『勇者王ガオガイガー』の正式な外伝漫画として、漫画雑誌『電撃大王』1997年12月号から翌98年4月号まで三話にわたって連載された(当時『電撃大王』は隔月刊であった)。公式年表の時系列にも組み入れられ、正式に第43.5話として認定されている。突如出現した漆黒のJアークは機界31原種と尖兵としてGGGに襲い掛かる。しかし、それに敢然と立ちはだかったのは白亜の巨船Jアーク…。Jアーク対Jアークというある種「夢の対決」が二人の「アルマ」を軸に展開する。
脚本・構成を竹田裕一郎氏が手がけ、作画を大森葵氏が担当。本編では表に現れなかったJアークと赤の星の戦士たちの誓いと絆と、それに基づいた戦いが遺憾なく描かれている。外伝オリジナルキャラクタである漆黒のソルダート・J−019と、彼が従えている女性型と思われる「アルマ」には連載当時から人気が集中し、その悲劇的な生き様は読者の涙を誘った。
1998年5月には同時期に『電撃大王』に掲載されていたアンソロジー漫画や、書き下ろしアンソロジー漫画と共に単行本『電撃ガオガイガー』にまとめられ、メディアワークスから発行された。また『外伝 エヴォリュダーGUY』と共に単行本にまとめられ、1999年11月『勇者王ガオガイガーFINAL
the
COMIC』として、同じくメディアワークスから発行されている。