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勉強のやり方
勉強を教えるに当たり、最初に御両親などと面接をすると必ず言われることがある。“うちの子は勉強方法が分からないんです”ということ。勉強方法というのは人それぞれ違う。なので一般的にこうしたら良い、ということはない。というか、人によって方法を変えていかないと成績は伸びていかない。私が初めてお子さんに会った時にまずそのお子さんの性格を読み取る。性格によっても方法はかわるのである。出来るか出来ないかというのは二の次なのだ。
区切り
ではどうやって見抜いてどうやって伸ばしていくか。まず、積極的なお子さんであるのか、親に依存しているお子さん(大人に対して依存心が強い)であるのか、引っ込み思案のお子さんであるのか、をおおまかに観察することから入る。依存心の強いお子さんの場合は、まずそれを取り除くことから始める。そうでないと私に依存し過ぎて何も出来ないことになってしまう。教えたことに対して宿題を出し、自分で考えてどう考えたかをノートにかかせる。出来ようが出来なかろうが自分でやれるだけやらせる。そうやって自分から問題に取り組むようにさせてだんだん依存心を除いていくのだ。最初の頃は先生に教わらないと何も出来ない、と言って自分から解こうとしない子供もいる。しかし、気長に構えて“先生だったらこう考えてこう書くよ、最初はまねで良いから自分でやってみよう”というようにしながら子供を導いていく。同時に親に対してもこちらから指導をしていくことになる。“子離れ”をさせていくのである。これが実は一番大事である。依存心の強いお子さんの場合は親が子離れしていないことがほとんどである。ついつい気になるので口を出してしまう、その気持ちは非常によく分かる。しかし、そこをぐっと我慢して子供が困っていても後ろでそっと見守ってもらうようにする。それは子供を見捨てているのではない。子供が気付かないところでそっと支えているのが良いと思う。遠くで一歩下がって常に子供を見ていて、曲がっていきそうになったら修正する、これが親の役目ではないだろうか。
一方、引っ込み思案のお子さんの場合は積極性を促すようにする。こうすることで積極的に問題に取り組むようにかわっていく。どのようにするか、それは問題を解くに当たって“ここはどう思う??どう考える??”と常に尋ねるようにしていくのだ。そうすると自然と自分から積極的に考えるようにかわっていく。かなり気長に取り組まないとダメだが。そうこうしているうちに、依存心の強い子も依存心がなくなっていくし、消極的な子も積極的になっていき、勉強が分かるようになれば面白みが増して今度は興味を持って自分からどんどんやるようになる。指導をしていてその変化は毎回面白いと思う。
もともと積極的な子は勉強が面白いんだよ、ということを体感させながら進めていく。いかに面白みを持たせるか、それは次回に引き継いで新しい項目でかいていくことにしよう。
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