行・ 作品・日本






 リアル/完全なる首長竜の日 
[SUSPENSE & HORROR?]
2013.06:日本映画(東宝)
監督:黒沢清  原作:乾緑郎「完全なる首長竜の日」
出演:佐藤健綾瀬はるか
中谷美紀堀部圭亮オダギリジョー染谷将太松重豊小泉今日子
浜野謙太管勇毅/他
第9回「このミス」大賞受賞作・乾緑郎・著「完全なる首長竜の日」の映画化作品
原作は読んでいないけど、少しばかり期待して…観に行きます!

STORYは…
「どうしてかな…生まれた時からずっとこうやって一緒に暮らしているみたいな気がする」
「これからだってずっとそうだよ」」
あの時、もう淳美の中で何かが壊れていたのだろうか?
1年後、相原先生に導かれるように…(和)淳美の意識の中に〈センシング〉することとした僕(藤田浩市)
それしか昏睡状態の彼女を目覚めさせる方法はない、自殺未遂の原因は僕にもあったのだろうか…?
淳美はそこで漫画を描いていた、締め切り間近で忙しそう、浩市が知っている淳美とは少し違っている気がした
浩市は淳美に、彼女が自殺未遂したことを伝える、覚えていないという淳美
小学校4年生のときに島で描いた首長竜の絵を探してきてと告げる彼女
浩市はその絵を欲しがって、淳美は浩市にプレゼントしたという…覚えていなかった
あの絵は完璧だった!あの絵をもう一度見たら…漫画家としての自信を取り戻せるじゃないかって思うと淳美
淳美が描いていた漫画「ルーミィ(ROOMI)」の1コマにあったおぞましい死体が転がっている室内
驚き…覚醒、初めての〈センシング〉の終了
浩市は淳美のアシスタント・高木君と一緒に首長竜の絵を探した、高木君には覚えがないと言う
淳美の未発表原稿「もげもげ島」を発見した高木、出版社へ、淳美の貸倉庫に向かう浩市
帰りのエレベータ、不気味で不自然な少年の姿、髪の濡れた海パン姿の少年、どこか懐かしく&怖い
相原先生の言っていた〈センシング〉の副作用か?幻覚?
2回目の〈センシング〉、何故か水浸しの寝室の床、2人でテラスへ…外に出たら淳美の意識も戻るか?
しかしマンションの玄関から外へ出てみる浩市、靄に包まれていて、何も見えず、進めず
マンションの廊下では妙な男を見た(フィロソフィカル・ゾンビ)、部屋に戻れば…床に転がる死体
起き上がり浩市に迫りくる死体、と…消える死体
ここは私の意識の世界、だからどうにでもなると言う淳美、〈センシング〉の終了
相原先生の説明
靄…「淳美さんの意識の限界です、その先は淳美さん自身も認識できない無意識の領域だと思います」
マンションの人…「フィロソフィカル・ゾンビ…内面のない外面だけの存在、一種の記号、気にする必要なし」
次の〈センシング〉
高木君に和淳美名義で「ルーミィ」の番外編を描かせると言う編集部の沢野さんの考えを伝える
どうして反対してくれなかったの?私から漫画を取り上げないで!
怒っていたかと思えば…突然笑い出す淳美、今日は筆の調子が良かったらしい?
沢野さんも高木君も、この原稿を見たら驚くんじゃないか?チャイムが鳴る!
ドアを開けると沢野さんと高木君、様子が変、無言のまま原稿を読む2人、拳銃を撃つ淳美
あなた達に何が分かる?倒れる沢野&高木、呆然としている浩市の手の甲にマルを描く淳美、〈センシング〉終了
相原先生からの緊急連絡、淳美が〈センシング〉を求めているらしい!
何か新しい展開?思い切って淳美を外に連れ出した浩市、たくさんのフィロソフィカル・ゾンビ、立ちはだかる靄
突き進む2人…そこは飛古根島、小学生時代を一緒に過ごした島、15年前のまま
海に赤い旗が立っている、その隣に…あの水着の少年の姿
次の〈センシング〉
荒廃していた飛古根島、淳美の父親との出会い、責める父、島のリゾート開発を担当していた浩市の父…失敗
その父ももうこの世にいない…過労死
森の中、見覚えのある建物、ロッカーの中にスケッチブック、ぼやけて何か分からない絵、〈センシング〉終了
相原先生への報告
これで心に引っ掛かっていたことが一つ解決しましたね!優しい声
〈センシング〉淳美と共に15年前の飛古根島へ、僕達の秘密の場所、ロッカーの中にスケッチブック
だがそこには首長竜の絵はなかった、全部が白紙、淳美がいない!?森に飛び出す浩市
靄の中に淳美、駆け寄ると消えていく淳美、抱きしめても…遅かった、全てが終わったのか?
〈センシング〉から目覚めると、自分以外の全ての人がフィロソフィカル・ゾンビになっている
マンションへ帰ると…鉛筆を握り「首長竜」を描いた
テラスを出た浩市は見た…全ての世界が消えていくのを!


