熱中症とは？？ 最近非常に暑い！！暑い何てぇもんではない。こう暑いと熱中症とか日射病とかが心配である。熱中症って何だろうか？？そう、読んで字のごとく、熱にあたってしまうことである。気温が高かったり、激しい運動で体内に高熱が発生すると起こるものだ。日射病とは熱中症の一種であって、炎天下で激しいスポーツなどをして大量の汗をかいて体の水分が足りなくなった状態を言う。汗はなぜかくかというと、体の体温が高くなったときに体温を冷やすためにかくんですな。なので風邪をひいて高熱が出たときに大量の汗をかくと熱がひくわけである。熱中症になりやすいときというのは、気温が高いとき、湿度が異様に高いとき、アスファルトとかコンクリートを長時間歩いたとき、激しい運動をしたとき、そして疲れがたまっているときなどである。 では症状はどうであろうか？？まず、大量の汗をかいてしまうため、体温が低くなり、体温調節が効かなくなる。皮膚は冷たく、じっとりとしてしまう。そして目まいや吐き気を伴う。そしてひどくなると失神したり脈が速く、しかも弱くなってしまう。呼吸が乱れ顔色も蒼白になりしびれを伴ったりもする。さらにひどくなると、頻脈が見られ、脱水症状がひどくなりショック症状が出てくる。脱水と電解質異常によってしびれや脱力感などが出てくる。重症化すると意識障害、過呼吸、体内の血流不全による多臓器不全（体内で血液が凝固してしまう）、この場合は死に至る。どう？？怖いでしょう。暑いときだけだと思うととんでもなくて、たいして暑くなくとも過激なスポーツをしてしかも水分をとらなかったりすると起こるので要注意。 こんなに怖いの？？と思うだろうが、そう、怖いのだ。直射日光を浴びていなくとも、ガラス越しにちょっと暑いぞ？？という状態でもなりうるのだ。ではどうしたら対処できるか、というと、まず水分をしっかりととることである。人間は体重の３％の水分が失われると体温調節に影響するといわれている。夏の暑い時期、外を歩くときは水分をしっかりと手にして歩くことを心がけよう。のどが渇いた、と思うときはすでに脱水を起こしている。なので定期的に水分を補給するように心がけよう。どんな水分が良いのかというと、いちばん良いのは少々塩分を含んだものである。そう、ポカリスエットのたぐいのものが良い。塩分と少量の糖分でいちばん吸収がよくなるのだ。ただ、市販のスポーツドリンクは少し甘いような。運動をしているときはこれくらいの方がエネルギーも使っているので良いのだが、外を歩いているときはちょっと甘すぎる。なので水で薄めるのもよかろうし、自分で粉を溶かしてちょうどよい甘さにするのも良かろう。それと下痢をしたりしているときはそうでなくとも脱水なので気をつけよう。過労時や貧血の時、二日酔いの時なども要注意である。元気だと思っていても、外に出るときは帽子をかぶるなどを心がけて直射日光を避けると良いだろう。また、夏だからと冷たいそうめんだけで食事を済ませることなくして、ビタミンやミネラルをしっかりと補給して欲しい。食事は普段よりもしっかりととることを心がける必要がある。 それでも熱中症になったらどうしようか。まず、涼しいところに移動しよう。風通しの良い木陰などが最高である。仲間が熱中症になったら涼しいところに移動させて水分補給（スポーツドリンク類）をしよう。ただし、意識がないような場合はすぐに病院へ運ぼう。冷やす手段があれば何でも良いので冷やすようにして衣服は緩めるようにし、がけいれんしている場合はスポーツドリンクを飲ませると良い。失神したりしている場合は、足を高くして（心臓よりも高く）血流の増大を促すと良い。また皮膚が冷たくなってしまっている場合は、さすって血行を促そう。そして意識障害がある場合は、何よりも早く医療機関に運ぶことである。命にかかわってしまう。 この暑い夏、なんとか病気をしないで乗りきりたいものだ。 いろんな病気Q&A INDEXに戻る ←BACK NEXT→