森田療法について

 森田療法とは、1919年に日本の精神科医である「森田正馬(もりた・まさたけ)」によって作られた心理療法です。特に、不安や緊張、具体的にはパニック障害や対人恐怖症といった症状に特に有効な治療法です。

 元々は、入院の形態で治療が行われていましたが、近年ではカウンセリングの中でも実施できるように治療法が工夫されており、
「外来森田療法」と呼ぶようになっています。

 この治療法のユニークな点は、「不安や緊張をあえて消そうとしない」ことにあります。不安や緊張はできれば無い方がよいと誰もが思います。しかし、心理学の知見からは、不安や緊張を消そうとするとかえって高まってしまうことが分かっています。森田療法では、不安や緊張を抱えながらも日常生活に取り組んでもらうことで、かえって不安や緊張からの「とらわれ」から解放される効果が期待されます。

 当オフィス代表の松浦は、この森田療法を専門としており、日本森田療法学会が認定する心理療法の専門資格を有しております。
 また、当学会において「第2回日本森田療法学会奨励賞(2014年度)」を受賞しております。
 不安や緊張のために日常生活に困難を感じておられる方に置かれましては、当オフィスに一度ご相談にいらして頂ければと存じます。
 (医療的な対応が必要な場合は、専門の医師のご紹介も可能です)