行・た・だ 作品・日本






 ダーク・ラブ/rape 
[PSYCHO &SUSPENSE]
2008.03:日本映画(シネカノン パブリッシャーズ)
監督:松村克弥
CAST-1:ダンカン手島優三浦敦子
CAST-2:菅田俊けーすけ石井光三立川志らく榊英雄早坂ひとみ利重剛/他
女流作家・坂部周一描く官能サイコ・サスペンス、発売数37万部突破の人気コミック「レイプ」の映画化作品、R-18指定映画です、まあ時間があったので公開初日(レイトショー)を見てきました、舞台挨拶付きです!が…

STORYは…
■盗撮映像、海外にいるフィアンセと連絡する女、部屋に男…SEXフレンド ■早朝、帰る男、入替りの侵入者、ガムテープ…さるぐつわ、背後で両手の親指…結束バンドで拘束、一瞬の出来事、裸に剥かれる女、裸電球が体を舐めまわす、純粋そうな顔して…裏切り者!股間に近付く電球…悲鳴 ■電車内、地元大学を卒業&就職のため上京してきた内田楓〈カエデ〉、中野近辺、不動産屋…オメガ・コーポレーション、約束時間に遅刻、上司が担当を呼ぶ…御子柴! ■物件案内、オートロック付きマンション、セキュリティ万全、金額提示、誠実な対応 ■後日、引越し、荷解きする楓 ■職場…式場スタッフ、料理を運ぶ楓、仕事を教える先輩・牧野千里 ■更衣室、出身地の話、楓…岩手、千里…東会津 ■眠る楓、ベッド下から手、やがて全身を現す影、上掛けを捲り…姿態を眺め回す ■朝、トイレ、封から出された生理用品!玄関ドア…開錠状態? ■更衣室、千里に相談、鍵は閉めたと楓 ■マンション入口、立会う御子柴、警察に連絡を…と千里、評判を心配して渋る御子柴、最後の判断は楓任せ、連絡せず ■とあるマンション、床に割れた電球&出血痕、警察の捜査、部下の背後からガムテープ&結束バンド…油断してたら柔道二段でもアッという間か…常習犯!近辺で連続する強姦殺人と同一犯と推測…19件目 ■更衣室、暫く部屋に泊まってあげると千里、大歓迎の楓、鍋料理、(盗撮映像)、あまり御子柴を信じない方が良い…千里の忠告、追加のビールを買いに出る楓、残された千里…トイレ、(盗撮映像)、何かを感じた千里、換気扇に伸びる手 ■楓の帰宅、煮詰まった鍋、無人の部屋? ■殺風景な部屋、投げ出される袋、開く…千里の姿、脅迫する男 ■楓の携帯に千里からのメール…“調子が悪くなり帰宅した事のお詫び&明日は休む旨を伝えて欲しい…楓さんへ”と、折り返し電話…応答なし ■式場、上司へ報告…千里を悪く言う上司、でも変…“楓ちゃん”でなく“楓さん”だった!取り合わない上司 ■楓の生活を覗き見る男、推定…処女とデータ投入 ■並び座る刑事、強姦事件は年に2000件、顔見知りの犯行が多いと… ■4日後、水欲しさ…足で水道栓を操作する千里…パンティ1枚の姿、出ない水、ペットボトル片手の御子柴が入室、欲しかったらシャブレ&呑み込め!と命令、吐き出す千里、怒り&水をブチマケ&キレル御子柴 ■楓に千里から電話、好きな人と一緒にいるから心配しないで&会社は辞める…一方的に切れる電話、よく言えたと…横たわる御子柴、騎乗位の千里 ■会社に報告、ホラ見たことか!と上司、実家の連絡先を知りたいと楓、個人情報だと拒否する上司 ■仕事中、無人の事務室、上司のPC操作…現住所のみ ■喫茶店、御子柴に相談する楓、東会津に行って…住民票を取れば分かると騙す御子柴 ■御子柴の運転する車、休日に申し訳ないと楓…手にはコーヒー、突然意識を失う楓、御子柴の手には睡眠薬が… 


R-18指定映画ですからね!単館上映&レイトショーでの公開、ジャンル的には「官能的サイコ・サスペンス」というところでしょうか?宣伝コピーは「一方的な愛情… 理不尽な暴力… そして欲望… その時、男は悪魔となる」というもの、「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」を見に行った時に手にした宣伝ビラ&予告CM、引っ掛るものがあり…気になってしょうがない、それから主演の手島優の誘うような写真も…艶っぽくて良い、でもレイトショーだし…まあ見ることはないと思っていましたが、妻と来月のスケジュールを確認していたら…土日に用事が一杯、じゃー見られるうちに映画を見ようと思い、レイトショーの「ターク・ラブ」を見に行ってくると言ったら…「この間、TVでやってたやつね!どうぞ…」とアッサリの了承、そうと決まれば…一気に行動開始!
公開時刻まで行きつけの店で待機、10分前に入場、少し送れて始まった舞台挨拶…監督・松井克弥、出演者…ダンカン、手島優、三浦敦子の計4人、主演の手島優…写真で見るよりホッソリとした容姿、意外と小柄、グラビア・アイドルだって…そういつもいつもバストの目立たせる訳ではないか…って、今回の映画を考えたら…チョット違う気もするが?撮影は短期で集中して行われたようで…1週間で3分位しか寝てなかったと、更に39℃超の熱をおしての撮影、なんか言い訳を先に聞いているようで…嫌な予感が、でも空かさずダンカンがトーク…時事ネタ含めて笑い!但し喋り出したら止まらない!と本人の弁…他の方へパス!ついでに?劇場最前列にいた「呪怨」の清水崇監督へもパス(客席側にお辞儀)…見事に劇場を盛上げました…さすが本職!?それから三浦敦子さんも綺麗な方…自分の出演シーンに関するトークでしたが、それは映画で見て貰うことにと…STOPが掛り照れ笑い、監督は…原作(阪辺周一:女性のコミック「レイプ」)世界を忠実(壊さぬようだったかな?)に表現したかったこと&いつも50人位の小さな劇場ばかりで…3倍のハコ(劇場)で…レイトショーにも関らず満員で…と感謝の言葉、随分と謙虚な方という印象の語り方でした、楽しい?15分程度の舞台挨拶後…本編上映へ
で、映画の内容についてですが…、就職のため状況してきた女性・内田楓が不動産屋で紹介されたマンション、実は盗撮カメラだらけ、何者かが侵入した形跡、付近で発生する連続強姦殺人事件、自分の理想とする純粋・純潔な女性を求め…期待を裏切った女性へ非道な仕打ちを繰返す犯人、助けの手を差し伸べた仕事場の先輩が謎の失踪、ついに楓の身にも…魔の手が伸びる…
サイコキラーのダンカンは嵌った!という感じ…役の2面性を上手く演じ分けてます、笑ってない時の顔って普段から怖いものがありますから(失礼!)…適役、また三浦敦子はじめ皆さん熱演、描きたい理想形は想像できたのですが…(ファンの方々には申し訳ないが…)主役のグラビア・アイドル手島優の演技はズブのド素人もの!セリフは棒読み、立てば棒立ち、熱&睡眠不足で?横たわる姿まで棒のよう、宣伝ビラ&ポスターのような色気を感じず…ストーリーとは別に悲しくなってきた、それから…グラビア・アイドルの巨乳ぶりは分かるが…重力に勝てない胸とお尻は個人的には好きではない(私は一体ナニをカミングアウトしているのだろう…)、結果ナンダカナ〜状態に陥ってしまったのでした…、うーん、舞台挨拶のダンカンのコメントじゃないけど「三分立ち」か…って何が!?
こんなことも予想されてか?必死の売込みか?『「ダーク・ラブ」手島優ちゃん まつり!』と題して、日替わりイベント続々開催中、初日(3/1)は「舞台挨拶」、3/2(日)は「手島優 撮影会(先着30名)」、3/5(水)は「手島優の単独舞台挨拶+生写真配布(先着限定30枚)」、3/7(金)は「手島優サイン入りポスター販売+握手会(先着30名)」、3/8(土)は「手島優コスプレ撮影会(先着30名)」、3/9(日)は「手島優と2ショットポラ撮影(先着30名)」、3/12(水)は「手島優の単独舞台挨拶+生写真(別バージョン)配布(先着限定50枚)」、3/14(金)は「上映後に手島優の握手とお見送り」、なんか凄いものがある… ※誤記があるといけないので、詳しい情報は自分で劇場に問い合わせてください!時間もマチマチですから… ここまで一生懸命書きましたが、私はもう見に行く気ありません…ということで
それから長い余談です…映画本編とは何ら関係ない内容ですので…読み飛ばしていただいてケッコウですが…話は前売券購入時に遡ります、映画館のチケット窓口にはアルバイトとおぼしき綺麗な女性、前売券購入して観覧日指定も一緒にできますか?と尋ねたら…大丈夫ですとの返事、3/1用の座席表が提示される…左半分はネット予約用、右半分から席を選んでくださいとのこと、次々と指定するも…そこは埋まってますの答え、どのへんなら空いてますかと問えば…スミマセン右半分がネット用でした、左側の空いているところ(指定済はマジックで塗り潰してある)から選んでください…と、空欄は「4席」と「一旦塗り潰したあとから訂正された…『空いてます』と記入された所が2席」、『空いてます』2席を順番に指定するも…埋まってますとの答え…空いてますと書いてありますよ?首を傾げる、ならば残る4席の中で、まあ我慢できそうな席を選択、会計…「1800円になります!」と…、思わず「前売券の購入ですが!」と言えば…チョットお待ちくださいと、先輩らしき…こちらもキレイな女性に確認(本当なら確認するまでもないと思うが)、「1500円です」…支払い完了、「ありがとうございました」、帰ろうとして、気付いてUターン、話が面倒くさいので…先輩女性側に声を掛ける、「スミマセンが前売り特典が付くハズですが…」と、せっかく貰える物ですので、貰っておこうと思いまして…「手島優の直筆サイン入り生写真」、映画館の皆さん、ご苦労様でした(私が言うのも変だけど)、家に帰り妻に写真見せたら…「胸のホクロがナンカ色っぽいね!」とのコメントでした、実際は…???
しかし、プログラムなしは痛い…エンディング・ロールまで目に焼き付けてきて…書いてます!
ちなみに…当然と言えば当然、公開初日の舞台挨拶付き 21:00の回、172席の映画館は満席でした(Q-AXシネマ2:渋谷)
2000-2009format



