行・へ・べ・ぺ 作品・海外






 ヘイトフル・エイト/THE HATEFUL 8 
[COMEDY & ACTION]
 2016 ゴールデングローブ賞[作曲賞]:エンニオ・モルコーネ
2015:アメリカ作品/2016.02:日本公開(GAGA)
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:サミュエル・L・ジャクソンカート・ラッセルジェニファー・ジェイソン・リー
ウォルトン・ゴギンズデミアン・ビチルティム・ロスマイケル・マドセンブルース・ダーン
ジェームズ・パークスチャニング・テイタム
デイナ・グーリエベリンダ・オウィーノジーン・ジョーンズゾーイ・ベルリー・ホースリー
キース・ジェファーソンクレイグ・スターク/他
何本も観たい映画が出てきました
チラシを並べて子供に選んでもらいました
「ヘイトフル・エイト」に決定です!

STORYは…
どこまでも続く白銀の世界を疾走する1台の駅馬車、行く手を阻む1人の男
北軍の元騎兵隊で、今は賞金稼ぎのマーキス・ウォーレン
椅子代わりに座っているのはレッドロックへ運ぶお尋ね者3人の凍った死体
この寒さで馬がやられ誰かが通りかかって拾ってくれるのを待っていたのだ
馬車の客は同じく賞金稼ぎのジョン・ルース、ゴツイ腕にハメられた手錠の先には連行中の女デイジー・ドメルグ
1万ドルもの賞金を懸けられた重罪犯の女、散々殴られた顔で不敵に笑っている
迫り来る猛吹雪から避難するため、ルースはレッドロックまでの中継地へ
上手いコーヒーにシチュー、装飾品から武器まで何でもそろっているミニーの紳士服飾店へ向かう
途中でもう1人、クリス・マニックスを乗せる、新任保安官としてレッドロックへ向かう途中だと主張するが
彼が黒人殺しで有名な南部の略奪団の一員だと知っているルースは信じない
ミニーの店へ着くと…ボブと名乗る(ウォーレンの)見知らぬメキシコ人が現れる
母親に会いに行ったというミニーの代わりに店番をしていると言う
凍えたルース、ストーブの上のコーヒーを飲むが…ボブが作ったそれは泥水のように不味く、自分の手で淹れ直す
店には3人の先客が吹雪で閉じ込められていた
まずは絞首刑執行人のオズワルド・モプレー、洗練されているが、どこか胡散臭い英国訛りの男
カウボーイのジョー・ゲージ、無口で何を考えているか?母親とクリスマスを過ごすために帰省中、嘘っぽい
最後にサンディ・スミザーズ、大勢の黒人を虐殺した南軍の元将軍
ルースは、怪しげで訳ありな男達に疑いの目
この中にデイジーの仲間がいて、奪還するチャンスを待っているのではないか?
あるいは1万ドルのお宝を横取りしようとしているのではないか?
偶然集まった他人同士のはずが、マニックスは父親がヒーローと崇めていたスミザーズとの出会いに感激
そのスミザーズの息子の謎の死についてウォーレンが何かを知っていた
それぞれの過去の糸が複雑にもつれ出した時…
コーヒーを飲んだ者が激しく苦しみ、まもなく息途絶える
夜も更けて、外の吹雪はますます激しく、誰も入れないし、逃げられない…


面白い映画であった、しかし強引だな
クエンティン・タランティーノと狂言回しのサミュエル・L・ジャクソンの怪演あっての映画
まあまともな奴は1人もいない…というか生きていない
基本悪い奴ほど生き延びている、そいつらの騙し合い
そてと誰を信じるか
でもコーヒーの一件で大まかに見えてくるのだが、隠し玉があるのだな
これでもか、これでもかの大サービス
クエンティン・タランティーノですね!
とりあえずの今年一ですかね
選んでくれた子供達よありがとう
ただし公開初日の初回の入りは寂しかったな
公開初日の第1回(10:30)、227席の映画館で1割程度の入り(シネクイント(渋谷))
2011.09format



