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カイジ                          ( シリーズ第1作/2009.10 )
カイジ2/人生奪回ゲーム              ( シリーズ第2作/2011.11)



 カイジ/ファイナルゲーム 
[COMEDY & ACTION]
2020.01:日本映画(東宝)
監督:佐藤東弥
出演:藤原竜也吉田鋼太郎伊武雅刀
福士蒼汰金田明夫山崎育三郎前田公輝
新田真剣裕関水渚瀬戸利樹生瀬勝久
松尾スズキ天海祐希篠田麻里子
たかお鷹酒向芳/他
何だかんだで、シリーズ2作を観ているんだけど…
(子供達と一緒に)
どうもTVかレンタルだったようだ!
どこにもデータがない
「FINAL」位は映画館で観ることとしましょう!
(本当に最後なんだろうな!?)

【STORY】
黒崎義裕は「良善興行」という人材派遣会社のトップ
そこに勤めるカイジ、給料の7割をピンハネされるブラック企業、今月の給料は3,000円
お前らクズは黙って俺に従っていけばいいんだと黒崎
これでは日本中が帝愛の地下帝国みたい…
カイジがイライラしながら街を歩く、店の窓越しに冷蔵されたビールが1本1,000円!誘惑に勝てず購入!
ビールを飲んでいると…見覚えのある男、かつて一緒に地下で強制労働された大槻太郎
いつの間にか、帝愛グループ企業の1つの社長として働く大槻
カイジにコンビーフ定食をおごり…「バベルの塔」という金を持て余した老人達が主催するイベントに誘い
バベルの塔は運任せのゲーム、攻略方法なし?
街中のビルの屋上に長い棒が建てられる…棒の天辺にあるカードの争奪戦
奪取すれば9億999万円!だが、その裏には“魔法のキーカード”
賞金は大金持ちの老人が出している帝愛の紐付けなし
一発逆転にはもってこいだが、参加者が大勢いるうえ…どのビルの屋上に棒が立てられるか分からない
だが大槻は、今回のイベントで使われる会場の情報を手に入れたという、本当なら勝てる!



カイジは「バベルの塔」大阪開催の救済イベントの優勝者・桐野加奈子と共に、イベント主催者で…
不動産王の東郷滋の屋敷に招かれた
東郷は政府の企みを止めるため、2人のような人材ょ探していたという
その企みとは“預金封鎖”!お金を引き出せない状況にして没収?(国の借金と国民の預金の相殺!)
新しい通貨「帝円」に移行しようとするもの
一部のエリート層は事前に情報を掴み…資産を海外に逃がし始めている
更に一部の政治家・官僚は優先的に全資産を帝円に切り替えが許されるという…
東郷は“キーになる人間”に賄賂を配って…10日後に開かれる予算封鎖を決定する会議を止めたいと考えている
そのためには、1000億円必要だが、統合の手元には500億しかない!ギャンブル!?



ゲームは最終ステージ「Fan」へ!
東郷は「Family」のステージで黒崎に逆転されその差額は100億円
秤の台座はステージ毎に高くなっていく
「Fan」では金塊ではなく、金貨を投げ入れることで競う、投げても入らず、落ちれば帝愛側に没収
黒崎は自分の秤に投げ入れられたコインは落ちても、返金するとアピール
観客は全員、勝つと思われる方に賭ける!
だがカイジは、まだあきらめていなかった、いざという時のために隠し持っていた10億円の切り札を切る
だが帝愛ランドのギャンブル場は黒崎によって全てクローズ
かつてカイジをギャンブル・クルーズに誘い込んだ遠藤凛子が現れて
今、やっているゲームは「ドリーム・ジャンプ」だけだと教えてくれる
(10人中9人が死ぬバンジージャンプ
決意を固めるカイジ、加奈子と廣瀬に指示
加奈子に情報を渡す遠藤



