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3.ご両親との出会い
えみちゃんとおさるえみちゃんを語るについては、ご両親の素晴らしさを語らずにはいられないのですが、そのころ、ご両親はまだ高校に行って欲しいようでした。何度も何度もえみちゃんを説得していたように思います。それはそうでしょう、えみちゃんは住んでいる地区では一番上の都立高校に合格していたのです。でもえみちゃんの気持ちは大検に偏っていました。そう、高校に行くには杖をついていかないといけない、階段もあるし電車も大変、それだったら自分で勉強して大検に受かる!!これがえみちゃんの結論だったのです。ご両親もえみちゃんのひた向きさに根負けしたか、結局大検受験をすることに納得しました。
それからが闘いのはじまりであり、驚きの連続の始まりでした。ご両親はほんとに素晴らしく、えみちゃんにとって何がいちばん良いか、えみちゃんがどうすることがいちばん良いかをしっかりと考えていました。病気に対しても“恵美子は大丈夫。はっきりと病気を伝えて下さい”と担当医に伝え、自分の娘に癌と真正面から闘えるよう闘いの場を与え、そしてこれを後ろからしっかりと支えていったそんなご両親でした
区切り
えみちゃんと病気との出会いをご両親から聞いたときには涙が止まらなくなった記憶があります。“癌であること、片足を切り落とさないといけない可能性があること”を担当医から聞いたえみちゃんは、一瞬涙を見せたものの、すぐに“先生、カラオケに行っていい??”と言ったそうです。カラオケで思いっきり歌い、気持ちを晴らして“よろしくお願いします”と言えた彼女の強さ、精神力に感動以外の何ものでもありませんでした。
また、手術の時に“片足を切るかもしれない”と言われていた彼女が手術終了後担当の先生に“ごめんな、やっぱり切り落とすことになっちゃって”といわれたときに、泣きも騒ぎもせずに“ありがとうございました”と担当医に言ったと言います。どうしてたった15、6歳の少女がこんなに素敵な言葉を言えるのでしょう??私には真似できない、と真剣に思い、そんな彼女にどんどん魅かれていきました。何が何でも大検に受からせてあげる!!これが以降の私の大きな目標であり希望になっていったのです。
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