S-JIS[2006-05-30/2016-12-10]

Eclipseインストール


インストール

まず、EclipseはJavaで動いているのでJREがインストールされている必要がある。
Javaの開発に使うなら、そもそもJavaのSDKをインストールしているだろうから問題ないはずだけど…。

  1. EclipseのダウンロードページからEclipse本体言語パック(Language Packs)のアーカイブ(Latest ReleaseのWindows版)をダウンロードする。
    (古いバージョンが欲しい場合はアーカイブのダウンロードページからダウンロードする)[2007-10-04]
    もしくは、All in One(便利なプラグインまでセットで入っている)をダウンロードする。[2008-10-05]
    ver Eclipse本体 言語パック 更新日
    3.1.2 eclipse-SDK-3.1.2-win32.zip NLpack1_FeatureOverlay-eclipse-SDK-3.1.1.zip
    NLpack1-eclipse-SDK-3.1.1a-win32.zip
    (2つとも必要)
    2006-05-30
    3.2.2 eclipse-SDK-3.2.2-win32.zip NLpack1-eclipse-SDK-3.2.1-win32.zip 2007-07-14
    3.3 eclipse-SDK-3.3-win32.zip Eclipse3.3の日本語化 2007-07-14
    3.4.1 eclipse-SDK-3.4.1-win32.zip Eclipse3.4の日本語化 2008-10-05
    3.4.1 Pleiades All in One 日本語ディストリビューション 2008-10-05
    3.5
    3.6
    3.7
    Pleiades All in One 日本語ディストリビューション 2011-08-04
  2. 本体のzipファイルを解凍し、適当なディレクトリに格納する(例えばC:\eclipse)。
  3. (Eclipse3.2までは)言語パックのzipファイルを解凍し、上記のプラグインのディレクトリ(C:\eclipse\pluginsfeatures)に 上書きコピーする。

コピーするばかりでよく、環境変数の設定等は特に要らない。

古いEclipseC:\eclipseにインストールしていて残しておきたいときは、Eclipse3のディレクトリ名をC:\eclipse3とかに変えればOK。

これで、C:\eclipse3\eclipse.exeを実行することでEclipseを起動できる。


Pleiades All in One Eclipseは、現在のところ、32bit版しか提供されていない。[2011-09-23]
32bit版Eclipseは、64bit版JDKでは動かせない。

Failed to load the JNI shared library "C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_27\bin\..\jre\bin\client\jvm.dll".

32bit版JDKを使うのが一番手っ取り早いようだ。


Eclipse3.3の日本語化

Eclipse3.3以降では日本語化の方法が3.2とは変わった模様。[2008-10-05]
(3.2までは言語パックをダウンロードして、先にインストールしたEclipse本体に上書きしていた)

3.3以降は、Eclipse開発元(IBM)は言語パックを作らない方針になったらしい。
で、日本ではEJWG(Eclipse Japan Working Group)が言語パックを提供してくれるらしい。お世話になります。
ただ、翻訳は、日本語化プラグインのPleiades(プレアデス)で先に行われ、それがサードパーティー製の言語パックに反映され、その後にEJWG版が作られるらしい。したがって、早く日本語化したい場合(や他のプラグインも日本語化したい場合)はPleiadesプラグインを利用するのが良さそう。

以下、EJWG版の言語パックを反映させる方法。

  1. EJWG Babel 言語パックのページからDownload a language packをクリックし、ダウンロードページを開く。
  2. 言語パックの更新ページ(URL)を確認する。
    バージョン URL
    Eclipse3.3 http://download.eclipse.org/technology/babel/update-site/europa
  3. Eclipse3.3本体を起動する。
  4. メニューバーの「Help(H)」→「Software Updates」→「Find and Install...」を選び、「Install/Update」ダイアログを開く。
  5. 2番目の「Search for new features to install」を選び、「Next」ボタンを押す。
  6. 「New Remote Site...」ボタンを押し、「URL」にBabel言語パックページで確認したURLを入力する。「Name」は適当でよい。
  7. Sites to include in search」一覧 で、新規登録したサイトの左側のチェックボックスにチェックを付ける。そして「Finish」ボタンを押す。
    ちょっと待つと「Update」ダイアログが開く。
  8. 「Select the features to install」の中の「+」記号をクリックして選択肢を開き、「Eclipse Language Pack for Japanese」の左側のチェックボックスにチェックを付ける。そしてNext。
  9. ライセンスを確認してNext。
  10. Finish。
  11. 「Verification」ダイアログで「digitally signed(デジタル署名)」されていないものが2つばかり表示されるが、無視して「Install All」ボタンを押す。
  12. 「Install/Update」ダイアログでEclipseを再起動するかどうか聞かれる(restart now?)ので「Yes」ボタンを押してEclipseを再起動する。

