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  第20回定期
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アンサンブル・アメデオ 第20回定期演奏会
パンフレットより

Ensemble Amedeo The 20th Regular Concert
〜 Happy Anniversary! 〜
2004年1月24日(土)17時30分開演
於:文京シビックホール 大ホール
 


【 20 回の演奏会をふりかえって 】


編曲の歩み


 アンサンブル・アメデオのために編曲した作品を並べてみました。結構いろいろやりましたねぇ…来年はなにをやるので しょうか?夢は尽きないものです…

 「メリークリスマス」(これが最初だったような気がします。たしか第2回のクリスマスコンサートのときの終曲。結構盛 り上がったような気がします。そのときのアンコールが「サンタが街にやってきた」。そういえばアンダーソンの「そり滑り」もこのときでした。これってその後何回もアンコールでやりました。でもこれギターが超絶技巧でしたね。そのころからギターパートの工夫が始まったのでした。ぼくも少しは成長したような気がしますが…そうでもないか…と誰かが言っていま す…)

 その調子でメドレーものを続けて作りました。最初が「ディズニー」次が「サウンドオブミュージック」(これは長かったですね。やりたいものを全部詰め込んだら相当長い曲になってしまいました。そのあと光和小学校の合唱団と再演したときは、さらに長くなりました…)それで「日本のうた」と続きました。(やりたいものはなんでもやるっていう感じがにじみ出ていますね、このあたりは…)

 第9回ではスペインの特集を組みました。このころからお国巡りが始まります。アメデオの世界旅行っていうところです。 ギタリスト斎藤明子さんをお迎して「アランフェス協奏曲」をやりました。明子さんのギターは素晴らしかったですね!いまは軽井沢に在住とのことでお元気そうでした。「三角帽子」(ファリャ、これ感動しました。かなりはちゃめちゃでしたけど。全身全霊を投じるっていうのはああいう感じなのだろうと…)「スゥエーデン狂詩曲、夏至祭」(アルヴェーン、最初譜面が出たとき誰も弾けないんじゃないかっていう声が出てましたっけ…最後まで弾けないところもありましたね。)、「ペールギュント組曲」(グリーグ、第一組曲だけでなくアラビアの踊りと、ソルヴェーグの歌もいたしました。)「カレリア組曲」(シ ベリウス、これ結局かなりいい演奏になったような記憶が、とくに3楽章は颯爽としていました!)「過ぎにし春」(グリー グ、いい曲でしたね。でも、これどこかで崩壊したような…。)

 フランスものをということで「アルルの女」(ビゼー、これは第1組曲でした。もう一度やってみたいですね。)「マメールロワ」(こういうのはアメデオの路線にぴったりです。これも再演したいナンバーですね、いいものは何度やってもいいですから…)そして「惑星」。(よくやりましたね。著作権のことで心配していましたら、たまたまこの年に切れて許可がすんなり降りたのを覚えています。でも全部じゃなかった。これもいつの日にかまた再演したいですね。とてもいい曲でした。あのころはいきいきプラザという老人ホームの施設で練習していたのを覚えています。火星、金星、木星と海王星でしたっけ、冥王星だったかな?いわゆるマジシャンっていうやつで、結構苦労しました。大海原を行く海賊船みたいなのりが良かったですね。)この年に「魔笛」の序曲をやりました。(久々のモーツアルトは楽しかったですね。今度いつかモーツアルトばっかりの音楽会をやってみたいです。)

 そういえば「マザーグースファンタジー」の初演もこのときでした。(光和小学校の合唱団のうた声は素晴らしかったですね。心が洗われるようでした!共演は2年間かかってようやく実現しました。アンコールで「青い地球は誰のもの」を熱唱しました。作曲家富田勲さんには直接、編曲の許可をいただきました。この曲はそのあともたびたびとりあげましたが、アメデオのテーマソングになるくらいみんなのお気に入りの曲です。当時、光和小学校でのお別れ発表会でも演奏しました! このときのテーマは「Never ending journey to fantasy land」でしたが、これはいまでもずっと流れている路線のような気がします。

 「ハリーヤノシュ」(コダーイ、これもハンガリーのお伽ばなしでした。ショットという出版社の管轄で編曲の許可をとるのが大変でした。結局1回かぎりの演奏を条件に許可が降りました。編曲はこのあたりが結構大変です。それにしても八木 さんのチンバロンかっこ良かったですね。)「ローマの松」(レスピーギ、これも大曲でした。ジャニコロの松が素晴らしいかったですね!この年はイタリアの年でしたから「ナブッコ」の序曲もいたしました。)「ボエームパラフレーズ」(プッチーニ、個人的にはこれとても気にいっています。もう痛快っていう感じでのりのりでした。)