 ペイバック/PAYBACK 
[ACTION]
1999:アメリカ作品/1999.05日本公開(日本ヘラルド映画)
監督:ブライアン・ヘルゲランド
CAST-1:メル・ギブソングレッグ・ヘンリージェームズ・コバーンクリス・クリストファーソン
     マリア・ベロ
CAST-2:ウィリアム・ディヴェインデボラ・カーラ・アンガーデヴィッド・ペイマービル・デューク
     ジャック・コンレイルーシー・アレクシス・リュージョン・グローヴァー
CAST-3:フレディ・ロドリゲス/他
仲間と妻の裏切りにより殺された…と思われていた男が帰ってきた、強奪した金の分け前を取り返すため、裏切り者への復讐のため…あの手この手、そして本当に自分を嵌めた奴らの影が…

STORYは…
弾丸摘出。街に帰ってきた男ポーター、復讐の準備。かつての相棒ヴァルと妻の裏切り、強奪した14万ドルの分け前7万ドルを取り返す為…非情。騙されヤク中にされヴァルに操つられた妻…重度…目前の死。ヤクの運び人、売人…悪徳警官。ヴァルは組織に13万ドルの借金。ヴァルに報告する売人、死んでない?焦り。浮気写真の相手とされた高級娼婦ロージーを探し当てる…当時彼女の運転手、確かに惚れていた、ヴァルの居場所。SM相手パールとの寝込みを襲う、7万ドルを用意の約束。組織と相談。ヴァル、組織、パール(チャイニーズ・マフィア)、悪徳警官から追われる身。ロージーの家での休息。急襲するヴァル。逆襲。金は上層部、2人の名、ヴァルを射殺。ロージーの居場所を移した途端の電話?連動した爆弾の発見。組織の動きの速さ…。組織の上司カーターの元へ…聞く耳持たず…射殺。電話で一部始終を聞いていたボスのブロンソン。逆にボスの状況も筒抜けだった…ロージーに息子を誘惑させ人質に…。ヴァルの死体に偽装。もう1人の上司フェアファクスの元へ、電話のボスとの3者会談…息子を人質。帰り道パール達に襲われ、逆襲も組織に捕まり拷問…白状、車のトランクに押込められる。そのころ偽装から悪徳警官逮捕。ポーターの帰りを待つロージーの焦り、ボスと上司がアパートの一室に…。トランクからの脱出。電話をかけるポーター?


あまりのご都合主義も、これだけテンポ良くやられ、主人公メル・ギブソンはまり役ですから、この手の映画が好きな人は楽しめるでしょう(ディテールにこだわる人は止めましょう)、公開5週目の土曜日の昼、ガラガラ
(渋東シネタワー2:渋谷)
-1999format



 ベイブ/BABE 
[ANIMAL COMEDY]
1996 アカデミー賞[視覚効果賞]
1996 ゴールデングローブ賞[作品賞(ミュージカル・コメディ部門)]
1995:アメリカ作品/1996.03日本公開(UIP)
監督:クリス・ヌーナン
CAST-1:ベイブ(豚)/ジェームズ・クロムウェルマグダ・ズバンスキー
CAST-2:フライ(母犬:声・ミリアム・マーゴリーズ)/
     レックス(牧羊犬:声・ヒューゴ・ウィーヴィング)/フェルディナンド(アヒル)/メー(羊)/猫
CAST-3:ロスコー・リー・ブラウンアーマ・P・ホール/他
コンテストの景品で農場に貰われてきたブタ、動物同士の縄張り争いのすえ…役立つことをアピール「牧羊豚」? どんなに頑張っても豚は食べられる?失意のベイブ…買主が連れ出した先は「牧羊犬コンテスト」会場…

STORYは…
体重当てコンテストの景品として農場主アーサー・ハゴットに貰われてきた子豚、ベイブと名付けられる…別れた母を恋しがり泣くベイブを哀れに思い自分の子供と一緒に寝かせる母犬フライ…農場のルール、家に入れるのは犬と猫だけ、牧場に行けるのは牧羊犬一家だけ…クリスマスに食べられることを恐れ、役に立つアヒルであることをアピール(オンドリより先に朝を知らせる)するフェルディナンド、ベイブをそそのかし目覚し時計を始末させる、ルール破り、怒るレックス、かばうフライ…クリスマス・ディナーは雌アヒル、逃げるフェルディナンドを見送り、牧場に出てしまうベイブ、羊泥棒にさらわれそうになっているメー達、ご主人に知らせるべく走る…ベイブを見る目が変わるアーサー、牧場へ、牧羊犬のマネ、言うことを聞かない羊、メーの忠告、素直にお願い、整列する羊達、荒れるレックス、去勢…「牧羊豚」としての第一歩、牧羊犬コンテストに出してみようか?妻は夫の正気を疑う…野犬の乱入、パニックする羊達、体当たり、野犬の逃走、犠牲となったメー、メーを殺したのはベイブと誤解するアーサー…解けた誤解、家に入れることに、猫の意地悪「豚は食べられるために飼われている」、ショックで失踪、雨の中、熱を出し弱ったベイブを発見するアーサー、介護、持ちなおしたベイブ、牧羊犬コンテストへ
嘲笑されるアーサー、審査員から「待った」の声、説得、羊達にお願いをするベイブ、羊達を見事に動かすベイブに拍手の嵐、そして優勝…