Eclipse3.4の日本語化

Eclipse3.3とメニューがちょっと異なる。[2008-10-05]

  1. EJWG Babel 言語パックのページからDownload a language packをクリックし、ダウンロードページを開く。
  2. 言語パックの更新ページ(URL)を確認する。
    バージョン URL
    Eclipse3.4 http://download.eclipse.org/technology/babel/update-site/ganymede
  3. Eclipse3.4本体を起動する。
  4. メニューバーの「Help(H)」→「Software Updates...」を選び、「Software Updates and Add-ons」ダイアログを開く。
  5. 「Available Software」タブを選択する。
  6. Add Site...」ボタンを押し、「URL」にBabel言語パックページで確認したURLを入力する。
    内容がロードされるまでちょっと待つ。
  7. 「Name」の中の「+」記号をクリックして選択肢を開き、「Eclipse Language Pack for Japanese」の左側のチェックボックスにチェックを付ける。
    そして(右上の)「Install...」ボタンを押す。
  8. ダウンロードされるのを待つ。しばらくすると「Install」ダイアログが開く。
  9. Nextボタンを押す。
  10. ライセンスを確認してFinishボタンを押す。

が、ここ(ダウンロード5%くらい)で なんと勝手にWindows(XP SP3)がリセット(再起動)されてしまった!なんか不正処理を行ったらしい…。
(Version 0.2.0.v20080928043402)
何度か試したが、ごく稀にブルースクリーンになる(すぐ消えてしまうのでメッセージ確認不能)。それ以外はいきなり再起動される。

現状では素直にPleiadesプラグインを使うのが良さげ。


起動オプション

Windows版の場合、eclipse.exeへのショートカットに起動オプションを設定することが出来る。[2006-06-23]

  1. eclipse.exeへのショートカットを右クリックし、「プロパティ(R)」を選択
  2. 「リンク先(T)」のeclipse.exeの後ろに起動オプションを記入

もしくは、eclipse.exeと同じディレクトリーにあるeclipse.iniにオプションを書いてもよい。[2009-02-19]

起動オプション 説明 更新日
-vm -vm %JAVA_HOME%\bin\javaw.exe Eclipse自身を動かす為のJavaVMを指定する。このオプションを特に指定する必要はない。
javaw.exeでなくjava.exeを指定すると、起動時にjavaのウィンドウが表示され そのウィンドウを消すとEclipse自体が落ちるので やめといた方がいいかも。
 
-data -data C:\workspace ワークスペースの場所を指定する。 2008-10-04
-vmargs -vmargs -Xms256M -Xmx256M JavaVMのオプションが指定できるようになる。
(左の例のXmsXmxは、JavaVMの使用メモリーを増やすオプション)
 

Eclipse2では、起動時にワークスペースのディレクトリを指定するには起動時のオプション(-data)を設定してやる必要があったが、Eclipse3では起動時に「ワークスペース・ランチャー」というダイアログで選択できる。
このダイアログは出さないようにすることが出来るが、復活させるにはメニューバーの「ウィンドウ(W)」→「設定(P)」で設定ダイアログを開き、左ツリーから「一般」→「開始およびシャットダウン」を選び、右ペインの「起動時にワークスペースをプロンプト(W)」にチェックを付ける。
起動後にワークスペースを切り替えるには、メニューバーの「ファイル(F)」→「ワークスペースの切り替え(W)」で「ワークスペース・ランチャー」ダイアログを出して指定する。

Eclipse3でも、-dataで起動時のワークスペースを指定することが出来る。[2008-10-04]
(ただし、指定する場合は-vmargsより前に指定すること)
eclipse.exeへのショートカットを複数作って-dataを使って別々のワークスペースを指定しておくと、複数のEclipseを同時に起動することが出来る。[2008-11-15]


なお、現在どういう設定(オプション指定)でEclipseが動いているのかは、「構成の詳細」で確認できる。[2009-02-19]

  1. メニューバーの「ヘルプ(H)」→「Eclipseプラットフォームについて(A)」で、「Eclipseプラットフォームについて」ダイアログが開く。
  2. 「構成の詳細(C)」ボタンを押す。
  3. しばらく待つと「構成の詳細」ダイアログが開く。

Eclipse3を起動しようとしたら以下のようなエラーダイアログが出た。[2016-12-10]

Java was started but returned exit code=13
C:\ProgramData\Oracle\Java\javapath\javaw.exe
〜

この環境に入っているJavaはJDK8。どうやら、Eclipse3はJava8では起動できないらしい。
eclipse.iniの-vmでJava7のjavawを指定する。


Pleiades(プレアデス)プラグイン

Eclipse3.1(JDK1.5)以降でEclipseの日本語化を行うプラグイン。[2008-10-05]