何だこのペラペラの内容は?しかもそれを127分も引っ張る必要があったか?
希薄で眠たくなる!
と言いつつ、パンフにはストーリーが長々と書かれてるので、上記STORYが長くなってしまった、疲れた…
で、出だしから違和感、変だな〜何かおかしいぞ!逆じゃね〜の?何かとっとと先が読めるぞ!
で、「完全なる首長竜の日」って、どこが?ただ単なる現実逃避?
奴の唐突さったらありゃしない
佐藤健・綾瀬はるか・中谷美紀・小泉今日子・オダギリジョー・松重豊の壮絶なる無駄遣い!
そして佐藤健の運転シーンの合成映像の酷さ、取って貼り付けたようなフィロソフィカル・ゾンビ…ワザと?
首長竜の映像の完成度は高いが…ヌメヌメ感が違和感あり
ともかくレベル低っ!
唯一の救い…映画館の鑑賞ポイントを使ってタダで観たこと!
映画館も初回とはいえ8日目でガラガラ!これは早くに打ち切られるな!
前売り持っている人は早く行った方がいいかも…
ちなみに、私はTVで放映されても観ないよ〜!
しかし、この内容で「このミス」大賞?本屋で数ページをパラパラ…何か全然違うものが書かれていた
あらら!
公開8日目の第1回(10:10)、217席の映画館で30人程の入り(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN 6)
2011.09format



 リターナー/Returner 
[SF&ACTION]
2000.12:日本映画(東宝)
監督:山崎貴
CAST-1:金城武鈴木杏岸谷五朗樹木希林
CAST-2:高橋昌也岡元夕紀子村田充飯田基祐清水一哉川合千春ディーン・ハリントン
     石井愃一/他
[(ターミネーター+マトリックス+E.T.+バック・トゥ・ザ・フューチャー)÷4+コメディ]*おコチャマ度75%−軽さ、せっかくここまで撮れるなら…誰もが納得できるオリジナル・ストーリーを!

STORYは…
2084年、チベット高原、帰還する戦闘機?擬態宇宙船?突入する戦闘部隊、圧倒的力の差に追込まれる人々、武器を装着する少女、光が乱舞する装置へと飛込んでいく…
2002年、港の不審船、人身売買現場、取引を壊しに来た男[リターナー]、超人的動き、銃撃戦、助けを乞う男の足を打抜く、ボスと対峙…溝口!?探していた仇敵…親友シーファンを誘拐・殺した男、突如 落下してきた影…一部始終を目撃、影の動きに反射的に発砲する男…子供!?ドサクサに消えた溝口、情報屋(仕事の手配師)「謝」に溝口の調査を依頼する男「ミヤモト」、自宅…10月20日・朝、ソファーで目覚めた少女、ボロボロの身なり、ミリと名乗る少女、胸に隠したプレートで留まっていた銃弾、追い出されても戻ってくる少女、自分の任務を手伝って欲しいと頼むミリ、82年後から来た?証明して見せろと言うミヤモト、腕の機械[ソニックムーバー]を作動、20倍速の動き(映像上は周りが1/20に…)、銃を構えるミヤモトの首に高性能爆弾を装着、Uターン、何が起きたか分からないミヤモト、爆弾により言い成り、82年後の地球…謎の宇宙生物[ダグラ]が地球を攻撃、圧倒的な力、人類の大半は死滅、僅かに生き残った人々はゲリラ軍を組織、抵抗も基地に侵入してきたダグラ、最後の手段…ブラウン博士達が作製した「戦略時間兵器」、時間をさかのぼり歴史を変えるしかない、志願兵の死亡…代わりに光の輪に飛込んだミリ、不安定なエネルギーチューブ、到着したのは2002年10月19日のヨコハマ、ダグラの攻撃開始の僅か3日前、マザーシップを呼び寄せた最初のダグラを殺す任務、宇宙船が墜落した揖宿〈イブスキ〉山へと向かう必要…協力を約束させられるミヤモト、情報屋・謝から武器を調達、揖宿山へと向うも…自衛隊による封鎖、運び出されてしまった宇宙船、行き先? 一方の溝口、アジアを牛耳る劉グループの会合、ヨコハマでの不手際を責める首領、新たな命令…筑波の宇宙開発研究所・第2研究所、潜入していた女科学者の手引き、宇宙船、カプセル内に保護された衰弱した宇宙人…面白半分に手を掛けたとき、光線を発射した宇宙船、壁をブチ抜き10km先の山を吹き飛ばす、その力に惚れた溝口…準備のための撤退… そして何も手掛かりなく焦っているミリ、ミヤモトの料理にかぶりつく、スパゲッティもアルデンテも知らない?気付けば爆睡、深夜、人の気配に目覚めたミヤモト、落ちていたコートを掛けていたというミリ、10月21日・朝、床に落ちていた写真と新聞記事、自分が殺された!? 謝の店、TV番組…キャスターが操られるように「ゲートを返せ」の言葉!?依頼してあった宇宙関係の情報を聞きに来たミヤモト達、筑波の研究所で爆発事故、吹き飛んだ山の話、それだ! 研究所に向かう2人、途中のブティック&美容室で大騒ぎのミリ、研究所、所員を爆薬で拘束、侵入に成功、宇宙船、そしてダグラを発見…その弱々しい姿に戸惑うミリ、自分の知っているダグラではない、殺せない…ミリ