 大怪獣のあとしまつ 
[COMEDY?]
2022.02:日本映画(東映/松竹)
監督:三木聡
出演:山田涼介眞島秀和SUMIRE
土屋太鳳濱田岳オダギリジョー銀粉蝶
西田敏行ふせえり六角精児矢柴俊博笠兼三MEGUMI岩松了嶋田久作笹野高史
田中要次菊地凛子有薗芳記
二階堂ふみ染谷将太松重豊/他
宣伝文句…「誰もが知る“巨大怪獣”の、誰も知らない“死んだ後”の物語」に惹かれ
「シン・ゴジラ」のあとの「ゴジラ」の死体処理のような(配給会社違うしね)映画?
ならば観に行かねばならないな!
早速ムビチケ購入して、公開3日目に観に行くこととしました!

STORYは…
人類を恐怖に陥れた巨大怪獣(全長380m)がある日突然死んだ…降ってきた光に包まれて!
歓喜に沸く国民だが、政府は悩む…「この死体どうする?」(一級河川の河口の中央に横たわる死体)
(一瞬だけ映る…閣議に臨む総理大臣席の「Deus Ex Machina」の走り書きメモ…これって何?)←※下記コメント参照
怪獣と戦ってきた防衛省か首相直轄の特務隊?生ゴミ扱いなら環境省?河川に倒れているから国交省?
文化的に保管するなら文部省?金は財務省が出す?責任のなすりつけ合い!不毛な議論!
国民を安心させるため、大怪獣の死体に「希望」と名付けた政府…安堵感
しかし腐敗による死体の温度上昇で徐々に膨張が進み、ガス爆発の危機が迫っていることが判明する
絶望的な時間との闘い、国民の運命をかけて死体処理の極秘ミッションを任されたのは…
数年前に突如姿を消した過去を持つ首相直轄組織・特務隊の一等得尉の帯刀アラタ
このミッションには環境大臣・秘書官にしてアラタの元恋人・雨宮ユキノ(元特務隊隊員、既婚)が関わっている
「(死体が)爆発したら国家崩壊」
果たして、アラタは爆発を阻止し、大怪獣の死体を“あとしまつ”できるのか?
そして彼に託された本当の〈使命〉とは一体?


これは酷い!あまりに酷い!とんでもなく酷い!くだらない!こんなもの世に出してはいけない!
(抜粋されたストーリーだけ見るとまともそうなんだが…)
シリアスなシーンは一切なしの全く笑えないドタバタ・コメディ…いやコメディですらない
ウンコ・ゲロ・パンツ・チンチン・チチクリアイ…
ラストは客をバカにしているのか?ならばこの映画は「1分」で終わるじゃないか!
一体何がしたかったのか?配給・製作サイドは、大人がこれを見るために1900円も払っていることを承知しているのか?
(まあ私はムビチケで1500円だが、パンフが1000円…かなりの散財である)
これを良しとするならば「東映」と「松竹」は終わったな…
しかも製作費半分で「2」をやるだって…頭おかしいのか?
ちなみに、272席の映画館にお客は「13人」!

2022/2/17追記
ネットでもバッシングの嵐である
YouTubeなどのレビューでも圧倒的な批判の嵐である…当然であると思う

一部擁護派がいる!彼らの主張するのは「だって監督は三木聡なんだよ!」
「三木聡だって分かって観てるんだから、こういう映画で怒るって何?」だとさ…
それはどうだろう?
私は面白そう!観に行こうと思ったら、極力情報をシャットアウトして観に行くのだ
まさか深夜枠でヒットしたコメディドラマ「時効警察」の「三木聡監督」なんて知ったことではない!
「大怪獣のあとしまつ」なるキャッチーなタイトルはそそるし
2016年、東宝の「シン・ゴジラ」の後を受けて全国公開される松竹・東映の合作映画
宣伝文句…「誰もが知る“巨大怪獣”の、誰も知らない“死んだ後”の物語」が
こんなくだらないドタバタであるということの怒りを…期待した観客に負わせるというのか?
三木聡監督なんだから!って何???ほぼ詐欺だろ!?
ならばCMでは、せめて…
「監督は、あの「時効警察」の「三木聡!」と、コメディ(?)と分かるように表記すべきであった!
さらに単館・ミニシアターの深夜系枠での限定上映すべきであった
それでも面白ければ「カメラを止めるな!」のような、ロングヒット、全国展開ということもある
そうすれば、被害者は大分減ったとは思う
どこかの映画関係者が「(公開)初動は第3位で、9万人」と成功であるように語っているのは頭来た!
みんな騙されてるんだって!
更に映画の冒頭で「Deus Ex Machina(デウス・エキス・マキナ)」との走り書きがあったんだから
ああいうラストになることは分かっていただろうに…」だとよ!
演劇用語の「Deus Ex Machina」なんて知っている人がどれだけいる?
私は和訳だけは知っていた「機械仕掛けの神様」である
冒頭にこの言葉が出てきた時には、どういう展開になるかなどと知るか!
それを免罪符にしたところで、既に観客は高い金を払って鑑賞し始めちゃっているんだよ!
ならばCM段階でこの映画は「Deus Ex Machinaです」と書いておけってんだ!
ちなみに「Deus Ex Machina」でググると…
「演出技法の一つ。古代ギリシアの演劇において、劇の内容が錯綜してもつれた糸のように解決困難な局面に陥った時
絶対的な力を持つ存在が現れ、混乱した状況に一石を投じて解決に導き、物語を収束させるという手法を指した。」だとさ

