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2001年3月5日(月)
次回 3月12日(月)更新
NO_12

〈シナジー週間情報〉

〈旬の情報〉

 苺{いちご)は19世紀にヨーロッパから日本に伝えられました。しかし、当初はその鮮やかすぎる色合いが災いし、なかなか普及しませんでした。苺を私たちが食するようになったのはそれほど昔のことではないのです。

 この苺の「旬」は歳時記では6月ですが、実際には1月から収穫されています。しかしこういった“季節感”はもうないといって良いでしょう。12月のクリスマスシーズンから真冬まで、ほとんど1年中出回っているからです。これを可能にしたが「夜冷育苗システム」です。

 苺は苗のときに23℃以下の気温と、日の長さが8時間以下になるという二つの条件で花芽ができます。この性質を利用し、クーラーをハウスの中に設置、人工的に低温にし、さらに光を遮ることで早く苺に花芽を持たせるわけです。
例えば7月中旬に夜冷育苗ハウスを建て、下旬から低温にして期間わずか20日程度で花芽を出させます。これに花ができたころに蜂が花粉を媒介してようやく実をつけます。ちなみに蜂は19℃以下では飛ばないので花が咲く寒い季節にはハウスを温室にしています。

 結果的に花芽と蜂を「温度管理」という技術でダマすわけですが、食卓が豊かになるとともに、生産量も年間で2割増し、売上でも4割増となるのです。

 生鮮物の売上・利益の倍増は“鮮度管理”にあるという良い例の1つを上げさせていただきました。

 「利益」なくして「商(あきない)」は立たず、
 「もうけ」とは「信」「者」と書いて「儲け」となる。
 信用、信頼が商(あきない)の原点なのです。

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