子供と見てきました。こういうの好きな物で…結構楽しめました…映画館で見るほどでもなかったか?
※1999年に「2」…「ベイブ/都会へ行く」が公開されています
-1999format



 ベーゼ・モア/BAISE−MOI 
[SEX&VIOLENCE]
2000:フランス作品/2001.04日本公開(コムストック)
監督:ヴィルジニー・デパント     共同監督:コラリー・トラン・ティ
CAST-1:ラファエラ・アンダーソンカレン・バック
CAST-2:デルフィーヌ・マッカーティーリサ・マーシャル/エステル・イザーク/H.P.G/
     マルク・リウフォル/カッシーニ・アンバレク/パトリック・ユードリーヌ/アセーヌ・ベドゥルー/他
フランスでは、その内容(暴力・殺人・SEX)の過激さから公開8日で上映中止…お国柄の違い?宣伝コピーほどの過激さはない、(特に殺人シーン)、ただSEXシーンの画像処理や挿入と思われる部分が”真っ暗”なのに笑う

STORYは…
■娼婦ナディーヌ、結構この仕事が気に入っている、軽蔑の眼差しを向ける人間を軽蔑、ルームメイトのセヴェリーヌが彼女に対してキレる…人のモノまで食べ散らかし、片付けない、連込む男も横暴、あんな男別れなさい…うっとうしい、黙れ…首を締める手、我に返ると…ルームメイトの死…男の元へ、彼の頼み、預かった荷物、殺された男、駅へ… ■マニュ、不満だらけ、癒せぬ渇望感、3人組にレイプ、怪我を負う友達のカルラ、命だけ守ればいい…無抵抗のマニュ、レイプを知った兄、彼女を気遣うより仕返しに行こうと…キレるマニュ、兄を射殺、店の金1万フランを持って逃亡… ■終電後の駅に女2人、擦違い際、マニュの手がナディーヌを止める、奪った車の運転を命じる、海の見える場所へ…車中、海、朝食、意気投合する2人、あてのない逃避行(荷物受渡しまで)、もう我慢しなくていい!現金&銃を強奪、男を誘惑してはセックス、そして殺す、そんな2人の行く手に待つものは…


どこかの映画サークルが初めて作ったような映画…と思ったら、原作者が(初)監督…
SEX&暴力シーンの過激さに本国フランスでは8日で上映中止だそうです
音楽はまあまあ良いが、もうチョットどうにかならないのかの稚拙な演出、”銃を構える女、銃声→床に倒れている男”…おい!間のシーンはドコ行った?顔を踏み付けているだろう足のシーン→顔面血だらけの男、また飛んだ、暴力シーンOKの日本では拍子抜けだ(SEXシーンは除く)…そうだフランス映画だった…、久しぶりにこの手の映画を見ましたが、日本は性器描写ができない国であったことを思い出しました、真っ暗な画面(数秒…恐らく挿入シーンと思われる)、ボカシ、いきなり荒くなる画面、ネガポジ反転…でもそんな騒ぐほどか?あの真っ暗シーン? どうしても見たい方、格安チケットの御用意を!またビデオ化をお待ち頂くのも手かと…映画館はガラガラでした、そして700円のパンフ、まるでポルノ雑誌のようで笑えた…
(シネマライズ:渋谷)
2000-2009format



 ヘレディタリー/継承/HEREDITARY 
[HORROR]
2018:アメリカ作品/2018.11:日本公開(ファントム・フィルム)
監督:アリ・アスター
出演:トニ・コレットガブリエル・バーンアレックス・ウォルフミリー・シャピロアン・ダウド/他
TOHOシネマズのシネマイレージが6000マイルを超えたので
1ケ月、TOHOシネマズでの映画が無料です
今日は「来る」を観に来ましたが
合わせ技で「ヘレディタリー」も観ることとしました
ネット上では評判が良いようなので…
ということで、本日はホラー・デイです!

