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2001年2月5日(月)
次回 2月12日(月)更新
NO_08

〈シナジー週間情報〉

〈今、水産部門が危ない!〉

 年明けのスーパーマーケットのリサーチで生鮮部門(特に鮮魚部門)の余りにも惨めな売場・商品作りにとまどいを感じ、今後非常に大きな問題となるであろうことを提言させていただきます。

 全国のスーパーで、生鮮部門の中でも特に水産部門が深刻な問題「技能力・知能力」になっています。鮮魚部門の〈仕入力・販売力・調理技術力・MD〉は、ここ数年で急激な技術力の低下が見られます。本来スーパーマーケットという業務形態は総合力が消費者に支持され、一番の売上を勝ち取って来ましたが、今、食品はおろか生鮮でも、価格破壊・原価破壊と激安展開でなくては競争に勝てない時代となり、その弊害から立ち直れなくなっています。
 背景には、人事体系が職人・技術の優先にあり、商売の要である利益確保が困難になっているのです(原因は加工業者の進出にある)。
一例として、無理して刺身用の丸物を仕入れなくとも“フイレ”又は“ロイン”での仕入が可能であり、その楽な仕入に走った現在、もとの仕入れ形態に戻せなくなっているというものがあります。


〈利は元に有り〉

商売の原点をもう一度振り返り、人事制度を見直しすこと。また、専門職の育成をどのように組み立て直すかが最大のキーポイントとなります。
やはり基礎実践理論(OJT、OFFJT教育)の強化と教材作り、企画書(基準書)作り、そして、全ての〈マニュアル化〉(単純化・標準化)が絶対に必要となるでしょう(現状部門ごとの決め事(教科書)はない)。

 現状の現場を観察して鮮魚部門を把握してもらい、上記課題・問題の定義を確認し、徹底チェックできる体制を再検討する事が21世紀に生き残れる企業となるでしょう。
当社の
人材教育理念(NO.5…1月15日シナジー情報記載)をもう一度ご確認ください!

 

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生鮮教育のエキスパート
福原研究室