昔、「北欧3国」というのは「ノルウェー、スウェーデン、フィンランド」と思い込んでいたもんで「ノルウェー、スウェーデン、デンマーク」と知った時は驚いた。言語的にも違うらしい。北欧3国は古ノルド語族(ゲルマン)であり、フィンランドはフィンウゴル語族(ウラル)らしい。(どう違うのかはわからへんけど、以前センター試験に出たアニメと言語を結びつける設問でひとつだけ明らかに違っていた)
調べたら「フィンランドではフィンランド語とスウェーデン語の2つの言語を公用語」としているみたい。
この映画は上海の料理人が小学生くらいの息子とふたり、恩人を探してフィンランドを訪れるお話。言葉はおぼつかない。
村の食堂の気さくな店主に世話になるねんけど、その食堂の料理がアレだったもんでお礼に料理人は食堂を手伝うねん。
料理人と美容師はそれぞれ包丁とハサミがあれば、言葉が通じなくとも世界中で暮らしていける。そしておいしい料理は人を幸せにする。
はらはらするところもあるけど緑豊かで、料理するところとか、岩場での俯瞰とか美しかった。
ただ、ひとつ疑問が。
上海の中国料理ってフィンランドの人が食べてもおいしいんやろか。味覚があうんかな(あのぐちゃとした料理よりはおいしいと思うけど)。
そして驚いたのはフィンランドの田舎のスーパーで普通に白菜が売られていたこと。ちょっと小ぶりやったけど。
これもまた調べたところ、フィンランド語で白菜は「kiinankaali(中国のキャベツ)」というらしい。
白菜の原産地は地中海沿岸でした。11世紀に中国で結球型となり日本に伝わったのは明治だそうです。