 次の年は日本の曲ばかりやった年。「木挽歌」(小山清茂、これもいい曲でしたね。作曲家小山さんの奥さんが終演後楽屋にいらっしゃいました。)「管弦楽のためのラプソディ」(外山雄三、これも外山さんにじきじきにお電話して編曲の許可を得ました。太鼓は揃っていますか?というアドバイスが印象的です。)

 次の年はロシアの特集でした。ロシア5人組の作曲家みんなの作品を並べるという企画。メインは「スペイン奇想曲」でした。(リムスキーコルサコフ)個人的には「ホヴァンシチーナの前奏曲」のほうが気にいっていました。(ムソルグスキー、トレモロがきれいでした。)このとき合唱団「白樺」と共演しました。合唱との共演のために5曲編曲しました。なかでも印象に残っているのが「はてもなき荒野原」でした。(ロシア民謡、かなしい歌で、涙がにじみました。)大好きな「ドムラの協奏曲」も再演しました。(ブターシュキン、荒涼としたロシアの大地にひとりたたずむという感じの名曲。)

 ロシアの次は「アメリカ特集」でした。このときの目玉はなんといっても小川典子さん。「ラプソディインブルー」(ガーシュイン、これは見事な演奏でした。)この年もかなり精力的に編曲しました。「舞踏会の乙女」「忘られし夢」(アンダーソン)「ホリデーフォーストリングス」(ローズ、この曲なかなかいいです。でも調がマンドリン向きではありませんでした。今度もしもう一度どこかでやる機会があったら、移調しましょうね…)そして「ウェストサイドストーリーメドレー」(バーンシュタイン、久々のメドレーでした。痛快まるかじり!)

 次の年はなんでしたっけ?そうそうなぜかフランスとロシア…コンセプトが乱れてきましたね…このあたり。でも松川さん(ソプラノ)をお迎えして呼吸することをみんなで覚えました。アンコールのシャンソン「愛の小途」は素敵でしたね。 「コッペリア」(ドリーブ)「オールベルニュのうた」(カントルーブ、これは素晴らしい曲です。まだまだたくさんいい曲が残っています。来年あたりやってみたいですね…これかなり本音です!)「小組曲」(ドビュッシー、これはちょっと心残りでしたね。)その年の目玉は「1812 年」(チャイコフスキー、亨くんはチャイコが好きみたいです。どうもそんな気がして、そういえばチャイコって結構やっていますよね。そうなるといよいよ「白鳥の湖」あたりをやるのかな…メルヘン路線にも ぴったりだし…)

 やれやれ、ようやく去年まで辿り着きました。去年もやりたい放題って言う感じでした。「おもちゃの交響曲」(レオポルトモーツアルト、おもちゃの楽器より角ちゃんがつくってくれた衣装のほうが目立っていました。)「子供部屋」(アンゲルブレシュト、これ個人的には一番気にいっている曲です。アメデオでは4回サマーコンサートをやりましたが、そのときにも弦楽だけのバージョンでやりました。すべてフランスの童謡の旋律に印象派の和声でおめかしたとってもお洒落な曲。でも地味でしたね…)「マザーグースファンタジー」(これ再演でしたけど、合唱団が変りました。できたての合唱団でしたが久我山小学校のこどもたちのうた声も天まで届くようでした!久我山小学校とはまた共演できるかな?今度はフランスの童謡あたりはどうでしょうか?)「魔法使いの弟子」(デュカ、これはアメデオ最大の難関でした。いろいろ難しい曲をやってきましたがこれは極め付けだったに違いありません。)「時の踊り」(ポンキエルリ、みなさん覚えていますか?これのディズニーのファンタジアの印象が強烈ですよね。あのピンク色のカバの軽やかなステップ!そう、ここでもファンタジーというコンセプトはつながっていました。それでこれはちょっと著作権的には問題になるのですが、アンコールでいろいろとやってしまいました。でもジョンウィリアムズには少なくとも2回は手紙を書きましたから無断ではなかったので許してください。告白すれば「ハリーポッター」「スターウォーズ」でした…

 というわけで、やはり長い年月だったように思います。これからは何が飛び出すのかまったく見当もつきませんが、夢が 尽きないということだけは確かなことです。また、メンバーのみなさんと話しあって構想を練っていきます。おそらく今宵 演奏会の終わったあと、このホールのすぐそばの旅館「朝陽館」で打ち上げの宴会でいろいろ話しが盛り上がることだろう と思います。というわけで、命の続く限り、アメデオの「ファンタジー構想」を大いに膨らませていきたいと思います!
(小穴雄一)


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