STORYは…
グラハム家の祖母エレンの死
娘のアニーは過去の出来事がキッカケで母親に愛憎入り交じる感情
(アニーはミニチュア職人)
家族と共に粛々と葬儀を行う
エレンの遺品が入った箱、本、「私を憎まないで」というメモ
アニーと夫スティーヴン、高校生の息子ピーター、人付き合いが苦手な娘チャーリー
家族を亡くした喪失感を乗り越えようとするが…
(サポートグループのセッションを訪れるアニー)
奇妙な出来事が頻発…不思議な光、誰かの話し声、暗闇に誰かの気配…
やがて最悪な出来事が発生、一家は修復不能なまでに崩壊
そして想像を絶する恐怖が一家を襲う…


パンフによれば…
「現代ホラーの頂点 発狂しそうな恐怖 逃げる術はない」
「新世代のエクソシスト ただし頭はさらに錯乱する」
「キューブリックの恐怖とタガが外れた興奮がある」
「ホラーの常識を覆した最高傑作」
「【超恐怖】これが現代ホラーの頂点」
「トラウマ級の怖さで全米を震撼させた、傑作ホラーが遂に日本上陸」
だそうだ…、どこがだろう?
全く怖くなかった
まあやたらと不快な効果音を全編に使用し…不安感は煽っているが、それまで
ドッキリとさせる映像があるでもなし
しかし、どこらへんが現代ホラーの頂点だったんだろう?謎
新世代のエクソシスト…、エクソシストに失礼じゃないか?
ホラーの常識を覆した?うーん、怖くないところかな?
新興宗教ものとでもいいましょうか?
新たな神の誕生のお話
まあ血筋、血統、継承というとこでは、嫌な感じはするが…そこまでだろう
で、本当に皆さん楽しんだのでしょうか?
私、タダで観たのに…楽しめませんでした
さあ…、2本目「来る」を観に行くこととしよう
公開8日目の第1回(10:15)、90席の映画館で30人程度の入り(TOHOシネマズ新宿 SCREEN8)
2011.09format



 ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書/The Post 
[SUSPENSE]
2017:アメリカ作品/2018.4:日本公開(東宝東和)
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:メリル・ストリープトム・ハンクス
トレイシー・レッツブレント・ラングドンブラッドリー・ウィットフォードパット・ヒーリー
キャリーン・クーン
ジョン・ルーボブ・オデンカークデヴィッド・クロスフィリップ・カスノフリック・ホルムズ
ジェシー・プレモンスザック・ウッド
ゲイリー・ウィルムズマイケル・スタールバーグジャスティン・スウェイン
ブルース・グリーンウッドマシュー・リス/他
まあ2017年の賞レースには勝てなかったけど
なんか面白そうじゃないですか?
国家最高機密文書をめぐる葛藤
真実が明かされるのか、隠されるのか?大統領は、政府はどう動く
身の保証はあるのか?
久しぶりのスティーヴン・スピルバーグ監督作品だしね!
先週、行けなかったレストラン街の蕎麦屋を目指してTOHOシネマズ日比谷に再挑戦
平日だから空いているよね?だめかな?

