日本の大手自動車メーカー“アカマ自動車”の経営が傾きかかっている。現社長が言うには、先代、先々代の社長が物づくりにこだわり過ぎた結果だそうだ。そんな“アカマ自動車”の技術を狙って、中国の政府筋が株を買い占め始める。隠れ蓑は、劉一華(りゅーいーふぁー・玉山鉄二)が代表となっている中堅ファンドだった。“アカマ自動車”の役員となっている芝野(柴田恭兵)は、かつてハゲタカと異名をとった鷲津(大森南朋)に「これはアカマだけの問題ではない。日本の危機なんだ」と助けを求める。
感想
実に愛国的な内容であった。
日本丸に乗っているしかないさぼてんは、日本の国は「文化も経済」も豊かで、世界に尊敬される国であって欲しいと願う。ここんとこ、映画はよりそえる内容。能力のある人たちには、ぜひ頑張って欲しいと思う。
ようするに経済は、ものづくりと金融のバランスが大事なんだな。社会は、みんながゆたかに暮らせるような、富の偏りない分配が大事なんだ。ってわかっちゃいるけど、うまくいかないのはなぜ? 変化を好まない既得権を守る人たちが沢山いるから? 年金政策の失敗で受給開始年齢が上がり、年寄り(上の世代)が居座り、若い人に仕事が少ない今の状況は、本当によくない。