観客側の勉強不足を指摘する映画関係者はクソ過ぎである!どうせ自分の金では観てないだろうし…
東映と松竹の正式なコメントの発表を見てみたいものだ!
公開3日目の第1回(10:20)、272席の映画館で13人の入り(渋谷TOEI スクリーン1)
2011.09format



 Diner/ダイナー 
[ACTION]
2019.07:日本映画(ワーナー・ブラザース映画)
監督:蜷川実花
出演:藤原竜也玉城ティナ
窪田正孝本郷奏多武田真治内田健司前田公輝品川徹
奥田瑛二真矢ミキ土屋アンナ小栗旬真琴つばさ沙央くらま蜷川幸雄
斎藤工佐藤江梨子金子ノブアキ
木村佳乃川栄李奈コムアイ板野友美角替和枝
MEGUMISHIHOエリィマドモアゼル・ユリアAMIAYA中村里砂宮脇咲良/他 
平山夢明の原作「DINER」の映画化である!
まあ映画化されることを知っていて原作を読んだんだけど…これが面白かった!
でも映画化は難しいんじゃないのかな?というのが本音
但し…何故か監督が蜷川実花!?
一体どんなことになるのかな?
まあ興行的に成功したことあるのか心配な監督だけど…
まあド派手になることは確実だろう!
しかも藤原竜也持ってきた!
本当の主役はウェイトレスのオオバカナコなんだけど、どうなるんだろう!
まあ楽しみにしております!

STORYは…
殺し屋専用の食堂〈ダイナー〉を取り仕切る天才シェフのボンベロ(自身もかつては殺し屋)
その料理の腕前は本物!彼が生みだした料理は殺し屋達を魅了!
(三重のセキュリティー、ボンベロが許可したものしか入店できない)
ある日、そのダイナーにウェイトレスとしてやってきたオオバカナコ
孤独な人生を送ってきたカナコ
ふと手にした極彩色の町の絵葉書、自分はココに行きたい!渡航費30万円!
カウボーイと恋人ディーディーの募集する怪しげなバイトに手を出したばかりに…
ギャング組織のブタ男に殺される寸前に…命乞い、自分は料理が得だと!
爆笑、ゴルフクラブで殴られるカナコ、意識を失う!
覚醒、自分がダイナーに身売りされていたことを知る
皿の置き方ひとつで殺されてしまうのも日常の特殊なダイナー
(歴代殺されたウェイトレスの写真が飾られている)
そこてで王として君臨するボンベロだったが…
彼女の存在で店の暗黙のルールが崩れていく
来店する凶悪な殺し屋達
心優しくトラウマを抱えたスキン、見た目は子供だも残忍なキッド
ラテン筋肉系ブロ、昆虫をこよなく愛するマテバ
血の気の多いマリア、美しい殺しにこだわる無礼図
そして殺しはビジネスと言うコフィ
この世で最も危険で美しい殺し合いゲームがまくを開ける!


この原作好きです!
初っ端以外、ダイナー「キャンティーン(劇中ではただのダイナー)」の中で物語は進むんだけど
まあ、映画はオオバカナコの夢を語るためのシーンが追加されている!
まあ原作に無いラストに引っ張っていくには仕方ないかな?
まあハッピーエンドにした方が、一般受けはするだろうからな…
私は原作のブツ切りのようなラストが思わせぶりで好きなんだけどね!
まあ元殺し屋が営む殺し屋専用のダイナーなんて設定をよく考えたものだ
まあ様々な殺し屋達!
そこで生き延びていくウェイトレスのオオバカナコ!
実は、主役がボンベロ=藤原竜也とのことでチョット心配したが!まあ宣伝用だった!
主役はやはりオオバカナコで良かった!納得です!
玉城ティナがオオバカナコというのも最初はどうかなとも思いましたが
終わってみれば、嵌ってましたね!
しかしこの映画を監督したのがバイオレンス系が得意な方ではなく…
まさかの蜷川実花だったことに驚きです!
多分、色彩的にド派手な演出になるのかなと思ってたら…やはり宣伝チラシの極彩色
「キャンティーン」ってもっとメタルなイメージだったんだけどね、これでもかなのお花!凄い!
店舗デザインが横尾忠則!凄いとこ連れてきたな!美しいよ!
実はボンベロ、原作でも天才シェフではあるが、基本ハンバーガーしか作らないんだよね!
でも絵的に、違う料理も出してましたね(ああ〜スフレは違うか)
おそらく一般受けしない映画だと思うが…
出演者豪華だし…一瞬だけの無駄遣い連発(笑)!
余裕があれば、是非観に行ってもらいたい!
ちなみに公開初日(金曜日)の初回は23人の入りでした!
評価はどうしようか悩んだんですけど、思い切ってとしました!
まあ世の評価とは大分違うと思いますが…楽しかったです!
話は変わるが…
大手シネコンが6月1日から、一般客1900円に値上がりしたのはみなさんご存知のことと思いますが…
ここ1年位でパンフの値段が720円から、800円台に値上がりしてますね!
今回の極彩色のパンフは850円!
10月の消費税10%でまた、値上がりするのかな?ツライですね!
ああ〜、そのうえで…
うれしいのか、迷惑なのか?
今回の映画パンフ、写真・肖像画(蜷川幸雄)登場人物まで細かく紹介されている!
ホームページ登録が大変だよ!
公開初日の第1回(10:00)、215席の映画館で23人の入り(TOHOシネマズ日本橋 SCREEN6)
2011.09format




 大誘拐/RAINBOW KIDS 
[CLAIM&SUSPENSE、COMEDY]
1992 日本アカデミー賞[最優秀監督賞]・[最優秀脚本賞]・[最優秀主演女優賞:北林谷栄]
1991.01:日本映画(東宝)
監督:岡本喜八     原作:天藤真 「大誘拐」
CAST-1:北林谷栄風間トオル内田勝康西川弘志緒形拳
CAST-2:樹木希林神山繁水野久美岸部一徳田村奈巳松永麗子岡本真美奥村公延天本英世
     本田博太郎竜雷太嶋田久作常田富士男橋本功松澤一之藤木悠上田耕一中谷一郎
     山藤章二景山民夫寺田農/他
“岡本喜八監督”が“天藤真”の大傑作「大誘拐」を映画化、大誘拐…紀州一の大金持ち、皆から慕われるおばあちゃんが誘拐された…身代金は100億円、犯人は誰?どうやって受取る?どうやって逃げるのか…?

STORYは…
真夏のある日、大阪刑務所、出所してきた2人…正義と平太、迎えに来た健次、社会復帰の資金作り相談…健次の計画「誘拐」、猛反対する2人、健次の持ち出した意外な計画…狙うは紀州一の大金持ち、4万haの大地主、柳川とし子刀自…気品と人格で地元では尊敬を集め、慕われるおばあちゃん…身代金は5000万円、1ヶ月の準備期間を経て実行に…刀自の拉致に成功した3人だが… 刀自を恩人と敬愛する井狩・和歌山県警本部長を指揮官とする警察、刀自の子供達が集結する中、「虹の童子」を名乗る犯人グループからの連絡…その身代金要求額は「100億円」という法外なものだった…   

“故・天藤真氏(大正4年生〜昭和58年没)”の大傑作「大誘拐」を“岡本喜八監督”が撮る!見るしかないでしょう…
原作の「大誘拐」は何回読み返しただろうか…誘拐を題材とした作品の中では今だに“NO.1”だと思ってます、その原作の面白さを損なうことなく(さらに面白く)映像化されています
未見の方は是非一度、原作でも映画でもいいですからお楽しみ下さい…
-1999format



 太陽は動かない 
[ACTION]
2021.03:日本映画(ワーナーブラザース映画)
監督:羽住英一郎
出演:藤原竜也竹内涼真佐藤浩市市原隼人
翁華栄横田栄司ハン・ヒョジュピョン・ヨハン
鶴見辰吾宮崎美子勝野洋八木アリサ
加藤清史郎日向亘南沙良/他
原作読んでます!結構面白かったので観ようと思いました!
主人公の2人が藤原竜也と竹内涼真…合ってるかもしれない
本当は先週観に行くつもりだったんだけど…
どうしても蕎麦打ちを優先させたがために…
一週間遅れです
ついでに「シン・エヴァ」も1週間遅れにしてしまいました!

