行・き・ぎ 作品・日本







 KINGDOM 
[HISTORY & ACTION]
2020 日本アカデミー賞[最優秀助演男優賞]:吉沢亮
2020 日本アカデミー賞[最優秀助演女優賞]:長澤まさみ
2019.04:日本映画(東宝/ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント)
監督:佐藤信介
出演:山﨑賢人吉沢亮長澤まさみ橋本環奈
本郷奏多石橋蓮司坂口拓宇梶剛士加藤雅也橋本じゅん阿見201深水元基
大沢たかお要潤高嶋政宏満島真之介阿部進之介一ノ瀬ワタル
六平直政/他
今年の3月・4月は随分と観たい映画が多いかったな
おかげでGW10連休を使ってやっと、追いつきましたね
次からは公開と観る日がそろいます
ちなみに今回は、4月19日公開の「KINGDOM」です!
5月1日ファーストデイで1100円!各回満席&残席僅かです!

【STORY】
紀元前245年、春秋戦国時代、中華西方の国「秦」
戦争孤児の信〈しん〉と漂〈ひょう〉、奴隷として売られ、働く日々
奴隷の身から脱出するべく、いつか天下の大将軍となることを夢見て、日々剣術の鍛錬
ある日、漂は王都の大臣である昌文君によって召し上げられ王宮へ
信と漂の2人は別の道を歩むことになる点
王宮では王の弟・成蟜(せいきょう)によるクーデターが勃発
戦いの最中、漂は致命傷を負うが、なんとか信のいる納屋へ辿り着く
血まみれの手に握られていた地図
「今すぐそこに行け!お前が羽ばたけば、俺もそこにいる…信!俺を天下に連れて行ってくれ…」
力尽きる漂、泣き叫ぶ信、漂が手にしていた剣と地図を握りしめ、走り出す信
辿り着いた先、そこには死んだ筈の漂の姿!?
「お前が信か?」と?
それは、王座を奪われ、王都を追われた秦の若き王・嬴政(えいせい)だった!
その嬴政に瓜二つの漂、彼の身代わりとして落命、激高する信だが…
国を背負う嬴政の強さと漂の遺志を受け止め…嬴政とともに行動をすることを決意する
2人は王宮を奪還するために動き出す…
しかしそれは嬴政にとって、路の第一歩
“中華統一”!戦乱の世に終わりをもたらす…誰も成し遂げていない大きな夢
信は天下の大将軍、嬴政は中華統一、その夢は途方もない修羅の道
若き2人の闘いの火蓋が切られた…!


現時点で54巻まで刊行され、累計4000万部超の発行部数と大ヒットのコミックがの映画化作品
(冒頭の数巻らしいが)
どんなに凄いか観てみようと思った次第!で、どうだったか?
騒ぐほどではないような気がするんだけどね!
もっとスケールデカいと思ったんだけど、そういうシーンは僅か、あとはチマチマしている…
50人(40人と別動隊10人) VS 80,000人は局地戦になるので、あまり展開というか広がりがない!
普通なら数の力で圧し潰せるはずなのにね…無理矢理互角の戦い!
援軍は…まあそうだよね!それしか考えられない、分かってたよ!驚かないよ!
で決めゼリフの「俺は天下の大将軍になる」は使い過ぎ!鼻につく!
というか耳につく!途中で、イラっとしてくる!
多分コミックは面白いんだろうな!?
映画はスケール感出せなかったような気がする!
役者さんも少しずつ浮いている感じ、吉沢亮なんかは嵌ってたけどね!
あと長澤まさみって、バカっぽい役やるより、シリアスな方が合ってるような気がする!
一般的にはコメディエンヌ?を要望されてるのかもしれないけどね
しかし、この映画、中国には持っていけないだろうな!
もっと本気でやらねば!
公開13日目の第1回(9:50)、217席の映画館で満員の入り(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN6)
2011.09format