2002年・夏、かなり期待していて、準備万端、見に行ったのに… 日本でもこの位のものは作れるということは示していただいてのだけれど(映像は問題なし)、ストーリー展開がいまいち甘い… 映画の中でおかしな点に気付いて…あーあ、こんな初歩的ミスをと思ったら、途中であからさまな伏線?だと気付く…バレバレ…でも悪いわけではないんだけど…、というか、[(ターミネーター+マトリックス+E.T.+バック・トゥ・ザ・フューチャー)÷4+コメディ]*おコチャマ度75%−軽さ の状態、面白くできるはずなのに…もったいな、もう少し大人を意識して欲しい感じ、誰もを驚かすオリジナル・ストーリーを! でも海上油田でロケットランチャー他、火気の使用には気をつけましょう!
金城武効果で満員かと思いつつ…公開初日第2回を見に行ったが…入りは1/3程度でし(渋谷パンテオン)
2000-2009format



 REVOLVER LILY/リボルバー・リリー 
[ACTION]
2023.08:日本映画(東映)
監督:行定勲
出演:綾瀬はるか長谷川博己羽村仁成
シシド・カフカ古川琴音野村萬斎橋爪功佐藤二朗
板尾創路ジェシー内田朝陽
阿部サダヲ吹越満
豊川悦司石橋蓮司清水尋也
相島一之鈴木亮平緑魔子/他
予告開始から観ること決定!していた映画
なてったって「リボルバー・リリー」という響きが良い!
宣伝文句
「未来を救う悪となれ。」
男がつくった不完全な世界を、 一人の女が終わらせる
8.11史上最強のダークヒロイン誕生!
S&W M1917リボルバーの使い手
小曾根百合とは何者か?
カタルシスに満ちた壮絶華麗エンタテイメント超大作
と来た!
主演:綾瀬はるか&豪華俳優陣、で監督が行定勲
本気の綾瀬はるかアクション楽しみ!行定勲監督作品は超久しぶり!
不安要素は、配給が「東映」ってことか?最近観る映画は全て外しまくり?
本日はどうしても東京西部地方に行きたいので、早い時間開始の映画館を探したが無い!
大きなスクリーンを求めたが断念、漸く探し当てたのが「UPLINK吉祥寺」!初!
ちなみに早朝から「アンパンマン」と「戦隊モノ」目当ての家族客でごった返し!

