2026年1月の映画  戻る

MERCY/マーシー AI裁判 MERCY
2026年 米国 100分
監督 ティムール・ベクマンベトフ(『ナイト・ウォッチ』)
脚本 マルコ・ヴァン・ベル
キャスト クリス・プラット(レイブン刑事)/レベッカ・ファーガソン(『ハウス・オブ・ダイナマイト』
メモ 2026.1.24(土)大阪ステーションシティシネマ
あらすじ
2年前から始まったAI裁判。スピーディさが売りでこれまで18名が有罪となっている。無罪はゼロ
AI裁判では被告は90分で自分の無罪を証明しなければならない。AIが判断する有罪率92%で無罪となる。監視カメラの映像、クラウド内の情報は希望すれば即座に与えられる。
感想
刑事ものいや安楽椅子探偵ものかな、をこんな風に作れるとは。ここ高得点。ただ被疑者が刑事やなかったらどうなってたの。という気持ちもちょっとする。刑事の動機も弱い。
AI対人間のコンピュター(カンという) かと思っていたらそうでもなかった。共業なん。
AIは冷静で理知的、出世、保身という欲はない。過去の判例にとらわれ過ぎなかったら、こんな未来やったらちょっといいかも。
空飛ぶバイクかドローン型バイクかが近未来SFっぽさを表現してた。
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長安のライチ 長安的茘枝 
2025年 韓国 123分
監督 大鵬(ダー・ポン)
原作 マー・ボーヨン(馬伯庸)
キャスト 大鵬(ダー・ポン)/アンディ・ラウ(楊国忠)/バイクー(商人)/テレンス・ラウ(奴隷)/チャン・ユエン(杜甫)/ヤン・ミー(妻)
メモ 2026.1.18(日)テアトル梅田
あらすじ
中国唐代(618-907)安史の乱(安禄山の乱755-763)の少し前、算学専門の小役人李善徳(リー・シャンデー)は、うだつは上がらないが、長年の倹約で高額ローンを背負いながらも家を買った。家には美人の嫁とひとり娘がいる。
そこそこ幸せ。のはずが、(家を買うと無理難題、転勤を命じる会社のごとく)上司に「領南(広東省)の生ライチを都の長安に運べ」と命じられる。玄宗皇帝(685-762)から楊貴妃への誕生日プレゼントとか。ライチは足が早く三日で腐る。
感想
物流の話
若かった頃、部門長の命によりデータを集め毎月毎月グラフを作って傾向をひねり出し報告する作業があった。無意味時間の無駄部門長ってあほなん と思っていた。
バカバカしくてえーかげんにせーやと上司に「(こんなん)意味ないと思います」と言うと「白けちゃいけない」って言われた。
 
古今東西洋を問わず時代を問わず、あほみたいな仕事を一生懸命しないといけないことがあるんやね。事の大小は大違いやけど。(逆らったら私はちょっと怒られるだけ、主人公は文字通り首が飛ぶ)
これは、橋を造るのか、川の氾濫を止める土木工事なんかというダイナミックさ。
「いいひと」のダ−・ポン監督・主演作品 映像も素晴らしい。よく撮れたなあ。
チャウ・シンチーかバスター・キートンかと思ってたけど、ラストを見てるとチャップリンが好きなのかも知れない。
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ヤダン YADANG
2025年 韓国 123分
監督 ファン・ビョングク
キャスト カン・ハヌル(ヤダン:イ・ガンス「ミッドナイト・ランナー」)/ユ・ヘジン(検事:ク・グァニ)/パク・ヘジュン(刑事:オ・サンジェ)
メモ 2026.1.5(月)T・ジョイ梅田
感想
「ヤダン」とは麻薬取引に特化した情報屋。検事と組んで司法取引をちらつかせ更に大きな情報を得るという稼業だそうです。
 
脅したりすかしたりおべんちゃら言ったり、上がったり下がったりとよく回る口が面白い。冒頭からスピードのある展開。
元大統領が次々と逮捕されるお国柄、登っても登っても満たされず権力を渇望する、足るを知ることがない。羽ばたいていないと落ちてしまう。
が遠因となって韓国はハラハラどきどきの秀作映画が作れる。のかもしれない。
 
ガソリンに火をつけるシーンがあると思いだすのは、ドラマ「JUSTIFIED 俺の正義」のティモシー・オリファントのセリフ
「学校で習っただろ。」「火が付くのは気体なんだぜ」(京アニの青葉容疑者も自分に火が付くとは思ってなかったんやろな。勉強大事)
生きのいい映画を作ってきた韓国映画界は冬の時代突入とか。残念です。
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ワーキングマン 
2025年 米国 116分
監督 デヴィッド・エアー(「ビーキーパー」
原作 チャック・ディクソン『Levon's Trade』
脚本 シルヴェスター・スタローン/デヴィッド・エアー
キャスト ジェイソン・ステイサム(レヴォン・ケイド)/マクシミリアン・オシンスキー(ディミ)
メモ 2026.1.5(月)T・ジョイ梅田
あらすじ
元兵士のケイドは家族経営の建設会社で働いている。場所はシカゴ。過去は忘れ平和だったが、社長の娘が行方不明となる。
感想
2025年は『ビーキーパー』で明け、2026年は本作『ワーキングマン』で明ける。
お正月映画のジェイソン・ステイサムがちぎっては投げちぎっては投げするのは、『ビーキーパー』と同じやけど、
本作は父親と子が4組登場する。女の子組はしっかり者で(ケイドの娘が「おじいちゃん殺したん?」と聞くのに笑った)、男の子組は・・・であった。そこに元戦友という友情も加味されている。
日経新聞の映画評によると、脚本にシルヴェスター・スタローンが参画していてドラマ部分が厚いとか。
ケイド(ステイサム)が女をボコしなくていいように、そこんとこうまくクリアしていたな。
最後の方でいやにお月さんが大きいと思っていたら、そういや「ピアノソナタ 月光」の話が出てたな。バイカーのバーとかおじいちゃんの家とか全体に登場時の音楽が状況に合い過ぎているというかわかりやすくて、、可笑しい。
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