当オフィスの理念・支援方針

方針イメージ

当オフィスでは、以下に掲げる4つの理念に基づき、こころの健康に寄与する支援を提供させて頂く所存です。

1.専門性の高い支援を提供します
 当オフィスのカウンセラーは、心理学/教育学の博士号を取得しており、現在、心理職養成大学院で専門家の教育・指導にも携わっております。長年、心理臨床家として医療領域・教育領域・福祉領域・産業領域・私設心理相談領域など幅広い領域で経験を積んできており、特に、うつ病にて休職中の社会人に対する復職支援や就労支援、うつ病の心理療法、パニック障害や対人恐怖症などの不安症の心理療法、スクールカウンセリング経験を活かした不登校や発達に関する支援経験が豊富にございます。
 また、不安症・恐怖症の支援に効果が高い森田療法や、言葉に依らない芸術療法などの心理療法を実施可能なため、強い不安によって日常生活に支障を来している方や、かん黙など言葉を用いて話をする事が苦手な方やお子様などにも対応致します。
 このように、当オフィスでは各々の専門性を活かした様々なご相談に対応することが可能です。詳細は「カウンセラー紹介」のページをご参照下さい。
2.ご相談者のニーズを第一に考えます
 これまで我が国の医療・教育・福祉の分野では、“サービス”という概念はほとんど用いられておらず、提供される支援内容に関しても、“支援する側”から“支援される側”への一方向的な関係性の中で“教示”がなされる歴史が長く続きました。そのため、“サービス”の受け手である方々は、専門知識を持たない立場として、本来ご自身の中に備わっている“生きる力”や“人間の叡智”、“個性”を体感したり活かすことができないまま、“教示”された内容に従うことでしか支援を受けられない状況が散見されてきました。また、このような状況は、専門家に相談しに行く敷居をさらに高いものにしてしまっていたと考えます。
 府中カウンセリングオフィスでは、利用者である皆さまお一人おひとりの中にある“生きる力”や“人間の叡智”、“個性”を活かすことを基本理念に据え、ご相談者様のニーズに即した支援を真摯に提供させていただきたいと考えております。 
3.「説明」を丁寧に行います
 カウンセリング、心理療法は人の「こころ」という目に見えない対象を扱うため、例えば「腹痛に効くAという薬を服薬すれば体調が回復する」といった形で回復の手立てを説明することが一見困難なように思われます。しかし、人の「こころ」の在りようについて詳しく検討していくと、例えば不安や緊張が高い、うつ病が何度も再発する、または対人関係において自己主張が上手く出来ないといった各種の悩み事に対して、来談者様それぞれの置かれている状況を具体的に検討していく事で、その背景要因が推察できる場合が多くございます。
 そのため、当オフィスでは私共が行う支援に関しては、出来る限りその支援を実施する理由や意義を解り易くご説明させていただきます。近年増えている発達に関するご相談に対しては、各種発達検査・心理検査を用いて、来談者様の得意な面や苦手な面を把握し、より生活しやすくなるための方向性や見通しについて、解り易い所見書を作成し、ご説明致します。ご不明な点がございましたらどうぞ遠慮なくお尋ねいただければ幸いです。
4.「環境調整」も重視します
 例えば、残業が続きこころの調子を崩された方に対して、上司に労働時間の短縮措置を取っていただくことで調子が回復することがあります。また、次の仕事が見つからずに抑うつ気分に陥っている方々に対しては、ハローワーク等を活用した就職活動が抑うつ気分を緩和する可能性があります。さらには、身体疾患の治療が第一に必要な方の場合、適切な医療機関での治療を受けていただくことで、不安といったこころの負担感が緩和されることもございます。このように、カウンセリング以外の支援や協力を得て頂くことも皆様の支援に役立つ場合がございます。
 これらの点から、当オフィスでは地域の様々な専門性を有する支援機関や、ご本人の関係者様も含めた「環境調整」を大切にしたいと考えております。その際、個人情報が不要に伝達されることの無いよう、来談者様との丁寧な事前打合せに基づき、来談者様のご納得に基づく「環境調整」を進めていくように心がけます。

■心理カウンセリングの進め方

  • 初回時

    皆様のご相談内容やご希望をお伺いいたします。お話いただいた内容をもとに、当方が臨床心理学的見地から見立て、
    援助の方向性をお伝えします。

  • 2回目以降

    書面で面接契約を結び、週1回~月1回の面接頻度で(基本的には毎週の実施が理想です)、
    様々な気づきを得ていただけるよう、進めてまいります。心理検査や各種心理療法を用いる場合もございます。

  • 終結時

    当初のご相談内容の改善具合などを勘案し、皆様とご相談の上、終結時期を決定致します。

  • アフターフォロー

    理カウンセリングの終結後、必要に応じ月1回~半年に1回の頻度でアフターフォローを致します。