学生実習でT細胞とB細胞を見分ける、というものをやっている。T細胞もB細胞も共にリンパ球であって、見た目でわかるものではない。最近ではT細胞とB細胞のそれぞれに特徴的なマーカー(CDといわれるもの)があって、TとかBとか以上に細かく分けることが出来るのだが、これをやるには実習では苦しい。フローサイトメトリーで測定するのであるが、どうしても班で一つになってしまって、みんながやっているという実感が湧かないのだ。そこで、もっと一人ずつ出来るものが無いか、ということで、昔ながらのロゼット法というのを取り上げている。また、PFCというのは”プラーク フォーミング セル”の略で、抗体産生細胞を見る古典的な方法である。この両方で、基本的なことを学んで欲しいのである。
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