木星の第3衛星。木星四大衛星のひとつで太陽系の衛星としては最大のもの。その直径は5216kmに達する。公転周期は7.16日。木星の磁気圏の中を公転しており、大気の存在は確認されていない。
その命名はギリシア神話に登場する少年「ガニュメデス」に由来する。トロヤ王とトロスの子で類希な美貌を誇っていた。あまりの美しさに神々が天上に連れ去り、ゼウスの侍童にしたという。一方ではゼウス自身が鷲になって連れ去ったともいわれている。
硬い氷の地殻、水あるいは比較的柔らかい氷の対流層(マントル)、ケイ酸塩のコアの三層構造をとっており、現在地殻内部は安定した状態にあると思われる。しかし、放射性元素の壊変による加熱、および潮汐加熱(イオの項を参照)が現在も惑星を加熱している可能性も提示されている。
表面は比較的年代の古い暗い部分と年代の若い明るい部分に大別され、多数のクレーターと5〜10km間隔の明暗界線と呼ばれている多数の溝がほぼ平行に数百kmにもわたり走っている。このような地形が生まれて経緯についてはいくつかの仮説が立てられているものの、はっきりしたことは分かっていない。
機界31原種の木星最終作戦において肺原種が融合し、他の原種衛星との連携により「クラインスペース」を形成。ジェイダー及びGGG艦隊を一時は封印するが、ジェイダーが脱出に成功。Jアークとの合流を許してしまう結果となり、Jクォースにより撃破される。