行・つ・づ 作品・日本






 追憶 
[HUMAN DRAMA]
2017.05:日本映画(東宝)
監督:降旗康男
出演:岡田准一小栗旬柄本佑長澤まさみ木村文乃
安藤サクラ吉岡秀隆
西田尚美太賀
矢島健一北見敏之安田顕三浦貴大高橋努
りりィ渋川清彦菜葉菜中本賢萩尾みどり
田中要次モロ師岡小林喜日井上肇/他
なんか重厚そうな映画に思えて観に行くこととしました
「1ヶ月フリーパスポート」でタダで観られるしね
満員の客席、これは期待しちゃいますね

STORYは…
1992年、冬の能登半島、親に捨てられた13歳の少年、四方〈シカタ〉篤は…
同じような境遇の2人、田所啓太、川端悟と共に、軽食喫茶“ゆきわりそう”を営む仁科涼子と
店の常連・山形光男を慕い家族のような日々を送っていた
しかし、かつての涼子の男・貴船が現れた日から、幸せな日々が崩壊を始める
貴船は頻繁に涼子の元を訪れるようになる、強引にSEX
その度に篤達と涼子の楽しい時間はずたずたに引き裂かれていく
篤は涼子のささやかな幸せを守るためにある決意をする
そして金属バットを手に、啓太や悟と一緒に店の2階から降りてくる貴船を待ち構えた…
階段から刺し伸ばされた手、落下していく貴船、金属バットでで殴りかかる
大人の腕力にはかなわない、貴船が落としたナイフで突き刺す
間に割って入る涼子、引き抜かれるナイフ、血飛沫を浴びる涼子
あなたたちは何も知らないことに!全て忘れなさい!もう2度と会わないこと…涼子が告げる、出ていく子供達
それかから25年後、篤は富山県警捜査一課の刑事に!腕利きの刑事として活躍する一方で…
幼い頃に捨てられたはずの母の清美かから時折、自分勝手な金の無心をされ…
妻の美那子とは流産を機にすれ違いの日々が続いている
東京・川端ガラス店を営む悟、ガラス1枚取り換えて数千円ではやっていけない、傾く経営
今日も仕事終わりに富山へ金策へ、娘に土産を買ってきてやると言うが、相手にされず(反抗期)
ある日富山のラーメン屋、篤は店に居合わせた客から「あっちゃんだよね?」と声を掛けられる
(シナチク嫌い!)、篤にこえを掛けたのは悟、25年ぶりの再会、遅くまで酒を飲み交わす2人
東京でガラス店を経営する悟、資金繰りに困り、金策のため啓太を訪ねてきたと言う
啓太は輪島で土建屋を構えて成功
従業員の月給も支払えない悟は何度も啓太に助けてもらっていると打ち明ける
別れた際、篤が財布にあるだけの金を悟に渡すと…
「もう、あっちゃんは昔のことを忘れちゃっていいから、啓ちゃんに任せておけば大丈夫だから…」と、別れ
翌日、漁港に駐められたレンタカーのそばで、悟の遺体が発見された
現場に到着した篤は、むねを真っ赤に染めた悟の遺体を見て衝撃を受ける
捜査が進められ、被害者の悟が富山にやって来た目的、金策のために昔の友人に会うためだったことが分かる
上司や同僚の捜査員達に悟が幼馴染であることを、そして殺される前日に偶然彼に会ったことを隠した篤
悟の交友関係の調査を命じられる悟、東京へ!悟の事務所を訪ねる
篤は悟の娘から悟が亡くなった日の電話で…
「ずっと会いたかったけど、会えなかった懐かしい人達に会えた」と言っていたことを聞き出す
東京の篤の元に母親からの電話、「薬を飲んだ」と言って切れる
心配して富山の美那子に助けを求める篤、救急車で病院に運ばれる母・清美、薬の量は少なく問題なし
翌日、捜査員2人を残し富山に戻る篤、母親の自殺未遂を告げて見舞うと言いつつ単独捜査を行う篤
土建業者リストから「田所啓太」を発見、事務所を訪ねる篤、出迎える啓太の妻・田所真理(妊婦)
刑事になっていた篤を小バカにする啓太、そんなことで自分だけ罪から逃れたつもりかと、けんもほろろ
果たして悟が会えた懐かしい人は啓太の事なのか
別々の道を歩んできた3人の運命は、悟の事件をきっかけに思わぬ展開を見せていく…


なんじゃこれ?
重厚そうと言ってしまったが…
原作の表面をペロペロと舐めただけの薄っぺらさ
原作を先に読んでいる人の評価はそこそこ高いようだが…
初見の私にとってはペラペラの内容であった
しかも殺人事件は突然の幕切れというか何というか…誰だお前みたいな展開(
確かに出てはいたな程度
タダで観てなけりゃ切れるぞ、これは…
満員の客はよく怒らなかったな?
ああ〜、私以外全員、原作読んでいたのかな?そんなバカなことあるわけないじゃん
みんな1800円払って我慢したんじゃないの?
岡田准一、小栗旬の無駄遣い
1人頑張ったのが安藤サクラといったところでしょうか?
もしも観に行かれる方は、なるべく安く観られる方法でどうぞ!
公開初日の第1回(9:50)、145席の映画館は満員(TOHOシネマズ日本橋 SCREEN9)
2011.09format



