#183 プチ物欲

2001/10/26

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 今年(2001年)5月にデスクトップPCを更新し、周辺機器を一揃い買った反動からか、このごろはあまり物欲が沸かなくなってしまった。店頭やWebや雑誌を見て「これ欲しいかも」と思いながらも、何となく買わずにいるものがいろいろとある。

PDA

 私はPDAとしては、HP200LXが最も自分の用途に合っており便利であると感じているので、別にこれと言って代替のPDAを持つ必要がないとは思っている。思いながらも、さすがにこのところのPalmブームを目にすると、どんなものかちょっと試してみたいなとも思う。今やPalmは複数の会社からいろいろな種類のものが出ており、またこれだけユーザーが増えているということは、いろいろなソフトも出ているということであるから、使えばそれなりに飽きないとは思う。さりとて、それが自分に必要なものかどうかと言えば、そうでもないような気もするので、試してみたいというだけで2〜4万円近く使うのもどうかなあと思って、結局買っていない。実際の所、中古屋に行けば「買っては見たもののさりとて必要としなかったという人」が多いのか、早々に手放されたPalm類が結構店頭に並んでいたりする。
 その他、ちょっと前に出た腕時計型PDA「ラピュータ」も、ちょっと前に3000円くらいで売っているのを見たが、さすがに普段腕に付けるにはちょっとどうかと思うデザインが災いして、結局買わなかった。シチズンのDataSlimも興味はあるけど、Windowsノート持っていないからデータのシンクロができないので、あまり意味がない。ちなみにPocketPCは、タダでもらったとしても多分使わない気がする。

デジカメ

 とりあえず今は2代目のSANYOのDSC-X200が現役で働いている。85万画素しかないけど、パソコンで鑑賞する分にはちょうどいいサイズではある。高画素機種も欲しくないわけではないが、何万円も払ってまで買うほどの用途はないから別に構わない。一方で、35万画素クラスの低価格デジカメにもいろいろと面白いものが出てきた。液晶画面など付加的な機能をなくせば、今やこのクラスのカメラはかなりコンパクトに作れるらしい。ちょっと興味があるのは、ニチメンのche-ez!spyz。大きさはZIPPOサイズで重さ34gというのはかなり小さい。ここまで小さいと、こっそり持ち歩いて、スパイのようにさりげなく写真を撮るというのが可能だ。値段も8000円くらいなので、手軽に買えてしまいそうである。あと一声値段が下がっていたら本当に買ってしまいそうである。でも何に使うんだか。

携帯電話

 現在の携帯電話は、i-mode利用者がまだ数百万人程度であった1999年10月の頃に換えたP501i。その後2年たつうちに、液晶がカラーになったり、写真が撮れたり、アプリケーションが動いたりと、携帯電話は大きく進化した。今や街で見かける携帯電話のほとんどが、折り畳み式の大画面のカラー液晶の携帯電話で、メールを打ったりアプリを楽しんだりしているのを見ると、ちょっと羨ましくも見えたりする。
 携帯電話くらい世代交代の激しい商品もないわけで、ちょっと前の機種はあっと言うまに値崩れしたかと思うと、瞬く間に店頭から姿を消してしまう。最新機種とは言わなくても、少し前の機種なら、手数料込みで5000円程度で機種交換できる。しかしながら、あまり中途半端な機種に換えてしまうと、本当に欲しいと思った機種に換えようと思っても、或る程度の期間を置いてないため交換できないということもあるようなので、結局踏みきれない。たとえ1万円以上払って最新機種にしたとしても、それが最新であるのは長くて半年。最近は次世代携帯電話の動きも盛んなので、そっちの方に惹かれるところもある。正直なところ、通信料がもったいないので、結局メールチェックくらいにしか使っていないから、強いて換える必要はないのかも知れないが。

 とまあ、結局のところ「それだけの投資をしてでも必要なものか」という具合に考えると、どれもそこまで達しないので、物欲も失敗した打ち上げ花火のように、爆発することなく終わってしまうのである。それはそれで堅実だからいいのかも知れないけど、若さが足りなくなってきたのかなあとも思って、ちょっぴり自分が心配にもなる。


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