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 ムーンライト/MOONLIGHT 
[HUMAN DRAMA]
 2017 アカデミー賞[作品賞]・[脚色賞]・[助演男優賞:マハーシャラ・アリ]
2017 ゴールデングローブ賞[作品賞(ドラマ部門)]
2016:アメリカ作品/2017.03:日本公開(ファントム・フィルム)
監督・脚本:バリー・ジェンキンズ   製作総指揮:ブラッド・ピット
出演:アレックス・ヒバートアシュトン・サンダーズトレヴァンテ・ローズ
ナオミ・ハリスマハーシャラ・アリジャネール・モネイ
ジャデン・ピナージャハール・ジェロームアンドレ・ホランド/他
第89回アカデミー賞3部門受賞(作品賞・脚色賞・助演男優賞)作品がようやく日本公開となりましたので
観に行ってきました、当然のごとく?満員でございました

STORYは…
@.リトル
マイアミ、シャロンは、学校では“リトル”と言うあだ名、イジメられっ子、母親ポーラとの生活、内気な性格の男子
ある日、いつものごとくイジメっ子達に追いかけられ廃墟に追い詰められる、フアンに助けられるシャロン
フアンは麻薬のディーラー、何も話さないシャロンを一緒に暮らすテレサの元に連れ帰る
結局その日はフアン宅に泊めてもらい、翌日、自宅に送ってもらうとポーラが心配して待っていた
その後も何かとシャロンを気に掛けるフアン
シャロンもいつしか心を開いていき、彼を父親代わりの様に思い始める
ある日、海で泳ぎ方を教えてもらいながら、フアンからた「自分の道は自分で決めろ、周りに決めさせるな」と教わる
その教えは後々にシャロンの生き方の道標となる
そしていつも温かく迎えてくれるフアンとテレサ、シャロンの救い
更に友達のケヴィン、同級生の中でもケヴィンだけは、心を許せる唯一の友達であった
A.シャロン
高校生になったシャロン、相変わらず学校でイジメられている
母親のポーラは麻薬におぼれ酩酊状態の日も多くなっていた
自分の家で居場所を失ったシャロン、フアン宅にに向かう
フアンは亡くなるが、テレサは「うちのルールは愛と自信を持つこと」と、シャロンを絶対的愛情で迎えてくれた
とある日、同級生に罵られ酷いショックくを受けたシャロン、夜の浜辺に向かう
すると偶然ケヴィンも浜辺に現れる、密かにケヴィンに惹かれていたシャロン
月明かりが輝く夜、2人は初めてお互いの心に触れることに…
キスする2人、シャロンのオナニーを行うケヴィン
しかし、その翌日、学校である事件が起こる
イジメっ子のあおり、ケヴィンが誰かを殴り倒すことに…<br>
殴り倒される対象、シャロン<br>
止む無く、シャロンを殴り倒すケヴィン、止めに入る教師<br>
イジメについて問う教師、語らないシャロン<br>
翌日、シャロンがイジメっ子の首謀者を椅子で殴り倒す、警察沙汰、刑務所送りになるシャロン

B.ブラック
あの事件からシャロンは大きく変わっていた
マイアミからアトランタに引っ越したシャロン、父親代わりだったフアンと同じ麻薬ディーラーに
高校の時と違い、体を鍛えあげ、グリルの金歯を装着し、高級車を乗り回し…
弱い自分から脱却して心も体も鎧をまとっている
ある夜、突然ケヴィンから電話がある、料理人になったケヴィンはダイナーで働いていた
シャロンに似た客がかけたジュークボックスの曲を聞いて、シャロンを思い出し、更にあの事件の事を謝りたい…
後悔の気持ちから連絡してきたと言う
あの頃の全てを忘れようとしていたシャロン、突然の電話に動揺を隠せない
翌日母親ポーラが暮らす施設に会いに行く、そしてその帰り、ケヴィンに会いに向かうシャロン…


実はネタ収集を一切しないで観に行ってきました
イジメが主体かなと思っていた、これではアカデミー賞の作品賞は「LA LA LAND」で良かったのでは?
と思わせておいて、仕掛けられていた!様相が変化、実はLGBTを扱うラブストーリーでした
しかも主だった出演者は全て黒人という意表をつくキャスティング、ちなみに監督も黒人
主人公シャロンの純粋な愛というか一途な想いがドラマを盛り上げる
ネタバレになるのであまり書けないが
ラストでは、なんか目頭が熱くなってしまった
エンディングロールと共に立ち上がる人の気持ちが分からない
いつものことですが、明かりが点くまでしばらく浸ってました
公開2日目の第1回(9:40)、228席の映画館で満員(TOHOシネマズ日本橋 SCREEN5)
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