 KINGDOMⅡ/遥かなる大地へ 
[HISTORY & ACTION]
2022.07:日本映画(東宝/ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント)
監督:佐藤信介
出演:清野菜名
山﨑賢人吉沢亮橋本環奈
岡山天音三浦貴大濱津隆之真壁刀義
高嶋政宏加藤雅也佐藤浩市玉木宏平山祐介
豊川悦司渋川清彦大沢たかお要潤満島真之介
小澤征悦高橋努
山本千尋長澤まさみ田中美央/他
他に観たい映画があるんだけど…そっちは大事に取っておいて
まずはコッチからやっつけます!
取り合えず話題作!コミックは大ヒットからの2019年の映画化!
私はそんなに面白いとは思わなかったが…興行収入は57.3億円(観客動員数378万人)!と
一応の大ヒット!からの続編!
今回の目玉は清野菜名が演じる羌瘣〈キョウカイ〉らしい!
メイキング映像の清野菜名のアクションが本格的だったので…驚き!
まあ観に行ってみましょう!
新型コロナで中国ロケが出来なくて…ほぼ風景は合成だそうだ…そこはあまり期待しないでおこう!
まあ近場の「TOHOシネマズ渋谷」でいいか!

【STORY】
紀元前、春秋戦国時代の中華、西方の国「秦」
秦国内の内乱から半年後!
王宮内の秦国王・嬴政を襲う暗殺者2人!必死の抵抗!
突然現れた信が反撃!撃退!駆込み平身低頭の側近・昌文君!こんな事態を想定?伸を雇っていた!
(何故か山の民・河了貂も)
王宮に突如の知らせが届く!隣国「魏」が国境を越えて侵攻を開始した!
秦国王・嬴政の号令の下、魏討伐のため、決戦地「蛇甘平原」に軍を起こす!
なんの身分もない信は…歩兵として戦に向かうこととなる!
道中、同郷の尾平&尾到兄弟と再会!伍(5人単位のチーム)を組めとの命令!
強い者はあっという間に伍を組んでいく(命に関わるので)
孤立する3人に声を掛けてきた伍長・澤圭(今まで生き延びてきた経験者)
そして信が目を付けたのは…子供のような風貌に哀しい目をした羌瘣〈キョウカイ〉(顔を隠している)…5人目!
魏の総大将は、かつての秦の六大将軍に並ぶと噂される戦の天才・呉慶大将軍
かたや秦の総大将は…戦と酒に明け暮れる猪突猛進の豪将・麃公大将軍
(秦軍の中に知った顔・壁を見つける伸…あまりの馴れ馴れしさに心配する周囲)
信たちが戦場に着く頃には、既に平原の2つの丘に陣取り…優位に事を進める魏軍
辿り着いたばかりの4つの歩兵部隊、休む間もなく…
突入を命令する縛虎申〈バッコウシン〉千人将!


あまり期待していないくらいのスタンスで観たら…案外に面白かった!
まあ傍らで「猪突猛進/KINGDOMⅡ」をやっているが、本編は「羌瘣〈キョウカイ〉」であった!
前述したとおり清野菜名が体当たりのアクションは見応えがありました!
連日、剣を振っていて右腕に筋肉つくあるあるを答えられていたが…一生懸命トレーニングされたよう!
中国武術というものが確立されていなかった時代ゆえ、どういう武芸・動きを再現させるか?
かなりアクロバティックな動きを実演されたようです!カッコ良いです!
この作品(映画)、超強力で魅力的女性キャラが目玉か?
みんな、これが観たいのかな?
まあ主人公の伸〈シン〉/山﨑健人は役柄…考えるより友との約束を果たすべく猪突猛進!
何とも偉い人達とのコミュニケーションが取られていく…なかなか凄い&魅力的キャラが多いもんだ!
(出演者が多いと…当HPとしてデータ更新が一挙に進むのでこういう映画もありがたいです)
伸の愚直で強引なコミュニケーションと功績が認められて、目標の大将軍に向かって出世をしていくんだろう…
王宮内の争いも大変そうだ!エンドロール後に「2023年」「KINGDOMⅢ」が報じられる!今度はそっちか?
で、橋本環奈は何故そこにいるの?今回は出番なし?次回以降の布石かな?
今作は合成シーンだらけですが、まあそう目くじら立てるほど仕上がりが悪いわけじゃなし…
というわけで「KINGDOMⅡ/羌瘣〈キョウカイ〉」は面白かったです!
エンディングロールで流れるミスチルの「生きろ」…あまりカッコよくありませんでしたね(ファンの人御免なさい)
次作予告も「なんとなくエロそうなコスチュームがチラリ!」
また強烈な女性キャラが出てくるのでしょうね!
まあ来年公開なら、間が開かずでイイですね!
なんか面白がっている自分!?
乗っかっちゃった船?次も観に行きましょうか!?
公開初日の第1回(10:10)、217席の映画館で70名弱の入り(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN6)
2011.09format