STORYは…
1966年、ベトナム視察からアメリカに帰る国務長官ロバート・マクナマラ、泥沼化するベトナム戦争
メディアから「勝利への展望」について聞かれる、本心と裏腹、「飛躍的に進展している」との回答
その後…ダニエル・エルズバーグ、自らアナリストを務めるランド研究所から文書持ち出し、コピー
タイトルは「アメリカ合衆国のベトナムにおける政策決定の歴史」…全てトップ・シークレットの記載
1971年、ワシントン
夫が自殺、急遽(地方紙)ワシントン・ポストの社主となって数年のキャサリン・グラハム
社の株式公開を控え、書類作成に没頭するキャサリン
経験が浅く、会長であるフリッツ・ビーブが代わりに発言することも多い
それでも男性優位の社会の中で、礼儀正しさを保ちながらも筋を通すやり方を心掛ける
ポストの編集主幹ベン・ブラッドリーとの朝食会へ出かけたキャサリン
ニクソン大統領の娘の結婚式の取材からポストの記者が拒否されたと告げる
加えて女性の読者が減っていると話すが…現場に指図するのは止めて欲しいとベン
ニューズウィーク誌からキャサリンが引き抜いたベン、編集方針に口出しされることを嫌う
しかし社主として、1人の人間としてはキャサリンを認めているベン
ニューヨーク・タイムズ誌の敏腕記者ニール・シーハンが姿を見せないことに気付くベン
近々タイムズにスクープが掲載?と危惧する
その予感通り、タイムズの編集局長エイプ・ローゼンタールの元へシーハンから極秘記事が届けられる
タイムズに掲載されたのは、ベトナム戦争に関する調査報告書の一部
そこにはトルーマン、アイゼンハワー、JFK、ジョンソンの4人の大統領が…ベトナム戦争に関する嘘
マクナマラは1965年に…既にこの戦争に勝てないことを知っていたことが明かされていた
ニクソン大統領はタイムズが機密保護法に違反していると激怒、厳罰を指示
タイムズに負けじと、ポストの記者達は文書入手のために動き出す
地方紙ワシントン・ポストを一流紙へと押し上げたベン
古くからマクナマラと友人付き合いかがあるキャサリンに…マクナマラから文書を貰うように説得
犯罪行為だと拒否するキャサリン
しかし、以前ランド研究所に勤めていたポストの記者ベン・バグディキアン、元同僚エルズバーグと接触
文書のコピー4000ページ、事態は急変
掲載すれば、タイムズ同様にポストが罪に問われ…株式公開が出来なくなる可能性が高い
会社の存続を第一に考えるフリッツやそのた役員達…掲載に反対
「報道の自由を守るのは報道しかない」とベン
その“報道の自由”は、キャサリンの社主としての決断を委ねられ…


世間の評判は良いみたいだが、そんなに面白かったか?
事実ベースなので派手なドラマに仕立てられなかったからかな?
なんか全体に薄い感じがするけど…そこは流石にスピルバーグ
最後は力技で盛り上げに成功するという展開
でもニクソン大統領のシーンは付け足し的だな…そんなに劇的でもない
メリル・ストリープとトム・ハンクスを使って脱力感満載だった3/4、そして頑張った残り1/4?
やっぱり事実ベースだから仕方ない?
うーん、面白かったと言っていいのだろうか?最近こんなパターン多くない?
どうも他人にお勧めできる内容ではない気がする
スピルバーグに気を使いすぎ?
高評価の皆さん!本当に映画として面白かったですか?
違う映画にすれば良かったかな?と思う私
さてTOHOシネマズ日比谷OPENに伴って、かつてのスカラ座+みゆき座が…
TOHOシネマズ日比谷Kスクリーン12・13に編入されました
一応地下で東京ミッドタウン日比谷と繋がってます
公開7日目の第1回(10:20)、491席の映画館で2〜3割程度の入り(TOHOシネマズ日比谷 SCREEN12)
2011.09format



 ペントハウス/TOWER HEIST 
[COMEDY]
2011:アメリカ作品/2012.02日本公開(東宝東和)
監督:ブレット・ラトナー
出演:ベン・スティラーエディ・マーフィ
ケイシー・アフレックマシュー・ブロデリックマイケル・ペーニャガボレイ・シディベ
スティーブン・マッキンリー・ヘンダーソン
アラン・アルダティア・レオーニジャド・ハーシュロバート・クロヘシー
ジョニー・トランニナ・アリアンダ/他
ベン・スティラーにエディ・マーフィで…コメディ映画でしょ!かなり強力なタッグだと思います!
TV・CMでもガンガンと掛かってます…妻が観に行くんでしょ?の問い
…ということで観にいくこととしました!
夜の予定があるので、時間に合致する映画館を選んだら…滅茶苦茶小さいスクリーン
しょうがない…時間調整して少しでも大きなスクリーンにしよっと!