STORYは…
謎に包まれた日本のエージェントが世界を股にかけて暗躍していた
表向きは小さなニュース配信会社を装う…「AN通信」
エージェントは24時間毎に本部へ定期連絡しなければ…
心臓に埋め込まれたチップの起爆装置が発動
解除の申請が出来なければ…5分で爆死する
東欧ブルガリアのとある古いアパートの部屋
監禁され絶体絶命のピンチに陥った仲間を助けるべく、屈強な敵を無駄なく倒していく男!
彼こそ「AN通信」のトップエージェント、鷹野一彦
そして救出用の車を運転している相棒の田岡亮一
先程、彼らが救出した同僚エージェント・山下英二は…結局、解除申請が間に合わず
異国の地の電話ボックス内で爆死
常に完璧で冷静沈着な鷹野と、彼をサポートする若手の田岡
そんな組織屈指の精鋭エージェントコンビに司令塔の風間武から…
過去最大にして最悪のミッションが課せられた
事のきっかけになったのは亡き山下が負っていた…
中国の巨大エネルギー企業CNOXの会長アンディ・黄〈ウォン〉の存在だ
彼は実は裏社会の人間、エネルギー業界のフィクサーの一人になろうとしていた
生前の山下はアンディ・黄の裏の組織に潜入していた
鷹野と田岡は、アンディ・黄の狙いを探るために彼が参加するという…
チャリティパーティーが開かれるウィーンに飛ぶ
会場のアンディ・黄の隣にには国籍不明の謎の女AYAKO
そして鷹野の永遠のライバルである韓国人エージェント、デイビッド・キムの姿も!
そこで浮かび上がってきたのは、全人類の未来を決める次世代エネルギーの実用化に関する巨大利権
CNOXは、日本の大手電機メーカー、METと組んで次世代型太陽光エネルギーの開発に乗り出していた
実はこの計画、アンディ・黄の陰謀
このままではMETは都合よく技術だけを盗まれて…CNOXが実用化を独占してしまう
次世代エネルギーを掌握することは、まさに世界を支配するできるのと同じこと
やがて権力者の誰もが欲しがるその極秘情報を巡り
世界各国のエージェントやアンディ・黄の裏組織が争奪戦に動き出す
命がけの頭脳戦と肉弾戦
勿論そんな中でも鷹野と田岡の心臓の起爆装置は24時間ごとに発動
刻々とタイムリミットが迫りくる中…
2人が核心に近付けば近付くほど、激しい危機一髪のピンチが畳みかけるように続く
しかし2人の任務はまだ終わらない!
襲い来る数々の困難を乗り越え、彼らは明日の太陽を見られるのか…!?


なんだなんだ?
概略線を拾って、メインのドラマなし!
おかしいな、なかなか本編に入らないと思って…暗闇の僅かな光で時計を見たら
残り10分切っているじゃないですか!?
原作面白かったのにな…非常に惜しいことをしたものだ!
鷹野役の藤原竜也、田岡役の竹内涼真共に嵌っているのにな!
一生懸命アクションシーンに体当たりしているのは良いのだが
何のためにがほぼ描かれていない
私は原作読んでいたので、分かっているが…
原作未読の方は全然分からなかっただろうな
勿体ないったらありゃしない
ラストが盛り上がらない盛り上がらないったらありゃしない

※原作は面白かったので、そっちをお勧めいたします!
公開9日目の第1回(9:30)、117席の映画館で28人の入り(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN4)
2011.09format



 タオの月 
[SF&ACTION]
1997.11:日本映画
監督:雨宮慶太
CAST-1:永島敏行阿部寛榎木孝明吉野紗香森山祐子
CAST-2:谷啓蛍雪次朗
CAST-3:ジーコ内山神威杏次江幡志/他
戦国時代、野盗から奪ってきた刀…石をも一刀両断、刃こぼれも自然再生、いったい山にナニがあるのか?1人きりで山に住む少女、3人の異星人、タオとは?マカラガとは?あのゼイラムの雨宮慶太・監督のSFアクション映画です

STORYは…
戦国時代、浅見忠興家臣が野伏り(野盗)から、石をも一刀両断・刃こぼれも再生する刀を奪ってきた。危険?忠興の信頼厚い旅の修験僧「酔狂」、危機を察知、忠興家臣「疾風」と共に、野伏り集団が巣くう宝剣山に向う。それぞれの意思・目的は異なるが…、怪しの術で野伏りを束ねる「角行」、道中、一人危険な山に住む「れんげ」と名のる少女と出会う。一度は別の道。宝剣山近くの山に住む彼女の山小屋、強烈な光、3人の異星人「クズト」「マリエン」「アビラ」…彼女達の目的は?鍵となる小箱を巡った争いの発生。深手をおったクズトの逃走…小箱を受取る「れんげ」、「マカラガが発動してしまったら…」、中身は「タオ」…タオ?マカラガ?


「ゼイラム」「ゼイラム2」以来の雨宮ファンです
でも…今回は、正直ちょっとばかり苦しかったかな、マカラガの映像の合成とかが…と、言いながら、大資本映画で無いことは理解しています…配役はハマッテいると思います、今回は森山祐子は主役ではありませんが一人三役です
次回作を待ってます…
(新宿ピカデリー2)
-1999format



 竹取物語 
[FANTASY & SF]
1987.09:日本映画(東宝)
監督:市川崑
CAST-1:沢口靖子三船敏郎若尾文子小高恵美中野美穂
CAST-2:石坂浩二中井貴一春風亭小朝竹田高利
CAST-3:中村嘉葎雄横山道代伊東四朗加藤武岸田今日子浜村純井上博一
CAST-4:常田富士男山口弘和出光元/他
まあタイトルをご覧いただければ判ると思いますが…日本最古の物語「竹取物語」の実写・映画化作品です、内容についてはさておき…監督・市川崑&豪華キャストで…マジに作製しています