  1. Pleiadesのサイトからアーカイブ(Pleiades本体:pleiades_1.2.3.p6.zip)をダウンロードする。
  2. 適当な(パスの短い)ディレクトリー上に展開する。
    (インストール方法はreadme\readme_pleiades.txt(UTF-8)に書かれている)
  3. Eclipseをインストールしてあるディレクトリー(例:C:\eclipse341)にfeaturesとpluginsディレクトリーを上書きコピーする。
  4. Eclipseをインストールしてあるディレクトリーにあるeclipse.ini(例:C:\eclipse341\eclipse.ini)の最終行に以下の設定を追加する。
    -javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar
  5. Eclipseを起動する(初回起動時はcleanされる為、ちょっと時間がかかる)

Pleiades All in One 日本語ディストリビューションをダウンロードすれば、Eclipse本体とPleiadesプラグイン+その他プラグインが入った状態でインストールできる。


JadClipseプラグイン

jadを使ってJavaの逆コンパイルを行うプラグイン。[2006-06-23]
ソースファイルがないクラス(拡張子class)のファイルを開いた時に、逆コンパイルしたソースを表示してくれるもの。

以前は下記の様に手動でインストールできたが、All in One Eclipseに含まれているので、それを使う方が楽。[2012-01-07]
もしくはJava Decompilerのプラグインをインストールする方が楽。

  1. jad.exeをインストールする。(逆コンパイルを行うプログラム本体。Eclipse2のときにインストールしていれば、不要)
    jadのミラーサイト(本家のjad.exeのサイトではもう配布していないらしい)からjad158g.win.zipをダウンロードし、解凍したjad.exeを適当なディレクトリ(例えばc:\bin)に置く。[/2012-01-07]
    (jadnt158.zipの「nt」は、WindowsNTのNT。WindowsXPはNT系なのでNTでよい)
    (jad.exeだけあれば、Eclipseを使わなくても逆コンパイルや逆アセンブルをすることが出来る)

     
  2. JadClipseプラグインをインストールする。(Eclipseからjadを使えるようにする為のもの)
    JadClipseのサイトから アーカイブをダウンロードし、プラグインのディレクトリ(例えばC:\eclipse3\plugins)に置く。
    Eclipseの
    バージョン
    JadClipseのファイル名 備考 更新日
    2 jadclipse_b206.zip zipなので解凍する必要がある 2005-05-21
    3.1 jadclipse_3.1.0.jar jarなので解凍する必要はない。
    そのままプラグインのディレクトリに置けばよい。
    2006-06-23
    3.2 net.sf.jadclipse_3.2.4.jar 2007-10-04

  3. Eclipse3を起動する。これにより、JadClipseプラグインが認識される。
    確認方法は以下の通り。
  4. JadClipseの設定を行う。

これで、(ソースの指定されていない)classファイルを開けば自動的に逆コンパイルされる。
(クラスを開くとメニューバーに「JadClipse」が出てくるが、classファイルを開いたときには既に逆コンパイルされている (又は元のソースの内容が表示されている)ので、何に使うものなんだかよく分からない(苦笑))


JD-Eclipseプラグイン

Java Decompilerを使ってJavaの逆コンパイルを行うプラグイン。[2012-01-07]
ソースファイルがないクラス(拡張子class)のファイルを開いた時に、逆コンパイルしたソースを表示してくれるもの。
jadは既に公式配布されていないようなので、今使うならJava Decompilerの方が良さそう)

  1. Eclipseのメニューバーの「Help」→「Install New Software」でInstallダイアログを開く。
  2. Addボタンを押してAdd Repositoryダイアログを開き、「Location」にhttp://java.decompiler.free.fr/jd-eclipse/updateを入力する。
    (このURLはJD-Eclipseのサイトに書いてあった)
  3. あとはその他のプラグインのインストールと同じく、進めていくだけ。

LinuxのEclipseへプラグインをインストールする際の注意

LinuxのEclipseにプラグインを入れようとしたら以下のようなエラーが出た。[2012-01-07]

Cannot complete the install because one or more required items could not be found.
  Software currently installed: Shared profile 1.0.0.1316953824559 (SharedProfile_epp.package.java 1.0.0.1316953824559)
  Missing requirement: Shared profile 1.0.0.1316953824559 (SharedProfile_epp.package.java 1.0.0.1316953824559) requires 'org.maven.ide.eclipse [1.0.100.20110804-1717]' but it could not be found

何かが見つからないというエラーメッセージだが、実際は見つかってない訳ではなくて、権限が足りていないらしい。(→参考
つまり、rootユーザーでEclipseをインストールした場合、プラグインのインストールもrootでないと出来ないようだ。
したがって、rootユーザーでEclipseを起動すればプラグインをインストールすることが出来る。
(その後、通常のユーザーでEclipseを起動すれば、インストールしたプラグインを使用できる)


Eclipse目次へ戻る / 技術メモへ戻る / Eclipse2へ行く
メールの送信先:ひしだま