最近、日本人はピロリ菌の感染率が高く、これが胃ガンと関係しているという報告がある。しかし、ピロリ菌そのものが発ガンさせるわけではなく、彼らは癌の発生を促進するのである。そういう意味では発ガン促進菌とでも言うべきだろうか??
また家族に胃ガン患者がいると格段と胃ガンにかかる可能性が上がるとも言われている。これは遺伝的な要素もあるが、胃は食物が直接はいるところであり、やはり食生活が親子、兄弟では似てくるということではなかろうか??と思う。
胃ガンの進行度としては、癌の存在が胃の粘膜にとどまっているかどうか、そしてリンパ転移があるかどうか、というのが最初の目安になる。とどまっていてリンパ転移がないとなるとかなり初期の癌であるということだ。またそれより進んでくると、胃壁の外に出ているかどうかが問題になる。出ている場合と出ていない場合で全然違ってくるのだ。また、それぞれについてもリンパ転移があるかないかでまたステージが違う。リンパ転移も胃の場合は、胃に接した部分だけか、血管周囲もか、遠隔リンパに転移があるか、などによってステージが違ってくる。これよりもさらに進むと周囲の臓器への浸潤あり、または遠隔転移あり、ということになる。胃ガンの場合は肺とか肝臓に転移しやすいので、こっちに来ると生存率は一桁だろう。
では、胃ガンの手術はどうするか。っ私は外科医ではないので知っている範囲で答えると、ごく初期の場合は内視鏡手術が可能であること、進行に添って胃の取る範囲が決まる、ということである。私の場合、こういうことよりも見つけ方、というか、どういう症状が出たら要注意か??ということに重きを置きたい。
見つけ方、の基本はまず定期検診。ごく初期はそう簡単に症状が出るものではない。なので胃の定期検診でしっかりと見つける必要があるのだ。それ以外で症状として考えられるものは
胃がもたれる、重い、食欲減退、空腹時に胃が痛む。
胃の辺りが張ってくる。
真っ黒い便が出る。
嘔吐すると血が混じる。
痩せてくる。
急に油ものなどが苦手になった。
みぞおちが痛かったり、吐き気があったりする。
などだろうか??
そして進行癌になると、食欲どころか書k儒自我の度を通らなくなるのであった。胸焼けがしたりのどにつっかえたり、と。
治療法としては切除だけで終わることは泣く、抗がん剤との併用、それと状況によっては放射線療法の併用となる。抗がん剤はいろいろあるので全部かくと大変なことになるから省略するが、ステージによってその使用量、使用薬剤は異なるのである。副作用が脱毛はともかく、吐き気がくるので胃ガンの場合はいろいろ大変だと考えられる。しかし、今は良い抗がん剤が出てきている。もっともっと抗がん剤治療法が発達して欲しいものだ。 |