STORYは…
■八世紀末のこと…、満月の夜、都にほど近い美しい山里、突然…空気を裂く物音、空の一角に鮮烈な閃光、裏山へ…何かが落下? ■現場にほど近い竹林、粗末な小屋、竹細工品職人…“竹取の造”の家、貧しい暮らし、機を織る妻の“田吉女”、夫婦は5歳になったぱかりの娘“加耶”を亡くしたばかり…妻は悲しみの毎日 ■異変の翌日、竹林へ出かけた竹取…娘の墓へ、そのそぱに…竹の子が生えているかのように…不思議な輝きを発するオクルミ状の金属物体、その中に…赤子、その小さな手に水晶珠、驚くことに…みるみる5歳ぐらいの少女に成長、眠が青いことを除いては…加耶にそっくリ、「加耶!」と思わず叫ぶ竹取、家に連れ帰ると…竹取から少女を奪い取る妻、死んだ娘の身代りに天が授けてくれた&加耶として育てようと…無気昧がる竹取を承知させる妻 ■遊び盛リの加耶、少し目を離すと表へ、村の子供達との遊び、人間離れした行動に閉口する竹取、村の生活に順応できるようイロイロと教え込む妻、しかし…加耶の天真爛漫な行動が村人達に迷惑をかけること度々、その度に謝まり通す夫婦、加耶の正体を隠す苦労が続くうち…3人の間に親娘の愛情が深まる ■竹取の家に出入りする商人の宇陀、件の金属物体の破片を…彫金師のところへ持ち込む、黄金と判明、少しずつ売却…貯えを増やす竹取、妻は反対、耳を貸さない竹取 ■ある日、外出先から帰宅した夫婦、加耶が17、8歳の娘に成長…吃驚仰天、幻想的で美しさ、黒くなった瞳 ■都から離れた土地に屋敷を建て&移り住む竹取…急に裕福になったこと&加耶の急激な成長、世間の不審から逃れるため、それでも…知れ渡る加耶の美しさ、屋敷周辺には一目見たさの若者達 ■妻…加耶の水晶珠が彼女の正体を知る鍵?問い質すも…知らない様子 ■加耶に友人、長者の家に子守りとして雇われている“明野”…同じ年頃の盲目&天涯孤独の少女、亡父が医者、故事来歴に詳しい ■都の噂にまでなる加耶の美しさ、わざわざ会いに来た車持の皇子&安倍の右大臣、「かぐや姫」と呼び賛美、求婚 ■ある日&偶然、大伴の大納言との出会い、初めて男性に胸のトキメキ、大納言も理想の女性を見出し感動、その頃から加耶の水晶珠が時々鈍い光を発するように…心を奪われたかのように反応をする加耶…不安に思う竹取の妻、出生の秘密を知る手掛り? ■大伴の大納言の求婚、貴公子達との縁談を歓迎する竹取、不安&複雑な気持ちの妻、加耶も結婚する気にはなれないが…何故か大伴の大納言の愛情は信じてみたい気持ち…悩みを明野に打ち明ける、彼女の鋭い感性…既に加耶が人間ではないことを理解、古文書にも詳しかった亡父の話、この世の三大奇宝…「渤海の東、蓬莱という島にある『蓬莱の玉の枝』」、「唐土に伝わる『火鼠の皮袋』」、「天竺の深海に潜む『竜の首の玉』」を持ち帰ることを結婚の条件としてはどうか?多くの人々が探し求め…今だに得られない宝物、結婚の回避策 ■条件提示に困惑する求婚者、それでも…皇子は最も簡単そうな「蓬莱の玉の枝」を、右大臣は次に容易そうな「火鼠の皮袋」を選択、一番難しそうな「竜の首の下」を選んだ大納言の潔さ、感に打たれ…その顔を見つめる加耶 ■難波津の港、皇子、右大臣、大納言の船が勢揃い、苦難に満ちた宝探しの旅へと出発する…


記憶によれば、他に見たい物がなく…悩みに悩み、だって竹取物語でしょう?うーん、どうしようと…長考の末、市川崑監督だし…見てみるか…程度の展開でした (ファンの方には申し訳ありませんが、私にとって沢口靖子は…映画を見るファクターとはなっておりません)、よって全く期待も何もなく、ストーリーは全部知っている状態ですし、タンタンと見てしまいました…、ラストの宇宙船を含む特撮シーンは相変わらずの状況で…切って張った感じ…残念でした
このデータを打ち込んでいるときに…妻の言葉「そういえば、こんなのやってたよね!アニメだっけ?」と、うーん、惜しい!というか、全然外れというか…、多分アニメなら同年12月公開の「紫式部 源氏物語」のことだろう…
こうしてみると、この時期(バブル期だったりして!)に、日本の古典的な物語2本が映画化されていたのですね…「バブル的なモノ」への反動?それとも「バブル期」ゆえ…派手な要素が持ち込める題材として映画化されたかな? それから、この映画の主題曲ですが…アメリカの有名ロックバンドであるシカゴのヴォーカル “ピーター・セテラ”が歌う「STAY WITH ME」です…やっぱり金がウナッテいたのかな?って、おー、パンフに出ているではないか!「全世界配給に向けて製作費20億円!古典の世界を現代に蘇らせる、豪華なキャストとスタッフ!」…(中略…キャスト&スタッフについて)…「製作費は、壮麗な美術セット、豪華な衣装(※1)、そして最新のSFX技術を駆使する特撮など(※2)、日本映画としては破格の20億円、9月14日(当然ですが1987年)に日本映画としては初めてニューヨーク近代美術館でワールド・プレミア(※3)を行い、9月25日より始まる東京国際映画祭のオープニング作品として特別上映されます」だとさ、そうは言いつつ別の箇所では「権力者、資産家たちの高慢や思い上がりが徹底的に嘲弄(※3)され…」ともあり、思わずニヤッとしてしまったりして…、まあ結論として「20億もかけて…これっ!?」というところでしょうか…
ついでのどうでもよい話だが…1987年データ投入中にパンフが見つからず、1986年パンフに紛れていたのを先日発見、遅ればせながらのデータ投入です (2007.03)

※1:豪華な衣装…衣装担当は「ワダエミ」さん、オリジナル製作した衣装:2億5千万円
※2:など…映画の主題歌は米国ロックグループ「シカゴ」の「ピーター・セテラ」で…「STAY WITH ME」です
※3:NY近代美術館でのワールドプレミア…実際に行われたかは、調べてみましたが…不明でした
※4:嘲弄…馬鹿にしてなぶること、あざけりもてあそぶこと
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立喰師列伝   は、別ページとなります



 辰巳 
[VIOLENCE]
2024.04:日本映画(インターフィルム)
監督・脚本:小路紘史
リレコーディングミキサー:野村みき
出演:遠藤雄弥森田想
後藤剛範佐藤五郎倉本朋幸松本亮
龜田七海渡部龍平
足立智充藤原季節/他
リレコーディングミキサーが「野村みき」なので観に(聴きに)行く!一択!
※リレコーディングミキサー:映画の「音・音響」の調整役にして最後の番人
※「ドライブ・マイ・カー」で第45回(2022)日本アカデミー賞「最優秀録音賞」受賞
※いつもリサーチ!たまに本人からも情報!
※日本人は「ミキシングマシーン」のほんの僅かな機能しか使えない人が大多数だが…
彼女は100%フルに使える能力差!(学ぶため渡仏)
※金で仕事するタイプではない!オファーが引っ切りなくて忙し過ぎ…
※彼女が仕事した作品のボリュームをイジル映画館には(どうでもいい映画以外)行かない!
彼女がリレコーディングミキサーなら間違いない!日本で彼女の右に出るものない!
そっちは保証するので、映画自体が面白いことを祈る!上手くいけば相乗効果!
彼女の「音」は「細部までのこだわり」があるので「一度映画を聴きに行く」と言う体験をなされては如何か!?

STORYは…
売り物の薬物で中毒に陥った弟・浩太、冷酷に見下ろす兄・辰巳
裏稼業(遺体処理)で働く孤独な辰巳
ヤクの横流しで捕らえられた男、尋問する沢村武&竜二兄弟(半グレ上がりで制御効かず)
兄貴に死体処理を依頼される辰巳、執拗に絡む竜二
ある日元恋人・京子(危ない男に吸い寄せられる)が殺害される現場に遭遇する…
一緒にいた京子の妹・葵(京子の遺体と共に)を連れて、命からがら逃げる辰巳
片や最愛の家族を失い、勝手に復讐を誓う葵、京子殺害の犯人を追う…
生意気な葵と反目し合いながらも復讐の旅に同行することになった辰巳
彼女に協力するうち、ある感情が芽生えていく…

ジャパニーズ・ノワール映画!
普段なら、「ガチ」のこのジャンルの映画は観ないのだけれど、今回に関しては別!
ヤクザというか暴力団、半グレの「人殺し」「遺体処理」「ファミリー」の抗争と「示しがつかない」の世界
「命のやり取り」…昔からみんなこんなグレー世界の映画好きだよね?
でも今回は、そこに「野村みき」がリレコーディングミキサーとして加わった訳だ
これまでの任侠映画ならやらないような?
これでもかと重ねられた音の洪水と言う「暴力」がストーリーを際立てたり、ざわめかせたり…
まさかのこのジャンルだけど流石だね!
一瞬音が消えるシーンを使って「狂気」の出現!
楽しいと言うか「狂気っぷりが凄い」映画でした!
劇場を出たら主演の「遠藤雄弥」氏のお見送り付き(次回が舞台挨拶回につき)
ちなみに私の観た回は3〜4割程度の入りでしたが
舞台挨拶回はもちろんの満員でチケット買えなかったよ…

野村みきと振り返る「辰巳」
劇場の音チェックで一安心したそうな、かなり大変な作業だったようです(えっ無償?)
「辰巳」で、「野村みきVer.2」に突入した模様!
公開初日の第2回(14:40)、144席の映画館で3〜4割程度の入り(ユーロスペース2)
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 だれも知らない建築のはなし/INSIDE ARCHITECTURE 
[DOCUMENTARY]
2015.05:日本映画(P(h)ony Pictures)
監督:石山友美
出演:磯崎新安藤忠雄伊藤豊雄レム・コールハースピーター・アイゼンマン
チャールズ・ジェンクス中村敏男二川由夫/他
建築の設計を生業としているので…見逃すわけにはいかないでしょう!?
磯崎新に安藤忠雄、伊藤豊雄、ピーター・アイゼンマン等…によるドキュメンタリー
建築家に未来はあるか?だと?なくちゃ困るんだけどね!

