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アンサンブル・アメデオ 第14回定期演奏会
パンフレットより

Ensemble Amedeo The 14th Regular Concert
後援 イタリア文化会館(イタリア大使館 文化部)
1998年1月24日(土)
於:かつしかシンフォニーヒルズ
  "モーツアルトホール"
 


ごあいさつ

 本日はアンサンブルアメデオ第14回定期演奏会に、ようこそお越しくださいました。
 今宵はみなさんとともに、イタリアへひとっ飛び!イタリアといえば、人気の「イタリア料理」ですね。スパゲティの基本は「アーリオ・オーリオ」。オリーブ油でにんにくを炒めて塩胡椒でさらっとパスタをからめる。パスタの茹で汁をまぶすのがコツですね。これで全体がさらっと仕上がる。仕上げはパセリのみじん切りをパラパラっとふりかけて、あっと言う間にできあがり!手際の良さが勝負ですね。こんな話をしただけですっかりイタリアの匂いでいっぱいになってしまいそうですね。唐辛子で仕上げれば、ペペロンチーノ、トマトで和えればポモドーロ。そして欠かせないのはピリッと引き締まった辛口のワイン。おつまみはやはりブルレスカ・アラ・ケッカ。ガーリックトーストにフレッシュトマトを乗せただけのシンプルな一品!パリッとした歯ごたえと、ひんやりトマトのマッチングが絶妙です。

 さて、ワインの話。ローマのトラットリアで偶然出会った幻のワイン「マンシーニ」。シチリア島の北側にある小さな島「サルジニア」産。もちろん白、辛口。弱発泡性で、コルクを抜いたとたんに、さわやかなくだもののような香りがたちこめます。あまりの旨さにすっかり惚れ込んでしまい、しっかりラベルを持ち帰ったのでした。さて、それ以来あちこち模索するも、これが一向に見あたらず、実に5年の歳月が流れたのでした。たまたま渡伊中の柳沢君にこのことを伝えたところ、やってくれました。去年の6月に一時帰国した際に一本携えてくれました。わくわくしながらラベルを比べてみると、わぁおう!なんとピッタンコ!ずばり大当たりではありませんか!感謝感激!めでたしめでたし!試飲ご要望の方は本邦輸入代理店「ヴィンテージ」にお問い合せください。(柳沢君には「イタリア便り」を寄稿いただきました。)

 料理にワイン、これこそイタリアの醍醐味ですね。ヨーロッパを旅しているとつくづく感じます。とくに北の国からイタリアにやって来ると、何が違うって・・・・なんといっても太陽の日差しが違います。やはりお陽さまが照ると野菜が育つんでしょうね。だから食材が豊かなんですね。素材がおいしいから料理もおいしい。ほんとうにおいしい!そこかのスタンドで絞っただけのジュースがおいしい!一杯で元気いっぱい!

 そして、イタリアは「歌」の国でもあります。みんな歌が大好き。だから素敵な民謡がいっぱいありますし、オペラの国でもあります。「イタリア特集」ということで、なにをとりあげようかと考えたら、出てくるのは「歌」ばっかりなんですね。いままでアメデオもいろいろな国を巡ってきましたけど、たまには故郷に帰ろうというわけで「イタリア特集」になったのです。そして、歌の国イタリア。ふぅーむ。ここで考え込んだら意外にあっけなく方程式は解けたのでした。つまり、マンドリンの魅力は「トレモロ」。トレモロは声に似ていますよね。歌詞なき歌をトレモロにのせて歌ってしまおうと・・・。自信のある方はどうぞどうぞ。ご一緒に遠慮なく歌ってください。自信のない方は、そうですね・・・・つぶやいたりしたらいかがでしょう。音楽は参加するがいいに決まってますから。

 ところで、イタリアにも立派な管弦楽作品がたくさんありました。終曲「ローマの松」はレスピーギの代表作。ローマのいたるところに点在する遺跡に向かって目を閉じると、遠い昔の群衆の声がこだましてくるような錯覚を覚えるものです。かつて栄華を極めた大ローマ帝国。それは都市文化のひとつのシステムの結晶でもありました。文化は栄え、やがて滅びる、歴史とは大きなうねりのようなもの。われわれ自身もあらたなパラダイムに対峙し、歴史のうねりに身をおいているのかもしれません。いまなお聳える「ローマの松」はどのような時代の変遷を映してきたのでしょうか。今宵アメデオが総力を結集して挑む「松」にご期待ください。

 本日はご来場くださいまして、ほんとうにありがとうございました。
 最後まで、ごゆるりとご鑑賞ください。

アンサンブル・アメデオ


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