2002/01/10
プチ物欲でも候補にあげていたが、年末についに携帯を替えた。それまで使っていた携帯の具合が悪くなったわけではないが、かれこれ３年は使っているからよく持った方だろうし、替えてもバチはあたるまい。って、誰に弁解しているのだか。
新しい携帯はDoCoMoのP503i。i-appli対応のカラーi-modeであり、4機続けての松下製の機種である。なんだかんだ言って、同じ会社の機械の方が使いやすいというのも、選んだ理由の一つである。
実はP503iは、これまでいろいろ不具合が見つかり回収やROM替えなどの騒動があったいわく付きの機種である。そのためか、今やもうほとんど市場に出まわっておらず、あってもほとんど投げ売りのような状態で売られている始末である。もちろんそのことは承知していたが、まあさすがに現在では不具合も直っているだろうからと、ほとんど気にしていない。それに携帯の場合、回収して修理するだけまだましで、重大なセキュリティホールがあっても「ネットで勝手にアップデートしてお使い下さい」か、更にひどいと何も対処しないという某社のブラウザよりははるかにまともな対応である。
それはともかく、P503iは重さ74gのストレートタイプ。それまで使っていたP501iに比べると一回り小さくてポケットの中でほとんどかさばらないのがいい。（折りたたみ式は畳むと分厚いので、実はあまり好きではない。）メインメニュー及び第１サブメニューは、マトリックス型に配置され十字レバー一つで移動・選択できるというP501iの方式を拡張発展させたもので、非常にわかりやすい。ただメニュー選択の際のレスポンスがワンテンポ遅いのがやや気になるところではある。
画面はSTN256色のカラー液晶画面で、ややコントラストに乏しいため、コントラストは最大に設定している。各サブメニューごとに背景色を変えているためメニュー内での位置がわかりやすい。また、メールに関しては表示文字数を全角で最大12桁×10行まで表示可能である。もっとも、今やi-modeメールは迷惑メール氾濫のためほとんど機能していないため、私もWeb経由の着信通知にしか使っていない状況であり、メールの表示文字数については正直あまり重要ではない。
目玉のi-appliについてであるが、ためしに五目並べゲームをダウンロードしてみたものの、動作がかなり遅い。どうも松下系の機種はi-appliの動作が遅いようである。まあぜひとも使いたいというi-appliのソフトもないので別にいいけど。
メインとなる電話帳登録については、今回の買い替えを機に、追加削除を行った他、メールアドレスと、メモ欄に住所を入れるようにした。これらはさすがにパソコンで編集したデータをメモリ転送したが、ここまでデータを入れられればアドレス帳としても十分使える。
意外と重宝するのがスケジュール機能である。月別のカレンダーから日付を選び、時刻と用件を入力すると、指定した日時にアラームで知らせてくれるというものである。用件についてアイコンを設定すれば、直近の予定が何であるかをアイコンで表示してくれる。私の場合は、会議・外勤・出張・劇団・観劇・映画・レジャーなどのジャンルで使い分けている。また待ち受け画面にカレンダーを選択すると、予定の入っている日が一覧される。惜しむらくは、予定のある日の表示色（緑）と、ない日の表示色（黒）とが、あまり区別がつかないところであるが。
以前に携帯電話のPDA化ということで、スケジュール管理機能などをつけてほしいと書いたが、そんなものは私の知らないうちにあっと言う間に実現されていたのであった。実際、時刻と用件の入力くらいはテンキーでの入力もさほど苦にならないし、何よりも普段持ち歩いているため、用件の入力参照がすぐにできる。やはりPDAは常に携帯してこそ役に立つ物であり、その点でやはり携帯電話は究極のPDAだと言える。電卓やメモ帳機能までついており、これだけの機能を備えたPDAが4200円（機種交換手数料及び税込み）で手に入るのだから、まったくすごい世の中になったものである。