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アンサンブル・アメデオ 第19回定期演奏会案内状
Ensemble Amedeo The 19th Regular Concert



今年は寒いですね。12月に雪が舞うなんて、ほんとうに久しぶりのことです。でも、冬は寒いほうがいいですね。ぴりっと引き締まって、背筋がぴんとしますし、空気が澄んで景色もくっきりと見えます。

みなさま いかがお過ごしでしょうか。恒例のアンサンブルアメデオの演奏会のご案内です。第19回定期演奏会を年明け1月18日(土)に開催します。今回はいつもより開演時間が1時間早い5時となっています。少し早めにお出かけいただけると幸いです!そして、場所は新しいところに移ることになりました。蒲田駅からすぐの「アプリコ」というホールです。いままで開催してきた「ティアラこうとう」同様、音楽専用のホールで、音響効果では定評のあるところです。新しい器で、私たちのオーケストラがどのように響くのか、いまからとても楽しみにしています。

今年のテーマは「未来のこどもたちへ」ということにしました。ちょっとおおげさかもしれませんが、地球が未来永劫栄えてほしいものだという願いが込められています。未来のこどもたちに、音楽の尊さを伝えたい・・・そういう想いからです。

いろいろ調べてみますと、大作曲家が残した「子供のための作品」というのは、結構たくさんあるんですね。純粋に子供のために作られたものもありますが、子供のころを懐かしんで、そのころにかえってあれこれ思いを巡らせたというものも多いようです。

我々も最初は「子供のため」というコンセプトでプログラム作りに入ったわけですが、次第に自分たちも童心に返って無邪気にはしゃいでみたい、という思いにかわっていきました。ですから、今回の音楽会は、おとなのため、子供のため、みんなのためのものにしようということになりました。

1部は「子供のために書かれた作品」、2部は「子供たちに是非聴いてもらいたい曲」そんなふうにプログラムを構成してみました。1部最初の作品「子供部屋」は、フランスの作曲家アンゲルブレシュトがフランスの童謡の旋律を取り上げて子供のための連弾曲集に編纂したものです。全部でなんと6巻もあるんです!どれもチャーミングな曲ばかりですが今回は6曲取り上げてみました。2曲目はおなじみ「おもちゃの交響曲」。これはモーツァルトのお父さんの作品です。さまざまなおもちゃの楽器がにぎやかな舞台を演出してくれることでしょう。1部最後の曲は「マザーグース・ファンタジー」。イギリスの童謡をメドレーにしたものです。今回は久我山小学校の子供たちが共演してくれます。(ちらしの挿し絵は久我山小学校の子供の作品です!)久我山小学校には合唱団がありませんでしたが、昨年発足し、あっという間に80名くらいの規模になりました。校長先生が音楽大好きの方だということも大きいと思います。今年から区立の学校は土曜日が休みになりましたので、さまざまな課外活動が奨励されているようで、私たちもそれに一役買おうというわけです。合唱の発展に少しでも貢献できればという思いで押しかけたようなところがあります。子供たちとひとつの心になれる瞬間をめざして、おおらかにマザーグースを歌い上げたいと願っています。

2部は「時の踊り」「魔法使いの弟子」・・とくれば、ひょっとすると既にお気づきの方もおられるかもしれませんが、ウォルトディズニーの名作「ファンタジア」(といっても古い方のバージョンです)。もちろんそれを意識したものです。子供にとってディズニーは永遠の光を放っているといえます。ファンタジアは子供たちにクラシック音楽の楽しさを映像で教えてくれました。「春の祭典」の恐竜のシーンはいまでも鮮明に蘇えってきます。この曲、勢いよく決めたまではよかったのですが、これがやってみると難しいのなんのって、ほんとうに聴くのとやるのとではまったく違うんですね。でものりかかった船ですから、この際とことんやりぬく。これがアメデオの心意気というものです!(指揮者の亨くんの話しでは、この曲はオーケストラでも難曲中の難曲なんだそうです。アマチュアオケでは、ほとんどやってはいけない部類にはいるのだそうです。)というわけで、どこまであのミッキーマウスが箒の大軍と格闘するシーンを再現できるのか?このあたりが山場になることは間違いなさそうです。
2曲目で演奏する「トロイメライ」は、まさに幽玄の境地。動あれば静あり。これが自然の摂理というものです。そう、われわれは自然に棲息しているのだ、ということを忘れてはなりません。シューマンのピアノ曲集「子供の情景」のちょうど真中に位置する曲です。昔、ロシアの「オシポフ」というバラライカオーケストラでその演奏を聴いたことがありました。壮大な大地を思わせるようなバスバラライカの響きの上に、ほとんど聞こえないくらいのピアニッシモで旋律が奏でられていました。その音は、聞こえないくらいの音でしたが、確かな調べを伝えていて、凄まじいくらいの迫力でせまってくるものでした。
お伽の世界というのはきらきらと輝いていて、ときめきに満ち溢れていますが、かならず「恐れ」というニュアンスを孕んでいるものです。深い森のなかにはいったらもう2度と帰れない・・というようなことです。
ですから、アメデオの今回のプログラムも、そうしたメルヘンの掟にしたがって、そう、入ったら2度と元へは戻れないような夢の世界へとおつれします。「いきはよいよい、かえりはこわい」、子供のころ歌ったうたのように...みなさんはきっと「トロイメライ」で夢を見ることでしょう。その後はいったい何が起こるのか、そのあたりがお楽しみといったところです。忘れてはなりません!グリコのおまけ!そう、おまけがつきものでした。しかし、おまけの中身は...これは、ないしょの、ないしょ。昔からそう決まっています。

では、どうか、片道切符で蒲田へお越しください。一同、心よりお待ち申し上げています。

アンサンブル・アメデオ
小穴 雄一


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