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リンパ節とパイエル板

リンパ節とはほ乳類にある免疫器官である。リンパ管系の途中にあり。組織内に入ってくる細菌をはじめとする、様々な異物がないかどうかチェックをして、異物が入ってきた場合に異物と戦って生体を守る、最初の関所なのである。リンパ節はリンパ洞とリンパ小節からなり、リンパ洞では異物を食作用などで処理、抗体産生などを行う。
パイエル板とは腸管にあるリンパ節の一つであり、腸管免疫に重要な役目を果たしている。
これらについて、ちょっとだけ述べてみよう。

区切り

細菌などが生体内に侵入すると、これらと戦わないと生体は死滅する。この闘いの場の一つがリンパ節である。風邪をひいたときや風疹にかかったときなど(風疹は私もリンパが腫れた!!)、リンパが異様に主張してリンパ節炎を起こすことがある。また、癌細胞が増えてリンパに侵入してくると、これと戦うが、癌がかなり進行してくると、ここで戦いきれずにリンパにがんが浸潤、転移しりする。こうならないために、常にリンパ節内では、いろいろな異物と戦っているのである。

ではパイエル板というのは何か??
小腸 の内側には繊毛と呼ばれる小さな突起があるが、これが均一にあるわけではなくて、一部パッチワーク状になった未発達部分があることが発見され、これをパイエル板というようになった。 ここではパッチの下にリンパ小節が平面上に存在し、腸管免疫の重要な役割を担っている。
ここにはB細胞が多数存在し、その中の一部はプラスマ細胞となり、腸管免疫に重要なIgAを産生している。パイエル板に接するところにM細胞があり、これがエンドサイトーシスによって細菌などの抗原を取り込んで提示、ここでT細胞などが活性化する。
パイエル坂内では、主に病原微生物に対してIgAの分泌を中心とする免疫応答が怒っているのである。また、食べ物由来の蛋白にたいしては、アレルギー反応が起こらないように免疫寛容も誘導されているといわれる。

パイエル板はリンパ節の一種で免疫反応に関与するが、腸管に存在してIgAを中心とした腸管免疫に関与しているのであった。
人って凄いよね!!

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