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 ルームロンダリング 
[COMEDY]
2018.7:日本映画(ファントム・フィルム)
監督:片桐健滋
出演:池田エライザオダギリジョーつみきみほ渡辺えり
渋川清彦光宗薫伊藤健太郎
田口トモロヲ奥野瑛太木下隆行森下能幸柄本時生/他
今年の夏も「映画枯れ」か?
先週、禁断の「ジェラシック・ワールド」に手を付けてしまったので
早くも見るものがない!?
まあ「BLEACH」とか「銀魂」とか観る予定は今のところないし…「未来のミライ」は観ないし
映画チラシとネットで再確認、観忘れていた映画を発見
「ルームロンダリング」
怖くないことは分かるが、笑えるのだろうか!?

STORYは…
5歳で父親と死別した八雲御子、翌年には母親も失踪
祖母に引き取られるも…18歳の時に祖母が亡くなり、天涯孤独
しかし葬式に現れたのは母親の弟・悟郎!住む場所とバイトを用意してくれる
その仕事とは…事故物件に住み込んで事故の履歴を帳消しにする「ルームロンダリング」
新たな部屋に越してきた御子
夜、風呂場にへ行くと春日公比古の幽霊がいた
自分の姿が見えている御子に驚く公比古、驚かない御子
奇妙な共同生活
ある日、御子は公比古の演奏が収録されたデモテープを発見
それを知った公比古、御子にレコード会社に送って欲しいと頼む
そんな折、御子は悟郎から新たな物件への引っ越しを告げられる
引っ越した先の幽霊、千夏木悠希、見知らぬ男に刺殺されたOL
隣人の虹川亜樹人は事件当時、異変に気付くも何もできなかったことを悔いていた
悠希は御子に犯人捜しを依頼するが、御子は何もできないと告げる
奥手な性格の亜樹人は隣に越してきた御子のことが気になる様子
不器用ながらも距離を縮めていく2人
ある日、デモテープへの執着から公比古が御子(悠希)の部屋に現れる
「お前にしか見えねぇってことは、お前にしかできねぇってことなんだぜ」と御子を励ます
やがて御子は悠希の恨みを晴らしてあげようと、得意のイラストで犯人探しを思いつく…


まあまあ観られたかな…笑えるほどではないが
まあ期待値が高くなかったので、痛手はない
が、この作品「TSUTAYA CREATOR’S PROGRAM FILM2015」の準グランプリFilmarks賞だとか
凄いのかな?初めて聞く賞なので、良く分からない
でも有名どころがチョコチョコと出ているな
まあ評価はされているのかな
つみきみほ久しぶりに見た
しかしこんな展開がいつまで続くのだろう
もっと楽しい映画が観たいな!
公開15日目の第1回(10:30)、84席の映画館で30人程度の入り(新宿武蔵野館 SCREEN2)
2011.09format



るろうに剣心/京都大火編          は、別ページとなります
るろうに剣心/伝説の最期編        は、別ページとなります
るろうに剣心/最終章 The Final              は、別ページとなります
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 流浪の月 
[HUMAN DRAMA]
2022.05:日本映画(GAGA)
監督:李相日     原作:凪良ゆう「流浪の月」
出演:広瀬すず松坂桃李
白鳥玉季増田光桜
横浜流星多部未華子趣里三浦貴大
内田也哉子柄本明/他
映画自体は観るつもりなかったけど、書店で映画化原作ということで文庫本が山積み!
ちょっと読んでみようかな…と思って、読んでみたら、文と更紗の物語に没入!
なんか映画観ても良いかな?と思う!どんだけ再現できてるかな?
監督が李双日ではないか!この方なら大丈夫!
丁寧に原作を読み解き、映像に再構築してくれるに違いない!
偏見と悪意なき無用で恩着せがましい圧の中を生きていく2人がどう描かれるか?
どういう仕上がりになるのか楽しみです!
TOHOシネマズ6ポイントも溜まっているので、観に行っちゃいましょう!
但し、映画館は時間の都合で、大嫌いな「TOHOシネマズ渋谷」なんだけどね!
まあ仕方がない…!

