ディスクX

   マイクサウンダースナンバーが使用するサウンドディスクの一種で、普段はスタジオ7内のディスクホルダーに収納されている。マイクの指令によりホルダーから射出され、胸部のディスクトレイにセット、演奏される。
   ディスクXは他のサウンドディスクとは一線を画する存在である。というのも他のサウンドディスクは撹乱や支援といった目的に使用されるのに対し、ディスクXは純粋な破壊機能を持ったものであるからだ。ディスクXは特定のソリタリーウェーブの性質を記録した情報サーキットである。マイクはそれを読みとり、胸部のソリタリーウェーブライザーから放射する。ギラギラーンVV、スタジオ7によって増幅されたソリタリーウェーブは目標の固有振動数に同調し、他の物体に影響を与えることなく、純粋に目標のみを破壊することが出来るのである。機界四天王の生成したゾンダーメタルプラントに対して初めて実戦投入され、完成したゾンダーメタルをすべて破壊するという驚異的な戦果を挙げた。このディスクXは目標の固有振動数さえ把握しておけば、理論上破壊できないものは存在しない。マイクサウンダースナンバーはこのディスクXを演奏する機能ゆえに、開発国であるアメリカにおいて”Death Wepon”(死の兵器)に分類されているのである。
   ただし、ディスクXは他のディスクとは異なり、一度使用すると焼損してしまう消耗品であり、新たなディスクをプレスするにしても、少なからず労力と金銭を必要とする。そのため2006年現在ではいまだ量産体制が充分に整えられてはいない。またソリタリーウェーブの照射にはマイク自身に多大な負荷がかかることが既に確認されており、連続使用が出来ないという欠点もある。