今現在、アレルギー患者は増加している。その中でアトピーは乳児期には卵などの食べ物が原因になることがよくある。乳児期から幼児期になると、ダニやハウスダストなどがアレルゲンになったりする。アトピーのお子さんを持った家庭では、掃除をまめにすることが大事である。
どんなときにかゆくなるのだろうか？？これは蕁麻疹などもそうだが、体が温まったときにかゆくなる。お風呂に入ったとき、布団で暖まったときなどである。また、ストレスがかかったときもかゆみが強くなると考えられている。冬場にかゆくなる人は、乾燥してしまって乾燥肌になることからかゆみが増すタイプであろう。また、夏場にかゆくなるタイプは汗などの刺激による場合や、細菌によって皮膚が炎症してしまう場合だろう。
では、どうしたらよいか？？アトピーの患者は皮膚の防御機構が弱いということが言われている。そこで、お肌のスキンケアを男性も女性もかかさないようにすればいいのだ。汚れを毎日落とし、刺激の強い石鹸を避け、使った石鹸は必ずとことん落として皮膚に残らないようにしよう。また、お風呂はぬるめが良い。お風呂の後は保湿剤をかかさないようにしよう。そして室温を高すぎないようにし、室内をいつも清潔に保っておくことも重要である。刺激のある洋服や肌着は避け、肌触りの良いものを使うと良い。寝具についてはダニが多い場合があるので、きちんと布団を干そう。ダニは布団を干すと太陽に当たっている反対側に逃げていく。そこで、一定の時間が経ったら布団を反対にしよう。裏側を太陽に当てるのだ。ダニは高温に弱い。両方を当てることでダニを退治できる。そして、ダニ退治をしたらそのままにせず、これを取り込んだ際にすぐに掃除機で裏も表も思いっきり吸おう。ダニの死骸はアレルゲンなのだ。ベッドの場合は、一定期間でやはり掃除機をかけるのが良い。
悪化してしまったら塗り薬とか飲み薬を病院に行って処方してもらう必要がある。早めの対処が大事だ。ステロイド剤に抵抗を感じる人も多いかも知れないが、医師の指示通りに飲んだり塗ったりする分には問題ない。ステロイドはいきなり切ってしまうのが良くないので、ステロイドを飲みだしたら医師の指示通りに徐々に減らしていこう。
アトピーは生まれ持ったもので仕方ないといえば仕方ない。うまく付き合っていく方法をとってみようではないか。 |