STORYは…
N.Y.マンハッタンの超一等地にそびえ立つ…全米一の最高級マンション“ザ・タワー”
最高の眺望、最高のセキュリティー、最高のサービス!
そのサービスを一手に取り仕切る…有能なタワーの管理マネージャーのジョシュ
個性豊かな各部門のエキスパート達
最上階のペントハウスで優雅に暮らす大富豪アーサー・ショウは最もVIPな居住者
しかしある日、20億ドルの詐欺疑惑でショウはFBI に逮捕されてしまう…既に無一文だとするショウ!
そこで…タワーの使用人達の全財産も騙し取られていたことが発覚(年金の運用を任せていた!)
一瞬にして全財産を失ったジョシュとスタッフ達、自殺未遂者まで…責任を痛感したジョシュ
1,000万ドル+自宅監禁(監視付)で保釈されたショウ、怒りをぶつけクビとなるジョシュ
自棄酒の現場…FBI捜査官から思わぬ情報!ショウの財産が2,000万ドル合わない…隠し持ってる可能性!
ショウの部屋を思い浮かべ、記憶を辿り、業務日誌を確認!考えを巡らす!
窮地を一発逆転するアイディアを思いつく!
それは、厳重なセキュリティ設備とFBI の監視の目が光る難攻不落のペントハウスに潜入
ショウの隠し財産を根こそぎ奪い去るというとんでもないもの…!
集められた必要人員…犯罪素人の集団、ジョシュは旧友で泥棒のスライドを助っ人として招き入れる!
ショウの有罪を立証できないFBI 、逆に司法から無罪の言い渡しが伝えられる…感謝祭の日(ジョシュの罠)
ペントハウスが無人となったその時、隠し財産強奪作戦が実行に移されるが…
ペントハウスには巧妙な仕掛けがなされていた!
果たして彼等は全財産を取り戻すことができるのか?


出演者からして爆笑の連続という高い期待を抱いて観に行ったのですが…
あれれ!?意外と地味、クスクス笑いじゃないか?
ベン・スティラー&エディ・マーフィをキャスティングして…この体たらく?
まだベン・スティラー側はいいけど、コメディ映画久々感のあるエディ・マーフィ側は完全に滑ってたな!
タワーの警備も雑なら、ペントハウスの仕掛けとやらもお粗末、何だ〜そんなもん?
せめて笑えないなら、もっとハラハラさせて貰いたかったけど…こちらも中途半端
ラストも端折りすぎだな…もう少し引っ張って、盛り上げれば良かったのに!
あとFBI が力なさ過ぎ、女性捜査官のクレアは振り回されてるだけで…魅力もない&花もない!
うーん、面白いような、面白くないような?良くもなければ悪くもないような?
他人に薦めるかと言われれば…薦めないな、うんこれで評価決定!「うーん」だ!
しかし、しまったな…こりゃタダ券使うんだったな…

ちなみに原題は「TOWER HEIST」、直訳すれば“銀行強盗”ならぬ「タワー強盗」!

で…関係ない話だけど
映画は何処で終了か?当然照明が点くまでだと考えるのだが…
エンディング・ロールが始まると、携帯電話が一斉に明滅し始めるのは煩い光景だな
そこまでダメとCMしてくれないかな?
ちなみに公開2日日の第2回(14:55)、199席の映画館で9割程の入りでした(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN 2)
2011.09format



 ベン・ハー/BEN-HUR 
[SPECTACLE DRAMA]
1960 アカデミー賞[作品賞][監督賞][美術賞][撮影賞][録音賞][劇・喜劇映画音楽賞]
[編集賞][特殊効果賞][衣装デザイン賞]

1960 アカデミー賞[主演男優賞:チャールトン・ヘストン][助演男優賞]:ヒュー・ク゜リフィス]
1960 ゴールデングローブ賞[作品賞(ドラマ賞)][監督賞]
1960 ゴールデングローブ賞[助演男優賞:スティーブン・ボイド]
1959:アメリカ作品/1960.04日本公開/73・77・02リバイバル(MGM→ワーナーブラザース映画)
監督:ウィリアム・ワイラー
CAST-1:チャールトン・ヘストンスティーブン・ボイド
CAST-2:マーサ・スコットキャシー・オドネルハイヤ・ハラリートサム・ジャフェ
CAST-3:ジャック・ホーキンスジョージ・レルフフランク・スリングアンドレ・モレル
     テレンス・ロングドンマリナ・ベルティ
CAST-4:ヒュー・グリフィスフィンレー・カリーアディ・バーバーローレンス・ペイン/他
この映画も母に連れて行かれたものですね!いや〜度肝を抜かれました!

