙船地球号」↓ですね。
http://www.tv-asahi.co.jp/earth/midokoro/2005/20050619/index.html

どうしてもTVなどの媒体は放送時間や紙面の都合で、一般に受け入れやすい話の流れで番組を構成してしまいがちです。
自分の国についてもそのような傾向があるのですから、遠い南アジアの小国については当然といえば当然なのでしょう。
ふうさんのようにインターネットで実際の問題点を検索する人は極々少数です。

 

初めまして 投稿者:079 投稿日: 6月 9日(木)21時37分17秒 
  私は今まで海外旅行には行ったことがないのですが、いつかはチベット、ネパール、ブータンへ行こうと思っています。
こちらのサイトを拝見するまでは難民問題があることは知りませんでした。観光の部分でしか見ておりませんでした。お恥ずかしいですね...
質問なのですが、一般人がネパールの難民キャンプへ入ることは可能なのでしょうか?難民問題に積極的に取り組んでいる方々には失礼になるかもしれませんが、一度自分の目でこの難民問題を実際に見てみたいと思うのです。
 
    (管理人) お返事がおそくなってすみません。

>一般人がネパールの難民キャンプへ入ることは可能なのでしょうか?
ブータン難民キャンプは一般的な観光地から離れているので、一人旅で訪れるのはオススメしません。
AMDAなどのNGOが研修旅行などを企画していることが多いので、そういったコースを利用するのがよいと思います。
そうでないと治安情報(現在ネパールはマオイストが国土のかなりの部分を事実上支配しています)、交通手段、ネパール語通訳など全て自分で調整しないといけないので、大変です。

 

朝日新聞、ブータン内務相のジグミ・ティンレイ氏のインタビューを掲載 投稿者:管理人 投稿日: 5月16日(月)00時42分46秒 
  朝日新聞は、5月8日の「幸せ大国をめざして」と題した特集の第5回として
ブータン内務相のジグミ・ティンレイ氏へのインタビューを掲載しました。
前回の記事から想像されるように、今回も難民問題についてのインタビュアー
からの言及はなく、ブータンの施策の美点とされる点を強調した内容になって
います。インタビュアーはやはり西井泰之記者です。

もちろん西井泰之記者は難民問題についての、知識はあると考えられます。
それはインタビューの中で、難民問題へのイクスキューズのような「文化的な
核がないと、、、簡単に同化し、、、安全保障にも影響する」という部分をちゃん
と記事にしているところからも明らかです。

難民問題についてあえて一言も言及せずに、ブータンのいう「国民総幸福量」を
持ち上げる記事が、日本のクオリティペーパーの一つである朝日新聞に二度にわ
たり掲載されたのは、とても悲しいことであり、一人の記者のモラル以上の問題
をはらんでいると考えます。

 
 

朝日新聞の「幸せ大国をめざして」について 投稿者:管理人 投稿日: 5月16日(月)00時31分36秒 
  朝日新聞は、4月3日「幸せ大国をめざして」と題した特集で、ブータン難民の
存在にあえて触れずに、ブータンのいう「国民総幸福量」を極めて肯定的に捉え
る西井泰之記者の署名記事をブータンの民族服を着て幸福そうな子供たちの写真
と共に掲載しました。

ブータン難民に関連する活動を行ってきた私としては、非常な悲しみを感じました。
内容はasahi.comでは料金を払わないと見られないので、その記事について批判的な
記事を「エコノミスト」4月26日号にも掲載した経済学者中村宗悦氏のサイトを下に
リンクします。

http://chronicle.air-nifty.com/historical_amnesia/2005/04/post_11.html

 

書き込みありがとうございます 投稿者:管理人 投稿日: 5月16日(月)00時11分24秒 
  ふむむさん、書き込みありがとうございます。

>自立のための支援・援助は今のところあまりしていないのでしょうか・・・。
以前は、イギリスのNGOのOXFAMが成人(特に女性)の識字教育や、簡単な職業
訓練を行っていたのですが、UNHCRからの援助が減ったりなどの理由で、かなり
前に撤退してしまいました。現在それに代わる活動が行われているか否かは
ちょっとわかりません。

>悪い方向に向かっちゃってテロとかに発展しちゃったらどうしよう。
ご存知かとは思いますが、現在ネパールは政府支配の地域とマオイスト
(「毛沢東主義」を掲げる反政府組織)の支配地域が拮抗しています。
社会に対する不満のたまった難民キャンプの若者がマオイストのリクル
ートの対象になっていて問題化しつつあります。

またこの件とは問題の質が違いますが、ブータン南部の地域もインドから
分離独立を求めるアッサム統一解放戦線(ULFA)の拠点のひとつとされ
治安の悪化が問題となっています。(以下は日本の外務省のサイト)
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/spot_top5.asp?id=039&num=1

>高等教育に進むことはほとんど不可能なのですか? 経済的に?文化の相違のせい?
高等教育は周辺のネパールには実質的に存在しないのです。高等教育
を受けるためにはインドに留学する必要があります。かなりの資金が
必要ですが、(現在の難民の)将来のリーダー層を育成するには必要なことです。
日本のNGOのアフラ・ジャパンはそのような活動をしているようです。下にリンク
を貼りました(一部のブラウザーでは不都合があるようです)
(ちなみに近年までブータン難民の第三国への出国は厳しく制限されていました)