STORYは…
日本に(日本の建築業界)には「ヴィジョンが無い」という安藤忠雄
「あの災害の復興計画に…国がこれほどの暴力を揮うとはも日本は絶望的」と呟く伊藤豊雄
第1章:70年代に遡って
大阪万博で幕を開けた1970年代、2度のオイルショック、高度経済成長の終り、不況の時代への突入
組織設計事務所・大手ゼネコンによる大型プロジェクトの独占
安藤忠雄・伊藤豊雄等若手建築家の活躍の場所は小規模住宅…徐々に注目を集める
既に海外の舞台で活躍を始めていた磯崎新、若手建築家を積極的に海外に紹介し始める
1978年「A New Wave of Japanese Architecture展」、1982年「P3会議」
世界の舞台で活躍する若手を後押ししたジャーナルの存在(「GA」&「a+u」)
第2章:日本のポストモダン建築
世界中から注目を浴びる日本人建築家による小住宅
チャールズ・ジェンクスの著書「ポスト・モダニズムの建築言語(1977)」
機能主義的な近代主義建築に代わる、新しい時代の表現として現れたポストモダン建築
大反響を巻き起こした「ポストモダン」という言葉、様々な分野へと普及
しかし建築界における「ポストモダン」の定義が曖昧、多くの論争を巻き起こす結果
日本におけるポストモダンを語る上で避けて通れない「バブル経済」との関係
ポストモダン建築の一つの特徴とされる装飾性
第3章:コミッショナープロジェクト
(建築におけるコミッショナー:建築単体の設計のみならず、都市計画、ランドスケープ、
展覧会などの展示運営計画まで、総合的に統括する役割)
展覧会や国際会議で発揮された磯崎の人選の才と国際的な人脈、バブル景気と相まって…
コミッショナーとして80年代後半に手がけたプロジェクト
「くまもとアートポリス」
1988年、当時の熊本県知事・細川護煕により立上げ
公共建築物の建設を入札制度によらず…
磯崎コミッショナーの特命による建築家の設計した建築物が熊本県内各地に出現
これまで公共建築に関わることができなかった建築家にチャンス、伊藤豊雄の初の公共建築も…
「NEXUS WORLDプロジェクト」
福岡地所が手掛けた集合住宅プロジェクト、磯崎の指名した6人の建築家
2つのプロジェクト以外…磯崎は国内外の若手に様々なプロジェクトで設計の場を与えた
ザハ・ハディド、ダニエル・リベスキンド、モーフォシス…など、現在のスター建築家達
第4章:バブルが弾けて…
日本におけるバブル期の顛末、今日に至るグローバル化の予兆でもある
バブル崩壊以降の経済的苦境の中、建築家のあり方が大きく揺れ動き始める
経済主導で作られる建築、効率が重んじられ…建築家の社会の中での役割が激変
特に全国に建てられる大型商業施設、都市を形作る大きな要素にも関わらず…その設計に関われない建築家
建築家はもはや必要とされないのだろうか?

公開初日初回につき、石山監督等による舞台挨拶あり
この映画、2014年ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館展示用に作成された映像を劇場用に編集
ちなみに観客は、建築家、建築学科の学生と思われる人々で満員の状態
挨拶終了と共に暗転、安藤忠雄のアップで映画は始まる
なんか華々しい感のあった日本の建設業界だったけど
裏から見ると…決して明るい世界ではない
大活躍と思った3氏ですら…苦難の道
日本人建築家に厳しい世界の目
バブル崩壊後の日本
2つの大震災
求められていない建築家?
若手を育ててこなかった(育てられなかった)時代
日本中に展開する大規模ショッピングセンター、介在できない建築家、建築家の必要性?
大学全入の影響、ホワイトカラーばかりの建設業界
建築家に未来はあるか?
ちなみに公開初日の第1回(11:00)、108席の映画館で満員の入り(シアター・イメージフォーラム シアター2)
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 TANG/タング 
[FANTASY]
2022.08:日本映画(ワーナー・ブラザース)
監督:三木孝浩
出演:二宮和也満島ひかり市川実日子
奈緒京本大我小手伸也濱家隆一山内健司武田鉄矢
野間口徹利重剛景井ひな/他
今年の8月は大作映画がなくて…細かく稼ぐしかない?何を稼ぐ?
まあ大分前から宣伝しているし、TVでも「二宮和也」と「満島ひかり」がTV番組出まくってるし…
一応の興味はある!原作はイギリスでヒットした「ロボット・イン・ザ・ガーデン」
まあ元ネタがシッカリしているので、多少の日本版アレンジがあっても大丈夫かな?と
VFXも「白組」だし、そこそこ観られるものになっているよね?
(チョット、「GHOSTBOOK/おばけずかん」を引き摺っているんで…)
まあこのような映画は何年かに1回繰り返される内容だけど…
あまり期待し過ぎないスタンスで観に行ってきます!

STORYは…
そう遠くはない近未来の日本
北海道
ゲーム三昧で妻に家を追い出されたダメ男の健
訳あって無職で人生に迷走中
(心配する妻・絵美、実姉の桜子)
家の庭に突然現れた…記憶を失くした迷子のロボットのタング
初めは時代遅れの旧式のタングを捨てようとする健だったが…
発売元と思われるアトビットシステムズ社(福岡)へ
タングが失った記憶には…世界を変える“ある秘密”が隠されていた!
修理できるのは中国・深?にいる大槻博士!そして宮古島へ!
謎の追っ手が迫る中、大人とロボット、ふたりの迷子が大冒険の先に見つけた《人生の宝》とは?

なんだ…こんなもんか…てな感じの映画
まあ子供向けだとは思ってたけど…少しはハードな面もあるSFファンタジー映画なのかなと思いきや…
単純なハートフル・コメディ(コメディも成立していない?)映画だったね!原作もこんな感じなのか?
二宮和也、満島ひかり&CGのTANG以外、全部キャスティングミス!
“かまいたち”は“かまいたち”だし、武田鉄矢は金八先生だし、小手伸也…あのキャラに信憑性なし
市川実日子も奈緒もワチャワチャしてるばかりだし…そういうキャラ設定なのかな?
京本大我に至っては…言語道断!何だあのナルちゃんキャラは?気持ちワル!
(本音を言えば二宮和也と満島ひかりも何を見て演技しているの?のシーンあり?)
その場面、その場面が美しく、楽しく、綺麗で、笑えれば良くて…繋がりなんか関係ない!?
ページをめくると全く違う世界が待っている?
おおよその展開は読めるし、こうなるであろう結末も分かる!
流れで一気に見せてしまえばよいのに…寸断するからアラが気になる!
“白組”はどこで頑張ってたんだろう?TANGと深?の夜景?
うーん、やはり消化不良?って感じ?
すいませんが久しぶりにストーリーを書く気がしませんので、パンフに加筆程度に止めときます!
ちなみに、六本木という場所柄、家族連れもいませんのでガラガラでした!
公開2日目の第1回(10:00)、122席の映画館で44人の入り(TOHOシネマズ六本木ヒルズ SCREEN6)
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探偵はBARにいる                   は、別ページとなります
探偵はBARにいる2/ススキノ大交差点       は、別ページとなります
探偵はBARにいる3                 は、別ページとなります