STORYは…
何処かの屋敷、侵入してきた集団が一家を拉致する、細見欣也は何処だ?
皆殺し現場で隠れていた少年…逃げる!
1924年(大正13年)
(関東大震災から1年後)
復興に向かう帝都・東京、墨田区の歓楽街・玉の井…を訪れる弁護士の石見良明!
その一角にあるカフェー「ランブル」を訪ねるが…オーナーの小曾根百合が気にする新聞記事
旧知の人物・筒井国松が犯したとされる殺人事件?そんな人物ではない?彼の住んでいた秩父へと向かう百合
陸軍が動いている?
その帰りの列車の中で運命の出会いをする百合
軍人に追われていた少年・細見慎太を助けた(銃撃戦)ところ、彼は国松が犯人とされた事件に関わる重要人物!
「東京の玉の井に行きたい」という慎太、何故?父・細見欣也から頼るように言われた人物こそ「小曾根百合」!
こうして百合と慎太の逃避行が始まる…陸軍との攻防戦
百合は「S&W M1917リボルバー」の使い手、急所を外して仕留めるほどの腕を持つ
只者ではない女・小曾根百合、彼女は一体何者なのか?
玉の井に出入りする腕利き石見弁護士が慎太に関する事件の調査を開始
父・細見欣也は重要な国家機密に関わっていたことが判明
陸軍は血眼になって百合と慎太を追ってくる(何か画策している様子の海軍)
やがて玉の井にも陸軍の魔の手が迫る!
慎太を守るためには海軍に助けを求めるしかない?交渉に向かう石見弁護士(元海軍将校)
しかし海軍大佐・山本五十六が出した条件はとてつもなく過酷なものだった
霧深い日比谷の市街、生き残りを懸けて前進する百合と慎太
2人に陸軍精鋭部隊の銃弾が降り注ぐ…


せっかく「綾瀬はるか」をキャスティングしたし…彼女の美しさを前に出さない手はない
綺麗なシーンを繋げて、1本の映画に仕立てたくなるのは理解
でもこれって男が作った社会の矛盾に
巻き込まれて立ち上がった凄腕の元女性スパイの物語
「男VS男」「裏社会」「腹の探り合い」なんか客が求めているのだろうか?
「綾瀬はるか」はアクションこなせる人なので
当然(あくまで美しく)その方向で押してくると思ったんだけど…
(今回はガンアクション主体なので、本気の綾瀬はるかアクションはほぼ観られない)
まあ確かに彼女の凄腕ぶりは敵味方共に認識はしているのだが…
結局「力の構造」か!
女性は生き残れば良し?
男は消されるのみ?彼女を信じたものだけが救われる?
なんか釈然としないものが残る感じ!
華々しく散るのも華とも思ったがね…
半年後とかいう映像は邪魔なだけじゃないかな?
何かあそこに思いは込められているか?
彼女にとっての救いが読み取れるか?
結局彼女の愛にすがるだけだろ!?
でも
シシド・カフカはカッコ良い(ちょっと天然入っているかもの役だけど)
でだ
映画を1300円で観たが、パンフレット1100円は痛すぎる!
「えっ?1100円ですか?」って聴き直してしまった!
そのうち映画代を抜くんじゃない?
公開初日の第1回(9:35)、98席の映画館で4割程度の入り(UPLINK吉祥寺 SCREEN3)
2011.09format



 Reframe/THEATER EXPERIENCE with you 
[MUSIC]
2020.09:日本映画(日活)
監督:佐渡岳利
出演:Perfume
コロナ騒ぎで、大作映画がなかなか上映されない日々
今週は昨年11月に出来たばかりの映画館「シネクイント ホワイト」に行ってみることとした!
なかなか、観たい作品をやらなかったので、ここまで引っ張ってしまいましたが…
今回の作品は「Perfume」の「ライブ映画」だ!
結成20年、メジャーデビュー15周年を迎えるAnniversary Yearの締めくくりとして
劇場の大スクリーンと高音質で限定上映!
9/4からの2週間限定公開
なかなか本物のライブを観に行けないので、楽しみである!

LINEUPは…

2019年9月に結成20周年、メジャーデビュー15周年を迎えたPerfumeの
「Reframe 2019 ツアー」
LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)のこけら落とし公演からの編集

Scene1:Recoller(Reframe 2019 ver)
M1:DISPLAY(Reframe 2019 ver)
Scene2:Record(Reframe 2019 ver)
Scene3:Koe-Interlude
M2:VOICE
Scene4:Pose-Analysis
Scene5:Pose-Perspective
Scene6:Body-Analysis
M3:FUSION
M4:edge
Scene7:Kiseki-Visualization
M5:シークレットシークレット(Reframe 2019 ver)
Scene8:Lyric Analysis
M6:無限未来
M7:Dream Land
M8:Challenger(Reframe 2019 ver)