>が、未来はある!と信じて助け合っていきたいです。
その通りですね。これからもよろしくお願いします。

http://www.geocities.jp/ahura_japan_org/index.html

 

とても難しいですね・・・ 投稿者:ふむむ 投稿日: 5月15日(日)22時57分54秒 
  >これは難しい問題だと思います。原則的に難民キャンプにいる人たちは経済活動を行えないことになっています。もちろん周辺を耕して農業をはじめることは禁止されています。それに周辺はすでにネパールの地元民により農地として使用されています。

地元の人々の経済問題も絡んでくるので難民キャンプ外での経済活動は禁止されているということはよくわかるのですが、そこら辺をどう改善していくかという ことが伝わらないと、こちらとしても援助しにくいなぁと感じています。 食料・医療品などのその場だけで終わってしまう援助だけでは何だか心もとない・・・。自立のための支援・援助は今のところあまりしていないのでしょう か・・・。

>土着を始めれば、本国帰還を望まない人も増えるでしょう。だからこそブータン政府は問題解決を引き延ばすように、あらゆる手段を試みているわけです。難民キャンプの人口のかなりの部分を占める15歳以下の子供たちは、生まれた時から難民キャンプしか知らないのです、、、

難民キャンプしか知らない子供たちがどんどん増えてしまうということは大変なことですね。今の難民人口は104000ぐらいですっけ?これからもどんどん 増えますよね。自立心とかチャレンジ精神だとか育んでいけるのかなぁ?(恵まれた環境にある日本の子供たちもその面、不安ですが)悪い方向に向かっちゃっ てテロとかに発展しちゃったらどうしよう。そのような環境の中を育ってブータン政府が悪いって憎悪ばかり増長しないですか? アラブの反米教育、東アジアの反日教育(←いろいろ意見はありますが)のように、偏った考え方にはならないですか? それが心配。

>知識と教育という面では周辺のネパールの地元民より遥かに優れた教育を受けています。但し、高等教育へ進むことはほとんど不可能です。なぜ、高等教育に 進むことはほとんど不可能なのですか? 経済的に?文化の相違のせい? そこのところが私が最も支援していきたいと思っているのですが「ほとんど不可能」ときっぱり言われてしまうと、一体どう支 援したらいいのかわからなくなり、ます。

>このサイトは難民援助の活動を行っている団体のサイトではなく、主にブータン難民についての情報提供を行うことを目的としてサイトです。ブータン難民援助を行っている日本の団体は少ないため、具体的な情報が少ないのが現実です。

援助活動のサイトではないということなのに、いろいろ書いてしまってすみませんでした。
宗教・民族紛争や難民問題・・・絶えず悲しい問題があって悲観しがちです。が、未来はある!と信じて助け合っていきたいです。

 

今後はどうするの?  投稿者: ふむむ 投稿日: 4月16日(土)14時48分21秒

難民の生活が改善されるように私たちが手助けはできますが、そこでちょっとした疑問が。
難民は自立するために何か活動はしているのですか? ほとんどが農民ということですが
帰ったときのことを考えて農業の勉強をしているとかは? 世界的にみても民族間の問題は
とても複雑で、帰れる帰れないっていう問題は十数年では絶対に解決できないと思います。
難民なんだからといって援助に頼りっきりではマズイですよね。 祖国に帰りたい気持ちは
重々わかりますが、問題解決が長引くなら生活をするためにある程度の土着はせざるを
得ないのでは?と、思うんですが・・・。
帰るにしても困らない知識と教育を身に付けるように何かしているのでしょうか?
「難問キャンプ・ルポ」などではそういう事がわかり辛かったので、活動しているならその
活動内容なんかも載せていただけるとうれしいです。
(管理人) お返事が遅れてしまってすみません。

>難民なんだからといって援助に頼りっきりではマズイですよね。
これは難しい問題だと思います。原則的に難民キャンプにいる人たちは
経済活動を行えないことになっています。もちろん周辺を耕して農業を
はじめることは禁止されています。それに周辺はすでにネパールの地元
民により農地として使用されています。

>生活をするためにある程度の土着はせざるを得ないのでは?
土着を始めれば、本国帰還を望まない人も増えるでしょう。だからこそ
ブータン政府は問題解決を引き延ばすように、あらゆる手段を試みて
いるわけです。難民キャンプの人口のかなりの部分を占める15歳以下
の子供たちは、生まれた時から難民キャンプしか知らないのです、、、

>困らない知識と教育を身に付けるように何かしているのでしょうか?
知識と教育という面では周辺のネパールの地元民より遥かに優れた教育
を受けています。但し、高等教育へ進むことはほとんど不可能です。

>活動しているならその活動内容なんかも載せていただけるとうれしいです。
ご意見ありがとうございます。このサイトは難民援助の活動を行って
いる団体のサイトではなく、主にブータン難民についての情報提供を
行うことを目的としてサイトです。ブータン難民援助を行っている
日本の団体は少ないため、具体的な情報が少ないのが現実です。


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