 探偵マリコの生涯で一番悲惨な日 
[COMEDY?ENTERTAINMENT?]
2023.06:日本映画(東映ビデオ)
監督:内田英治片山慎三
出演:伊藤沙莉竹野内豊
北村有起哉宇野祥平久保史緒里高野洸中原果南島田桃依伊島空松浦祐也
黒石高大石田佳央真宮葉月阿部顕嵐鈴木聖奈円井わん
六平直政矢部太郎/他
ミニシアター系で宣伝チラシを手にしてから、「観たい映画リスト」に上げて、待ちに待っていた映画!
流石に同日公開の「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」に先を譲ったが、必ず観るつもりだったので…
まあ難事を片付け(地元)&ランチ・買い物(渋谷)してからの鑑賞!
「予測不能な異色“探偵エンタメ”誕生!」「依頼人:FBI」「ミッション:歌舞伎町に潜む宇宙人探し」!
大好物の「探偵モノ」で「宇宙人モノ」…「FBI」に「忍者」までテンコ盛りコメディー(チラシは“探偵エンタテイメント”)
今が旬のコメディエンヌ“伊藤沙莉”に“竹野内豊”が主演!
これを観ない手はないではないか!
でも劇場数少な!やっぱり新宿で観よう!公開9日目の「テアトル新宿」で席確保!
うわっ!配給が「東映ビデオ」って何?

STORYは…
歌舞伎町の空地に入り込む、酔客とホステス、誕生日プレゼントのオネダリ
足元で動くバスケットケース?輝き、蓋が開く
大量の光に晒され消滅する2人、用足ししていた?男がバスケットケースを持ち去り…闇に消える

「歌舞伎町にいる」 (監督: 片山慎三)
新宿ゴールデン街にある小さなバー「カールモール」のカウンターに立つ、27歳の女・マリコ
さまざまなワケあり常連客を相手にする一方、「新宿探偵社」の探偵としての 顔も持つ彼女のもとに…
ある日「FBI」を名乗る3人組から「アメリカへの移送中に連れ去られた地球外生命体を捜して欲しい」という謎の依頼!
(防衛庁ですら探せないなら歌舞伎町が地元の、そこそこ有能の噂が頼り…保険?)
彼女は「宇宙人」をバスケットケースに入れて連れ去った科学者・天本を捜し始める


「歌舞伎町の恋」(監督:内田英治)
ホストの星矢に恋しているキャバ嬢の絢香、彼女は売上No.1を目指す星矢の夢を叶えようと…
街中で見かけた「500万円の懸賞金」の連続殺人鬼・南部の捜索をマリコに依頼するが…
それって違うし、謎の地球外生命体捜しで手一杯のマリコに断られた絢香、それ以来「カールモール」に現れなくなる


「鏡の向こう」(監督:片山慎三)
歌舞伎町のラブホテルでバイトしている落ちぶれたヤクザの戸塚…かつての殺し屋
彼から「5年前に出て行った娘・瑞樹を捜して欲しい」との依頼を受けるマリコ
幼少時代から知る戸塚のため、依頼を渋々受けるマリコだが、過去に“殺しの戸塚”と呼ばれていた彼は…
弟分から鉄砲玉として3日後に稲本会の後藤のタマを取る依頼をされていた!


「踏切を超えた時」(監督:内田英治)
マリコの恋人である…自称忍者のMASAYA!「伊賀麻績新陰服部流の後継者」でもある彼が営む忍術道場
悪夢から目覚めたマリコ…優しく抱き寄せる彼に「ずっと結婚はできないかも、誰かと家族になるの、怖いんだ」と…
彼女には暴力を振るうヤクザの父親がいたのである…
そんなマリコの携帯に、久々に絢香から連絡!友達がおらず、孤独だった幼少時代の思い出をマリコに語り始めた絢香
みんな心配しているから、今日は飲みにおいでよ!とマリコが声を発するも、切れる電話
その後、意を決して星矢のアパートに向かう絢香


「姉妹の秘密」(監督: 片山慎三)
厳格な父親のもと、一流の殺し屋として育て られてきた茂美と貞美の姉妹
スナイパーの能力を開花させた妹妹・貞美、身体能力に劣り毒薬のプロとなった姉・茂美
普段は公務員として役所勤めしながら、父の死後は何事も分け合って生きてきた2人だったが…
最近、貞美が年下の映画監督・石渡との恋にどっぷり溺れている様子
石渡の存在により、妹と誓った老後の夢を壊されると察した茂美
石渡のグラスに毒を盛るが、一早く察した貞美、姉を屋上(塔屋上)に連れ出し…姉にサイレンサー付きの銃を向ける!


「少女A」(監督:内田英治)
15年前に起こった誰にも言えないマリコの秘密が明らかになる!(これが「生涯で一番悲惨な日」か?)
(店をヘルプする吉本芸人の矢部太郎が見つけた古い新聞、歌舞伎町の生き証人の記憶)
そんな中、歌舞伎町をブラブラと営業して回っているMASAYAが何か隠し事をしていると察するマリコ
ついに天本との対面、地球外生命体と接触を果たすことになったマリコだが…
天本から経緯の説明、どうにかして宇宙人を星に返してあげたい!ずーっと宇宙に向け通報し続けてきた!
忍者屋敷のローテク侵入者検知のシステムが起動!
そこには特殊部隊を率いる「FBI」、宇宙人を捕獲して中国に売りつけようと企むヤクザも迫ってきた!
まさに絶体絶命のなか、歌舞伎町の街を超大型の宇宙船が覆い始めていく…


これはいつの時代の「歌舞伎町」を描いているのか?
キーワードの「唐十郎の紅テント」は「1969年(昭和44年)」
「E.T.」が公開されたのは「1982年(昭和57年)」
「暴対法」が施行されたのは「1992年(平成4年)」!…【この頃に小学生の主人公】
「PUFFY」がデビューしたのは「1995年(平成7年)」…アジアの純真?
「椎名林檎」がデビューしたのは「1998年(平成10年)」…歌舞伎町の女王?
ホストクラブ全盛なのは「平成後半〜令和」
「カラテカ矢部太郎」が漫画家として有名になったのは「2017年(平成29年)」
「改正健康増進法」により店内での喫煙が面倒くさくなったのが2020年(令和2年)
なんなら夜景にはドコモ代々木ビル(2000年(平成12年)竣工)、新宿東宝ビル(2015年(平成27年)竣工)
更には「東急歌舞伎町タワー(2023年(令和5年)竣工)」の全景が映っている!ので【舞台は令和5年】!
暴対法施行時に小学生だった少女が、現代・歌舞伎町でBAR店主兼探偵を営んでいるが
単純計算、「(想定)10歳」の少女は「41歳」ということになる!
ちなみに役柄「27歳」、伊藤沙莉は現在「29歳」…「12〜14年」が吹っ飛んでいる違和感!
暴力団抗争が華?だったのは昭和の世代のお話
それを起源に話を引っ張ってくるのには無理がないか?まあ「東映」さんは「ヤクザ路線」大好きだけど!
全部ひっくるめて「面白ければ許す」が…「マルチバース展開大好き時代」だしね!?
日本における「混沌(カオス)」の象徴だった「新宿・歌舞伎町」に…今そのパワーはあるか?
今更、ヤクザか?
宇宙人=「E.T.」も短絡的に過ぎる
登場人物の設定が面白いのに、骨格があやふやで、雑な設定!エロネタも昔懐かし?
歌舞伎町上空のあいつもチャチ、あれは笑うところか?
実は上のストーリーを書くに当たり、パンフレットのストーリーを軸に、自分が観てきた内容を一旦全文書き起こして
全体を確認して、最終的にパンフレット記載程度の内容を残して、本体は個人格納するという
とても七面倒くさい作業を行っているんだけど…全文書き起こしを見ると、面白そうな内容なのだが?
映像が面白くない
まあ久しぶりの「残念な映画」でした…
公開9日目の第3回(14:00)、218席の映画館で9割程度の入り(テアトル新宿)
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 探偵物語 
[LOVE & MYSTERY]
1983.07:日本映画(東映)
監督:根岸吉太郎     原作:赤川次郎 「探偵物語」
CAST-1:薬師丸ひろ子松田優作
CAST-2:藤田進鹿内孝中村晃子財津一郎ストロング金剛山西道広
CAST-3:岸田今日子秋川リサ北詰友樹坂上味和
CAST-4:荒井注若狭広海
CAST-5:三谷昇加藤善博蟹江敬三榎木兵衛清水昭博/他
薬師丸ひろ子…学業専念のための休業宣言後1年半ぶりの復帰作…