STORYは…
■紀元前四年頃、ローマ帝国の支配下にあるユダヤ、シーザー・アウグストゥスから「ユダヤ人に住民登録」の命、いにしえより受け継がれた信仰心、彼らの中から…自由と救いをもたらすメシア誕生を告げた預言者達の言葉が心の中で息づく!平和な星の海の中…まばゆいばかり光がベツレヘムの小屋へ…救世主の誕生、しかしイスラエルは長年待ち望んだ預言の成就を見逃してしまった…
■時を経て…、ユダヤの都エルサレム、ローマ軍の新総督を先導する指揮官メッサラが到着、これを迎える…幼馴染のベン・ハー(この地の豪族の息子)、15年ぶり再会、メッセラの立身出世主義者!治安を乱す者の処罰に協力しろと言われたベン・ハー、同郷人を裏切れない…固く断ったベン・ハー、対立感情! ■ハー家の奴隷サイモニデスが一人娘のエスターを連れ挨拶、エスターが嫁入りすることの許しを得に… ■新総督の赴任の行進、ハー家の前で事件発生!瓦が崩れて新総督が負傷!メッサラは無実の罪と知りながら…ベン・ハーの母ミリアムと妹ティルザを地下牢へ、ベン・ハー奴隷としてローマ軍船に送られた ■護送中、砂漠で喉が渇ききっていたベン・ハーに水を差し伸べてくれた人物、ベン・ハーはこの人を忘れなかった ■3年後、ガレー船、総勢120人の漕ぎ手の中にベン・ハー、メッサラへの復讐心で生き残る ■ローマ艦隊と海賊船団との戦い、何かと目を掛けてくれる司令官アリアス、外される足かせ、アリアスの命を救うベン・ハー、奴隷の身分から解放、アリアスの養子に迎えられるベン・ハー ■それから1年余、ローマきっての剣闘士&戦車乗りとして名を馳せるベン・ハー ■4年ぶりにユダヤの地に帰るベン・ハー、アラブの族長イルデリムの客人…成人した筈の救世主を探しに来た賢者バルサザーとの出会い、イルデリムは近々エルサレムで開かれる戦車競走に出場する馬の調教中、ベン・ハーに騎手として出場して欲しいとの依頼、母と妹を探すのが先決、断りの言葉 ■荒れ果てた我が家、ハー家の財産を守っていたサイモニデスとエスター、メッサラの拷問で不自由な身となっていたサイモニデス ■アリウス2世としてメッサラのもとに乗り込んだベン・ハー、母と妹を探すように脅す ■ライ病に冒されている母と妹、ベン・ハーの追及を恐れるメッサラが2人をライの谷送り…途中、人目を忍んで旧家に立ち寄る、ベン・ハーの健在を確認、2人を発見するエスター、不治の病ゆえ…地下牢で獄死したと告げるようエスターに言い含める ■母と妹の死を聞いたベン・ハー、2人の仇討を誓う!大戦車競走へ出場、メッサラの卑劣極まる策を打ち破って優勝!瀕死の重傷を負ったメッサラ…貴様の母と妹はライの谷にいるぞと…最後の憎しみの言葉 ■不治の病を治すナザレのイエスの話をするエスター、母と妹を連れて行くベン・ハー、折しも十字架を背負い刑場に向かうイエスの行列を見送る…砂漠で水を恵んでくれた人だ!今度はベン・ハーが水を捧げる、奇蹟!母と妹病が癒える!そしてベン・ハーの胸の内の全ての憎しみが消え&平和な喜びと新しい世界への希望が広がっていくのだった…

観てから40年も経っているのか!感慨深いものがあるな…!
これぞ大スペクタクル映画である!私を映画にのめり込ませた5本の映画の内の1本!
ユダヤ民族の誇りと救世主キリストが交差、まあキリスト教に知識のない方にはキリスト絡みが邪魔かもしれないが、これがなきゃこの映画は成立しないのだよ!ユダヤとローマとキリストの位置関係は意外と複雑なのだ!知っていればなお楽しいのだ!
知らなくても…戦車競走は大迫力!名シーンですよね!人海戦術の物量戦、尋常じゃない巨大セットの凄さって言ったらありゃしない!今じゃこんな撮り方しないだろうが、昔のパワーは恐るべし!である…それがなんと3時間半の大長編!観終わる頃には疲労困憊!?実際の上映では途中に「休憩時間」が入ったのだな!今からは信じられないだろうが…
ちなみにDVD購入してあって、懐かしがって数度観てたりする!
母親の記憶では…新宿か浅草で観たとのこと!(天地創造とどっちがどっちだったか…)
-1999format