サティパッターナ・スッタ (Satipatthana Sutta) 大念住経 又は 大念処経


一 身体のサティパッターナ

2. 歩く・立つ・座る・横たわる   [ENGLISH]

そして、 歩いている 時には 「歩いている」 と自覚します。 立っている 時には 「立っている」 と自覚します。座っている時には 「座っている」 と自覚します。横になっている時には 「横になっている」 と自覚します。つまり、自分の身体がどのように動いているのか、止まっているのか、を自覚するのです。

このように、自分にとって 身体 は身体にすぎない、わたしのものでもなく、わたしでもなく、自分でもなく、現象にすぎない、といつも感じて生きるのです。 他人にとっても 身体は身体にすぎない、といつも感じて生きるのです。 自分にとっても他人にとっても 、身体は身体にすぎない、といつも感じて生きるのです。

身体が存在する原因と、身体が実際に存在しているのを、いつも感じて生きるのです。身体が存在する原因と、身体が実際に消滅するのを、いつも感じて生きるのです。 身体が実際に存在し、実際に消滅する のを、 原因 とともに、いつも感じて生きるのです。

つまり、魂でもなく、自分でもなく、わたしでもなく、身体のみが存在するという事実を、はっきりと自覚するのです。この自覚が、洞察や気づきを着実にもたらすのです。修行者は、渇望や 間違ったものの見方 から距離を置き、 世の中 の何ものにも執着しないで生きるのです。 * (注 )

これが身体は身体にすぎない、といつも感じて生きる方法なのです。

(歩く・立つ・座る・横たわる 了)



次項の 3. きちんと把握する はこちらからでも入れます。




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