△ 「背中のイジン」シーン25


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病室。

道子 「周人しっかりして!周人!」
おじい 「駄目だ…薬の効果が全く出ない。」
森島 「こんな事って…」
おじい 「まるで体中が生きることを拒否しているかのようだ。」
周人 「母ちゃん…オレ、もういいから…」
道子 「なに言ってんの!」

周作達、戻って来る。

花音 「周人!」舞台写真
典子 「周作を連れて来たよ!」
周作 「周人君!」
周人 「周作…いいんだもう…やっぱオレなんかよりお前の方がちゃんと生きて…もっと多くの人達を助けるべきなんだよ…」
典子 「周人。」
周人 「大丈夫…今度はオレがあんたの…守護霊になってやるから…」
道子 「周人…」
周人 「母ちゃん…オレ今さらだけど…医者の心ってやつが分かったよ…ううっ…」
道子 「周人!」
おじい 「血圧が上がらない。」
森島 「脈もおちてる。」
典子 「周人、あきらめんな!あきらめんじゃねぇよ!」
美香子 「あれ?周作さんは?」
花音 「え?今までここに…」
「まさか…」

満、花音、急いで病室を出る。

(作:松本仁也/写真:広安正敬)

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