2008年4月の映画  戻る


ぼくたちと駐在さんの700日戦争 (ぼくちゅう)
2008年 日本 110分
監督 塚本連平(「時効警察」「サトラレ(TV)」「ルーキー!」)
原作 ママチャリ
脚本 福田雄一(「逆境ナイン」)
撮影 瀬川龍
主題歌 FUNKY MONKEY BABYS「旅立ち」
出演 市原隼人(ママチャリ)/ 佐々木蔵之介(駐在さん)/麻生久美子(駐在さんの美人妻・加奈子)/石田卓也(喧嘩の強いエロガッパ・西条)/加冶将樹(子沢山の長男・孝昭)/賀来賢人(医者の息子・グレート井上)/脇知弘(食いしん坊・千葉くん)/冨浦智嗣(後輩・ジェミニー)/小柳友(留年生・辻村さん)/石野真子(ママチャリの母・たみ子)/竹中直人(花火師の親方)/ガッツ石松(孝昭の父)/安藤玉恵(孝昭の姉)/片桐はいり(みどり屋)/酒井敏也(電気屋)/ 根岸季衣(バーバー吉田)/森崎博之(寺島先生)/坂井真紀(白井恭子先生)
メモ 2008.4.26(土)梅田ブルク7
あらすじ
時は1979年。今から29年前。インベーダーゲームが流行り、共通一次試験が始まった年だ。所は栃木県の片田舎。 仲間の石田が原付でちょっとスピードを出していたら、ネズミ捕りにひっかかった。犯人は、新任のはりきり駐在だ。何も無い田舎の一本道だよ? 駐在をちょい懲らしめようとみんなでやり返したら、おいたを笑って許してくれる敵ではなかった。「国家権力にはむかう、よからぬやから」とばかりに、倍にして返してくんのよ。
感想
「警察なめんなよ」とすごむ、日本一おとなげない駐在さんと、ガキのいたずらを繰り返すとんがってるけどかわいい高校生達のたあいない話なんだけどね、生きがいいんだ。
「日本って平和なんだな」としみじみ思った。マジ、幸せをかみしめたよ。その国でも、苦しんでいる人はいるわけで。 それは誰のせいでもないわけで。。。そこんとこもカラッって描けているノー天気な、楽しい映画であった。
お薦め度★★★★戻る

地上5センチの恋心 ODETTE TOULEMONDE
2006年 フランス/ベルギー 100分
監督・脚本 エリック・=エマニュエル・シュミット(「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」)
撮影 カルロ・ヴァリーニ
音楽 ニコラ・ピオヴァーニ
キャスト カトリーヌ・フロ(オデット「女はみんな生きている」)/アルベール・デュポンテル(作家バルタザール・バルザン)/ファブリス・ミュルジア(オデットの息子ルディ)/ニナ・ドレック(オデットの娘スー=エレン)/カミーユ・ジャピー(オデットの友達)
メモ 2008.4.15(火)晴れ シネ・リーブル梅田
あらすじ
デパートで化粧品の売り子をしているオデットは、夫に先立たれ息子と娘と娘のカレシと暮らしている。売り子の給料では暮らしが楽ではなく、夜は内職もしている。そんな彼女の楽しみは、作家バルタザール・バルザンの本を読むこと。今日は、お昼から休みをとってバルタザール・バルザンのサイン会に並んだ。作家の前に立つと緊張のあまり、「オ、オ、オ」・・・「オデット」と自分の名前を言えずじまい。まともなサインをしてもらえなかった彼女は悲嘆にくれる。しかし、ポジティブな彼女の事、気を持ち直し作家に愛たっぷりのファンレターを渡すのに成功する。一方、バルタザール・バルザンは批評家に「(頭の悪い)おんなが喜ぶロマンス小説。読むに値しない」とメタメタの酷評を受け、しかも妻がその批評家とねんごろな様子を目撃し、自殺を図る。一命を取り留めたバルタザール・バルザンは、オデットからもらったファンレターを読み、その「自分を崇めたてまつる」文章に心を動かされる。結果、彼女の家をおとずれたのだ。
感想
「幸せってなんだろな」、と見てたお話だった。
衣食住に不自由がなければ、脳内物質セロトニンだっけ?その分泌を促す事なんだな。人によってはスウィーツであったり、ショッピングだったり、好きなタレントのおっかけだったり、仕事だったり。その「自分にとって幸せなこと」が反社会的なイケナイ行動ではなく(ストーカーとか幼児ポルノとか)、人をまきこまず自己完結して(このあたりでおしゃべりとか囲碁将棋麻雀は少しムツカシイかな)、お金もあまりかからない(ブランド志向は難しい)事であれば、庶民はとてもハッピィだと思う。「幸せに感じること」を脳内に色々持っていて、しかも自分でコントロールしたいと強く思う。
という事で、さぼてんはこの映画の「現実的な」結末は、あまり賛成ではない。空想は空想のままの方がいいと思う。やっぱり、人は他人に認められたい誉められたい必要とされたい生き物なんだな(これを超越するのは、ほんまに難しい)。
お薦め度★★★1/2戻る

魔法にかけられて
2007年 米国 107分
監督 ケヴィン・リマ
脚本 ビル・ケリー
撮影 ドン・バージェス
音楽 アラン・メンケン
キャスト エイミー・アダムス(ジゼル)/パトリック・デンプシー(ロバート「グレイズ・アナトミー」)/スーザン・サランドン(ナリッサ女王)/ジェームズ・マースデン(エドワード王子「ヘア・スプレー」「X−MEN」)/レイチェル・カヴィ(ロバートの娘・モーガン)/ティモシー・スポール(ナサニエル「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」)/イディナ・メンゼル(ナンシー)/ジュリー・アンドリュース(ナレーション) サマンサ・アイヴァース
メモ 2008.4.5(土)晴れ 梅田ブルク7
あらすじ
アンダレーシア王国のエドワード王子は、森で怪物トロールから美しい娘を救う。娘の名前はジゼル。”運命の人”と出会い”真実の愛のキス”を待ち望んでいる乙女。一目で恋に落ちたふたりは、結婚を約束する。しかし、エドワード王子の結婚を阻止したい継母・女王メリッサが立ちはだかる。メリッサは、ウェディングドレスを着て、お城に駆けつけたジゼルを井戸に突き落とした!
突き落とされたジゼルが気づくと、アンダレーシアとは全く違う場所に来ていた。2次元から3次元へ平面から立体の世界へようこそ。そこでは人は多いしみんな急いでいるしで、誰もジゼルの話を聞こうとはしない。ジゼルは知らなかったが世界でもっとも有名な街・アメリカのニューヨークに落ちてきたのだ。ウエディングドレス姿の女性が歩いていても、誰も不思議に思わない場所。弱り目に祟り目の雨にうたれ疲れきったジゼルを救ったのは、6歳の女の子・モーガンだった。弁護士で6歳の娘に「おとぎ話なんてないんだよ」と諭す超現実派のパパを説得し、ジゼルを一晩家に泊める。