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アンサンブル・アメデオ 第21回定期演奏会 パンフレットより
Ensemble Amedeo The 21th Regular Concert
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おとぎぞうし〜Fairy Tales〜
2005年1月22日(土)17時30分開演
於:文京シビックホール 大ホール
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ごあいさつ
本日はご来場戴きありがとうございます。
私どもアンサンブル・アメデオの定期演奏会も、昨年20回の節目を終え、いよいよ新たなサイクルヘと歩
みを進める奏となりました。
このアメデオ、未だに進化を続けております。演奏面での評価は皆様にご判断戴く事にしますが、メンバー
の数が増え続け、今年はなんと史上最大140名がステージに乗るという事と相成リました。合唱団ならいざ知
らず、楽器を弾く人間がこれだけ揃いますと、さすがに文京シビックホールのステージもぎりぎリ満杯の状態
です。この先これ以上大きくなったらどうしよう、とステージマネージャーの悩みも毎年毎年深まるばかりで
す。
さて、今回のプログラムは「おとぎぞうし:Fairy Tales」というテーマのもと、物語と密接な曲ばかりを選
びました。
まず前半のハイライトは、スタジオジブリ・メドレー。世界に名を馳せるスタジオジブリのアニメの世界で
親しまれた様々な音楽をお聴き戴きます。
そして今回このメドレーを一緒に演奏いただくゲストは、マリンバのアンサンブル「Fly(フライ)」の皆さ
んです。固定メンバーで演奏しているマリンバのアンサンブルがどれほどあるのかはよく判リませんが、プロ
のグループとして活動しているFlyの皆さんは、それぞれマリンバに情熱を燃やしていらっしゃる若さソロイ
ストばかりです。
最初マリンバ、と聞いて何となく判っている様な気ではいたのですが、実はシロフォン(木琴)やビブラフォ
ン(鉄琴)と勘違いをしていたりして、実際にマリンバを目にした時は、その大きさに結構驚きました。5オ
クターブもの音域があるマリンバ2台に2人づつメンバーが付き、更に合計8本の手にそれぞれ複数のマレッ
トを挟んで演奏するその音は、さながらひとつのオーケストラの様であり、その豊かな響きを、マンドリンア
ンサンブルとの初共演と共にお楽しみ戴けるのではないかと思います。
もうひとつFlyとの出会いをお話しておきますと、ある晩ほろ酔い機嫌で自由が丘の街中を散策していた我
らが小穴君、ちょうど路上ライブを行っていたFlyに遭遇し、その場で意気投合、一気に今回の共演の話へと
進んだ次第です。真に縁とは不思議なものです。
後半は、リムスキー・コルサコフの「シェヘラザード」をお贈りします。
この曲はアラビアンナイトを題材に作曲された色彩感溢れる管弦楽の名曲ですが、いつもながら、ヴァイオ
リン属の楽器では易々と出来る事が往々にして撥弦(弦をはじく)楽器であるマンドリン属、ギターには難物
であり、アメデオとしては大きなチャレンジとなりました。
しかし、世の中にはギター2本でこの曲を演奏している例(ギターの山下和仁、尚子兄妹:当然超絶技巧で
す)もあり、我々も負けじにと挑んだアメデオ版のシェヘラザードですが、原曲とは一味進った演奏をお楽し
み戴ければ幸いです。
最後にこの場を借り、いつも夜鍋仕事で編曲に取り組んでくれる小穴雄一君、及び仕事や家庭も時には投げ
打ってこの大所帯の運営を支えてくれるメンバー各位に謝意を表したいと思います。
アンサンブル・アメデオー同 代表 中村 亨
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