 KINGDOM/運命の炎 
[HISTORY & ACTION]
2023.07:日本映画(東宝/ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント)
監督:佐藤信介
出演:山﨑賢人吉沢亮
浅利陽介杉本哲太
清野菜名田中美央岡山天音三浦貴大濱津隆之真壁刀義佳久創
大沢たかお要潤満島真之介高橋光臣
高嶋政宏加藤雅也萩原利久橋本環奈
佐藤浩市玉木宏平山祐介
山本耕史片岡愛之助山田裕貴吉川晃司
小栗旬佐久間由衣
長澤まさみ村川絵梨桜井日奈子/他
コミックは読んでませんが、映画は「Ⅰ」「Ⅱ」と楽しんできましたので、今回も観に行きます!
「Ⅰ」は 中国で大ロケーションだったのが、新型コロナで「Ⅱ」はロケに行けずにVFXで乗り切った…が
何ならもう中国に行かなくても、「中国・春秋戦国時代」描けることが証明された!
僅か1年!間を置かずの3作目!楽しみです!
ちなみに「KINGDOM Ⅲ」のタイトルと思ってましたが「Ⅲ」が付いていませんね!
あれ?パンフレット表紙は「KINGDOM Ⅲ」!これってデザインの問題?
まだまだ続くの意思表示でしょうか?もしかして「スピンオフ」的なものを考えてたりしないよね?
そんなことは置いといて…
まあ良い環境で観たいので、いつものTOHOシネマズ日比谷
SCREEN 5(Dolby−ATMOS)に席を確保しました!

【STORY】
500年に渡り七つの国が争い続ける中国・春秋戦国時代!
戦災孤児として育った信は、亡き親友と瓜二つの秦の国王・嬴政との出会い!
運命に導かれるように若き王と共に中華統一を目指すことになった信!
仲間と共に「天下の大将軍になる」 という夢に向けて突き進んでいた…
(前作ラスト)百人隊長となるも王騎将軍に教えを乞いに向かった信(同行した渕〈エン〉)
教えて欲しければ、身一つで混迷の辺境の民を平定してこい!の課題を半年で解決(3Dアニメ説明)
魏国との戦いに勝利した彼等に更なる脅威!
秦への積年の恨みを抱く、隣国・趙の大軍勢が、突如として秦の首都を目指して侵攻開始!
(かつての戦いで投降した趙兵・国民40万人を惨殺した秦…河了貂に説明する軍師・蒙毅)
復讐に燃える精鋭部隊に対抗すべく開かれる軍議
各方面に展開している将軍達!今 趙に立ち向かえる将軍は?
部下の「蒙武」を推す呂不韋だが…現れた伝説の大将軍・王騎!(呂不韋側の昌平君が招聘:意外と公平)
嬴政と二人きりにして欲しいという王騎将軍(ちゃっかり信)
何故に中華統一に固執するかを問う王騎!それに答える嬴政
かつて趙で人質として深い闇の中にいた自分に光をもたらしてくれた恩人・紫夏〈シカ〉との記憶!
争いの500年間を収束、500年の平安のため中華統一を目指すという嬴政の覚悟を知った王騎将軍と信
再度の軍議、嬴政は…長らく戦から離れていた伝説の大将軍・王騎を総大将に任命!
初陣を経て「百人隊・隊長」に任じられていた信
村&蛇甘平原からの仲間、新たに加わった農民兵(この若造は何者的な不満)に演説する信
良く分からないが…王騎将軍から別働部隊を命じられたことを伝える
そして特別に副長2人を認められたとも…1人は「渕」、そしてもう1人は…
そこには「羌瘣」の姿…やっぱり来てくれたか!
現れた王騎将軍にタメ口の信に驚く新参兵!信の百人隊に「飛信隊」という名を与える王騎将軍!
陥落した町ではなく、平原(中央に山あり)に展開する王騎将軍、迎え撃つ趙荘軍
「飛信隊・信」に直接命じられたのは、どの陣にも属さず…
単独で左陣に展開する智将・憑忌を殺せ!
(精鋭の趙軍10万人、農兵交じりの秦軍8万人、その差は束ねる将を狩れば済むとの考え)
たった100人で?敵陣ド真ん中の将・憑忌を討つ!という特殊任務を請ける信
失敗が許されない任務に挑む飛信隊!信に特別なものを感じた新たな仲間…信を信じる!
秦国滅亡の危機を救うことができるのか?そして王騎の知られざる過去も交錯!
運命は思いもよら ない方向へ!『キングダム』史上最大の決戦が始まる!