STORYは…
帰れない事情を抱えた少女・更紗と彼女を家に招き入れた孤独な大学生・文
その夏の終わり、文は「誘拐犯」、更紗は「被害女児」となった
…それから15年、2人は偶然の再会を遂げる…
家内更紗、とある地方都市で静かな生活
バイト先のファミレス、恋人の中瀬亮と暮らすマンションを往復する生活
甘えん坊で少しワンマンだけど男気と経済力と更紗への愛に溢れた関係…いつのまにか結婚へ向かう話
(祖母の病気を理由に強引に実家に更紗を連れ帰る亮)
(更紗の腕の痣を心配する亮の妹、亮くんってそういう人)
更紗はいつも控え目でどこか受け身に見えるが…それには理由がある
“家内更紗”は有名なのだ!ネットを検索すれば直ぐに分かる
“家内更紗”は15年前に世間を騒がせたロリコン大学生による小学女児誘拐監禁事件
いわゆる“家内更紗ちゃん事件”の被害女児当人だった…
(パート仲間もコソコソと検索している)
ある日、パート仲間の飲み会、2次会…更紗は安西佳菜子に連れられて“隠れ家カフェ”に立ち寄る
川縁に建つクラシカルな茶褐色のビル、1階はアンティークショップ
その脇に“calico”という見落としそうなささやかな看板
仄暗い階段を上がっていった先、マスターと思われる男の「いらっしゃいませ」の声
その長身のシルエット、声の響き、思わず息を吞む更紗
高鳴る鼓動を抑えながらマスターを観察する…間違いない“文”だ!
夢で泣き、自分の嗚咽に驚いて目覚めるようになったのはいつからだっただろうか?
目蓋の裏に15年前、あのアパートで佐伯文と過ごした日々が浮かんでくる
ケチャップたっぷりの目玉焼き、夕飯代わりのアイスクリーム
布団基地に寝そべってピザにかぶりつきながらアニメを観る更紗
ルールで縛られて生活してきた文は目を白黒させて見ていた…
夜毎、従兄弟の孝弘(中2)が部屋に来て更紗の体を触りまくってきた…黙って聞いてくれる文
「ロリコンってつらい?」と尋ねる更紗
「ロリコンじゃなくても、人生はつらいことだらけだよ」と文
文がロリコンかどうかなんて関係なかった…
文の隣は、父を亡くし母に去られて伯母の家に引き取られた更紗にとって
初めて得た心の底から安心できるかけがえのない場所だった
仕事帰りに“calico”に立ち寄る日々が増えていく
文は更紗に気付いているのか?いないのか?
ほどなく、更紗の変化を訝しむ亮の言動がおかしくなる
ファミレスに電話を入れて更紗のシフトを聞こうとしたり、突然“calico”に現れたり…
そして更紗も文の傍らに寄り添う女性・谷あゆみの存在に気付いてしまう
激しく動揺しながらも、文が大人の女性を愛せるようになったことを心から喜ぶ更紗
そんな折り“家内更紗ちゃん事件”のまとめサイトが突然更新される
アップされたのは“calico”で働く文の写真!
動揺、放心して座り込む更紗に…帰宅した亮が告げる
「あんな奴がいつまでも隠れていられるわけないだろう!?いいかげん目を覚ませ!」と憤る
亮が文を知っていたことに驚く更紗、「もしかして…文の写真…亮くんが撮ったの?」
迫る更紗の顔面に亮の鉄槌が飛んだ!
血だらけで繁華街歩く更紗
ただ思い出すのは、あの日の文!警察に取り囲まれた湖の桟橋で…
更紗の手を強く握ってくれた文の手の感触
「更紗は、更紗だけのものだ…誰にも好きにさせちゃいけない」
文の言葉に、更紗も強く固く握り返した
“calico”の前に辿り着き、うずくまった更紗の耳に…「大丈夫?店、来る?」との懐かしい声
雨の公園で、伯母の家に帰りたくない更紗に「大丈夫?うち、来る?」と傘を差しかけてくれた声
15年間、更紗が欲しかったのはこの声だけだった…
亮のマンションを出た更紗
文のマンションの隣の部屋を内緒で借りて…暮らし始める
ベランダの仕切り越しに、いつでも文を感じることができる
(バレバレだったが…)
文とは恋人でも友達でもなかった…ただ隣にいれば息がつけて、日々を生き延びることができると思った
けれど、そんな2人の関係を世間が許すはずがなかった…


原作も面白いですが、李双日監督は原作を尊重しつつ…そういう進行にしましたね!
映画もアリです!面白かったです!
ただ2時間30分にするために、削ぎ落さねばならなかった部分とか
原作での登場人物の心の呟きをどう映像化するかなど、ご苦労されたと思います!
原作読んでから、映画を観るのが一番のお勧めです!
語られなかった物語の背景がいろいろ分かります!
ちなみに原作の凪良ゆうの同名小説は2020年の本屋大賞受賞作!確かに面白いです!
映画では描かれなかった…その後の2人+αのお話もあります!
映画の終わり方も良いですが、原作の終わり方も希望があって良いですよ!
やっぱり原作読んでみてください!
で、キャスティングですが、松坂桃李はイメージにピタリとはまっている!
まあ元々線が細い感じはあるが…中性的な役柄は松坂桃李しか出来ないだろうと思われる
それから広瀬すず…元気キャラの感じだが、シリアスなお芝居が出来る方なんですよ!
引き出す李双日監督が凄いのかな?
今回も体張ってます!?まあアイドル的俳優さんとしては、あれくらいが限界かな?
でもなかなか良い芝居をしていたと思います
で、最も凄かったのが子役の白鳥玉季さん(12歳)、10歳の更紗役を演じたんだが…
見た目も、なるほど広瀬すず系統の顔と言えばそうなんだけど、
800名のオーディションから選ばれただけある演技派
将来が楽しみです!
話は大きく変わりますが…
今回は普段行かない「TOHOシネマズ渋谷」に行ったんだけど…
シネコンと言っているが古い映画館を改修して無理矢理6スクリーンにした映画館
今回観たスクリーン6は旧来の劇場の椅子だけ大きくしたもの
実は173.5cmの私が座っても、スクリーンの下部に前の席の椅子の背が重なってしまうというスクリーン
観づらいこと、この上なしである!
まあ今回は「TOHOシネマズ6ポイント」を行使して、無料で観ているので、チョット我慢です!
公開4日目の第1回(9:20)、217席の映画館で40人程度の入り(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN6)
2011.09format



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