カイジは東郷の愛人を探すが、子供を残し病気でなくなったと判明
その聞き込みの帰り「バベルの塔」に参加していた4人組に襲われる
カイジが大金を持ち歩いるという情報を得て、襲ってきた!
金を選ばなかったのを目の前で見ているはずなのにバカなのか?
「クズ同士固まっていても一生ココから抜け出せない!生まれ変わっても…」
カイジの言葉に若物の1人が泣き出す
「俺はただ…親父の工場を潰したくないのに…」カイジは金が欲しいなら協力しろと頼む
そして病気で仕事をクビになった元時計職人の杉山にも声をかける
帝愛ランド「最後の審判」の会場には観客たちが集まっている
スクリーンには「不動産王VS派遣王」の文字
「最後の審判」のルール
1.対決時間は12:00〜17:00の5時間
2.時間内に投下された金貨は全て有効
3.ルーレットにより3つのステージの順番を選択する
4.14:00、16:00。17:00の3回、どちらの秤が重たいかをカイジ
5.地面に落ちた金塊・金貨は帝愛側が没収
※注意事項:現金や金目の物は金塊交換機の最新鋭の鑑定システムで査定する
ハカリの台座は1時間毎に上がっていき、4時間で台座の高さは2mを超える
ゲームスタート
東郷と黒崎それぞれが持参した株券や土地の権利書、現金、美術品を帝愛スタッフに手渡す
それらは即刻金塊に換えられる
黒服が秤の上に金塊を乗せていく、準備に時間がかかる!5分遅れの進行!
最初のステージ「Friend」、扉が開くと黒崎の友人がぞろぞろと出てくる
年齢もバラバラでどこか余所余所しい、おそらく自分の会社の派遣社員達(利用)
一方の東郷の友人達は「少額の金塊」を置いていくのみ
その中で美術品や骨董品のコレクターをしている友人が希少価値の高い象牙とサンゴを提供も…
鑑定システムで登録のないもの、つまり違法に取引されたものはNG、違法取引品とされた品々
更に一番頼りにしていたIT企業の社長が、黒崎に粉飾決済の証拠を握られ脅され、黒崎側に…
次のステージ、「Fixer」…最初のにやってきたのは東郷サイドの銀行員達
部下がアタッシュ・ケースを開くと、明らかに現金が少ない
10億円の融資を受けるはずが…3,000万円とは!銀行側も寝返り
遺されたのは「Family」、黒崎側の扉から、3日前に結婚したという資産家の娘が出てくる
「ごめんねぇ、パパからたった110億円しか出してもらえなかった」と差し出される小切手
東郷の扉からは、土地の権利書を手にした弟・義信が現れる
土地の推定資産額は50億
だがも査定結果は数枚の金貨、今しがた政府がその土地周辺にゴミ処理所の懸絶を決定、大暴落
それにしても、弟の持つ土地のことや親友のIT企業社長が隠れていた場所がなぜ?
誰かがこちらの情報をリークしている
その時、大きな袋を手にした廣瀬が現れた、廣瀬は東郷の愛人の子供だった
廣瀬を捨てた東郷を許せなかった廣瀬、復讐するためになった秘書
廣瀬は東郷が置いていった名画と思われる絵画を黒崎にBETした、破滅する東郷
絵画には全くの価値もなし、その絵は東郷自身の描いた絵
以前、東郷は金だけが全ての生活を送り…
妻は金を浪費し方々に男を作っていた
そんな時小料理屋で廣瀬の母親・宏美と出会って…金で買えないものに気づく
そして子供を授かり、妻との離婚を決意して理想の未来として絵を描いた
だが、出産時に宏美は亡くなり、東郷は絵を置いて出ていく
子供は死産だったと聞かされていたが、これらは東郷の妻が遺産相続で揉めないように…と
東郷はずっとあとになって子供が生きていると知り、探していた
その子供こそっ「廣瀬」だった
帝愛のスタッフは、額縁の値段だと言って、縁の欠けた金貨を放る
廣瀬は迷った末に、欠けた金貨を東郷側の秤に投げた


最終的には面白かったんだけど、出だしはダラダラとしていて…失敗したかと思った
なんかスピード感なし、笑えるでもなし、練られたゲームという訳でもなし
なんか力尽くといいましょうか、今までの手に汗握る頭脳戦という感じがしない!
これはダメかなと思いだしていたら…
それが人間秤の終盤から、ストーリーが動き出す!
カイジが仕掛けていた策が、次々と発露!
奇蹟の挽回が始まる!!
遠藤凛子が絡んできたので…これは何か企みがあるんだろうとは思ったが…そう来たか!?笑える!
まあ詳しくは本編をご覧ください
まあ今回は「藤原竜也VS吉田鋼太郎」の蜷川演劇対決
迫真の演技!ちょっと過剰?は致し方ない
藤原竜也VS福士蒼汰」の人気若手俳優の戦いも見もの!
絶対的な政治力を過信する高級官僚、その意外な脆さ…良いですね
ただ桐野加奈子役の人は、もうちょっと美人さんが良かったな(個人的な好みの差か?)
新田真剣佑って、もっとハッチャける役を観てみたい(今回も内に秘めた役)
私の選択肢の中に限られているのか?
まあ今回は一緒に子供1号と一緒に観たのだが
かなりシビアな判定を下す彼が「面白かった」ということなので良かった!
子供1号のコメント…何か続きがありそう、だと!
公開2日目の第1回(9:20)、236席の映画館で3割程度の入り(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN5)
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