なんだこれ?これって映画か?しかも今回はこれだけ?えっ???
確かに春秋戦国時代の中国の秦国王・嬴政の中華統一と天下の大将軍を目指す若者・信のドラマで
それが描かれるのは当然なのだが
(しかも今回は重要エピソードとのことだったが)(ゆえに「紫夏〈シカ〉編」と言うらしい)
そこは春秋戦国時代だし、映画館だし、スクリーンは大きいわけだし…
求められるものは分るだろうに?
しかも「TCX(TOHO CINEMAS EXTRA LARGE SCREEN)」選択したのに
その巨大スクリーン一杯に「顔だけ」が映っているシーンの連続に辟易する!
これって映画館で観るものじゃないよね?TVサイズ(もしかしたらスマホ画面サイズ)でも十分だね!
しかも人物にフォーカス当ててるので、背景は全部ピンボケ状態(まあ合成映像だしね)
たまに建物・城・城壁が映ればセット丸出し!
エンディングロールに「CHINA UNIT」と出たので、何某かの撮影には行ったのね?合成用の背景撮影?
顔・顔・顔…、思いっきり遠景の陣地、異様に密集した戦闘シーン、お約束のジャンプ!
繰り返し、繰り返し、繰り返し…
(説明シーンは3Dアニメで済ますし)
で、中途半端な終わり方
えっ?終わり?これで?映画の体を成していないじゃないか?
映画を観終わったら、周囲から「これって前編?」という疑問の声がチラホラ
(まあ長いお話の一部を切り取ったのだが、切り取り方がヘタクソ!)
もっと緊迫感とか緊張感とか出せなかったのか?如何様にも料理のしようは有ったただろうに?
コミック愛読者から?「李牧」と「龐煖」の役者が嵌っていたと歓喜の声?あと「カイネ」って誰?
今回興業的に失敗したら…次作は無いことになるよね?大丈夫?
意地でも「後編」っていうか続きやる?
で、今回「Dolby-ATMOS」環境で観た(聴いた)のに、音響もヘタクソ!
ただ単に役者さんの活舌が悪いだけなのか?聞き取れない声が多い!
えっ、今なんて言った?
前作ラストの次作予告の「なんとなくエロそうなコスチュームがチラリ!」はなんだったか?と思えば
再びの「山の民の女王・楊端和(長澤まさみ)」であったが、一瞬の登場(予告用にカットインするシーンか?)
これって次を観れば納得いくものになるのかな?
次々と出演者増えてくけど(戦国時代ものだし)、描き切れるの?
橋本環奈は活躍する回が来るのだろうか?疑問!
コミックはどうよ?
ともかく人気原作の切り取り失敗だと思うが単体としての評価は低い!
次で挽回できるんだよね?
いっそ、映像は「Netflix」か何かで配信にしてくれないかな?
さて私は一体いくつ「?」を書いたのやら…数える気なし!
公開2日目の第1回(9:40)、397席の映画館で8割程度の入り(TOHOシネマズ日比谷 SCREEN5)
2011.09format