Pefumuがメジャーデビューして15年も経つのか!と…驚きである
彼女達の音楽は飽きることなく…日々進化している
初めて手にした2006年の「Complete Best」から14年
それからCD買い続けてます(最近は当然ネットでダウンロード)
もっと派手に、過去のヒット曲が掛かるものと思ったら
「Reframe(再構築)」の名の下に、
活動最初期からPerfumuが蓄積してきた、楽曲・音声・ダンスパフォーマンス・写真・ビデオクリップ
そしてモーションキャプチャー・3Dスキャンといった素材を最先端技術で解析し
Perfumeの今のストーリーとして再構築
着席観覧でMCなしのノンストップショー!
通常のライブとは相当に様変わりしているようだ
(スイマセン、Perfumeのライブに行ったことがないので)
かなりマニアックな仕上がりとなっているので!
ヒット曲を求めていくと私のように面食らうでしょうから、気を付けてください!
そうそう、普通映画と料金体系が異なるのか?チケットは2,200円
パンフは1,300円しますので要注意
それから9/4から2週間の上映なので、観たい方は急げ!
公開2日目の第1回(10:45)、109/2席の映画館で30人程度の入り(シネクイント ホワイト)
2011.09format



 リュウグウノツカイ 
[YOUTH]
2014.08:日本映画(Slash)
監督:ウエダアツシ
出演:寉岡萌希武田梨奈佐藤玲樋井明日香
石崎なつみ菅原瑞貴相葉香凛高木古都小野木里奈森田望智
森永悠希古舘寛治菜葉菜三浦俊輔
関根大学芹沢礼多佐藤勇真汐谷恭一/他
ミニシアター・単館系映画館巡り・ネット巡回しているうちに見つけた映画
なんか面白そうなこととやってるじゃないの?と思って観に行ってみようと思いました
調べてみれば、公開は2週間だけなので、慌てて時間調整です!
問題は…パンフが無いので、チラシと僅かなネット情報だけが情報源
HP作りのため、必死に記憶です!

STORYは…
開発工事の影響(水質汚染)で漁業不振に陥っている田舎の小さな漁師町
(船は出せずに引き籠る漁師、反対活動にいそしむ漁師)
重機のノイズが轟く浜辺で、それをかき消すように大声を上げて遊ぶ女子高生のグループ
輪に入らず、ひとり浜に座る真姫は海に浮かぶ大きな工事船を見つめている
グループの中で唯一、開拓工事側で働く親をもつ孝子(優等生)は…
不漁の影響で家庭が崩壊してしまった真姫に後ろめたさを感じてい る
グループのリーダーである幸枝は明るく振舞い、ふたりの関係を取り持とうとしていた
ある朝、日課である浜の水質調査を行う少女たちの前に巨 大な深海魚が現れる
気持ち悪くも美しい謎の深海魚「リュウグウノツカイ」…
新聞の取材、10人でリュウグウノツカイを抱えての写真、ヌルヌル、吐瀉物…気持ち悪い
この魚には「豊漁の兆候」「災いの予兆」という両極端な言い伝えがあった
突然、海に出てみようと言い出す幸恵の父
そして3年前に上京した同級生・千里が町に戻ってくる。
偶然のようで必然のような日々に得体の知れない不思議な衝動を感じた真姫
(自分達が生まれた年にも、リュウグウノツカイが捕えられたという情報)
大人達の都合だけで動く世界、女子高生の彼女達にとっては閉ざされ鬱屈とした現状を打開すべく?
千里の妊娠の噂を基に、自らの手で未来を切り開くため…「自分達の国を造ろう!」と…
前代未聞の女子高生集団妊娠計画を思いつく…


思ったほど、重たい内容じゃなかったな…、で、もっとセクシャルなシーンも多いと思ったが
少々ねじれた青春映画って感じだったかな…
しかも60分(1300円)なので、ギリギリしか描けてないかな、低予算映画ゆえに仕方ないか…
ドラマとしても、もっと掘り下げてもらえると楽しめたのにな…
シリアスな面でも、コミカルな面でも…
実はアメリカの小さな漁村で実際に起きた事件から着想された内容だけど
果たして現実味はあるだろうか?ないな!必死に日本における現実との紐付けして…
どうにか観られるようにもってった力技は買おうかな!?
まあ映画館で観る必要はないが、わざわざDVD借りに行くほどでもないので…
観たい人は、観に行っちゃいましょう(笑)、時間的な問題はあるけどね!
ちなみに公開4日目の第1回(11:00)、84席の映画館で6割程度の入り(新宿K’s cinema)
2011.09format