 罪とか罰とか 
[COMEDY]
2009.02:日本映画(東京テアトル)
監督:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
CAST-1:成海璃子永山絢斗
CAST-2:安藤サクラ犬山イヌコ田中要次村上航
CAST-3:段田安則山崎一奥菜恵大倉孝二徳井優市川由衣広岡由里子長田奈麻モモタロウ
     野中隆光
CAST-4:串田和美みのすけ六角精児林和義石田卓也山本剛史喜安浩平日比大介坂口淳
     島田曜蔵廻飛雄廣川三憲高橋ひとみ
CAST-5:入江雅人赤堀雅秋行定勲森若香織玉置孝匡野間口徹常盤響植木夏十
CAST-6:佐藤江梨子大鷹明良麻生久美子緋田康人大河内浩原金太郎池谷のぶえ森田ガンツ/他
成海璃子主演のコメディ映画、なんか少しずつズレてて笑いが…

STORYは…
■サラリーマンの加瀬吾郎、いつものコンビニ、店内をチェック中の男?いつもの女性店員!いつものですね?と…パン、グラビア雑誌“Nadeshiko”、卵等々…覚えのない品々、通勤に邪魔、電車内…痴漢もできず、件のグラビア誌の中吊り広告…メインは“耳川モモ”、隅に小さく“円城寺アヤメ”、下車、やくざ風の男と接触、携帯を落とす加瀬…拾われ&使われる(これから行くと女へ電話) ■とあるマンション前、加瀬の目前に落下して来た女性…死亡、見上げれば下を見下ろす男の顔…慌てて引っ込む、携帯がない!向かいの公衆電話へ走るが…トラックに跳ね飛ばされる、下車して来た運転手、目撃者なし、グラビア誌を拾い上げ…Uターン、トラック発車、助手席…ラジオの雅楽放送を聴く女、走り去るトラック…一部始終を見ているボロボロの姿の若い女性 ■とあるマンションの一室、クーラー故障中、水に浸かったスタンガンの調整中の男・立本&女・メリィ、ようやく弱々しく起動、意外と気持ちいい!裸で○○○に…本格起動、悶絶、いつの間に作業着の男…部屋の主・常住、コンビニ強盗の計画、店の見取図…下手、使用不可能の目だし帽の数々、言い争い、隣の部屋から喘ぎ声、大騒ぎの男達、喧嘩…投げられる物、壁に貼られた円城寺アヤメのポスターに傷、逆上する常住、立本の頭へ…強力接着剤で貼られる帽子、切れて窓外へ投げられる熱帯魚にスケッチブック、散会、慌てて熱帯魚を拾いに行く常住、スケッチブックがない?ギリギリで死体を隠している男 ■円城寺アヤメはイケてないグラビア・アイドル、同じ日に同級生・耳川モモと同時にスカウト、イケイケの円城寺だが性格が災い、今や男心を掴んだ耳川モモは売れに売れ…今日発売のグラビア雑誌「Mdeshiko」の表紙、コンビニで雑誌を手にするアヤメ、自分のページだけが逆さまに印刷!レジに並ぶも、モモヘのコンプレックスのせい…自分をバカにするモモの幻影を見る、“Nadeshiko”を衝動的に万引き!速攻で捕らえられるアヤメ ■コンビニの事務室、店長&警官相手に謝りまくる風間マネージャー、警官に電話、芸能プロ相手だから…ドタキャンされた一日署長の相談、スケジュールがら空きは円城寺のみ、取引ネタ、即決 ■帰り道、一連のドタバタで靴もなく財布もないアヤメ、仕事の不安&雑誌の不満を訴える…励ます風間 ■雑誌社に単身乗り込むアヤメ、相手にされず、無力感を味わいながら公園で一夜 ■朝、目前を走り去るトラック、道路には轢かれた男が手招きする…


ここんとこハードな内容の映画が続いていたのでと…コメディ映画「罪とか罰とか」の前売券を購入、予告CMではナカナカ面白そうと、少しは期待してましたが、お笑いシーンの6割方はスベルという状況、では残りは爆笑かと言えば…大半は単発の内野安打かポテンヒットの状態、公開初日、303席の映画館で2割程度の入りでは、笑いの声も散発的であり、虚しく響く…、多分前回・前々回の舞台挨拶付の回は大勢お客がいたので雰囲気は異なったかもしれない、でも人数少ないと辛いな…、内容は悪くないと思うんだけど…、間が悪いというか少しばかりヅレテいる感あり
実は成海璃子ちゃん見たさというのも今回映画を見に行った理由の一つだったのだけれど…なんか…映画に付いていけてない感じ、もっと徹底的にバカやって欲しかったな〜、初のコメディは難しかったか?
それから、これでもかというくらいの豪華出演陣(←映画を見に行った理由その3)が同様の理由でもったいない、奥菜恵・大倉孝二・山崎一のユニット部なんかは確実に笑い取れてたのに…
映画の構成なんかは良くできている分、なんかもったいない映画だ…と思うしだい、これから見に行かれる方、ともかく人数の多そうな回を狙って&格安で入れる方法で…どうぞ
ちなみに公開初日の3回目(15:25〜)、303席の映画館は2割程度の入りでした(シネマライズ:渋谷)
2000-2009format