STORYは…
■新井直美、叡智大学2年生…19歳、明るい行動派の女子大生、あと一週間で父親の待つアメリカに旅立つ予定、経済的には何不自由なしだが、精神的にはイマイチ物足りない青春、そんな想いか…気が進まないアメリカ行き ■直美が以前から憧れていたサークルの先輩・永井の誘い、海辺の店でお揃いのペンダントのプレゼント、食事、奥手の直美だが…遊び慣れた永井のリード、いつしか二人は海辺のホテルの一室に…、ロマンティックな日本での最後の思い出になるはずが…突然!直美の伯父を名乗る見知らぬ男が乱入、追い出される永井、謎の男の正体…辻山秀一、私立探偵、直美の母親がわりである父の元秘書・長谷沼君江が直美を心配して依頼したボディー・ガード兼監視役だった、ノッポでニヒルな感じの辻山だが、直美にしてみればただの三十過ぎのオジサン、こんな男につきまとわれては堪らない直美、辻山も生活がかかっており必死に直美の後を追う…かくして2人のおかしな関係が始まる ■永井に心残りを感じていた直美だが…永井には正子という同棲相手がいるとのこと、一方の辻山…直美に大学の図書館、賑やかなパブと…およそ似合いもしないところに引っ張り廻され&汗ダク、挙句の果てに直美に逆尾行され…別れた女房の幸子まで発見されてしまう始末、ちょっとした興味から幸子の唄う店に行った直美、そこで働く正子に永井との関係を聞き…永井へ想いを断ち切る ■辻山の身辺に大事件、元妻・幸子が殺人事件の嫌疑をかけられて辻山のアパートへ、幸子の愛人・国崎組のドンの跡取り・和也…ホテルで何者かに刺殺、ホテルは密室状態、犯行のチャンスがあったのは幸子だけ!国崎組&警察の目は幸子へ、決して和也を殺していないという幸子、助けて欲しいと懇願、どうしていいか分からずオロオロの辻山 ■報道で幸子に殺人容疑がかけられたことを知った直美、辻山の事が気にかかりアパートへ、その時…ドアを蹴り破り乗り込んで来た国崎組の連中、間一髪、直美の機転で国崎組をごまかすことに成功、しかし帰る気配のない連中、直美のアイデア…アパート脱出に成功する3人 ■直美の家、和也と本当に一緒になりたかったという幸子の言葉、彼女の潔白を信じ&持ち前の正義感とちょっとした冒険心…要は真犯人を見つければいいんでしょ!と…不思議に心を魅かれ始めた辻山と2人で事件を解決することを決意!


薬師丸ひろ子が学業専念ということで休業宣言、大学合格を経て1年半ぶりの復帰作となった映画、なんか少女少女していたのを無理矢理大人の役を当てはめて脱皮させようとして…無理が目立っちゃったような映画でした、共演の松田優作をはじめ、脇を固める方々…なかなか豪華な顔ぶれでしたが、やっぱり薬師丸ひろ子向きではなかったかなと思うしだい…
四半世紀前の映画ゆう、コメントはこの程度で…  (2009.03)
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 タンポポ 
[COMEDY]
1985.11:日本映画(東宝)
監督:伊丹十三
CAST-1:宮本信子山崎努
CAST-2:渡辺謙安岡力也加藤嘉桜金造大滝秀治池内万平大友柳太朗
CAST-3:久保晶兼松隆大島宇三郎川島祐介里木佐甫良都家歌六MARIO ABE高木均
     二見忠男横山あきお
CAST-4:辻村真人高見映ギリヤーク尼ヶ崎松井範雄佐藤昇
CAST-5:篠井世津子榎木兵衛粟津號大屋隆俊瀬山修小熊恭子伊藤公子村井邦彦松本明子
     関山耕司入江正夫沖佐々木範幸石岡博夫上田耕一佐藤恒治木村雅俊中山登
     竹内セツコ
CAST-6:役所広司黒田福美洞口依子加藤善博深見亮介長江英和小竹林義一
     安達久美子新谷絵子中田佳子松渕麻美小笠原睦子
CAST-7:原泉津川雅彦
CAST-8:加藤賢崇野口元夫嵯峨善兵田中明夫成田次穂高橋長英橋爪功
CAST-9:岡田茉莉子アンドレ・ルコント松浦佐知子此木順子松山薫野呂瀬初美小川乃り子
     金子真美中村祐理子菅由紀子坪井木の実中河仁美高尾あゆみ根本里生子間中舞
     森幸枝
CAST-10:藤田敏八鈴木淑恵北見唯一柴田美保子南麻衣子海野喜一
CAST-11:井川比佐志三田和代大月ウルフ関菜穂子石井孝明横田真洋
CAST-12:中村伸郎田武謙三林成年
CAST-13:田村淳一郎竹内直人大沢健大久保かずこ福原秀雄/他
伊丹十三監督作品、妻の宮本信子主演、ラーメンをメインに食に関するサブストーリー数本が盛り込まれたコメディ映画です

STORYは…
■通なラーメンの食し方 ■雨の降る夜、タンクローリーの運転手、ゴローとガン、フラリ寄った寂れたラーメン屋“来々軒”、店内に酔客…ピスケンという図体の大きい男&子分達、店の女主人タンポポに言い寄るピスケン…幼馴染、ラーメン屋なんかやる必要ない!たしなめるタンポポ、なるとを飛ばし間に入るゴロー、乱闘!ケガをしたゴロー、タンポポの介抱、彼女は未亡人&一人息子のターボー、亡き夫の店…見よう見まねで営業、ラーメンを食すゴローとガン…“今一つ”の言葉、ラーメンに詳しそうな2人に…弟子にしてくれ!とタンポポ ■マラソンなど体力作り、ラーメン作りを基本から特訓、人気店の調査、試行錯誤も…なかなか思った物ができないタンポポ、そんな彼女を、食通の乞食集団(レストランの残飯の味を批評)と一緒にいる“センセイ”なる人物に会わせるゴロー、仲間に加わった“センセイ”から様々なアドバイスを受ける…


伊丹十三監督2作目の「タンポポ」、宣伝コピー「これはラーメン・ウエスタンだ!」
前作「お葬式」が大ヒット、そういう路線でいくのかと思いきや、今度は「ラーメン」ときた、主演は引続き妻の宮本信子である、ちなみに「国税局査察部」「芸者」「民事介入暴力専門弁護士」「スーパーマーケット店員」「身辺保護対象者」等々、非日常的な題材が続く…
伊丹十三監督のこだわり映画!ラーメンをメインに、食に関するサブ・ストーリー満載!とも言えるが…、まあ…ラーメンだけでは映画一本もたないので、たくさん別ネタやりました…とも言える、また…いろいろやり過ぎて、メインの終盤…ラーメンが完成するあたりのインパクトが弱いように感じた…まあそうであったとしても、まあ楽しめる映画でした
しかしデータ投入にあたり困ったこと発生、パンフにストーリーが書いてない!全て出演者・スタッフ等のインタビューで埋め尽くされているのだ、そこで23年前の記憶と映画サイト情報を集結して…あらすじ作成、インタビュー記事を全部確認して補足、どうにかそれらしくなりましたが、サブ・ストーリーを含めて有名どころの出演者が多数、半ばヤケクソ気味にほぼ全員の名前をアップしました、人物データ投入にどれだけかかるか?自ら苦境に立ちながらも…恐怖である (2008.11)
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