アンサンブル・アメデオ　第１９回定期演奏会 パンフレットより Ensemble Amedeo The 19th Regular Concert

〜未来のこどもたちへ〜 2003年1月18日（土）１７時開演 於：大田区民ホール　アプリコ

ごあいさつ

本日は我々アンサンブル・アメデオの第１９回定期演奏会にご来場いただき、誠にありがとうございます。
今回は「未来のこどもたちへ」と題し、様々なファンタジーの世界へと誘う曲を取り上げました。そのメインゲストは、正に未来へと羽ばたく才能豊かな子供たち、「杉並区立久我山小学校合唱団」の皆さんです。

アンサンブル・アメデオでは、かつて３回、練馬区立光和小学校合唱団と共演しています。1996年第12回演奏会で「マザーグースファンタジー」、1997年第13回演奏会で「サウンドオブミュージック」を、そして1999年第15回演奏会では「日本のうた」を、一緒に演奏してきました。
ともかく、1995年の秋に、初めて光和小学校の体育館で合唱団と練習をした時の驚きと喜びは忘れることができません。我々にとっても書き下ろしの曲は未だ自分のものになっていなかった時であったのですが、合唱団の子供たちは既に曲をほとんど暗譜していて、しかも素晴らしい表現力で歌いきり、我々を圧倒しました。
子供たちの持つ潜在能力は何と凄いものかと実感したのです。そしてこの子供たちの能力を十分に引き出した指導者が、当時光和小学校に勤務されていた日尾先生です。子供たちの素晴らしさは勿論なのですが、合唱団の代が替わりながらもその後続けて共演してきた我々にとって、日尾先生は忘れることのできない存在となりました。

月日は流れ、日尾先生がいつしか久我山小学校に転勤されたとの便りが届き、更にまた合唱団の指導に昔同様力を入れておられるとの報に接し、我々の中でムウムクとまた共演したいという気持ちが盛り上がってきました。昨年日尾先生と再会し、まず久我山小学校の校内行事である合唱団の発表会で共演させていただいたのですが、やはり想像通り、久我山小学校合唱団の皆さんは素晴らしい歌声を聴かせてくれました。
本日はこの久我山小学校合唱団の皆さんと共に、日尾先生と我々の思い出の曲である「マザーグースファンタジー」を演奏致します。子供たちの素晴らしいハーモニーを、客席の皆様のみならず、舞台の上の我々も味わい、楽しみたいと思います。

尚、この場を借りまして、今回の共演を快くお受け下さり、また練習場所の提供を始め惜しみない援助を戴きました久我山小学校の光田校長先生、学校の関係者の皆様、合唱団の父兄の皆様に、厚く御礼申し上げます。
また最後に、いつものように寝る間を惜しんで我々のために編曲を続けてくれた小穴雄一君にも感謝の気持ちを。

2003年1月18日
アンサンブル・アメデオー同

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