 竜とそばかすの姫 
[ANIMATION]
2022 日本アカデミー賞[最優秀音楽賞]
2021.07:日本映画(東宝)
監督:細田守
出演:中村佳穂佐藤健
成田凌染谷将太玉城ティナ幾田りら
森山良子清水ミチコ坂本冬美岩崎良美中尾幸世
島本須美役所広司
森川智之津田健次郎宮野真守小山茉美/他
今週は2本の映画で悩みまくる
リーアム・ニーソン主演の「ファイナル・プラン」と細田守監督の「竜とそばかすの姫」
一歩前を行くのが「竜とそばかすの姫」なんだけど
アニメ見ると声優さんのデータ投入が大変なのだな!
まあそんなことで、「ファイナル・プラン」に譲るのも何だしな…
「ファイナル・プラン」は「96時間」シリーズだったみたい
独立ページ作るのも面倒だし…HPを理由にするのは止めよう
ということで「竜とそばかすの姫」に決定!

STORYは…
自然豊かな田舎町(高知)に住む17歳の女子高生・内藤鈴〈すず〉は
幼い頃に母を事故で亡くして、父と2人暮らし
母と一緒に歌うことが何よりも大好きだったすず
その死をきっかけに歌うことができなくなってしまった
曲を作ることだけが生きる糧となっていたある日…親友に誘われて
全世界で50億人以上が集うインターネット上の仮想世界〈U(ユー)〉に参加することに!
〈U〉では〈As(アズ)〉と呼ばれる自分の分身を作り、全く別の人生を生きることができる
歌えないはずの鈴だったが
〈Bell(ベル)〉と名付けた〈As〉としては、自然と歌うことができた
ベルの歌は瞬く間に話題となり
歌姫として世界中の人気者になっていく
数億の〈As〉が集うベルの大規模コンサートの日
突如、轟音と共にベルの前に現れたのは
「竜」と呼ばれる謎の存在
乱暴で傲慢な竜によりコンサートは滅茶苦茶に
そんな竜が抱える大きな傷の秘密を知りたいと近付くベル
一方、竜もまた、ベルの優しい歌声に少しずつ心を開いていく
やがて世界中で巻き起こる、竜の正体探し〈アンベイル〉
〈U〉の秩序を乱すものとして
正義を名乗る〈As〉達は竜を執拗に追いかけ始める
〈U〉と現実世界の双方で誹謗中傷があふれ
竜をふたつの世界から排除しようという動きが加速する中
ベルは竜を探し出しその心を救いたいと思うが…
現実世界の片隅に生きる鈴の声は、たった1人の「誰か」に届くのか?
ふたつの世界が一つになる時、奇跡が生まれる…


映像はネット世界、現実の背景が細かく描かれていて、なかなか凄いが…
まあそういう作品を作るのが楽しかったんだろうな
映画館の大きなスクリーンサイズで観るのに向いている
しかし内容はどうかな…チョットばかり薄くないか?
50億ユーザーから1ユーザを探し出すのも…まあ簡単に見つかっちゃうしね
竜がなぜに竜なのかが、よく描かれていないので分かりづらい
公開2日目の初回10:30スタートで299席の映画館
新型コロナウイルスのため1席おきの販売のため、150席中9割程度埋まっていたのは凄い
終わって退場しようとしたら、目の前の学生風2人組の会話「賛否両論だな?」「だな!」
公開2日目の第1回(10:30)、299/2席の映画館で9割程度の入り(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN3)
2011.09format



リング              は、別ページとなります。
リング2            は、別ページとなります。
リング0〜バースデイ    は、別ページとなります。



 隣人13号 
[VIOLENCE]
2005.04:日本映画(メディア・スーツ)
監督:井上靖雄     原作:井上三太 「隣人13号」
CAST-1:中村獅童小栗旬
CAST-2:新井浩文吉村由美石井智也松本実三池崇史
CAST-3:劇団ひとり/他
井上三太氏の漫画「隣人13号(1993-1996)」の映画化作品、主演の中村獅堂のキレップリは凄い、ヴァイオレンス系が弱い方には、お薦めしにくい内容の映画です(R-15指定)

STORYは…
■荒野、小屋、裸の男・村崎十三…少年時代の記憶を甦らせ…苦悶の表情、□小学生時代の十三、乱暴者トールのイジメ、放課後の理科室、十三を押さえつける子分、手に落とされる硫酸、そして顔面、焼け爛れる皮膚と絶叫、逃げるトール達 □絶叫する裸の十三、開かれる扉、入って来た男、部屋を叩き出される ■ボロ・アパート平和荘、13号室の扉、転がり出る十三、引越したばかり、荷物の山、真上の23号室でも引越し、元・暴走族“犬”のヘッド…赤井夫婦と息子、手伝う男(赤井を崇拝)、その様子を見上げる十三 ■朝の建築会社、新人紹介される村崎、遅刻して来た赤井、新人の面倒見を言い付かり…不満、分譲住宅の建築現場、同じく新人の関、赤井達のイビリ…いつ辞めるかで賭け、十三に親切な関、気に入らない赤井、偶然を装い十三の足を角材で殴る、仮設トイレ内…怪我の状況を確認する十三、外で扉を押える赤井(まるでガキ)、焦る十三、力尽くで扉を蹴りつける、吹飛ぶ赤井、出てきた十三の姿を見る関、まるで別人!?怪我のため早退する十三、引越しの挨拶に来た赤井の妻・のぞみ、直後…息子“勇気”と買い物に出かける、変貌する十三、別人格?焼け爛れた顔、ポストの鍵、赤井の部屋に侵入、部屋を荒らしながら…盗聴器をセット ■夕刻、見舞いに来た関、差入れのビール、関の趣味…マンガ描き、十三のフィギア収集、意気投合?赤井のネタ、勢い…殺しちゃおうか!沈黙と静寂 □動き出す漫画、十三の過去…赤井トールのイジメ、復讐のために発生した…13号と名乗る別人格、「だんだん大きくなってきて…知らない間に勝手なマネを…怖いんだ、助けて関クン!」、恐怖の目で見る関…退散、赤井達によるイジメがフラッシュバック(水攻め、ゴキブリ、誹謗中傷の落書き、机に花瓶…)、13号に変貌、雄叫びの声!


うーん、ラストがそうなるか…、うーん、私的には非常にラストが惜しい…のである、ラスト寸前までハイテンションで引張ってきたのに、もったいない…、小学生時代のイジメを起因とし、心の中に発生した別人格が暴れだす、自分の記憶外でエスカレートしていく暴力、行き着く先はどうなるかと期待してました、私が望むラストは「破壊と崩壊」だったのだが…、それでは過激すぎるのだろうか、井上三太氏の漫画「隣人13号(1993-1996)」の映画化作品…ちなみに原作は読んでいません、原作のラストもああなのだろうか?
中村獅童の壊れップリ…お見事、戸惑う小栗旬…ナカナカ良い、崩壊していく…PUFFY・吉村由美、破壊的な新井浩文、心配なのが子役達…引きずらないことをお祈りします
で…イジメですが、そういう目にあったことがありますか?私はあります…小学生時代、それはある日、突然、何の前触れもなしに…ガキ大将グループの「気に入らない」の一言で始まったのです、私物は隠され、破壊される、授業中でも殴る蹴るの暴力、時に反撃するも1対多数で結局ボコボコ、先生も泣き出すばかりで何の役にも立たない状態、まるまる1学期間…誰も会話してくれない状況(先生も最低限)、数年前に中学のクラス会があって出席してみたが、誰も当時のイジメの記憶が無い、やられた方は一生覚えているが、やった方は…イジメなんてなかったとシャアシャアとぬかす…あの頃は楽しかったネ!と…そんなものだ、彼等には楽しかった記憶しかないのだ、(ただ私はそんなに弱い人間でもなく、2・3学期でイジメ・グループの解体に成功はするが…それは別の話)
映画の中で、「何年前の話だよ…」とぬかすイジメッ子だった赤井に怒り、私は、十三&13号に同化していた、集団で殴る蹴るされるシーン、黒板に書かれる誹謗中傷の類、自分の視点での記憶がある…恐怖、痛い、頭に来る、さすがに硫酸やら、ゴキブリはないが…
ちなみに、公開初日の第2回(14:50〜)、260席の映画館は満員でした(シネクイント:渋谷)
映画開始30分前から並んでいたけど、いつまでも入場にならない…???突然…初回に舞台挨拶があった都合で、上映時間が30分遅れていることをご了承ください…だと、もっと早く言え!
2000-2009format